【漫画】盗掘王 最新話(110話)までの全話ネタバレまとめ

ピッコマにて配信中のアクション漫画「盗掘王

毎週火・金に1話ずつ配信され、現在では第110話まで配信されています。

ここからは、盗掘王1話〜最新話110話までの全話ネタバレをまとめて紹介していきます!

↓31日間無料お試し期間あり↓ U-NEXTで好きな漫画やアニメを無料で楽しむ

【漫画】盗掘王のあらすじ

世界各地に現れた謎の「墓」。

その中には遺物と呼ばれる存在がいた。

遺物は人間に異能力を与え、その力を手に入れたある者は巨万の富を手に入れ、ある者は世界を我が物にしようと企んでいた。

遺物によって変わり始めた世界…そんなある日、嵐の如く現れ、次々と遺物を奪っていく者がいた。

人々は彼をこう呼んだ。「盗掘王」と。

凄惨な死から蘇った復讐の化身が繰り広げる痛快異能力アクション大作!

【漫画】盗掘王1話〜最新話(110話)までの全話ネタバレまとめ

ここからは、盗掘王1話〜最新話(108話)までの全話ネタバレをまとめてご紹介いたします。

【漫画】盗掘王1話〜最新話(110話)のネタバレ目次

下記の青文字をタッチすると、その話数のネタバレをチェックできます。

1話 2話 3話 4話 5話
6話 7話 8話 9話 10話
11話 12話 13話 14話 15話
16話 17話 18話 19話 20話
21話 22話 23話 24話 25話
26話 27話 28話 29話 30話
31話 32話 33話 34話 35話
36話 37話 38話 39話 40話
41話 42話 43話 44話 45話
46話 47話 48話 49話 50話
51話 52話 53話 54話 55話
56話 57話 58話 59話 60話
61話 62話 63話 64話 65話
66話 67話 68話 69話 70話
71話 72話 73話 74話 75話
76話 77話 78話 79話 80話
81話 82話 83話 84話 85話
86話 87話 88話 89話 90話
91話 92話 93話 94話 95話
96話 97話 98話 99話 100話
101話 102話 103話 104話 105話
106話 107話 108話 109話 110話

以下、盗掘王1話〜最新話までのネタバレ一覧です。

1話

物語の主人公・剛力遼河(ごうりきりょうが)は38歳の男。

ダンジョンの奥深くでモンスターに殺されそうになっているシーンから、盗掘王はスタート。

さかのぼること15年前。

当時(2025年)、地球のあちこちに墓が現れました。

その墓は大規模地震の発生直後に現れ、墓の中には”遺物”と呼ばれるものがありました。

遺物とはいわば、見えない力のようなもの。

そしてこの遺物の所有者はスキルを備えることになり、遺物を求めて墓に潜る人が続出。

遼河もその1人。

「考古学者の遺物」を手にし、世間に自らの存在を知らしめようとしたのですが、一歩遅かったのです。

先行者利益を得た人たちによって秩序が形成されており、遼河のような後発組が立ち入るスキがありませんでした。

ですが遼河は、発掘能力を評価され、TKBMという巨大企業にスカウト。

TKBMの会長・大河原泰政による手厚いサポートが受けられるようになったものの、仕事はブラックなものばかり。

中でもブラックな仕事が”盗掘”でした。

盗掘とは、近寄ることが禁止されれいる墓に侵入し、中にある遺物を盗む仕事。

遼河は盗掘団のリーダーとなり、数々の実績を打ち立てていきます。

ですが…

今、遼河は大河原のワナにハマっているのでした。

大河原は遼河たちに恐怖感を抱き、なんとかして排除しようとしたのです。

その結果、遼河は墓の奥でモンスターに襲われ大ピンチ。

部下たちは全員食べられて、残すは遼河1人。

すると、どこからか声が聞こえてきます。

遼河が声に反応すると、声の主は遼河にチャンスを与えました。

「一度、真の玉座に座ってみろ」

そして遼河が目を覚ますと…

とある施設の受付にいました。

しかも月日は2025年1月1日。

なんと声の主は、遼河を15年前にタイムリープさせたのです。

真の玉座に座ること=高ランクの遺物を先に手に入れること

そう考えた遼河は、持っている知識とスキルを活用し、遺物を手に入れようとするのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

2話

意気込んでいた遼河でしたが、いきなりおばさんから怒鳴られます。

どうやら遼河が高校生の男の子に手を上げて、怒鳴っているのはお母さん。

示談するのか?それとも事件扱いにして刑務所に入るか?

高圧的な態度で脅してきます。

とはいえ、先に絡んできたのは高校生。

遼河は高校生にもハメられてしまっていました。

やる気なさそうに聞き流していると、お母さんが振りかぶって遼河を殴ろうとしました。

が、瞬時に反応しお母さんの手を掴みます。

そして、お母さんに反論。

「先に絡んできたには息子さん。そのくせに示談金だの刑務所だの言うのはどうなんだ?」

と、

すると、それを聞いた高校生も飛びかかってきました。

しかし案の定、遼河に返り討ちにされます。

警察署内で暴れてしまった遼河は、そのまま留置場へ連れて行かれることに。

留置場の中でこれから先のことを考えていると突然、遼河の眼の前にウインドウが表示されました。

[盗掘屋 剛力遼河]

ショベルも扱えない不憫なスリ

さらにクエストウインドウも表示。

クエスト内容は「盗掘屋基本スキル4つを活性化」というもの。

今使えるスキルは「念探というもので、半径1m周辺のすべてのものがはっきり見えるものでした。

ウインドウをチェックしていると、格子の外から遼河の名前を呼ぶ男が。

その人物は金光健(かねみつけん)

健は刑事で、孤児だった遼河を弟のようにかわいがってくれた、いわば兄貴分の存在。

健のおかげで外に出ることができた遼河。

世間話をしたところ、まだ墓や遺物使用者は現れていないようでした。

健と別れて1人で道を歩いていると、4人の男から絡まれます。

これをチャンスと見た遼河。

4人を金づるとして見たのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

3話

遼河に絡んできた男の1人は新井圭(あらいけい)という名前で、暴力団出身の美術品ブローカーでした。

遼河は高校生の時、圭の下でお金稼ぎをしていたものの、待遇は激悪。

しかも20代までこき使われていました。

そして今、遼河は圭たちに反撃します。

「貯まってる給料と退職金、払いな」

そんな中、圭が持っているナイフが遺物であると気づきます。

普通なら墓で手に入れるものですが、時おり人間社会に遺物が紛れ込んでいることもあるのだそう。

ともあれ、遺物は遺物。

遼河は圭からナイフを強奪。

しかもスキルの恩恵もあって、ナイフの力を活用することができました。

遼河に一網打尽にされた圭たちは、給料と退職金を払うことを約束します。

さらに、仏像も無理やりもらって帰りました。

ただその仏像はかなり重要なものの様子。

圭の姉も「何が何でも取り返せ」というスタンスだからです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

4話

後日。

古美術館で仏像を売ろうとした遼河ですが、たった5000円にしかなりませんでした。

結局、売らずに持ち帰ることに。

すると、帰り道でいきなり念探スキルが発動。

仏像の内部から怪しい物質が検知された、というウインドウが表示されました。

そこで遼河はナイフで仏像を一刀両断。

中から出てきたのは液体型麻薬でした。

このことから遼河は、圭たちは美術品の中に麻薬を仕込んで取引をしているのでは?と推測。

そして健に連絡し、麻薬関連のタレコミをすることで報酬金をもらおうとしました。

一方そのころ。

圭の姉は仏像を奪われたという報告を会長にしています。

そこへ戻ってきた圭たち。

さらに、圭たちの後ろから健も現れます。

「麻薬密輸および流通疑惑の通報があった」

遼河からの通報を受けた健は、圭の姉の事務所にやってきたのです。

言い訳をする姉でしたが、千葉にある倉庫も差し押さえられており、もう逃げ道はありませんでした。

倉庫の部屋には一つ一つパスワードがかけてあったものの、遼河のスキル(人間離れした記憶力)によってすべて解除されていました。

ひとまず一件落着となったこのトラブル。

健から連絡が入り、報酬金1000万円がもう少ししたら振り込まれるとのことでした。

軍資金が手に入ったし、あとは大河原会長より先に遺物を手に入れるだけ。

意気揚々と帰路につくと、あるはずの家がなくなっていました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

5話

遼河が住んでいたマンションは、巨大な中に呑み込まれていたのです。

マンションの住民は大パニック。

当時の記憶をさかのぼった遼河は、当時仕事が終わってマンションに戻ったらすべて元通りだったとのこと。

つまり、誰かが墓を攻略すれば墓がなくなるということ。

今、目の前に墓があるなら、攻略しようとしている人物がいるはず。

そこで遼河は、見張りをしていた自衛隊から話を聞くことに。

ただ、自衛隊は何も話をしてくれません。

しかも本来なら、出動するのは警察のはず。

にも関わらず武装した自衛隊が出動するということは、この時点で遺物の存在を把握している可能性がありました。

自衛隊に対し意見を述べたところ、間もなく墓を爆破するという情報を得ることに成功。

海外から専門家を招いて爆破するとのことでした。

海外から日本に来ていたのはアメリカCIA所属・リンダ・ウォーカー

「日本政府はまだ墓のことを知らないんですよね?」

と話をしています。

相手からは、墓を調査しできれば遺物も確保するんだ、と指示が出ました。

リンダが電話を切ると、何者かが声をかけてきました。

その人物の名前は劉建志(りゅうけんし)

中国発掘団所属の男です。

2人の目的は遺物。

その様子をのぞき見していたのが遼河。

アメリカと中国は世界の中でもいち早く遺物の存在に勘付き、調査をはじめた国でした。

他国の墓を調査するという名目で、中にある遺物を持ち出していたのです。

とはいえ、今ある墓は爆破されるはず。

なのに墓の前で話をしているということは、まだ墓の中に専門家はいないはず、と遼河は推測しました。

先手を取ろうと動くと、足元に「トゥームグリフ」という文字を見つけます。

古代文字のようなもので、墓のあちこちに記されており、遺物のことが書かれているのだそう。

つまり、トゥームグリフを解読できれば、墓の地図や罠の配置などがすべてわかってしまうのです。

遼河がトゥームグリフを読もうとすると、ウインドウが表示。

<優れた解読家>という称号と、新たなスキルを習得。

さらに盗掘屋の基本スキルである言語学が活性化しました。

これにより、基本スキル4つのうち2つが活性化。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

6話

碑石をナイフで切りつけた遼河。

警告ウインドウが表示され、強力な瘴気が発生し爆発するというメッセージが。

爆発の光を見たリンダと劉は、墓の入口が開いたサインだと捉え、一気に走り出します。

2人が墓に入った音は、遼河のもとにも届きました。

そこで遼河はトゥームグリフを参考にし、罠を仕掛けることに。

その罠とは水流でした、

劉とリンダは大量の水に呑み込まれ、流されてしまいます。

墓の奥へと進んでいく遼河は、大きな水辺にたどり着きました。

そこにナイフを投げ入れると、巨大な蛇が出現。

蛇は遼河に尋ねます。

「お前が落としたのは金のナイフ、銀のナイフのどちらだ?」

童話にある質問ということもあり、遼河は素直に「どちらも俺のものではない」と回答。

すると案の定、蛇は遼河が落としたナイフを提示してきました。

しかし遼河は、すぐにそのナイフを受け取りません。

本当に自分のものか確認するため、蛇の口に手を伸ばします。

すると…

ナイフを手にした遼河は蛇に切りかかりました。

「試練をクリアしたはずなのに、なぜ切りかかる!?」

と戸惑う蛇。

確かにクリアしたけど、何事もなく報酬をくれる保証はない。

15年のアドバンテージがある遼河は、墓や遺物の特性をすべて把握していました。

そして、蛇を屈服させるべく、さらに攻撃を仕掛けていきます。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

7話

「支配力」で遺物の屈服を試みる遼河。

遺物は一方的にやられ、何も手出しができません。

結果、遺物はそのまま遼河に倒されてしまいました。

遼河は<墓攻略を経験した者>という称号と新しいスキルを習得。

さらに盗掘屋基本スキル 墓発掘が活性化。

これで4つの基本スキルのうち3つが活性化しました。

また、称号<卑劣な遺物脅迫者>の称号も獲得。

この称号は支配力がアップ、親和力がダウンする効果があります。

詳細を確認していると、劉とリンダも水辺に到着。

遺物が倒されているとはつゆ知らず、水辺から遺物を呼び出そうとします。

隠れて見ている遼河ですが、どうにかしてこの場から脱出しなければなりません。

とはいえ、ナイフの消耗も激しく、使用回数はあと50回弱しかありませんでした。

そこで遼河は考えます。

小石を投げ、そこに侵入者がいると2人に勘違いさせたのです。

まんまと術中にハマった劉とリンダ。

そのスキに遼河は「遺物よ墓を閉ざせ」と唱えました。

すると、みるみるうちに墓が崩れていき、出口が塞がれてしまいます。

焦る劉・リンダをよそに、ゆうゆうと墓を脱出する遼河なのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

8話

圭の部下たちがギャラリーを訪れ、これから先のことを話し合っています。

大兄貴と社長が捕まったとなると、この仕事はもう続けられない。

こうなったのはすべて遼河のせいだ。

そんな話をしていると、部下の1人・呉羽昇る(くれはのぼる)のスマホに電話が。

相手は遼河本人でした。

遼河は高圧的な態度で昇に接します。

そして、ラスベガスで開かれる世界最大のオークション・マイダスに来いと命令。

そこで指定の品物と落札価格、さらにJKジャック・ケイマンという人物について調べてこいとのこと。

ジャック・ケイマンという名前は、大河原がよく使っていた偽名。

元部下のくせに!と反論する昇でしたが、遼河は容赦なく脅しをかけ、昇たちを強引にマイダスに向かわせるのでした。

一仕事終えた遼河は、今日も遺物狩りに向かいます。

その道中で、気になるニュースを目にします。

それは墓が出現する前兆のようなものでした。

するといきなり、劉が声をかけてきます。

「狭い通路でいつまでも突っ立ってるんじゃない!」

と、

劉の姿を見つけた遼河は、近くに墓が出現することは間違いないと確信を得ます。

そして、言語学を活用して中国語で対応。

これには劉も驚き、さっきまでの高圧的な態度とは別人になり、低姿勢な態度になりました。

しかし、遼河はすぐ日本語に戻します。

テキトーに劉をあしらい、その場を去っていきました。

ただ、劉が遺物を隠し持っていることはしっかりと把握して…。

コンビニの外に出ると、激しい物音が鳴り響きます。

どうやら墓が現れようとしている様子。

劉のスマホにも連絡がきています。

さらにこんな連絡も。

「金の斧、銀の斧を奪った日本人が近くにいると、予言に出た。そして君は酒に注意しろと出ているそうだ」

劉は先ほど、遼河の缶ビールの泡がかかったことを思い出します。

つまり、この予言に出ていた日本人とは遼河のことだったのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

9話

すぐさま遼河を追いかける劉。

電話の相手には、すぐ次の予言も解読して送ってくれ、と言いながら。

その頃、遼河は一足先に墓に向かっています。

墓の周辺には凶悪なオーラが漂っている様子。

そんな時、背後から劉がやってきて、銃口を遼河に向けて「動くな」と命令。

しかし突然、ドーン!という大きな音が鳴り響きます。

すると遼河のウインドウにも警告メッセージが。

強烈なオーラが溢れています。上に向かって爆発します。

次の瞬間…

周囲に激しい光と衝撃が。

同時に墓も出現し、折れた刀があちこちに散らばっています。

遼河は以前、この墓に来たことがありました。

日本棟「村正」の遺物の墓

村正は戦国〜江戸時代にかけて人気を博した刀工。

しかし、江戸幕府の将軍・徳川家康と村正には因縁があったのでした。

そのため家康は、すべての村正の破棄を命じました。

それ以降、村正は”呪われた妖刀”として語り継がれるように…。

遼河が村正の回想をしていると、ウインドウにさらなる警告文が。

  • 遺物の凶悪なオーラにより体が冒されています
  • 皮膚に直接的な影響が出ます

皮膚を見てみると徐々に影響が出ている様子。

すぐにクリアしたいところですが、またしても背後から劉に脅されます。

ただ遼河は怯みません。

「撃ちたきゃ撃て」

そう言って挑発すると、劉は銃口を遼河の足に向け引き金を引きました。

すると、銃が暴発。

遼河いわく、墓の中では現代の武器が通用しないとのこと。

遺物は人間が”楽”することを許さないからです。

しかし劉は疑問に思います。

「なぜそのことを知っている?」

と、

ただ遼河は劉を一捻りすると、そのまま墓へ向かっていくのでした。

ちゃっかり劉のリュックの中身も強奪して。

これにより、遼河は新たな称号<小賢しい手癖>とスキルを習得。

盗掘屋の基本スキル「手癖」が活性化し、これで4つの基本スキルすべてが活性化しました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

10話

墓では1人の女の子が、何かに取り憑かれたように狂っています。

周りが声をかけても聞こえておらず、今にも襲いかかってきそうな剣幕。

遼河が見たところ、彼女はやはり取り憑かれており、彼女が持っている短刀で斬られた人も取り憑かれるだろう、とのこと。

これは”ねずみ講”のような罠。

取り憑かれる人間が増えるほど勢いも増して行き、ねずみ講のような形で進行していくのです。

しかし、生贄を捧げれば橋がかかり助かることができるという、犠牲型罠でもありました。

遼河は崖の上から下に呼びかけ、誰が下に落としたのか?確認します。

下の人間いわく、罠を仕掛けたのは劉。

遼河は崖を一気に下り、劉から盗んだ遺物「荒縄」で女の子の動きを封じようとします。

すると、見事捕獲に成功。

しばらくすると女の子は正気を取り戻し、遼河は他の人たちも連れて一緒に行くことに。

その頃、劉は…

「みんな片付け村正の部屋まで見つけた」

と意気揚々です。

部屋には折れた刀がたくさんありましたが、どれも”なまくら刀”ばかりで、肝心の村正は見つかりません。

そんな時、劉が崖の下に落としたはずの人たちがゾロゾロやってきました。

もちろん遼河も。

劉は大勢の男に囲まれ、ボコボコに。

その様子をほくそ笑みながら見つめる遼河。

そして、金の斧の効果を使い、なまくら刀の中から村正を見つけ出すのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

11話

墓から脱出した遼河は、とある実験を試みることに。

しかし、カバンの中の村正がやかましく集中できません。

イラッとした遼河は、村正を容赦なく洋式トイレにぶち込みました。

村正を手にした遼河の右手には、痛々しい火傷のような跡が。

「10人の血を吸わせろ」

と要求した村正でしたが、遼河は支配力によって村正を支配。

その代償としてキズを負ったのです。

そして、強い遺物になるほど代償も大きくなり、このままでは遼河の体が持たない可能性も…。

このタイミングでウインドウもが表示され、ミッション報酬が支給。

その前に2つの選択肢が提示されました。

  • 支配の道
  • 親和の道

遼河が選んだのはもちろん「支配の道

その後、パチンコ玉のようなミッション報酬が支給されました。

この時点では、報酬の名前やランクはわかりませんでした。

ただ飲み物ということもあり、すぐさま口にする遼河。

すると、瞬時に右手のキズが完治!

そして、耐性(免疫力)の存在を認識したというメッセージがウインドウに表示。

一方その頃…

中国遺物発掘団首脳部会議室では、1人の男が罵声を浴びせられています。

中国にドロを塗ったのはお前の部下のせいだ、と。

彼の名前は張志明(ちょうしめい)

中国発掘団の統括です。

張は上の人間に対し、色々と弁明。

  • 不完全ではあるけど、劉が遼河と接触したことでマーキングできるようになった
  • 主人以外にも未来記(預言書のようなもの)を扱えるように研究中

などなど。

その結果、もう一度だけチャンスをもらえることに。

場面は切り替わり遼河の部屋に。

遼河のスマホに呉羽から電話が。

呉羽はオークションの参加者リストをすべて確認し、JKという人物が3人いることを報告。

遼河は自分もアメリカに向かおうとするのですが、ウインドウにこんなメッセージが。

「S級遺物にマーキングされました。あなたの未来が読まれています」

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

12話

未来記を手にした人物は、佐々木由香(ささきゆか)という女子高生。

そんな彼女に声をかけたのが中国発掘団でした。

中国発掘団は由香と専属契約を結び、多額の報酬も渡しました。

そのおかげで由香の家族は貧乏生活を抜け出し、裕福な生活へと一転。

そして未来記を手にした中国政府は多くの遺物を手にしていくのですが…

なんと、由香は殺害されてしまったのです。

より優秀で、予言系の遺物を扱う人物によって。

場面は切り替わり羽田空港。

遼河はどこかに向かって飛び立とうとしています。

その頃、由香は今日も未来記を読む時間でした。

しかし由香が未来記を開くと、自分が死ぬという文字がびっしりと浮かび上がっています。

「これは剛力という男のせい!劉もあいつのせいで…」

そう言って取り乱す由香。

周りのおかげでなんとか落ち着きを取り戻し、黙って殺されるワケにはいかないと、作戦を企てるのでした。

場面は福岡空港に。

遼河は福岡空港で寿司を食べています。

そして由香の予想通り、未来記に挑発をしていました。

「必ず反応があるはず。マーキングもされているんだから」

と思っていると、周囲が中国軍人に囲まれていることに気付きます。

そして、寿司屋の女将として由香が変装し、寿司を運ぶのでした。

すると…

大好きなアイドル以上に遼河がイケメンだったため、一瞬にして由香は遼河のファンに。

由香の予想外の行動に、軍人たちは慌てます。

「もしかしたら作戦かもしれない」

と思いながら、とりあえず見守ることに。

遼河は由香とスマホの文章でやり取りをします。

中の様子がわからない軍人たちでしたが、いきなり目の前のテーブルが音を立ててひっくり返りました。

そして、荒縄で捕獲されてしまいます。

遼河は予め、荒縄を罠として設置していたのです。

軍人たちを放置し、遼河は由香と一緒い店の外に出ていくのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

13話

遼河はうまく由香を丸め込んでいました。

しかし、油断している由香を脅し、携帯を破壊。

「この人、怖くない」

と感じていた由香ですが、豹変した遼河の態度を見て一気に怖がります。

その後2人は個室カフェで話をすることに。

遼河は荒縄で由香の手を縛り、こう言いました。

「未来記を出せ。見えるままにすべてここに書き写せ」

言われた通りに未来記を書き写す由香。

由香は未来記をあげるからと言うのですが、遼河は受け取ろうとしません。

というのも、未来記はS級の遺物。

金の斧・銀の斧がB級、村正がA級。

支配力で支配するとなると、かなり高いリスクが考えられたからです。

すると、張たちも個室カフェにやってきた気配が。

気配を感じ取った遼河は、未来記が書き写されたノートを手に取り、さらに未来記にナイフを突き刺します。

その瞬間、由香は意識を失い倒れてしまいました。

さらに、遼河は<乱暴な遺物破棄者>の称号を取得し、支配力がさらにアップ。

ついでに、遺物感知力もアップし、念探スキルもランクアップ。

そして、<巨人狩人>の存在を認識。

と同時に、張たちが部屋に入ってきました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

14話

銃を突きつけられる遼河。

しかし、アイテム「婦女子が売るおいしい餅」を使い、その場から瞬間移動。

その餅には張の部下が群がってきて、遼河を追いかけることができません。

餅の効果は敵の幻惑と、使用者の瞬間移動。

難なく張の手から逃れた遼河は、ゆっくりと未来記に目を通します。

その中に気になる記述が。

1月

地下で機が熟す。欲望の園へ向かえ。そこから世界を混沌に陥れる大厄災の凶兆の兆し

前半はラスベカスの地下オーディション・マイダスを指しています。

気になるのは後半部分。

これは”大古墳化”を刺す言葉だろうと、遼河は推測しました。

しかし、遼河の記憶では、大古墳化が発生したのはもっと後のこと。

となると、地下オーディションに神クラスの遺物が現れる予言かもしれない、と考えました。

その頃、中国発掘調査団対策委員会では、由香と張について話がされています。

由香は意識を取り戻したけど衰弱している。未来記は破壊された。張の部下たちは争い合って負傷。

そして、会議の様子をとある女性が監視しています。

その女性はTKBMの一員のよう。

女性は電話でTKBMのスタッフとやり取りをしていました。

場面は切り替わりアメリカ・ラスベガス。

遼河は呉羽たちと合流。

そこで遼河はJKというイニシャルを使っている、3人の人物の資料に目を通します。

その中には大河原の偽身分証のコピーもありました。

「このオークションに大河原が来ている。つまり神クラスの遺物が出品される可能性がある」

確信した遼河は、数十億単位の金を手にするべく、街へと繰り出すのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

15話

スロットでどんどん金を作っていく遼河。

イカサマを疑われるほど。

しかし、遼河はイカサマをしていました。

金の斧の形を変え、ジャックポットで大当たりする台に座っていたのです。

その結果、遼河は一生使っても使い切れないほどの金をゲット。

ただ、トラブルの匂いが…。

金の斧が財宝を見つける効果があるのに対し、銀の斧はその財宝を狙う敵を探知する効果がありました。

そして次のカジノに足を踏み入れた瞬間、銀の斧が反応。

カジノの中では客とスタッフが争っていたのです。

墓が現れる前兆なんてないのに…

すると、1人の金髪美女が歩いてきました。

彼女の姿を見た遼河はすぐにカジノから退出。

彼女の名前はアイリーン・ホルトン。

カジノ内の争いの原因になっており、正体は金融財閥ホルトン家の末娘。

さらに神クラスの遺物を所有する、通称・破産王。

彼女の近くに存在する人・企業は、事あるごとに災いが訪れるという噂があるほど。

しかし厄介なことに、遼河はアイリーンから声をかけられました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

16話

アイリーンの厄災はすぐに訪れました。

  • 遺物が致命傷を負ってしまい、使用回数(耐久度)が低下
  • 運が悪くなり、何をやってもうまくいかない
  • すべての実績が悪化

そしてアイリーンは、ジャックポットを当てまくっている噂を聞き、わざわざ遼河に会いにきた様子。

「ジャックポットの秘訣を知りたい」

そう尋ねるアイリーンでしたが、遼河はふと疑問に思います。

アイリーンは超がつくほどの大金持ち。そんな彼女がジャックポットの秘訣を知る必要はあるのか?と。

遼河は何も答えることなく、すぐさまその場から去っていくのでした。

そして、1人で再びオークション会場へと向かいます。

オークション会場に入ると「お前は場違いだ」と声をかけてくる男が。

彼の名前は伊藤拓哉。

大河原会長の右腕であり、婿候補の男です。

「伊藤がここにいるということは…」

遼河の予想は的中。大河原もオークション会場に姿を現していました。

15年後の屈辱を晴らすべく、遼河はオークションで何がなんでも遺物を奪ってやると決意します。

しかし…

またしてもアイリーンがやってきました。

アイリーンの登場とともに株価は暴落、金をなすく人が出るなど、オークション会場はパニック状態。

アイリーンは人混みの中から、すぐに遼河を見つけ出します。

そして、遼河にこんな相談をします。

「私の周りにいる人は全員不幸になってしまう。私もあなた(遼河)みらいに幸運の持ち主になれたら、周りを幸せにできるかもしれない」

すると、遼河のウインドウにメッセージが表示されました。

<耐性>が活性化、耐性数値がアップ

このおかげで遼河は、アイリーンの厄災の効果が大幅に軽減。

遼河は、自分の厄災が軽減し、なおかつ周りには厄災を与えられるなら、アイリーンを利用しない手はないと考えるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

17話

アイリーンを引き連れオークションに参加する遼河。

アイリーンが参加している影響もあり、会場はガラガラ。

参加者のうち2/3ほどが、不幸を収集することでいっぱいいっぱいになっていました。

肝心の大河原はというと、工場で火災が発生したにも関わらず、オークションに参加しています。

やはりオークションで狙っている遺物がある様子。

一方、一緒に参加しているアイリーンは安堵の表情を見せます。

これまで真面目に話を聞いてくれる人がおらず、遼河が唯一相談に乗ってくれたからです。

すると突然、遼河のウインドウにこんなメッセージが。

「遺物のオーラが強くなります。相手の遺物の力が爆発的に上昇します」

なんと、アイリーンの気分がよくなればよくなる程、不幸の力も比例して強くなるのです。

いくら耐性がある遼河ともいえ限度があり、所有している遺物も悲鳴をあげ始めました。

耐性スキルもどんどんアップしていくものの、このままでは遺物がすべて壊れてしまう…。

危機を感じた遼河は、アイリーンの落ち着きを取り戻すために諭していきます。

ただ、アイリーンの特性を把握した遼河。

アイリーンの気分をコントロールしながら、落札者への影響もコントロールできるようになりました。

そしてそのおかげで、目的の遺物を落札することに成功。

いくつかは大河原に持っていかれる形になりましたが、結果としては上々。

しかし、未来記にあった予言「神クラスの遺物」は出品されず…。

アイリーンとともに会場を去ろうとした時、ようやく最後の目玉商品が出品されました。

すると、大河原の表情も一変。

この商品こそ、大河原の狙っていた遺物だったのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

18話

財力ではどうしても大河原に勝てない遼河。

そこで遼河はアイリーンに交渉を持ちかけ、落札資金をアイリーンに出してもらうことに。

そのおかげで入札額は一気に2億ドルまで跳ね上がります。

大河原もなんとか食いついてきますが、アイリーンはまだまだ余裕そうな表情。

しかし、大河原の相手は大富豪。

結局はアイリーンが5億ドルで商品「不老草」を落札しました。

遼河はアイリーンから不老草を受け取る代わりに、問題を解決するという役を担うことに。

「あなたが持っている”ある物を僕に渡せば、すぐに問題は解決する」

思い当たる節がなかったアイリーン。

所有物も一回すてて見たけど、全く効果がなかったと話します。

それならばと遼河は、体にタトゥーが現れなかったか?と質問。

するとアイリーンはスマホを差し出し、体に現れたタトゥーの写真を遼河に見せました。

これにより、アイリーンの遺物は「寄生形」と判明

そのため、今すぐに問題を解決することはできませんでした。

遼河は連絡先をアイリーンに渡し、一緒に問題を解決していこうと提案。

そして、都合のいいようにアイリーンを利用しようと考えるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

19話

別行動をしていた呉羽たちが、遼河の金を持ってとんずらしようとしています。

しかし残念ながら、金の斧の効果によって、すぐ遼河に見つかってしまいました。

当然ながら呉羽たちに罰を与える遼河。

先ほどのオークションで落札した「ハムラビ法典」を使い、呉羽たちに罰を与えました。

今すぐには罰はくだらないけど今後、遼河を裏切るような行動をすると、すぐに罰がくだる。

つまり、遼河と呉羽たちは完全なる主従関係が結ばれた形。

呉羽たちはこれにより、これからも遼河と共に行動をすることが義務付けられました。

翌日。

遼河は呉羽たちに、不老草の管理を命じました。

呉羽たちは親和力が高いようで、植木鉢に植える作業も順調に進めていきます。

その前、遼河は支配力で不老草を支配しようとしたものの、手にした瞬間に暴れられて何もできませんでした。

どうやら不老草は、親和力の高い人間を好むよう。

つまり、親和力の高い呉羽たちは管理役にピッタリだったのです。

そんな時、遼河のスマホに大河原から電話が。

大河原は不老草の取引を望んでいたようですが、遼河は話を聞くことなく、すぐ電話を切りました。

そして大河原は、伊藤に邪魔されなければ落札できていたのに…と小言を言います。

「このままでは今後が危ぶまれる」

そう感じた伊藤は自ら責任を取るべく、不老草を奪い取ろうと企みました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

20話

伊藤は隠れて遼河の追跡を行うことに。

遼河は銀の斧の効果で、すぐ伊藤の追跡に気づき、罠を仕掛けます。

そしてついでに、伊藤が所有している遺物も奪い取ってやろうと考えました。

バーにおびき寄せ、伊藤が声をかけてきたタイミングで遼河も反撃。

伊藤は挑発に弱いため、遼河はどんどん口撃をしていきます。

「昨日いたっけ?」
「金魚のフン」

などなど。

伊藤は頭に血が上ると支配力が低下し、遺物を使いこなせなくなります。

その特性を利用しようと考えたのです。

そして案の定、怒りのボルテージが上がった伊藤は、遺物を手にしても効果が発揮できす。

結局、遼河に奪い取られてしまいました。

しかも遺物の効果により、バーの外で問題行動を起こして、逮捕されるというオマケ付き。

伊藤は大河原だけでなく、TKBM全体のブランドにも泥を塗ってしまうのでした。

とはいえ、大河原は遼河の追跡を辞めません。

なんとしてで不老草を奪い取ろうと画策します。

後日。

日本に帰ろうと空港に向かった遼河と呉羽たち。

今、遼河が所有している遺物は、

  • エジプト葬儀屋のナイフ
  • 金の斧
  • 銀の斧
  • 荒縄
  • 村正
  • ハムラビ法典
  • シェークスピアのペン
  • マリー・アントワネットのネックレス
  • 始皇帝の不老草
  • 伊藤から奪ったゾンビパウダー
  • 粟の遺物
  • ホメーロスの眼鏡

こんなにたくさん。

そんな時、TKBMの専属弁護士・野上雅子が遼河に声をかけてきました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

21話

カフェに移動し、2人きりで話をする遼河と雅子。

雅子は遼河に対し、TKBMとの専属契約の提案をしてきました。

契約金は前払いで1億ドル、月給も支払うというもの。

しかし遼河は、契約を結ぶはずもなく。

雅子も強気な姿勢で意見してきますが、遺物「ゾンビパウダー」を見ると冷や汗が。

そして遼河はゾンビパウダーに手をかけ…。

「まさか人前で遺物を使うなんてあり得ない」

と思っていた雅子ですが、遼河はそんなの関係なしにゾンビパウダーを使用。

しかし雅子にはゾンビパウダーの効果がありませんでしたら。

どうやら支配力が高いようで、ゾンビパウダーよりも強力な遺物を持っていそう。

そして雅子はウォーターキャノンを発動!

遼河はハムラビ法典で対抗し、雅子は自分が放ったウォーターキャノンで自爆してしまいます。

さらに銀の斧を使って、雅子が持っている遺物をすべて破壊しようとしました。

その結果、雅子はゾンビパウダーの餌食になってしまい、伊藤と同じような奇行を取ってしまうのでした…。

遼河は雅子が持っていた遺物「パリ・モンマルトルの丘の画家のインク」をゲット。

すると、どこからか声が聞こえます。

声によると、ある場所が危険に晒されるとのこと。

そんな時、カフェに大河原がやってきました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

22話

大河原は強力な支配力を放ってきますが、遼河には効かず。

遼河は大河原に脅しをかけると同時に、遺物を盗み取りました。

そのおかげで手先のスキルがDランクにアップし、<神も驚く手癖>の称号と、スキル<泥棒の手>をゲット。

ちなみに、遼河が盗んだ遺物は神クラスの遺物・寂しい神の招待状でした。

しかし、今の遼河の支配力では、寂しい神の招待状を使うことができません。

すると大河原は、さらに強力な遺物・征服の遺物に手をかけました。

征服の遺物は相手を屈服させる効果があり、奇形形の遺物でした。

「おとなしく服従しろ」

と命じる大河原でしたが、またしてもどこからか声が。

「愚かな人間め。今すぐその力を収めるんだ」

と。

遼河と大河原が上を見上げると、鳥のような精霊が姿を現しています。

精霊いわく、力を収めないと卑劣なジャッカル犬が目を覚ますとのこと。

大河原は遺物を手に入れるチャンスだと捉え、精霊を捉えようとしました。

しかしその瞬間、街から大きな地響きが。

さらに遼河のウインドウにも、次々と警告メッセージが表示されます。

なんと、大古墳化が起こり始めたのです。

大古墳化とは世界中に巨大な墓が出現する現象。

大古墳化により、全世界に凶悪なエジプトの墓が出現しました。

そして、遼河たちがいるカフェも墓に呑み込まれてしまいます。

厄介なことに、大河原はまたしても遼河たちを屈服させようと迫ってくるのでした。

ただ、大河原は疑問が生じます。

「これだけ強力な力を使っているのに、服従が通用しない」

するとこのタイミングで、セト神の遺物とジャッカル犬が目を覚ましました。

ジャッカル犬の正体はアヌビス、

そして首飾としてオシリスを身に着けていました。

セト神、アヌビス、オシリス。

一度に合計3体の神が出現したのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

23話

3匹の攻撃を喰らう遼河たち。

遼河は多少なり耐性があるので耐えられていますが、呉羽たちはかなりのダメージを負います。

大河原も同様。

平然としている遼河を見てセトは、さらに攻撃の手を強めようとしますが、遼河はハムラビ法典を使用。

セトはハムラビ法典が自分たちより低いクラスの遺物とみて油断するものの、放った攻撃がそのまま跳ね返ってきました。

するとセトは、遼河からカラスの匂いを感じ取りました。

「カラスはすでに封印したはず」

とオシリスが言うものの、確かにカラスの匂いがすると反論するセト。

口論している今がチャンスと見た遼河は、隙を狙い攻撃しようとしますが、アヌビスがそれを阻止。

さらにアヌビスは遼河に試練を与えました。

遼河の足元がピカっと光、そのまま地面が抜け落ち下へと落ちていきます。

落下した先は天秤の上でした。

そして目の前には巨大なアヌビスが。

アヌビスいわく、これは「審判の秤」

この試練を突破できれば、遼河はアヌビスを所有することができます。

しかも遼河は以前、アヌビスの遺物の所有者に会ったことがあり、彼が言うにはすべての質問に「はい」と答えればいいとのことでした。

とはいえ、そんな簡単なはずもなく…。

遼河に対して問いかけられた質問は、

  • 盗みをしたことはないか?
  • 人を殴ったことはないか?
  • 物を壊したことはないか

など、どれも「はい」と答えられない質問ばかり。

その結果、遼河はアヌビスの試練を突破できず、さらなる地面の奥底へと突き落とされるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

24話

魔物に襲われた遼河のもとに、カラスが現れました。

カラスは時代に関係なく、いつでも・どの時代にも現れるようです。

そしてカラスの力により、強引にアヌビスの試練から脱出。

その様子を見ていたセトたちは、カラスが使った力が「太陽神・ラー」のものだと確信。

さらに、遼河に力を貸していたのはやはりカラスだったか、と一言。

「泥棒カラス」という表現もしていました。

ただ、セトは疑問を持ちます。

カラスは確かに封印したはずなのに、どうやって封印を解いたのだ?と。

またカラスは、仲間を破壊し食らい付くしたという前科がある様子。

遼河がカラスに問い詰めても、カラスは無言を貫きます。

その後、セトとオシリスは、さらなる力を使います。

力の効果は、今この場所だけでなく世界中に亡者が現れるというもの。

そしてアヌビスとセトはこの大古墳からいなくなってしまったため、遼河は脱出の術を失ってしまいました。

そんな状況にも関わらず余裕の表情を見せる遼河。

「あいつらはこの大古墳のどこかにいるはず。そして遺物も使える」

遼河の言葉を聞き、カラスも楽しそうです。

次々と亡者を撃破していく遼河。

遼河の読み通り、セトとアヌビスは亡者の群れの中にいました。

オシリスは砂時計、セトは杭、アヌビスは十字架となって、亡者の身体と一体化しています。

しかし、遼河はすぐに3匹の居場所を突き止めます。

というのも遼河が使っているナイフは、もともとエジプトのものだから。

オシリス・セト・アヌビスもエジプト神話の神々なので、ナイフは彼らの存在を感知し、遼河をそこへ案内。

そして、セト・オシリスを次々と撃破。

残るはアヌビス1匹。

すると遼河はアヌビスを倒さず、もう一度試練に挑戦させろと言うのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

25話

アヌビスは遼河に言われるがまま、再度試練を与えました。

形式は1回目と同じでしたが、アヌビスは遼河に攻撃されたせいでヨロヨロ。

そんなアヌビスに遼河はさらに脅しをかけて、提示する質問も「俺が言う通りに出せ」と命令。

当然アヌビスは反抗しましたが、瀕死の状態となっている今では遼河の言う通りにするしかありませんでした。

そして、遼河に命令された通りの質問を投げかけます。

結果、アヌビスからの質問にすべて”はい”と答えることができた遼河。

遼河はアヌビスの試練を見事クリアし、ウインドウにも「大古墳を作り出した3つの遺物のうち1つが完全に屈服」というメッセージが表示。

さらに、神クラスの遺物を手に入れたこともあり、数えきれないほどたくさんのメッセージが表示されました。

  • 支配力アップ
  • 耐性アップ
  • 耐性スキルアップ
  • 称号ゲット

…などなど。

そしてその後、再び現世へと戻ってきた遼河。

「支配できないなら配下に置くしかない」

と考えた大河原は、その場で遼河をスカウトするものの、もちろん拒否。

さらに大河原に対し、下剋上を仕掛けようと企むのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

26話

遼河は村正で大河原に攻撃を仕掛けます。

村正は相手の強さに比例して、自らの攻撃力もアップする特性がありました。

それゆえ大河原は、村正の一撃で大ダメージを負います。

持っている遺物(制服の遺物)が自動的に発動したものの、遼河はハムラビ法典でこれを反射。

負荷が大きくハムラビ法典も傷を負い、村正も壊れましたが、大河原はもう瀕死の状態。

とはいえ、今ここで大河原にとどめを刺す方法はありませんでした。

遼河は呉羽たちとともに、大河原を置いてこの場から去っていくのでした。

その後、ラーメン屋で食事をしていると、どこのチャンネルでも同じニュースを放送していました。

全世界に墓やゾンビが現れた、危機的状況だと。

そしてこれにより、世界全体が遺物の存在に気づくことに。

「これからは遺物の所有者が上に立つ」

ただ、遼河の手持ちの遺物は、大河原との戦いで多くが壊れる直前。

それでも遼河は心配していませんでした。

というのも、アイリーンという人脈があるから、

遼河は、アイリーンの呪いを解く方法が見つかったから、教える代わりに”ある人物”を捜してくれと依頼。

その人物とは、遺物復元のスペシャリスト・柳孝太郎。

柳は遺物復元師のトップに君臨する重鎮。

そして以前、遼河と同じく大河原の下で働いていたのです。

遼河はなんとしてでも、柳を自分の下に置きたいと考えます。

しかしアイリーンいわく、もう柳を探すことはできないとのこと。

「車のスピードの出しすぎで崖の下に転落して死んだ」

ただ、遼河は疑問を持ちます。

未来では一緒に働いているんだから、今死ぬのはおかしい。もしかして未来が変わったのか?と。

そこで、柳はまだ生きていると仮定し、引き続きアイリーンに捜索をお願いすることに。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

27話

包帯でぐるぐる巻きになっている大河原。

今すぐにでも遼河を始末したいところですが、この状況では身動きがとれません。

そんな大河原の病室にエドワードという男性がやってきました。

エドワードも大河原と同じく、以前から遺物や墓の存在を知っていた様子。

そして、エドワードは武器商人でもあり情報屋でもありました。

大河原の失態もあったことで、エドワードの顧客はかなり怒っているとのこと。

ただ、エドワードは大河原の心配をしました。

「不死の遺物を持っているだろうに、未だに回復できないのか?」と。

大河原いわく、遺物が機能しないそうです。

するとエドワードは、大河原や大河原の遺物を破壊した遼河に興味を持ちます。

とはいえ、大河原とはビジネスの付き合いもあります。

エドワードは大河原に復元師を紹介すると言い、病室から去っていきました。

場面は切り替わりとある部屋。

その部屋には死んだはずの柳孝太郎がいました。

柳のスマホにエドワードから電話が。

TKBMの会長・大河原から復元の依頼があると分かると、柳は引き受けると即答。

すると、柳がいるアートギャラリーに遼河たちもやってきました。

受付は「柳はいない」と応対するものの、遼河は遺物のオーラから柳の存在を確信しています。

そして受付を言いくるめた結果、柳に取り次いでもらえることに。

ただ、柳は遺物を偽装し、遼河の遺物をすべて奪い取ろうと考えていました。

とはいえ、遼河もそんなことは重々承知。

”賭け”にでたのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

28話

遼河から受け取った遺物を目にする柳たち。

柳は受付のスタッフ・井口敏恵に見張りをお願いし、遺物の複製に取り掛かります。

まず柳が手にしたのは贋作画家の秘密のサイン。

これはB級遺物の中でも、かなり希少な帰属性遺物。

ただ、遼河は柳が「贋作画家の秘密のサイン」を使い、遺物をコピーすることを予測していました。

しばらくすると、遼河たちのもとに井口がやってきました。

井口いわく「損傷が激しく復元は難しい」とのこと。

すると遼河は井口の話をさえぎり、いきなり攻撃を仕掛けました。

なんと、この時点で遺物のすり替えに気づいたのです。

井口を料理しようと考える遼河。そんな遼河に怯える井口。

井口は渋々口を割り、本物の遺物の場所を伝えました。

そんな話を扉越しに聞いている柳。

「なぜバレたんだ?」

と焦っています。

柳が逃げようとしたその瞬間、勢いよく扉が開き遼河たちが入ってきました。

そして遼河は荒縄を放ち、すぐさま柳を捕獲。

その後、金庫に保管してあった本物の遺物を奪還し、柳に「シェークスピアの幼年時代のペン」を見せました。

この遺物は書いたことが現実になる不思議なペン。

つまり、柳を煮るなり焼くなり自由にできるわけです。

これを脅しの道具に使った遼河。

なんと、柳と主従関係の契約を結んだのです。

よく言えば専属契約、悪く言えば奴隷契約。

内容は、

  • 費用は無料
  • 依頼があったらすぐ駆けつける
  • 遼河以外の依頼は受けない
  • 破ったらハムラビ法典によって罰せられる
  • 契約金は6000万ドル
  • 復元するごとにボーナスあり
  • 契約期間中はあらゆる安全を保証する

というもの。

しかし柳は部屋を飛び出し、すぐさま大河原に連絡。

そして大河原との取引を進めようとするのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

29話

「思い通りに事が進む」と意気揚々の大河原でしたが、電話越しに騒音が。

残念ながら柳は、遼河にまたしても捕まってしまいました。

当然怒りが収まらない柳。

このままでは遺物の復元がうまく進まない、力ではなく他の方法で説得を試みないと、と遼河は考えます。

改めて簡単な自己紹介を行った後、柳の過去を振り返りました。

そんな中、有名な画家であるジャン・リチャードが柳の絵を真似たという事実が発覚します。

画風だけでなく、柳が頭の中でイメージしたものさえ完璧に。

まるで頭の中を見透かしているかのように。

柳の話を聞いた遼河は「ジャン・リチャードは遺物使い」と言いました。

リチャードが扱う遺物は、彼が望む人物になりかわることができるもの。

知識やスキルなど、その人物が持つものをすべてコピーできるのだとか。

そして遼河は柳にこう提案します。

「ジャン・リチャードに奪われた画風と評判を取り戻してやる」

悪くない提案に悩む柳。

少し時間をもらい、1人で考えることにするのでした。

翌日。

柳は大河原のもとへと向かいました。

大河原にもジャン・リチャードのことを話すと、なんと大河原はその場でリチャードに電話し、今の話をそのまま伝えました。

大河原とリチャードはビジネスパートナーであり、これから設立される遺物特電団体「パンドラ」の中心メンバー。

柳はその場から帰ろうとするものの、大河原の部下に捕まってしまい、ボコボコにされます。

そんな時、部屋に遼河が颯爽と登場。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

30話

大河原の部下を一掃し、柳を救出した遼河。

そのまま遼河の宿に向かい、すぐさま遺物の復元を依頼。

しかも3日以内というかなり厳しい納期つき。

「遺物1個につき1ヶ月はかかる。しかも団長(遼河)の遺物は壊れる直前だから1個につき1年以上かかる」という柳。

ただ遼河は、柳が嘘を述べていることを見抜きます。

さらに遼河が自ら遺物の復元に取り掛かります。

とはいえ、何の条件もなしに取り掛かるわけではありません。

もし失敗したらこれから先、すべての復元作業は遺物1個につき1ヶ月で行う。

成功したら柳の年俸を賭ける。

という条件つきで。

そして遼河は、柳の目の前ですぐに復元作業を始めます。

すると、柳も驚くほどの速さで遼河は復元を進めていきます。

しかもほんの一瞬で復元完了。

結果、柳は遼河に言われるがまま、厳しい納期で遺物復元を進めることになるのでした。

そんな時、柳のスマホにエドワードから電話が…。

部屋を去った遼河は表示されたウインドウの内容を確認。

  • 手癖のスキルがCランクにアップ
  • 新たな称号<神がかった復元専門家>を獲得
  • 墓復元スキルを習得

などなど。

そこへ柳がやってきて、エドワードが遼河と話したいとのこと。

遼河は声を聞いた瞬間エドワードだと分かり、話を聞きました。

エドワードは遼河に「中国政府が懸賞金をかけた墓があるから、その遺物を奪ってくれ」と提案。

うまくいった暁には、遼河をVIP顧客にするとまで言います。

ただ遼河は、エドワードの背後にいる人物の存在に気づきました。

その人物とは、キイラ・クラーク将軍。

アメリカの将軍で、遺物関連任務の総責任者で、通称<戦争王>と呼ばれている女性。

話を聞いた遼河は、エドワードの提案を受け入れました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

31話

電話が終わるとすぐに飛行機に乗り込んだ遼河と柳。

そこにはアイリーンの姿もありました。

飛行機はアイリーンが手配したプライベートジェット。

機内では柳が遺物の復元を進めつつ、アイリーンの遺物について遼河が説明を行いました。

「アイリーンの遺物は規制するもの。コントロールする方法を覚えておいて損はない。解決策が見つかるまでに、出来る限りのことをやっておこう」

しばらくするとマカオに到着。

しかし、到着するとすぐさまトラブルが多発。

株価が下落、柳の遺物がなくなる…などなど。

遼河のウインドウには「泥棒の遺物が遺物を狙っています」というメッセージが表示。

メッセージを呼んでいるスキに、遼河の遺物も3つほど盗まれてしまいました。

ただなんとか、一番有用な遺物は無事。

その遺物とは荒縄です。

遼河はすぐさま荒縄を放ち、泥棒を捕獲しました。

どうやら遼河は、この人物に見覚えがある様子。

アメリカ政府に所属していて、メドゥーサの遺物を使用する人物。

ですが、メドゥーサの遺物を使用するには成人している必要がありました。

この人物はまだ学生の女の子。

つまり、まだメドゥーサの遺物が使用できないのです。

そして、遼河がこの女の子から話を聞いたところ、他にも味方が20人ほどいるとのこと。

遼河の予測では、アメリカはエドワードだけでなく他の誰かにも仕事を委託し、どちらが成功しても遺物が手に入るようにしている、と見ています。

ここまでして手に入れたい遺物=かなり使えるもの

そこで遼河は、遺物を横取りしようと企みました。

エドワードには柳が作った偽物を渡す作戦です。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

32話

遼河たちが置いていった女の子は、アメリカのリンダとトーマスにこっぴどく怒られています。

怒っているのはトーマスで、なだめているのがリンダ。

そして、女の子の名前はビビアン・ルーシー。

ルーシーは「遺物はすべて奪われた」と話したのですが、遼河が使ったハムラビ法典の効果によって罰を受けてしまいます。

その罰とは”くすぐり”

苦痛ではないものの、あまりのくすぐったさで何も話すことができませんでした。

一方その頃。

遼河と柳は船に乗り、タイパ島・近隣海域を移動中。

さっそく、マカオに出現した墓へ向かっていたのです。

すると突然、空が真っ暗に。

どうやら墓の中に入ったようで、上陸を許可しようという声も聞こえてきました。

しかし、先頭を移動していた船が怪物に攻撃されているとのこと。

さらに大量の蛇が船に出現し、船員を襲います。

その様子を後ろの船から観察している遼河と柳。

ただ、これまで戦ってきた遺物と比べれば大したことなく、数も少ないので、遺物を使わなくても制圧できそうでした。

とはいえ、怪物の攻撃を食らった船員たちは精神をコントロールされてしまい、我を忘れて攻撃を仕掛けくる様子。

そこで遼河はシェークスピアのペンを使い、こう書きました。

「遺物に操られる能無しどもは全員自分の愚かさを嘆いて頭を打ち付ける」

これにより船員たちを一網打尽に。

遼河たちは遺物を相手にするだけです。

しかし、遼河は遺物に対し「カラスの正体」を尋ねました。

最初は拒んだ遺物でしたが、遼河に挑発されてカラスのことを話しました。

遺物いわく、カラスは神クラスの遺物だったとのこと。

ただある日、人間と契約し、その人間のために仲間を裏切ったのです。

そして、罰としてカラスを監獄に閉じ込めました。

とはいえ、カラスは神クラスの遺物ですから、監獄に閉じ込めるのは簡単ではないはず。

そこで他の遺物は、カラスと契約した人間の方を手なづけ、カラスを見捨てさせました。

これによりカラスを封印することに成功し、さらに人間も抹消。

話を聞き終えた遼河は、この先もしばらくカラスの言うことを聞いてみることに。

すると遺物がさらに怒りを増し、数を増やして襲いかかってくる勢い…。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

33話

倒しても倒しても襲いかかってくる無数の遺物。

一匹あたりの能力は大したことないものの、数が数だから大苦戦。

しかし、遼河が使っていた武器・エジプトの葬儀師の憑いたナイフ」が砕けてしまい、武器として使える遺物がなくなりました。

仕方なく船内に退避する遼河と柳。

そして2人は今いる墓について特徴を確認します。

マカオの墓はだだっ広く、しかも海。

それゆえ通常の墓に比べて難易度が高いのです。

とはいえ、遺物が取り巻きを呼ぶために臭いを放ったおかげで居場所が分かり、あとはそこに向かうだけ。

そこでまずは、落ち着いている後方の船に向かうことに。

すると後方にはリンダやトーマス、ルーシーが乗った船が。

遼河は彼らから武器を奪い取ろうと考えます。

柳には使える船捜しを任せて。

遼河の前に立ちふさがったのはトーマスです。

屈強な肉体で素早い動き、そう簡単に遺物を奪い取ることはできません。

そして、トーマスが使っている武器(鉄パイプ)は、剣型の遺物。

正攻法で向かうのは危険と考えた遼河は、銀の斧でトーマスの身ぐるみをすべて剥がしました。

全裸になった恥ずかしさから、武器を手放してしまったトーマス。

そのスキに遼河はトーマスの武器を奪い取り、ちょうど柳も船を調達してきました。

船に乗り込み目的地に進む遼河と柳。

しかしトーマスもリンダ、ルーシーと合流し追いかけてきます。

ただここで、遼河は荒縄を使いリンダを捕獲し、海に落としてしまいました。

これにより、追ってを排除することができた遼河たち。

目的地にたどり着き、そこにある木から「遺物が欲しくば祈りを捧げよ」と言われるものの、遼河はこれを拒否。

そしてなんと、トーマスから奪った武器で大きな木に切りかかったのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

34話

根っこから木を切り倒した遼河。

その木からは「鄭和(ていわ)の西洋取宝船航海図」が出てきました。

鄭和とは、明の皇帝に命じられ、南海に遠征に行った人物。

遼河が遺物を手にすると空が明るくなってきて、墓が閉じようとします。

そしていよいよ、本格的に詐欺を仕掛ける準備に取り掛かります。

マカオ市街地に到着した遼河たちは、遺物のコピー作成を開始。

さらに航海図にアイリーンが手をかざすと、問題を解決するにはトルコに行く必要があることが分かりました。

「しかし、偽物を渡すのはリスクが高すぎる」

と話す柳。

アメリカのキイラ・クラークを敵に回すと、自分たちのことをどこまでも追ってくるだろう、と。

柳の話に対し遼河は、「あいつは本物を渡しても追ってくる。キイラは地図の遺物を独占しているから」と言いました。

遼河はあえて詐欺を仕掛け、キイラを挑発して誘い出し、所有している地図の遺物をすべて破壊しようと考えていたのです。

無謀な作戦だと思いつつも、遼河の言いなりになり遺物の複製を始めるのでした。

場面は切り替わりCIAの宿泊先に。

遺物を奪われたことに腹を立てているCIAのメンバー。

するとそこへ、キイラ将軍から連絡が。

「二重の手を打った(エドワードにも依頼していた)おかげで遺物を確保した、」とのこと。

そしてCIAのメンバーに対し、墓に現れた邪魔者(遼河と柳)の調査を命じました。

ここで場面は遼河たちへ。

遼河たちは複製した遺物をエドワードに渡していました。

つまり、キイラが手にしたのは複製された遺物。

今のところはまだ、キイラは複製だと気づいていない様子。

そして、柳には本来の仕事である遺物の復元を、アイリーンには遺物を扱う練習をさせました。

しかし後日。

エドワードは受け取った遺物が複製であることに気づきました。

しかももう、遼河と柳の目の前にいます。

「遺物がなくなった!機能は果たしていたのに!!」

柳が作った複製は、しばらくすると消える特徴がありました。

つまり、複製ではなく無くなった、もしくは奪われたと思っている様子。

遼河はエドワードを説得し、なんとか話ができる状態に。

「遺物が無くなる時、一緒にイギリスの首相もいなくなった。おかげでキイラ将軍は怒り狂っている」

遼河は不敵な笑みを浮かべるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

35話

これをチャンスと捉えた遼河。

遼河はエドワードに「キイラ将軍と連絡を取り合えないか?」と交渉。

その結果、遼河はキイラ将軍と電話で話す機会を得ることができました。

キイラ将軍はやはり怒り心頭。

遼河に責任を取ってもらおうとしています。

ただ、遼河にそんな気はさらさらありません。

そして、キイラ将軍にこう提案しました。

「イギリス首相を探すために、あなた(キイラ)の遺物を使わせてください。私なら遺物のさらなる力を発揮することができるから」

もちろんこれは嘘。

しかし、キイラ将軍は遼河の提案を受け入れたのです。

ただし3つの条件付きで。

  • 指定の場所に来ること
  • その時、遺物を持ってこないこと
  • 部下が見ている前で行うこと

遼河はキイラ将軍の提案を受け入れました。

見事な話術に驚くエドワード。

すると遼河のウインドウにメッセージが表示されました。

<誰も相手にならない詐欺師の称号を獲得>

親和力が下がる代わりに、遺物を騙せる確率が上昇。

その後、遼河はキイラ将軍が指定した場所へと向かいます。

ただ、小型偽装した遺物を所有して。

到着するとキイラ将軍の部下が出迎え、部屋へ案内されました。

遺物を持ってきたことは気づかれていません。

そして、キイラ将軍が世界地図の遺物を見せます。

  • バルバロッサの海賊地図(B級)
  • アナクシマンドロスの世界地図写本(C級)
  • コロンブスの大航海地図(A級)

「全部この場から消し去ってやる」

と考えている遼河は1本のペンを借り、地図に何か書き始めました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

36話

遼河が書いていたのは「トゥームグリフ」でした。

すべての地図にトゥームグリフを書き終えると、これで遺物のさらなる能力を引き出せる、と言いました。

そしてキイラ将軍に指示され、遼河は遺物の力を引き出そうとしますが…

事前に鄭和の地図を使い、イギリス首相の居場所を特定していたのです。

つまり、遺物にトゥームグリフを書いた目的は、他にあるということ。

とはいえ、居場所を伝えないことには遼河の命がキイラ将軍に奪われてしまいます。

そこで遼河は、イギリス首相が「サハラ砂漠にいる」と伝えました。

すると、キイラ将軍はすぐさま部隊に連絡。

ただ、ちゃんとイギリス首相が見つかるまでは遼河たちを解放する気はない様子。

それまでの間、遼河はキイラ将軍にトゥームグリフの解説をすることに。

しかし、解説をはじめるとすぐに首相が見つかったという連絡が。

遼河もこれで解放される…と思いきや、そうはいきませんでした。

「我らがその特殊な遺物を会得するまでは協力してもらわないとな」

当然、キイラ将軍の命令を拒否する遼河。

その瞬間でした、

なんと、部屋の中が爆発し、キイラ将軍の地図が燃え上がったのです。

さらに、キイラ将軍の部下たちは「これは呪われた地図だ」と言い、狂ったように地図を破き始めました。

そのスキに部屋から逃げ去る遼河と柳。

ここで遼河が種明かしをします。

遼河が地図に書いたトゥームグリフは、テロを指示する内容でした。

予めキイラ将軍の部下の名前を覚えておき、それをトゥームグリフに組み込んでいました。

その頃、キイラ将軍はリチャードに連絡し、遺物の復元を依頼していました。

そこでリチャードはキイラ将軍に、近い内にパンドラが創立されること報告します。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

37話

トルコに到着した遼河・柳・アイリーン。

アイリーンは遺物のコントロールを覚えたおかげで、前に比べて遺物の発動頻度が軽減されています。

そこで遼河はアイリーンに対し、「親和力はもう十分だから、これからは支配力を集中的に学ぼう」と提案。

その後、一行はトルコ・カッパドキアに到着。

そこには墓が出現しており、片側が崩れていました。

さらに軍人による警備も行われています。

アメリカのTSOF(キイラ将軍の配下)、トルコ軍。

どうやら協力関係にあるようです。

「これだけの厳戒態勢だと入るのは難しい。ただ、方法がないワケではない」

遼河はそう言うと、近くのトイレに入り準備を始めました。

墓の周りは遺物の強いオーラで守られているけど、このトイレはオーラが弱い。つまり侵入するのはもってこいの場所だと。

そして、遼河はカバンの中から”ある遺物”を取り出します。

これはアメリカ発掘団・ルーシーから奪い取った遺物(兄弟のサツマイモ)、食べた人がよくおならをこくようになります。

見た感じ何の使い道もなさそうですが…

遼河はサツマイモを起爆剤として使い、トイレに侵入用の穴を開けたのです。

ただ、あまりにも大きな爆音だったため、すぐ軍人に気付かれました。

「墓の中に入れば、いくらでも隠れられる」

と言い、軍人が駆けつける前に墓に入る遼河たち。

墓に入ると壁面にはトゥームグリフが。

それによると、この墓の遺物は「ミダスの手」とのこと。

ミダスとは、手に触れた物を黄金に変える女性のこと。

そして、アイリーンに取り憑いている遺物も、ミダスの手である可能性が高いと、遼河は推測しました。

さらに、遼河はミダスの物語を思い返します。

すると、パクトーロス川で体を洗えば、黄金の手の能力も洗い流せることに気付きました。

つまり、この墓の中にもパクトーロス川を象徴する場所があれば、そこでアイリーンの遺物を取り除ける可能性があるということ。

そのことをアイリーンに伝える遼河。

と同時に、軍人が墓に入ってきて、遼河たちに襲撃。

遼河はアイリーンと柳を先に行かせ、1人で軍人の相手をすることに…。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

38話

場面はキイラ将軍のシーンへ。

キイラ将軍のもとには、墓からの救援要請が届いていました。

そして、部下からの報告を受け、墓に侵入し軍を襲ったのが遼河たちだと分かりました。

さらに場面は切り替わり遼河のシーンへ。

遼河は遺物を使い、1人で軍の相手をしています。

銃撃を物ともせず、猛スピードで移動し”ある部屋”におびき寄せました。

その部屋は罠が仕掛けられている部屋。

そんなことなど知らない軍人たちは、まんまと罠に引っかかり、一網打尽に…。

遼河はアイリーン・柳と合流し、パクトーロス川に該当する場所へ向かいます。

しばらく歩くと、墓の中にある大きな湖に到着。

遼河はアイリーンに「この湖で沐浴をしてください」と指示。

遼河と柳は離れた場所から、アイリーンの様子を観察しました、

すると…

湖の中から遺物が出現!

遼河のウインドウにもメッセージが表示されました。

「湖で眠っていた遺物が目覚めました。黄金の遺物が強烈なオーラを放っています。強烈な幸運が訪れます。過剰な幸運はかえって危険を招きます」

遼河はアイリーンに、「今すぐ湖から出ろ」と言いますが、アイリーンの体は上手く動かず、湖から出ることができません。

さらに、アイリーンの体の一部が黄金になっていきます。

遼河は湖に飛び込み、なんとかアイリーンを救出しようとします。

しかし、遼河の体も黄金になっていくのでした。

そんな2人に湖の遺物はこう言います。

「我はその女さえ殺せればいい。その女の体から我の兄弟を引き離すのだ」

遺物のこの言葉で、何かに気付く遼河。

兄弟ということは、ミダスの遺物が2つに分かれていること。1つは黄金の手、もう1つは破産の手。

つまり、アイリーンに取り憑いているのは「破産の手」だったのです。

そこで遼河は、支配力で黄金の手をアイリーンの物にしてしまおうと計画。

そして、遼河とアイリーンは力を合わせ、黄金の手の屈服を試みました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

39話

見事、黄金の手の屈服に成功したアイリーン。

これにより、アイリーンを長年苦しめていた不幸体質も改善。

黄金の手・破産の手が均衡を保ち、破産の力を制御できるようになりました。

その頃、キイラ将軍たちは…

墓に入った部下から連絡が取れなくなったと、あたふたしています。

キイラ将軍は援軍を送ることをやめ、遺物を使い墓を焦土化させようとしました。

そして、脱出中の遼河のウインドウにもメッセージが表示。

「荒々しい女神が墓を襲撃しています。墓の全ての出入り口が女神の力で破壊されました。墓に女神の呪いが蔓延しています」

このままでは崩壊する墓に埋まってしまう遼河たち。

しかし、ハムラビ法典を使ってなんとか空間を確保し、生き埋めから逃れることができました。

とはいえ、このままではいずれ窒息してしまいます。

そこで遼河は、このまえ習得したスキル「墓復元」の実験を試しました。

すると、狭い範囲ではありますが、崩れた道を復元することに成功。

そして、繰り返し墓復元のスキルを使い、道を開拓していく遼河。

ただ、その状況はすぐキイラ将軍の部下たちに気付かれました。

「墓の内部に道ができているそうです!その道がどうやら近隣の村に通じている」

これをキイラ将軍に報告しようとしましたが、ちょうどその頃キイラ将軍はリチャードと連絡を取り合っています。

ただ…

なんと、キイラ将軍は生まれたての赤ん坊の姿になっていたのです。

遺物(セクメトの遺物)を使用した影響で、赤ん坊になったのだとか。

代わりにキイラ将軍の部下がリチャードに「ヤツら(遼河たち)に逃げられた」と報告。

また、パンドラの進捗についても尋ねました。

すると、既にパンドラの創立式典が終わっており、今後はすべての墓と遺物をパンドラが管理することになっていました。

一般人の墓接近や遺物の所有を禁じ、違反者はテロリストとみなす…と。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

40話

アイリーンが手配したプライベートジェットで、ニューヨークに向かう遼河たち。

アイリーンの両親から招待されたのです。

両親はアイリーンの「破産の手」の問題が解決したことに大変喜び、恩人をぜひもてなしたいのだとか。

あわよくばバックにつけることができる…と企む遼河。

しかし空港に到着すると、そこから協力な遺物のオーラが。

さらに外にはパンドラから派遣されたという隊員たちも。

搭乗者が所有している遺物をすべて受け取ろうとしていました。

中には逃げ出す搭乗者もいましたが、パンドラはそれを許しません。

そんな中、大佐と呼ばれる男に報告が入ります。

「富に関連した遺物を所有している搭乗者を感知した」

と。

遼河たちの存在が勘付かれたのです。

それでも堂々と飛行機を降りる遼河たち。

パンドラの隊員に囲まれると、遼河はアイリーンに「ミダスの遺物を使って」と指示をしました。

アイリーンは指示通り、破産の手を使用。

するとパンドラの隊員たちはどんどん自爆し、大パニックに。

その後も遼河がサポートをしながら、破産の手の威力を強めていくアイリーン。

結果、大佐以外の隊員は一網打尽。

この一連の出来事は大ニュースとなりアメリカに放送されました。

その内容を車の中で聞いている遼河たち。

遼河は車内でアイリーンに「身体に異変はないか?」と尋ねました。

アイリーンはどこも異常がない様子。

ただ、あれほどの効果を発動させたうえ、帰属性遺物が持つリスクもあるので、異常がないのは不思議だ…と疑問を持ちます。

「今は大丈夫でも、いつ・どんな形でリスクが生じるか分からない」

そんなことを考えているといきまり、アイリーンが呼吸困難に陥りました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

41話

身体から金色の光を放つアイリーン。

遼河は、アイリーンに遺物のリスクが生じた、と推測。

ただ、まだリスクの詳細を掴みきれていません。

そこで遼河は、自らの支配力でリスクを抑えようと試みました。

しかし、その前に体力が尽きてしまい、アイリーンはその場にぐったりしてしまいました。

懸命に名前を呼び続ける遼河。

するといきなり、アイリーンがシャキッと目を覚ましました。

アイリーンは遼河の方を振り返り、今にも襲いかかってきそうな目つきで見つめてきます。

その後、案の定アイリーンは遼河に襲いかかりました。

が、攻撃はせずギュッと抱きしめ、さらに首筋の匂いを嗅いできます。

そしてそのまま眠ってしまうのでした…。

そんな時、遼河のウインドウにこんなメッセージが。

「ミダスの遺物を使用すると、反動で強欲になる。欲するものを手にするためにいかなることでもする」

と。

ちなみに、アイリーンが欲したのは、なんと遼河の体臭。

その後、意識を取り戻したアイリーンは、遼河から離れると大きな叫び声をあげました。

ようやく落ち着いて話をすることができる2人。

その後、無事にアイリーンの実家に到着しました。

ですが、柳は1人で車の中で待っていたい、と言うのです。

「アイリーンの兄・ジョージに会ったら殺される」

と心配していたから。

ただアイリーンいわく、兄は家にいないとのこと。

しかし、柳は嫌なオーラを感じ取っていました。

とはいえ、遼河の命令に背くわけにはいかず、3人は家に入ることに。

すると…

柳の悪い予感が的中。

なんと家の駐車場に、アイリーンの兄・ジョージの車(青いフェラーリ)が止まっていたのです。

それに気付くとすぐ、ジョージが銃を柳の頭に突きつけてきました。

「なんとか命だけは…」

と懇願する柳。

ジョージは怒りがおさまりませんが、遼河は「俺たちがあなたの妹を助けた」と告げます。

ただ、ジョージは遼河たちの活動を認めません。

「遺物は身体にくっついたままじゃないか」

と。

確かにもっともな意見ですが、遼河は説明を続けます。

「遺物はもともと彼女の身体に取り憑いていた。帰属性遺物は除去できない」

しかし、ジョージは全く遼河の説明を聞き入れようとしません。

そればかりか、アイリーンの身体から、無理やりにでも遺物を取り除こうとすら考えていました。

必要以上に遺物に対して拒否反応を示すジョージ。

アイリーンの家がカトリックということも関係しているようですが、不自然なくらい過敏に反応しています。

その後、アイリーンが説得を試みて、なんとか落ち着きを取り戻したジョージ。

すると、肩を落としながらアイリーンにこう言いました。

「遺物は危険だ。命を落とすぞ」

と。

この一言から遼河は、ジョージが過去に遺物絡みのトラブルに巻き込まれたと確信するのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

42話

ジョージは結局、過去の出来事を話しませんでした。

しかも遼河の前に立ちふさがり、何が何でも両親に会わせようとしません。

しかし遼河はジョージを殴り飛ばし、無理やり家に駆け込みます。

「嫌な予感がする」

と言い、アイリーンにジョージの監視を任せ、1人で家に向かう遼河。

そして気配を頼りに寝室に向かうと、そこには変わり果てた姿のホルトン婦人が。

髪の毛が無くやせ細り、身体には痣ができています。

婦人だけでなく旦那さんも同じような状況。

そんな時、ジョージもアイリーンと一緒にやってきました。

アイリーンは両親がこのことを知っておらず、パニック状態に。

ジョージいわく、両親がこのような状態になったのは遺物を手に入れてからとのこと。

用心して遺物を遠ざけていたものの、短期間でこのような姿になったそうです。

遼河は、ホルトン夫妻が「遺物症候群」になったと推測。

というのもかつて、遼河自身も遺物症候群を患ったことがあったからです。

遺物を長く、特に親和力を使っていると、遺物が優位になり発症しやすいのだとか。

しかも治療法がなく、遼河がタイムリープする前の時代では、遺物症候群で全人口の1/3が命を失いました。

ただ今の遼河は、遺物症候群の対処法を知っています。

「治療法はないけど、症状を緩和する”医療系遺物”がある。でも今すぐには使えず、活性化させる必要がある」

そう話す遼河ですが、ホルトン夫妻の症状に違和感を覚えます。

ホルトン夫妻は、遺物症候群末期の状態。

通常、遺物症候群はこれほど猛スピードで進行しないと言われています。

そこで遼河は、一つの仮説を立てました。

「何者かが意図的に症状を悪化させた」

とはいえ仮説に過ぎません。

今、最優先でやるべきことは、医療系遺物の活性化。

そのために必要な不老草の片割れである「徐福の遺物」を探しにいくのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

43話

徐福の遺物とは、不老草を覚醒させるためのカギ。

徐福は古来の中国に存在した導師で、始皇帝によって招集された人物の1人でした。

しかし、不老不死の秘宝を探すために海に出ると、そのまま帰ってくることはありませんでした。

徐福の遺物の説明が終わると、遼河と柳は地下鉄に向かいます。

「会う人がいる」

と話す遼河。

そして、駅に到着するなり、寝ているホームレスを無理やり叩き起こしました。

なんと、ホームレスはエドワードだったのです。

エドワードはキイラ将軍に報復され、財産や遺物をすべて没収。

今も追われる身で、ホームレス生活をしながら何とか追手から逃れているとのこと。

しかし遼河は、

「責任を取るから、教えて欲しいことがある」

と切り出しました。

教えて欲しいこととは、徐福の遺物について。

エドワードは冷や汗をかいて顔をそらすものの、明らかに徐福の遺物を知っている様子。

そこで遼河は、エドワードに軽く脅しをかけました。

するとすぐに口を割り、

「キイラに売った」

と話しました。

ただ、それ以上の情報を話してくれません。

遼河はより詳細な情報を聞き出すため、今度はエドワードに優しい提案をしました。

「俺を手伝えば大金を稼がせてやる」

この言葉を簡単に信じたエドワードは、徐福の遺物についてさらに詳しく話しました。

  • 徐福の遺物は単体だとそれほど大したことがない
  • 医療系遺物を完成させるための材料
  • 医療系遺物を作り出せば、権利収入だけで一生暮らせる

と。

遼河の計画の中には、製薬会社を作るというものもありました。

遺物症候群を治療薬を安く提供し、莫大な利益を得るという計画です。

ここで場面は切り替わり、飛行機に乗るシーンへ。

遼河たちはアイリーン&アイリーンのボディーガードと合流し、盗掘作戦の現場に向かいます。

向かう先はアフリカ・ガーナ。

エドワードが言うには、ガーナに徐福の遺物があるそう。

そして、キイラが徐福の遺物を利用し、何かしらの事業を興しているとのこと。

しかも少数で隠密に。

「明らかに怪しい…」

と感じる遼河。

そんな話をしていると、ガーナに到着。

郊外のとある建物(賭場)の外に、キーラの部下と思われる兵士がいました。

「あそこに遺物があるはず」

と確信し、遼河たちは賭場に乗り込みました。

そして、筋骨隆々の女性に勝負を挑みます。

トランプ勝負が行われると遼河は机を見渡し、遺物の隠し場所を突き止めました。

どうやら彼女は遺物でカードをコントロールして、荒稼ぎしていた様子。

しかし遼河にも遺物があります。

それがアイリーンの破産の手…。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

44話

フォーカード、ストレートフラッシュ、ロイヤルストレートフラッシュ。

ポーカーで圧勝する遼河。

その後、机の上にあった幸福の遺物に手を伸ばしました。

【幸運の女神の加護を受けた神秘のコイン】

この遺物はそれほど効果が強くなく、等級はC級。

さらに遼河は、SS級の遺物であるアイリーンの破産の手を使い、自分たち以外の者に不幸をもたらしていました。

これまでの努力のおかげで、アイリーンは遺物のコントロールがかなり上手になっています。

最終的に遼河は相手から大量の金を奪い取ろうとしたものの、桁違いの額に無理だという相手。

そこで遼河はこう提案しました。

「徐福の遺物を差し出せ。あとキイラの企みをすべて言え」

と。

すると、相手の女性・メリーがいきなり腹痛に苦しみだし、さらに歯も抜け始めました。

この時、遼河はまだ何も手を出していません。

どうやら、アイリーンが破産の手を少し暴走させてしまった様子。

ただ観念したメリーは、知っていることをすべて話すと頭を下げました。

メリーいわく、北の森の中に墓があり、キイラはそこで何かを栽培しているとのこと。

そして、その中に入れるのは子供だけ。

つまり、墓の中に除福の遺物を置いて、子供を集めているということ。

メリーから情報を聞き出した遼河は、賭場を後にします。

するとウインドウにメッセージが。

<最悪なゆすり屋>の称号を獲得しました。

今までに獲得した

  • <卑劣な遺物脅迫者>
  • <乱暴な遺物破壊者>

の称号とあわせて、隠しスキル「極悪非道なカリスマ」を獲得。

「極悪非道なカリスマ」は常時発動し、遺物から受ける第一印象が最悪になる効果がありました。

ただ、悪の系列の遺物からは熱烈な歓迎を受けるようです。

スキルの効果を確認していると、アイリーンの姿が見当たらないことに気付きます。

アイリーンだけでなくボディーガードも。

遼河はすぐアイリーンに電話。

すると、ボディーガードが息を切らしてやってきました。

どうやら、破産の手のリスクが生じ、1人で走り去ってしまった様子。

遼河はアイリーンの遺物のオーラをたどり、捜索を開始。

向かった先はモーテルでした。

モーテルに入ると、酔いつぶれて眠っているアイリーンを発見。

かなりのお酒を飲んでおり、そのまま眠らせておくことに。

しかし…

アイリーンは遼河の気配を感じるなり、強引に抱きつきキスをするのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

45話

アメリカ本土に戻っていたキイラ将軍。

キイラ将軍は基地で、遼河たちの動向を確認しています。

ただ、遼河たちがガーナにいることに疑問を持ちます。

「ガーナには遺物があるじゃないですか」

と部下から尋ねられたものの、戦闘とは関係のない遺物ということもあり、それほど重要とは捉えていませんでした。

とはいえ、遼河が動いている=遺物を必要としているということ。

そこでキイラ将軍は、ホルトン家と遼河の関係を探り、そこから攻撃を仕掛けることを計画しました。

場面は切り替わり遼河たちのシーンへ。

遼河が運転するジープに柳とアイリーンが乗り移動中。

墓の影響下に近づくと、「子供以外は接近できない古墳化領域に入りました」というメッセージが表示。

しかもすでに制服されており、主人がいるとのこと。

遼河は車を止めることなく、そのまま進んでいきます。

爆弾を使い無理やり道をこじ開け、墓の一番下にある遺物をめがけて進む遼河たち。

道なき道を爆弾で開拓していき、なんとか平坦な場所に到着。

すると再びメッセージが表示されました。

「制服された墓のため人間の道具を使用できます」

さらに目の前には広大な茶畑が。

地底というにも関わらず。

そして大勢の子供が収穫作業をしていました。

どうやら除福の遺物により、子供たちは催眠をかけられているようです。

またこの茶畑は、神農の遺物が作ったもののよう。

神農とは中国神話に登場する人物で、人間の体に牛の頭をしています。

遼河の推測によると、

  • この墓は神農の遺物が作ったもの
  • キイラが入った時、すでに茶畑はあった
  • 遺物を征服しても墓を閉じず、子供を使い茶葉の収穫を続けることにした

とのこと。

そこで遼河は、除福の遺物を探すことと並行し、神農の遺物をもらっていくことも計画。

ただ、そう簡単にはいきません。

子供は遼河たちを敵とみなし、攻撃を仕掛けてきたのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

46話

子供たちの後ろから遺物の声がしたため、遼河は一目散にそこへ向かって走っていきます。

襲ってくる子供たちは荒縄で捕獲し、攻撃をすべて無力化。

そして、足元を這っていたミミズを踏み潰します。

このミミズは遺物だったのです。

遼河は他のメンバーに「トランクを持ってきてくれ」と指示した後、ミミズの遺物を交渉を開始。

遼河は遺物に対し言いました。

「お前が財宝に目がないことは知っている。いくら欲しい?」

遼河の問いかけに対し遺物は、

「話が通じるな。ただ、我は少々高いぞ」

と回答。

この遺物には、”ゆすり型”という属性がありました。

契約を結んだとしても、使うたびに財宝を捧げなければならない、というものです。

そのため遼河は、予め大量の財宝を車の中に積んでおいたのです。

「コストはかかるけど、遺物を使用する時のリスクも金で解決できる」

そんな話をしていると、カバン一杯に詰め込まれた現金が到着。

遺物はそれを見るなり大喜び。

しかし、これでもまだ足りないといいます。

「まだある。これ一つじゃない」

遼河は追加でカバンを開けるものの、それでもまだ足りないとのこと。

一体キイラはいくらの金を渡したのでしょうか…?

結局、持ってきた金を全部渡しても、遺物は納得しませんでした。

そこで遼河たちは、金になりそうなアクセサリーや、ホルトン家の土地登記書類も差し出しました。

これでようやく遺物も納得し、遼河への中世を誓うのでした。

その瞬間、遼河は遺物をケースの中に閉じ込めます。

また、催眠をかけられていた子供たちも理性を取り戻します。

遼河は遺物に言いました。

「子供たちをもう一度コントロールして、茶葉を苗木を収穫させろ」

と。

猛スピードで収穫は終わったものの、問題は子供たちをどうやって地上に戻すか?

遼河は遺物に、「出口まで道案内しろ」と命令しました。

そして、遺物の管理と子供の誘導は柳たちに任せ、遼河はもう一つの遺物のもとへ向かうことに。

するとその瞬間!

神農の遺物が怒りながら出現。

さらに神農の遺物はオーラの壁を発動させ、遼河を閉じ込めようとするのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

47話

遼河を心配する柳とアイリーン。

すると、遼河に神農の遺物が襲いかかってきました。

地面から太い木の根が湧き出てきて、遼河の足に絡みつきます。

遼河は短刀で何とか刈り取り、”憑依”を使いその場から移動。

その間、神農遺物が木の間に隠れていることを察知。

どうやら、神農遺物自身が木に偽装しているよう。

「憑依状態で近づいて…」

と考えていると、神農遺物が毒を放ってきて、遼河は遺物に近づくことができませんでした。

そこで遼河は、D級遺物・ホモエレクトスの人類最初の火種を手に取り、茶畑を焼き払おうと画策。

茶畑は一瞬にして燃え上がり、神農遺物も悲鳴をあげています。

「火を使うなんて卑怯だ!」

明らかに効果は抜群。

しかし、神農遺物の抵抗はまだまだ続きます。

次は大地を操り、大きな地割れを発生させ、そこに遼河を落とそうとしました。

さらに木の根で遼河の身動きを封じ、その上から瓦礫を透過。

遼河は瓦礫の下敷きになってしまいました。

障壁の外から見ていた柳は、必死に遼河の名前を呼びます。

「揺れがヒドくなって来た。先に逃げよう」

と言う、アイリーンのボディーガード。

アイリーンも承諾し、ここは一旦脱出することを優先しました。

その頃…。

遼河はまだ生きていました。

地割れの中にいて、瓦礫で蓋をされた形。

「この穴の中で死ぬか、毒で死ぬか、火で死ぬか」

神農遺物は遼河に言い放ちました。

この間、遼河は作戦を考えていました。

「神農の遺物はおそらく神クラスだかあ、支配力で抑え込むのはムリ…」

そこで遼河は武器をしまい、遼河の遺物に近づきます。

さらに火種を手に取り、この場を大爆発させると言いました。

いわゆる自爆作戦です。

今までにないほど焦りだす神農の遺物をよそに、遼河は火種に火をつけ大爆発を発生。

先に外に出ていた柳とアイリーン、ボディーガードも、外からその様子を見ていました。

まるで火山が噴火するかのような爆発。

しかし、遼河は何事もなかったかのように、ピンピンした状態で墓から出てきたのです!

神農の遺物の欠片(焼け残ったもの)を手にして。

そして遼河は、それを柳に渡し、復元を命じるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

48話

飛行機でニューヨークに移動した遼河たち。

しかしアイリーンが不安そうな表情。

というのも、リムジンの運転手と連絡が取れないから。

これまでこのようなことは無かったようです。

仕方なくタクシーで移動することになるものの、未だに運転手と連絡が取れていません。

すると遼河のスマホに、呉羽から電話が。

「約束の場所に向かっているけど、怪しい奴らに追われている!」

キイラの部下と思われる連中が、不老草を狙い呉羽たちを追跡しているとのこと。

そこで遼河は、呉羽と合流する場所を変更。

そして呉羽たちには、

「絶対捕まるな。捕まったらただじゃおかない」

と脅しをかけるのでした。

電話を終えると、遼河たちも急いで約束の場所へと向かいます。

しかし道が異常に混んでおり、まったくタクシーが進みません。

さらに道路で爆発事故が発生!

「前にもこんな状況があった気がする…」

と感じた柳が助手席から後部座席を振り返ると、アイリーンがブルブルと震えています。

なんと、アイリーンの精神状態が崩れ、遺物が暴走していたのです。

ただ、遼河がアイリーンの手を取り声をかけると、すぐ落ち着きを取り戻しました。

とはいえ、このままでは状況が変わりません。

そこで遼河は、大古墳化の時に大河原から奪い取った遺物を使うことに…。

一方そのころ。

呉羽たちは、なんとか追ってを撒いて逃げています。

不老草も無事。

しかし、逃げている最中に見つかってしまい、大ピンチに陥ってしまいます。

そのタイミングで、運良く遼河たちが到着!

遼河のおかげで、キイラの追って達は全員姿を消しました。

遼河が使った遺物は「寂しい神の招待状(SS級)」

神隠しの概念から由来する遺物でした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

49話

不老草を見たミミズの遺物は、テンションが上がり気味。

そして遼河は不老草を乱暴に植木鉢から抜き、そこへミミズの遺物をつけました

「俺から離れろ」と話す不老草に対し、「貴様とは運命で結ばれているのだ」と熱い言葉を贈るミミズの遺物。

遺物同士がイチャついている間に、遼河は土を被せ、さらにそこへ支配力を注入。

するとそこから立派な木が育ち、枝には実もありました。

「この実の汁を絞って飲めば病気が治る」

遼河はアイリーンにそう言い、すぐさま両親のもとへ戻ります。

しかしホルトン邸に到着すると、庭にはボディーガードたちが倒れていました。

しかも家の外も荒らされており、何者かが襲撃した形跡が。

そして家の中に入ると、アイリーンの兄・ジョージが血を流して倒れていました。

遼河はジョージの傷を見て、遺物によるものだと断定。

さらに襲撃の詳細を尋ねると、両親は奇妙な絵に吸い込まれたとのこと。

遼河がアイリーンに部屋の確認を指示すると、家の電話が鳴り響きました。

そのまま留守電になり、相手はこう言いました。

「私に従えば両親の無事は保証する。準備ができたらこの番号に電話しろ」

電話の声を聞いた瞬間、遼河は相手がキイラであることを確信。

とはいえ、ジョージを放っておくワケにはいきません。

そこで不老草の実をそのままジョージに食べさせることに。

すると、みるみるうちに傷が治っていき、すぐ身体が元通りになりました。

さらに遼河は、

「両親が絵に吸い込まれたのはフェイクだ」

とジョージに言いました。

というのも実は、緊急事態に備えて遼河が、柳に両親のコピーを作らせていたのです。

つまり、ジョージは両親が偽物だと知らず、ずっと看病を続けていたということ。

とはいえ、なぜ遼河はこの事態を予測できたのか?

それは過去の経験にありました。

過去の遼河はアイリーンのことを知っていたものの、当時のアイリーンはキイラに利用されており、今のアイリーンとはまるで別人だったとのこと。

そしておそらく、キイラはアイリーンの弱み(衰弱しきった両親)を握っていた。

そこで遼河は、キイラがこの弱点をついてくると予測し、事前に偽物を作っていたのです。

ひとまず両親の無事を確認できましたが、遼河は他にもやることがありました。

両親を治療するだけでなく、キイラへの復讐もしなければなりません。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

50話

遼河はジョージの運転する車に乗り、キイラのもとへ向かいます。

社内で遼河はエドワードに電話をし、「書かせておいた記事をアップしろ」と指示。

記事の内容は、「ガーナで子供たちが相次いで疾走するした」というもの。

しかも事件の犯人がキイラだと発表されたのです。

子供たちはすでに保護されており、キイラによってこき使われたこと、遺物で洗脳されたことなど、すべて自供したとのこと。

ここで話面は、少し前にさかのぼります。

ガーナの墓にて、遼河のウインドウにこのようなメッセージが表示されました。

「ここは既に征服された墓のため、人間の道具を使用できます」

携帯が通じることを確認した遼河は、子供たちが作業をしている様子を動画におさめていました。

その映像はすぐエドワードに送られ、エドワードの人脈を使ってマスコミにリーク。

それが今、このタイミングで大々的に発表されたのです。

そしてニュースを聞いたがーな大統領が、パンドラを脱退すると表明したそうです。

そんな中、遼河のウインドウに再びメッセージが。

「怪しい絵画があなたに危害を加えようとしています」

危険を感じた遼河はすぐ車を止めさせ、車から出るよう命令。

すると次の瞬間!

車がドロドロに溶け始めました。

さらにビルの上からキイラの部下たちが、両親(偽物)を吸い込んだという遺物を使ってきました。

その遺物は、ドロドロになった車を吸い込んでいきます。

そしてキイラ本人も登場。

「今すぐ不老草とアイリーンを渡せ。そして報道を訂正させろ」

と命じてきます。

しかし、絵画に吸い込まれているのは偽物の両親。

キイラはそのことを知らないようです。

「目の前で処分してやる」

と、キイラは部下に、絵画の中から両親を出すよう指示するのですが…

絵画の中に両親の姿が見当たりません。

遼河にハメられたと気づいたキイラは、その絵画を使いみんなを吸い込もうとします。

柳の身体が液状に代わり始めた時、辺りがバチバチと障壁に包まれました。

アイリーンが遺物を発動し、絵画の効果を無効化したのです。

そしてアイリーンがキイラの相手をしているスキに、遼河はジョージを連れて、本物の両親のもとへ向かうのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

51話

キイラを目の間に感情を高ぶらせるアイリーン。

しかしキイラはアイリーンに向けて攻撃を放ってきました。

「生け捕りにするはずでは?」

と部下に問われるものの、キイラにはそんなの関係ありませんでした。

ただ…

なんと、アイリーンは無傷。

キイラの強力な攻撃を喰らっても、かすり傷一つ負っていませんでした。

今度はアイリーンの番。

ここで場面は切り替わり、遼河たちのシーンへ。

妹・アイリーンを心配するジョージ。

そんなジョージに対し遼河は、

「お前より妹の方がよっぽど強い」

と諭します。

そして車を走らせ、両親が退避しているというビルに到着。

ビルの一室に入ると、部屋のベッドの上に両親は眠っていました。

遼河は柳に、不老草の実の収穫を指示。

収穫した実を手で握り、その汁を両親に飲ませました。

すると…

両親の身体がまばゆい光を放ち、みるみる回復していきます。

そして、先にアイリーンの父親が目を覚ましました。

続いて母親も。

まだ意識は朦朧としているものの、病気はすっかり治った様子。

その後、遼河と柳はジョージを部屋に残し、アイリーンのもとへ戻っていきました。

道中。

遼河のウインドウに、このようなメッセージが表示されました。

「破産の遺物と戦争の遺物が付近にいます」

少し先の景色が完全に焼け野原になっており、アイリーンとキイラがとてつもない戦闘を繰り広げている様子が伺えます。

ここから先は車で行けないと判断し、遼河と柳は歩いて移動。

その時、遼河は何者かの気配を察知します。

遼河の前に現れたのは、アイリーンでした。

アイリーンはピンピンしていますが、突然キイラが消えたとのこと。

「アイツは逃げるようなヤツじゃない。戦争の遺物もまだ近くにいるようだ…」

と考えていると、遼河は一つの仮説にたどり着きました。

それが、遺物のリスクの発動。

キイラが持っている遺物は、エジプト神話の破壊の女神・セクメトの遺物。

そして、セクメトのもう一つの姿が、愛の女神・ハトホル。

キイラの遺物には、変身というリスクが伴っているのだそう。

つまり今、目の前にキイラの姿が見えないということは、見つかりにくい何かに変身した可能性が高い、ということ。

そこで遼河たちは分かれてキイラを探すことに。

そんな中、柳はキイラたちが持っていた絵画の遺物を先に発見。

しかし、遼河は絵画の一部を切り取ってしまいました。

「どうせ後で復元できる。これと一緒に地図の遺物を使えば…」

遼河が遺物を併用すると、芋虫の姿で地面を這っているキイラを見つけました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

52話

すぐさまキイラを捕獲する遼河。

これにてキイラとの戦い、ホルトン夫妻の治療を終えました。

遼河はホルトン夫妻から祝賀パーティーに誘われたものの、まだ仕事が残っています。

その仕事とは、キイラの処分です。

それにあたり遼河は柳に、絵画遺物のコピーを作らせていました。

とはいえ、コピーした遺物は本物に比べて、効果をフルに発揮することができません。

「できるだけキイラの支配力を抑えておかないと…」

と想いながら、遼河は行動します。

そして到着したのは、ホルトン夫妻のセカンドハウス。

あまり使っていない家でしたが、かなり豪華な家です。

柳は引き続きコピーの作成、遼河はキイラの抑え込みに取り掛かりました。

キイラは芋虫姿になりながらも、

「元の姿に戻ったらただじゃおかない」

と怒り心頭。

ただ今は、遼河に逆らうことができません。

そして遼河は酒瓶を取り出し、その中にキイラを入れました。

すると、遼河のウインドウに次々とメッセージが表示。

「荒々しい戦争の女神が酒に酔い、気分が良くなりました」

「戦争の女神の力が弱まります」

「戦争の女神の精神が崩壊しようとしています」

どうやらキイラは、酒にめっぽう弱いようです。

今までのキイラからは想像もできないくらい酔っぱらい、ハイテンションで暴れまわっています。

しばらくすると、柳も絵画遺物のコピーを終えました。

しかし、家の外から物音が聞こえてきます。

遼河は、キイラの部下が家の周りを取り囲んだのだろう、と推測。

心配する柳をよそに遼河は、計画通りだと言いました。

「わざとキイラの部下をおびき寄せた。そして部下を始末するために、絵画遺物のコピーを使う」

と。

すると、キイラの部下たちが家に乗り込んできました。

キイラは酒瓶の中で、その様子を察知。

そしでバタバタと暴れまわり、自分の居場所を伝えようとしました。

その様子に気づいた遼河。

酒瓶を手に取り、部下に向かって全力で投げつけました。

部下はこれを回避し、酒瓶はそのまま壁に当たり砕けます。

しかし、遼河の挑発に腹を立てた部下の一人が、地面に落ちていた芋虫を踏みつけたのです。

何度も何度も。

このタイミングで、遼河のウインドウにメッセージが表示されました。

「主人が負傷し支配力が不安定になっています。戦争の遺物が力を発揮できません」

部下に踏みつけられ、キイラの支配力が著しく低下していきます。

そして遼河は絵画遺物を発動し、部下たちを吸い込みました。

しかもその中には、キイラの姿もありました。

計画通りに事を進めることができた遼河。

絵画の中でキイラたちにたっぷり罰を与えると、キイラは、

「軍事機密が入ったUSBを渡すから助けてくれ」

と泣き叫ぶのでした。

しかし…

遼河はキイラたちを絵画遺物の中から出しませんでした。

なんと、絵画遺物をそのまま燃やしてしまったのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

53話

「キイラ将軍が行方不明になった」

というニュースが大々的に放送されている中、遼河たちはホルトン夫妻に招かれ、船上パーティーに参加しています。

ホルトン夫妻はすっかり元気。

そして遼河はホルトン夫妻の信頼を得て、バックアップしてもらえることに。

そこでさっそく遼河は、

「新規事業立ち上げの計画をしている」

と話し始めました。

事業内容は、

  • 遺物を使って様々な製品を生産
  • それを世界中で販売する
  • イチオシは「不老草」
  • 今後も遺物は増えていく
  • 優秀な人材もリクルート済み

という形。

あとは資金面が整えば、すぐに事業を開始できると。

ホルトン夫妻は快諾し、資金援助を約束しました。

そして、遼河が立ち上げる事業の社名は「グレイブ」

そんな話をしていると、久しぶりにカラスが出現!

カラスの出現に伴い、所有している遺物も様子がおかしく…。

遼河はアイリーンとホルトン夫妻を船室に退避させ、カラスと2人で話を始めました。

「お前のやり方は盗掘屋ではなく、タチの悪い強盗」

と言うカラス。

さらに続けて、遼河たちを狙う遺物がいると言いました。

「遼河自身が遺物たちの敵対心を煽っていることが原因」

とのことです。

しかも厄介なことに、大物の遺物たちも遼河を狙い始めたのだとか。

その遺物とは、遺物の中でもトップに君臨しており、カラスを幽閉したやつら。

「やれるものならやってみろ。所詮はただの遺物に過ぎない」

と、相変わらず強気な態度で出る遼河。

話を終えるとカラスは、S級遺物「夕顔長者の夕顔」を渡して去っていきました。

遺物の中には財宝が入っているようですが、当たる確率は1/2。

  • 弟・次郎の夕顔なら当たり
  • 兄・一太郎の夕顔なら外れ、災いが入っている

そのため今はいじらず、しまっておくことにしました。

収納先は絵画遺物「ゴッホの未完成絵画」の中。

その後、パーティーが終わると、遼河はすぐさまグレイブの立ち上げを進めました。

それにあたり、改めてエドワードと契約。

しかし後日。

遼河のもとに1通の招待状が。

遺物発掘団が集うパーティーへの案内でした。

しかも主催はパンドラで、差出人は大河原。

さらに参加者リストの中に、見覚えのある名前を見つけるのでした。

「ユリアン・ミラー」

遺物使用者であり、遼河とは正反対の人間とのこと。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

54話

パーティー会場にて、エドワードと合流したたち。

情報収集を進めていたものの大した情報はなく、参加者たちはリクルート活動を積極的に行っている様子。

また遼河は、いい意味でも悪い意味でも注目を集めている人物とのこと。

そんな時、ある男から声をかけられました。

彼の名前は「オースティン・ロックフェラー」

パーティーの主催者の1人で、世界的に有名なハリウッドスターです。

当然パーティー会場の面々もロックフェラーに注目していますが、遼河はロックフェラーから”嫌な予感”を感じていました。

「遺物のオーラは感じないけど、もしかしたら隠しているのかもしれない」

と。

柳はロックフェラーの大ファンのようで、サインをお願いしました。

その時、ロックフェラーが万年筆を取り出したのですが、これこそが遺物でした。

「俺への尊敬と憧れを強制注入してやる」

心の中でそうつぶやきサインを書くと、柳の身体が勝手に動き出し、サインをビリビリ破りました。

これは遼河のコントロールによるもの。

シェークスピアの遺物を使って、柳の身体を操作したのです。

遼河はロックフェラーが万年筆(遺物)を使う時のオーラを感知し、それを回避するために柳の身体をコントロールしました。

その後、遼河はロックフェラーの素性を確認します。

ロックフェラー家はホルトン家に匹敵するほどの大富豪で、遺物使用者たちをサポートした後援者一族。

中でもパンドラに対して手厚いサポートをしていたようです。

つまり、遼河とは敵対勢力にあたる存在。

「今ここで鼻っ柱をへし折ってやる」

と考える遼河ですが、一つの疑問を持ちました。

そもろもロックフェラー家に、この年齢の男の遺物使用者はいなかったはず、と。

さらにロックフェラーは動揺を隠しきれず、そのせいで遺物のオーラがダダ漏れに。

神クラスの遺物だと、遼河は感じ取りました。

そしてロックフェラーは遺物を取り出し、遼河に反撃しようとするのですが…

メディアが一斉に押し寄せ、ロックフェラーが遺物を使う姿をおさめようとしました。

このせいもあって、遼河とロックフェラーの小競り合いは一段落。

そして会場内にアナウンスが流れました。

「まもなくブリーフィングを始めさせていただきます」

アナウンスをしたのは、ユリアン・ミラー。

ミラーは、遼河が大河原のもとにいた時の仲間。

彼は諸葛孔明の遺物を持っていて、大河原の左腕として活躍していました。

ただ、遼河とは価値観が正反対。

当時のことを思い返すと頭が痛くなるほど。

しかし、当時と今とでは状況が異なります。

「大河原の手駒にさせるわけにはいかない」

遼河はなんとしてでも、大河原がミラーと接触するのを防ごうとするのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

55話

記者たちが一斉に動き出し、大河原に対しインタビューを行います。

大河原はインタビューに答えることなく、すぐさまミラーに接触。

「君は我が発掘団の仲間になったんだ」

なんとミラーはすでに、大河原たち(TKBM)と契約していたのです。

大河原の行動の速さにイラつきつつ遼河は、ミラーが「人を見る目がない」と心の中で呟きます。

そしてスマホを操作し柳とエドワードに連絡を。

2人と合流すると、リチャードに接触。

「新作は”描かない”んじゃなくて、”描けない”だろ」

遼河の言葉に焦りを見せるリチャード。

そんなのお構いなしに、遼河は記者に言いました。

「リチャードの絵は誰かの代筆作か贋作だという話がある」

ざわつく記者たちと、怒りだすリチャード。

「遺物を使って俺の絵を盗んだくせに」

今後は柳がこう言いました。

記者たちは格好のネタを手にし、本当なのかは置いておき、さっそく記事にすると動き出しています。

リチャードと柳が取っ組み合っている中、遼河はミラーに接触。

「パンドラとは関わらない方がいい。大河原は恐ろしい”征服の遺物”の使用者でもある」

この話を聞いていた大河原は、

「そんな話はでっち上げだ!」

と叫びます。

大河原はエドワードに対し潔白を求めるものの、当然エドワードは大河原を無視。

騒動が徐々に大きくなる中、ミラーは言いました。

「今日の話はなかったことに」

大河原たちとの契約を白紙に戻した形です。

会場から立ち去っていくミラーは、遼河の強力な支配力を察知しているのでした。

遼河に妨害された大河原は征服の遺物を使い、遼河を始末しようとします。

大地震が起きたかのように揺れ動く会場。

するとロックフェラーが制裁に入ってきました。

「こいつは私にお任せを」

ロックフェラーは遼河に対戦を仕掛け、懐から一冊の本を取り出しました。

SSクラスの宗教経典型遺物・ゾロアスター教のアヴェスター。

アヴェスターの遺物は、周りの人間を狂信徒にする効果がありました。

会場内にいた人々は狂信徒となり、遼河たちに襲いかかります。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

56話

ロックフェラーに対抗し、遼河も精神攻撃を発動。

遺物・海賊の剣は、戦場の恐怖を相手に見せる効果がありました。

幻覚が見えている狂信徒はもがき苦しみ。攻撃どころではなくなっています。

さらに遼河は、いつの間にかロックフェラーからアヴェスターの遺物を盗み取っていました。

しかし、まだアヴェスターの遺物を使うことができませんでした。

「まだ主人がいる帰属性遺物なので使用できません」

というメッセージが表示。

ロックフェラーは自らの力で奪還を試みるものの、荒縄のせいで身動きが取れなくなりました。

首を締め付けられるロックフェラー。

そのせいで支配力が徐々に下がっていきます。

すると、ウインドウに新たなメッセージが。

「支配力がB級に下がりました。主人とアヴェスターの契約が解かれました」

これをチャンスを見た遼河は、一気に支配力を注入!

しかしロックフェラーも黙っていません。

強引に荒縄をほどこうとします。

さらにボディーガードであるベラがサポートに入り、荒縄をほどくことに成功しました。

とはいえ遼河はすでに、アヴェスターとの契約を済ませています。

これ以上ロックフェラーと戦う必要はなく、パーティー会場を去ろうとしますが、ベラが追いかけてきます。

遼河は煙玉(煙幕)で目眩ましをし、柳・エドワードとともにパーティー会場を脱出しようとします。

その時、ミラーにも声をかけました。

「お前も一緒に来い」

ミラーも始めは遼河を疑い敵対視していたものの、結果としてはともに脱出しました。

パーティー会場から出ると、アイリーンとも合流。

そこでは柳が脱出用の絵を描いています。

また、遼河はミラーに尋ねました。

「妹を探しているそうだな」

遼河は妹を探すことを口実にミラーを引き込もうとしたものの、なんと妹はもう死んでいるのだとか。

ミラーの目の前で死んだとのこと。

そんな話をしていると、柳が描いていた絵が完成。

そして無事に脱出を終えると、ミラーは一足先にその場から去っていくのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

57話

場面はニューヨークにある遼河のペントハウス。

パーティー会場で起こった騒動がニュースで放送される中、遼河はその様子を見てほくそ笑んでいます。

経典型遺物を手にい入れたことにもご満悦。

ただ、少し疑問も。

というのも、遼河が知っている過去とズレが生じていたから。

今までは過去の記憶でカバーできていましたが、これだけズレが生じるとカバーしきれなくなります。

「思ったよりも早かったな」

と考えていると、柳が遼河を呼びました。

柳は荒縄を修復しようとしていたものの、何やら様子がおかしいとのこと。

荒縄は柳の修復を拒んでいたのです。

すると…

荒縄から突然まばゆい光が。

そして遼河のウインドウにもメッセージが表示されました。

「功績をあげた荒縄が変化しようとしています。ランクが変わります」

荒縄な”多才多能な銀の荒縄”という帰属性遺物に変化し、特技も増えました。

さらに遼河も新たな称号・遺物調教師を取得。

すべての遺物に対する適合力が上がり、遺物の能力を90%まで引き出せるようになりました。

遼河はこの機会に、遺物の成長方法について調べてみることに…。

場面は変わりパンドラ本部へ。

パーティーが中断されたことの報告会が行われており、また、世界各地で墓が帯をなして発生しているという報告も。

「最大規模の墓が7つ出現する」

パンドラはこの7つの墓を死守しようとしています。

ただ、そのための人材が不足していました。

そんな時、壇上のスクリーンに、パンドラがピックアップしていた候補者リストが表示。

その中には、征服の能力者・大河原や、芸術の能力者・ロックフェラー、復元の能力者・リチャード、策略の能力者・ミラーの名前も。

とはいえ彼らは、すでにパンドラの一員です。

そこでパンドラは、まだ一員になっていない人物に注目。

破産の能力者・アイリーン、財物の能力者、エドワード、詐欺の能力者、柳。

そして強奪の能力者・剛力遼河。

遼河が所有する遺物は他を圧倒しており、その数は50。

しかしパンドラは、遼河を敵対視しています。

「剛力がいくら遺物を所有していても、パンドラの情報力には敵わない。7つの墓は絶対に剛力には攻略できない」

と、

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

58話

ウインドにて、遺物成長の基本条件を確認している遼河。

  • C級(一般)→一般的な行動
  • B級(レア)→希少な行動
  • A級(宝物)→宝物に指定されるクラスの価値
  • S級(英雄伝説)→時代の一線を画す英雄として知れ渡る
  • SS級(神クラス)→遺物や主人が神格化

遼河はカラスにより詳細な情報を尋ねるものの、応答はありませんでした。

その後、柳に呼ばれ遼河はニュースをチェック。

ニュースによると今、世界中で異常な数の遺跡が発生しているとのこと。

そして地図上に表示すると、帯状に連なります。

これは”七大墓”が現れる前兆ということを、遼河は知っていました。

ただ遼河の記憶では、七大墓が現れるのはもっと後でした。

やはり未来が変わっているのは間違いありません。

柳は遼河に、七大墓の詳細を尋ねました。

七大墓とは、キリスト教に出てくる”七つの大罪”の属性が宿る墓で危険度も高く、貴重な遺物が存在するところ。

七大墓を征服した者の多くが王クラスの座に就いたこともあり、遼河は誰よりも先にすべての墓の征服することを目論んでいました。

そして七大墓に潜るためには、

  1. 実力のある仲間
  2. 性能のいい遺物

最低でも片方が必要不可欠。

今から仲間を迎えるのは難しいと判断した遼河は、遺物の性能アップを考えていたのです。

しかしここで、仲間について何かを思い出し、ソロアスター教のアヴェスターを手にします。

そう、アヴェスターは周囲を信者にする効果がある遺物。

ただアヴェスターを使おうとすると、ウインドウにこのようなメッセージが。

「該当遺物の使用資格を満たしていません。あなたを崇拝する人間が最低10人異常必要です」

遼河は信者を集める方法を考えました。

そこで思いついたのが”小説”

ロックフェラーが小説家の一面も持っていたことを知ったからです。

遼河はロックフェラーの小説を読み漁り、最低限の知識をつけることに。

そしてすぐさま小説の作成に取り掛かり、完成したものを柳たちに読んでもらいました。

感想はなんと、駄作。

内容がつまらないのはもちろん、難しい単語を使いすぎだ、と。

「本来の自分の才能と向き合うことが大切」

と痛感した遼河なのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

59話

柳が復元作業をしていると、遼河がいきなり指示が。

「出張だから今すぐ荷物をまとめろ」

出張先は日本・京都。

京都では女性のみが2000人以上も失踪するという、不可解な事件が起きていました。

遼河の推測では、これはハーレムの遺物の効果とのこと。

「俺がハーレムの遺物を手にして、ファンを集めてアヴェスターと契約してやる」

と目論む遼河。

京都に到着すると、遼河たちはとある竹林に訪れました、

どうやらここの神社に、失踪者たちが集まっている様子。

しかし竹林の出入り口は、警察が固めています。

遼河は柳を物陰に残し、1人で偵察に行きました。

力技で警察官をなぎ倒すものの、すぐに他の警察官が察知。

ただ彼らは、コントロールされた失踪者たちに襲われてしまいました。

まるで人間兵器です。

するとその中には、未来記の主人だった女の子・佐々木由香の姿も。

遼河が彼女の名前を呼ぶと、コントロールが解け、正常な状態に戻りました。

遼河は由香を引き連れ一旦、柳の場所へ戻ります。

そして事の経緯を聞くことに。

  • 操っていたのはアメリカ人の軍人
  • 名前はシモン
  • 近隣の街には催眠にかかった人が2000人以上いる
  • シモンはハーレムの遺物だけでなく、降霊術型遺物も持っている

とのこと。

つまり、ハーレムの遺物で女性を虜にし、さらに降霊術型遺物で霊を憑依させ、人間兵器を作り上げていたのです。

情報を仕入れた遼河は、竹林を引き上げ宿に戻っていきます。

するとウインドウにメッセージが。

「経典型遺物の基本使用条件を一部満たしました。あなたに惚れている人数4人」

1人は由香だとして残りの3人は…?

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

60話

使える状態ではないアヌビスの遺物を手にする遼河。

そして庭に出て遺物を放り投げると、そこからアヌビスの姿が現れました。

アヌビスと会話をする遼河。

「大人しく契約すれば復元してやる」

遼河の提案を断固として拒否するアヌビス。

そこで遼河はアヌビスの調教を始めます。

荒縄を首輪代わりにして散歩をさせたり、お手やお座りを覚えさせたり。

アヌビスが反抗しようとすると、アップグレードした荒縄がそれを阻止。

最終的にアヌビスは遼河のことを認め、無事に契約が交わされました。

場面は切り替わり、とある神社へ。

「教主様」

と呼ばれている男が呼び起こされています。

侵入者がやってきていると。

侵入者とは遼河と柳でした。

遼河たちは教主と対面を果たすものの、彼はハーレムの遺物を使って辺りを包囲。

包囲している女性の数は2000人。

しかし遼河は余裕の表情。

地面に手をやると、地下から無数の骸骨兵が召喚されました。

遼河が使ったのは、死神の遺物。

骸骨兵の数は2万以上とのこと。

数の暴力で圧倒的優位に立った遼河。

教主にコントロールされた女性兵も、さすがに怖気づいている様子。

さらに彼女たちは遼河に白旗をあげ、片膝をついてひざまずいたのです。

これにより遼河は、教主を捕獲することに成功。

すると彼は、

「七大墓をクリアするための準備を整えていたのに」

とつぶやきました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

61話

遼河が教主を脅したところ、どうやら京都に七大墓の一つが出現する様子。

その後、女性兵たちは遼河の信者に。

結果、遼河はアヴェスターの遺物の使用条件を満たしました。

後日。

遼河は京都に出現する墓を攻略するため、しばらく京都に残ることを決めました。

しかし2000人の信者がどこまでも付きまとってきます。

その中には由香の姿もありました。

さらにもう1人、見知った顔が。

彼女の名前は桃李雪。

以前TKBMで同じ盗掘団にいたメンバーです。

雪は人捜しが遺物の感知能力に長けていて、チームの斥候を担当していました。

ただ雪は信者になっていたワケではなく、すぐに立ち去っていきました。

その後、部屋に戻った遼河は、アップグレードされた遺物をチェック。

  • 3つの遺物がD級からC級に
  • 幼いシェークスピアのペン(A級)→青年シェークスピアのペン(S級)

また、アヴェスターの遺物と契約したことで、カサノバの香水も手に入れていました。

そんな中、ホテルの廊下から遼河にささやきかける声が聞こえました。

「やらしい目をして…」

遼河が声を頼りに廊下に出ると、そこには清掃員として働く雪の姿が。

遼河は雪を呼び止め、遺物のオーラが溢れていることを告げました。

どうやら雪は、遼河のことを監視していたよう。

開き直った雪は、亡霊吉達(キルダル)を召喚。

高麗の三国遺事に登場する幽霊で、死霊型遺物です。

「死霊型遺物は危険」

そう判断した遼河は、すぐさま部屋に戻り扉を閉めました。

遼河いわく、死霊型遺物は下手をすれば魂を抜かれる、つまり死ぬとのこと。

しかし雪とキルダルは、扉の隙間を縫って中に入ってこようとします。

ただ、キルダルは遼河に近づくことができませんでした。

しかも遼河の所有する遺物の中に恐怖を感じるものがあり、姿そのものを消してしまったのです。

これを好機とみた遼河は、荒縄で雪を捕獲。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

62話

「誰の差し金だ?」

雪に問いかける遼河が、雪は口を割ろうとしません。

そして適当な話をして時間稼ぎをします。

時間稼ぎをしていれば、助けがくるはずだから。

雪の思惑通り、すぐさま助けがやってきました。

しかし彼らは、番犬として廊下に待たせておいたアヌビスに一網打尽。

遼河は廊下に出て彼らの正体を探りました。

手首のブレスレットを奪い取り、彼らは中国発掘団「赤火団」であることを把握。

助けに来た梁井も捕まえ、雪とあわせて尋問を行うのでした。

梁井いわく、自分たちはシモンを監視していたとのこと。

シモンとは、京都の神社にいたアイツ。

そしてシモンに七大墓の情報を流したのは、中国発掘団の上層部だったのです。

それから数日後。

遼河と柳は大津市を訪れていました。

中国発掘団はパンドラをハッキングし、”パンドラシステム”というデータベースから情報を抜き取っていました。

そのことを梁井から聞き出すことに成功した遼河。

さらに雪には盗聴型遺物を付けており、すべての会話が筒抜け状態。

2人とも今は解放し、あとあと仲間に加えようと考えていました。

タクシーに乗り込んだ遼河たちは、再び京都へ向かいます。

そしてシモンが言っていた通り、京都に墓が出現。

廃墟と化した京都の町。

他にも発掘団がいるはずですが、今のところ気配がありません。

そんな時、遼河の名前を呼ぶ人物が。

「こいつは…!」

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

63話

「TKBMの楊・成(ヤン・チェン)と申します」

その男は遼河に名刺を渡しました。

遼河たちと争うつもりはない、苦情があればいつでも連絡をくれと。

しかし遼河は、名刺をビリビリに破りました。

遼河はヤンに対して、かなりの怒りを覚えている様子。

それもそのはず。

”あの時”遼河を最後の墓に入れた張本人だったから…。

ヤンは以前、遼河が率いていた盗掘団のメンバーでした。

兄弟のように仲良くしていたものの、大河原の差し金により遼河を騙したのです。

「今回の墓は柳を置いていく方がいい。遼河の力が100%発揮されれば、今回の墓の攻略は難しくない」

ヤンはそう言って、遼河に1人で墓に向かわせました。

しかしその墓は、これまでと比べて難易度が遥かに高く、さらに脱出用だと渡された遺物は、窮地に追い込むようなものでした。

結果、遼河は仲間たちの命、そして自身の命を失うことに。

その時、カラスと出会ったことで、遼河は新たな人生を手に入れることになりました。

遼河はヤンとの話をさっさと終わらせ、柳と2人で墓に入っていきます。

墓の中はまるでイタリアのような雰囲気。

歴史感ある建物になっています。

ただ墓の中に入ると、柳を猛烈な睡魔が襲いました。

「思ったより遺物の影響が広がっている。さすが怠惰の墓だ」

遼河はいったん立ち止まり、柳の調子を戻すことを優先します。

そして遼河いわく七大墓は、七つの大罪の属性を一つずつ持っているとのこと。

  1. 傲慢
  2. 憤怒
  3. 嫉妬
  4. 怠惰
  5. 色欲
  6. 強欲
  7. 暴食

今、遼河たちがいる墓は「怠惰の墓」

墓に近づくと怠惰になってしまう特性があります。

そんな中遼河は、アヌビスを召喚。

そして柳を荒縄で縛り付け、強引に引き連れていきます。

道中、遼河は壁を爆発させ、本来の入口とは別の入口を作りました。

これにより入口の試練をむりやり回避することに成功。

中に入るとそこには、黄金宮殿「ドウム・アウレア」が広がっていました。

ドウム・アウレアに待ち構えているのは、ローマの皇帝・ネロの試練。

いたるところで爆発が生じ、火柱が燃え上がり、ろくに進めそうにありません。

そこで遼河は柳に、ゴッホの絵画遺物で火を吸い込むよう指示。

火はすべて吸い込まれ、前には道が見えてきました。

しかし背後からは、入口で怠惰に襲われていた盗掘団が大量に押し寄せてくるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

64話

墓の入口が開いた途端、一気に押し寄せる盗掘団。

彼らは遼河を捕まえようとするものの、遼河は「墓発掘スキル」を使い一網打尽に。

すると、遼河のウインドウにこのような表示が。

<考古学者を泣かす墓破壊者>の称号を獲得し、<墓発掘>のスキルが<墓破壊>に進化しました。

遼河はすぐさま墓破壊のスキルを発動し、残った盗掘団の面々を返り討ちにしました。

ついでに天井を一部崩壊し、道を塞いで追ってがくるのを防ぐのでした。

ローマ式の円形劇場にたどり着いた遼河と柳。

「この部屋にネロの遺物があるはず」

そんなことを考えているといきなり、入口が封鎖されました。

そして劇場内が炎に見舞われ、ネロの遺物が出現。

ネロは暴君として知られており、芸術を愛していました。

舞台に立ち公園を行ったり、文学作品を執筆したり。

しかし実力は、目の当てられるものではありませんでした。

また当時、ローマの大火が発生したのですが、火を放ったのはネロと言われていました。

ここで遼河は、ホメーロスの眼鏡を手に取ります。

ホメーロスはギリシャの吟遊詩人。

「イーリアス」「オデュッセイア」のなどの著者。

芸術家のネロをおびき出すには、もってこいの遺物です。

しかし、ホメーロスの遺物は一瞬にして炎の攻撃を受けてしまいます。

「そんな小細工は通用しない」

と。

さらに遼河と柳は、炎の熱さに苦しめられます。

このままでは焼け死んでしまう…

するとその時、ネロの炎が勢いを止めました。

「お前は”密かな秘書”の著者ではないか」

なんとネロは遼河の存在を知っており、ライバル視していたのです。

そして特別に、自分に謁見する機会を与えようと言うのです。

遼河は言われるがまま一歩ずつ足を進めていくと、ついにネロが姿を現しました。

ネロは遼河の著書に大変感銘を受けており、こうして対面できていることに嬉しさを感じているよう。

しかしネロは、遼河にこんな提案をしました。

「我と文学対決をしようぞ!」

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

65話

相手として不足はない、人気を競おうと提案してきたネロ。

やる気満々のネロに対し、引き気味の遼河。

どうすればネロを屈服させられるか?冷静に考えています。

相手は七大墓の遺物。

炎だけでなく他の能力もあるかもしれません。

対処法を考えていると、劇場の外には大勢の盗掘団がやってきました。

入口が封鎖されているため中に入れないものの、盗掘団は力づくで入口を壊し中に入ろうとします。

しかしネロが炎で対処。

そんな中、遼河のウインドウにメッセージが表示されました。

[策略の遺物]のオーラが近づいています。墓と遺物の弱点を把握する強力な遺物です。

策略の遺物=諸葛孔明の遺物。

つまり、ミラーが近づいているということ。

遼河は考えました。

「諸葛孔明の遺物を持っているミラーなら、弱点を見破れる。下手すれば先にネロの遺物を奪われるかもしれない」

遼河はミラーが来る前に、何とかしてネロの遺物を手に入れようと考えます。

そこで遼河は条件付きでネロの勝負を受けることに。

条件とは、場所の変更。

遼河はうまくネロを言いくるめ、劇場の外に連れ出すことに成功しました。

しかしちょうどその時、ミラーが劇場に到着。

ミラーは遼河に話しかけるものの、遼河はそそくさと劇場の外に出るのでした。

そして主を失った墓は、すぐさま崩壊。

その頃。

テレビでは、京都の墓が消えたというニュースが放送されています。

パンドラは、この墓がクリアされたと発表。

ニュースを見ていたロックフェラーは、

「誰が遺物を手に入れたのか報道しないのか!」

と怒りをあらわに。

そんなロックフェラーのもとに、遺物を持ち去った人物は遼河だという報告が入ります。

アヴェスターだけでなく、七大墓の遺物まで奪われるとは…と肩を落とすロックフェラー。

遼河の監視をより強化するよう、部下に指示しました。

場面は代わり遼河とネロのシーン。

遼河は勝負を始める前に、ネロに捜査の依頼をしました。

「密かな秘書をどうやって手に入れたんだ?」

ネロいわく、金を払って正規ルートで手に入れたとのこと。

ただ遼河は、正規ルートには流通させていませんでした。

つまり何者かが、金儲けのために”蜜かな秘書”を取り扱っている可能性が高いのです。

犯人探しを始める遼河。

手持ちの遺物を一つ一つ調べようとすると、何やら荒縄の様子がおかしいです。

「お前がやったのか?」

と尋ねると、明らかに動揺する荒縄なのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

66話

顔に怒りマークを浮かべながら、荒縄に言い寄る遼河。

無言を貫いていた荒縄ですが、横からアヌビスがこう言いました。

「面白いと自慢しただけだそうだ」

この一言をキッカケに荒縄は、真相を話し始めます。

ばら撒いてはいない、その紙でしか見せてない。

つまり、遼河の本をばら撒いた犯人は他にいるということでした。

その後旬は、まだ復元の終わっていない遺物を確認しに行きます。

その道中、

「金儲けなんてちょろいもんだ!」

という、とある遺物の独り言を耳にしました。

声のする部屋の扉を開けると、そこには数々の遺物が集まっていました。

遼河は凄まじい支配力で遺物を一箇所に集め、主導者を尋ねます。

すると彼らは、ミミズの方を一斉に振り向きました。

これで真犯人が発覚。

本来なら不老草のそばにいるはずのミミズ。

遼河が足で踏みつけ問い詰めると、金払いが悪いから小説を使って金を稼いだ、とのこと。

そして遼河が支配力を用いてミミズを尋問していくと、大量の金が部屋に出現。

「いったいいくらでばら撒いたんだ…」

と思うほどの金です。

ただその中には、色々な国の貨幣や値打ち物などが混ざっていました。

遼河は模様が刻まれた小石を手に取り、ミミズに見せます。

「なぜそれがあるんだ!?」

と驚き焦るミミズ。

ミミズいわく、その小石は”遺物の核”とのこと。

破壊された遺物から取り出すことができるものでした。

遺物の魂とも言えるもの。

そして翌日。

京都での用事を終えた遼河たちは、ニューヨークに戻る準備をしていました。

しかしその時。

建物の外には大勢の発掘団が、遼河のスカウトに訪れていました。

遺物の効果ではなく、純粋に遼河の能力が評価されているよう。

七大墓を攻略したという噂が、またたく間に広まったようです。

ただこのままでは、空港に向かうことができません。

「いい考えがあります」

柳が遼河に提案をしました。

七大墓の遺物の偽物を売るとかして、別の噂を広めようと。

遺物は時間が経てば消えてしまうけど、遺物の外側だけコピーして中に”遺物の核”を入れれば、通常の復元よりも長く持ってくれるはずと、柳は考えていました。

遼河は柳の提案を採用。

柳も早速、作業に取り掛かるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

67話

パンドラが作った遺物フォーラムを活用し、遺物の販売ページを作ろうとしている柳。

遺物フォーラムは、パンドラが情報収集を行うために作られたもの。

遼河と柳は逆に、情報収集フォーラムを利用してやろうとしたのです。

「売る 京都の墓の遺物急処分」

試行錯誤している柳に代わり、遼河が強気なタイトルで販売ページを作成。

しかし、閲覧数とコメント数が爆発してしまい、販売ページが削除されてしまいました。

とはいえ、問い合わせがひっきりなしに寄せられ、ついにはニュースにも取り上げられる事態に発展。

そこで遼河は、いくつかの情報を追加で出しました。

また取引方法をオークション方式とし、場所はロサンゼルスに指定。

遼河と柳はさっそくロサンゼルスに移動。

柳は引き続きコピー作りを進め、遼河はオークションの準備を進め。

いよいよオークション当日を迎えることに。

ただ、参加者の割にオークション会場はかなり狭い様子。

しかも開場時間になっても扉が開かず、参加者たちは不満たらたら。

ある程度時間を遅らせたところで、ようやく遼河がオークションを始めようと動き出しました。

柳には見張りを頼むのですが、桃李が近くに来ているようなので、1人では心もとない感じ。

「1人でもやり通す」

と意気込みを述べたため、遼河はは柳1人に見張りを任せることにしました。

その後、参加者たちの目の前に姿を現した遼河。

「入場料は1人につき遺物一つ」

ふざけた提案に、参加者たちからは罵声が飛び交います。

その中にはロックフェラーの姿もありました。

参加者たちは半ばやけくそ状態になり、見張りである柳に遺物を渡し、会場へと入っていきます。

会場内では遼河が、今回の競売品を紹介していました。

「シーザーの遺物(コピー品)」

もちろん参加者たちは、この遺物がコピー品であるとはわかっていません。

一方外では、参加者の締切が行われていました。

集まった遺物を持って中に入ろうとすると、柳にミラーが声をかけてきました。

ミラーは遼河が、偽物をオークションに出品していることを知っている様子。

柳は必死にごまかすものの、洞察力の鋭いミラーには通用しません。

しかもミラーは会場内に入り、騒ぎを起こそうと画策しています。

「なんとかして止めないと」

柳がとった行動とは…!?

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

68話

柳はミラーに、オークションに出品している遺物が偽物であることを告白。

ただ展示用のレプリカであり、落札されたら本物を渡すと嘘をつきました。

これは柳の作戦。

ミラーをオークション会場に入れないように、上手くごまかそうとしているのです。

しかしミラーは聞く耳を持たず、オークション会場に入っていこうとします。

次に柳がついた嘘は、自分たちが知っている機密情報を話すこと。

それでもミラーは一切、聞く耳を持ってくれませんでした。

その頃。

オークション会場では競り合いが加熱しています。

あっという間に2億ドルを超え、まだまだ止まらなそうな勢い。

するとオークション会場に到着したミラーが、遺物を発動させながら、オークションの中止を要求しました。

とはいえ遼河は、オークションを中止するワケにはいきません。

荒縄に指示を出しミラーを縛り上げると、なんとか偽物であることがバレずに済むのでした。

しかも反対にミラーが悪者扱いされ、オークション参加者から冷たい視線を浴びることに…。

その後、オークションは無事に続けられ、遺物の値段は9億ドルにまで跳ね上がりました。

すると1人の女性がこんな提案を。

「お金の代わりにSSクラスの遺物で支払います」

遼河がこの提案を採用すると、彼女だけでなく他の参加者たちも遺物で支払おうとしました。

「SSクラスにSクラスもつけてやる」

「ならば俺はAクラスを2つ」

参加者たちは勝手に、遺物の差し出し合戦を始めたのです。

結果、偽の遺物は提案者であるモナコの女王・ソフィーが落札。

ソフィーはSSクラスの遺物1個+Sクラスの遺物2個+Aクラスの遺物3個+Bクラスの遺物10個+2億ドルで落札しました。

オークションを成功させた遼河は続いて、ミラーの対処を考えます。

ひとまず口元の荒縄をほどき、ミラーと話をすることに。

そんな中いきなり、頭上から死霊型遺物が襲いかかってきました。

気づいた時には既に遅し。

遼河とミラーの会話は盗み聞きされてしまいました。

このままでは落札された遺物が偽物であることが、すぐにバレてしまう。

しかし遼河は、

「逃げ道を作っておけば大丈夫」

と、意味深なことを述べました。

その頃、

偽物遺物を落札したソフィーは、大変ご満悦な様子。

自分も影響力の遺物使用者になれるとワクワクしている時、雪がソフィーの前に現れました。

「その遺物は偽物です。遺物を貸していただければ、偽物であることを証明できる」

と言う雪なのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

69話

ソフィーや雪たちの周りには。大勢の野次馬ができています。

仕方なく雪に遺物を差し出すソフィー。

すると雪は短刀でその遺物を一刀両断!

当然怒り出すソフィーでしたが、雪は落ち着いた口調で説明しました。

「私が使った短剣の遺物はB級。あなたの遺物はS級。下級遺物がこれほど簡単に上級遺物を壊せるはずはない」

つまり、ソフィーが落札した遺物はB級以下ということ。

ソフィーだけでなく周りの野次馬も騒ぎ出し、全員で遼河を捜し出すことになりました。

その頃。

遼河の耳にも、遺物が偽物であることがバレた、との報告が入っていました。

柳は全力でなにかの作業をしているところ。

そんな2人のもとへ雪がやってきました。

物陰から様子を観察している雪。

さらに他の参加者たちも遼河のもとへ到着。

「みなさんがご覧になった遺物は偽物です」

なんと遼河は、偽物を出品していたことを素直に告白。

しかしそれには事情があったと言い訳を始めます。

作業を終えた柳がみんなの前に現れると、上着をめくり腹部を見せつけました。

柳の腹部には、大きな傷がつけられています。

参加者たちも驚くほどの。

そして柳はこう言いました。

「最初から遺物を売るつもりはなかった。ただ、”京都の墓で手に入れた遺物を渡せ”という脅迫電話がかかってきたから、仕方なく…」

さらに診断書まで提示し、参加者たちの同情を集めたのです。

柳の話が終わると、次は遼河が話しました。

「犯人をこのオークション会場におびき出し、捕まえるつもりだった」

しかし遺物を落札したソフィーは腑に落ちていない様子。

ソフィーは犯人ではないし、場合によっては自分が犯人に狙われるかもしれない、と。

遼河いわく、ソフィーの周りには護衛がたくさんいるから大丈夫だと思った、と説明しました。

とはいえここまでの騒動になったら、犯人は現れません。

そこで遼河は、この場で本物の遺物をソフィーに渡すことに。

ちなみに、ここまでの流れはもちろん全てウソ。

脅迫電話などかかってきれおらず、柳の傷や診断書も偽物。

遼河には”ある企み”があったのです。

するとこのタイミングで、ミラーが登場、

遼河は身体をゴソゴソし、持っていたはずの本物の遺物(偽物)がない、と大声で叫びました。

周囲も焦りだし、遼河に言われるがまま会場内の出入り口をすべて封鎖。

そしてミラーの遺物を使い、本物の遺物(偽物)を捜し出すことに。

この時、遼河は”してやったり”という表情になりました。

なんと、ミラーの左胸のポケットが明るく光り、そこに本物の遺物(偽物)があることを示唆したのです。

「なんでここに遺物が…!?」

と焦るミラー。

護衛たちがミラーの周りに集まり、ボディーチェックが行われるのでした。

ここで遼河の種明かし。

荒縄に拘束されていたミラーですが実は、適当なタイミングで解放するよう荒縄に指示していました。

そしてもう一つ。

ネロの遺物には、オーラを隠したままミラーに付いていてくれと指示。

これにより遼河は、ミラーにバレることなくネロの遺物を所持させることに成功したのです。

結果、ミラーは犯人扱いされることに。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

70話

無事に(?)オークションは終了。

ミラーは遺物窃盗&脅迫容疑がかけられ、警察に連行。

これでミラーの発言力は激減したものの、遼河が思っていた以上に計画がズレました。

というのもネロの遺物(本物)を、ソフィーに渡さざるを得なかったから。

そうしないと事態が収束しなかったためです。

オークションを終えた遼河は、久しぶりにニューヨークのペントハウスに戻りました。

ペントハウスに戻ると遼河は、柳にお仕置き。

柳がミラーを食い止めてさえいれば、ここまでの騒動にならなかったからです。

とはいえ、オークション参加者から大量の遺物をもらうことに成功。

中には使えそうな遺物もたくさんありました。

するといきなり、窓をコンコンと叩く音が。

なんとソフィーが持っていったはずのネロの遺物がやってきたのです。

ネロは遼河と文学対決をするためだけに、ペントハウスにやってきた様子。

今すぐにでも対決を始めたいネロですが、遼河はじらしました。

「このまま対決を始めたら、ネロは古墳化を起こすはず。となるとペントハウスでは対決できない」

と考えていたから。

そこで遼河はネロとの対決にふさわしい場所を調べました。

その頃。

ソフィーが住むモナコの城では、大きな火災が起こっています。

ネロの遺物が脱走する時、火災が発生したよう。

何とか鎮火できそうでしたが、ソフィーはネロの遺物が見当たらないことに焦っていました。

遼河がら遺物をもらって帰ってきた時。

ソフィーが遺物に手を触れると、ネロは突然怒り出したのです。

「私はあなたの主人」

と説得するソフィーでしたが、ネロは一切聞く耳を持ちません。

そして身体から火を吹き出し、あたり一面を火の海に…。

どうやって手懐ければいいのか…と考えていると、雪がやってきました。

雪はネロの遺物の居場所を突き止めていました。

そしてソフィーはすぐさま、そこへ向かう準備を進めることに。

その頃。

ハワイ・カウアイ島に遼河たちはいました。

ネロの遺物と勝負するために。

しかもここには、TKBMの別荘がありました。

遼河はここに墓を出現させて、大河原が所有する別荘もついでに破壊しようと考えていたのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

71話

別荘の空から突然、大量の金が降ってきました。

ミミズや荒縄が音頭をとり、別荘内にいるスタッフたちを煽っています。

大金に目をくらませ、仕事を放棄するスタッフたち。

そのスキに遼河は別荘内に進入。

そしてネロの遺物を外に出すのですが、何やら不服そうな様子。

「観客がいない!審査員もいない!!」

ただ遼河は準備済だと説得。

納得したネロの遺物はさっそく、準備を開始。

巨大な墓を出現させ、別荘周辺は一瞬にして壊滅状態。

以前よりも立派な墓です。

すると遼河のウインドウにメッセージが表示。

「墓化され内部空間は外部と別の空間となりました」

「宮殿に閉じ込められました。喝采と賛辞を送るまでは抜け出すことができません」

そして遼河は約束通り、大勢の観客(遺物)を準備。

ミミズに指示し、遺物たちを集めたそうです。

ネロもご満悦。

準備が整うといよいよ、遼河VSネロの文学対決がスタート!

その頃。

大河原のもとに報告が入ります。

ハワイの別荘が焼け野原になった、ローマ式の遺物が出現したことが原因で。

初めは冷静に聞いていた大河原ですが、美術館にあった7000万ドル相当の美術品が燃えた、さらに農場や工場の被害も含めると2億ドル以上の損害になるという報告に、一気に顔が青ざめます。

報告はまだ終わりません。

モナコ王室との取引も中止とのこと。

大河原はすぐさまソフィーと電話で通話。

ソフィーは怒っている口調で大河原に尋ねました。

「なぜ遺物が会長の別荘にあるのですか?嘘の答えを述べると今後、TKBMはモナコに一歩も立ち入れなくなります」

当然そのことなど知らない大河原。

自分も被害者であると弁明します。

ソフィーはそれならばと、自ら直接乗り込んで調査を進める姿勢。

大河原も好きにしてください、と言いました。

そしてなぜ、このような事態になったのか考えると…

遼河の仕業だと推測。

京都の墓から遺物を持ち去り、さらにモナコの王女に売り渡した。

「間違いなく遼河の仕業だ!」

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

72話

先に七大墓を攻略されただけでなく、別荘までも破壊されたことに激怒する大河原。

部下に命じ、今すぐハワイに向かう準備を進めます。

その頃。

ハワイでは遼河VSネロの文学対決が行われようとしています。

観客席には大勢の遺物。

ネロは遼河に敵意むき出し。

「我も小説を書いて販売したのに、たった一冊しか売れなかった。すべてお前のせいだ」

しかもその一冊は、ネロ自身が購入したもの。

ただ観客席からは、ネロの作品を知っているという声が聞こえてきます。

小説の名前は<神も敵わぬ芸術家ネロ>

残念ながら評判は散々たるもの、

これがキッカケでネロは、さらに敵意が強くなり…

遼河のウインドウにはこのようなメッセージが表示されました。

「ネロの能力<絶対命令権>が発動し、領域内はすべてがネロの望む通りになります」

そしてネロは観客席に命じました。

「我の方が優れていると言え。さもなければ命を奪う」

と。

遼河は改めて、ネロの凶暴さを実感。

勝ち方を模索するものの、闘ったところで勝つことはかなり難しそう。

そこで遼河はネロに、勝負を諦めてもらう方法を考えます。

遼河はまず、ネロの小説を自分と観客に読ませるよう提案。

しかしネロいわく、人間は遺物の言葉を理解できないとのこと。

それでも遼河はネロから小説を受け取りました。

すると…

遼河はスラスラとネロの小説を読み始めたのです。

まさかの事態に口を大きく開いて驚くネロ。

観客席からもざわめきの声が。

さらに遼河はネロを挑発。

「文学対決をするとは言ったけど、こんなに稚拙な小説を読んだのは人生初。よくこんな小説を売ろうと思ったな」

ネロは精神的に大ダメージを負います。

ネロの弱点は精神面。

暴君だったネロは、仕えるものからの意見や反論を聞いたことがありませんでした。

意見するものなら命を奪われる恐れがあったからです。

精神的な攻撃の効果を確信した遼河は、次々ネロに罵声を浴びせました。

そしてタイトルを<皇帝の苦悩>に修正すると、観客席からも驚きの声があがりました。

その後も文章の添削・修正を続けていき、観客席の遺物は完全に遼河を支持。

しかしネロは黙っていませんでした。

暴君ぶりを発揮し、観客席に向けて炎を放ったのです。

遼河はネロに一言。

「何でもかんでも力で操作するのか。芸術家失格だな」

そう言って小説をビリビリに破くと、ネロの心は完全に打ち砕かれました。

跪くネロに対し、遼河はさらに一枚の紙を渡します。

それは世間のアンチコメント集。

アンチコメントを目にしたネロの反応は…

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

73話

まさかこれほど炎上しているとは思っていなかったネロ。

コメント集をグシャッと握り、顔を隠します。

そんなネロに口撃を続ける遼河。

すると会場がガラガラと揺れ始め、辺りの炎も消えました。

遼河のウインドウにもメッセージが表示。

「ネロが理性を失いました。敗北を認めました」

チャンスだと感じた遼河はネロに近づき、説得を試みました。

自分に従うなら執筆についての講義をしてやる、と。

ネロは素直に遼河の提案を受け入れます。

これにて遼河は見事、ネロの遺物をゲット。

同時に、敵の士気を削ぐことができる能力<怠惰の能力>も手にしました。

さらに黄金宮殿を自在に操る能力や、支配力アップなどの恩恵も、

そしてネロの遺物は、マジェスティの7つのキーの1つとのこと。

マジェスティとは皇帝を意味する言葉。

詳細がわからない遼河ですが、この七大墓の遺物が”ただの遺物ではない”ことは確実。

対決が終わったということで、観客として訪れていた遺物たちは会場を後にしようとするのですが…

荒縄が全員を確保。

遼河はむりやり遺物たちを屈服させようとしました。

しかし一体の遺物が斧で縄を破り、中から脱出。

「Aクラス以上の遺物でないと破れないのに…」

どうやら遺物の中には、上位クラスも紛れ込んでいたようです。

このままだと遺物が全員逃げてしまう。

そう感じた旬は自らの圧倒的な支配力で、大量の遺物の制圧を試みました。

が、すべてを抑え込むのは難しそう。

そこで遼河はアヌビスとセトを召喚し、二匹の力を活用しようとしました。

遺物たちはアヌビスとセトをそれぞれ、”軍団長””師団長”と呼んでいます。

アヌビスは焦りました。

「人間ごときに支配されたことがバレたら、メンツが丸つぶれ…」

するとセトが遼河に捕まったと言いそうになりました。

間一髪のところでアヌビスが食い止め、現状のことを話しました。

「人間に支配されたわけではない、遼河は我ら遺物を満足させられる数少ない人間。遺物文化財へ指定するに値するか見極めるため近くにいるのだ」

アヌビスのことばに歓喜する遺物たち。

遼河のウインドウにもメッセージが表示されました。

「指定遺物<遺物文化財1号>候補に選出されました。消極的だったファンたちが積極的になり表面化します」

さらに遺物をいつでもレアクラス(B)まで育成できるようにもなりました。

アヌビスの声がけもあり遼河は、観客の遺物をすべて手にすることに成功。

墓での作業も完了となりました。

墓が消えると大河原の別荘が跡形もなくなっていることが発覚。

完全に焼け野原です。

するとそこへ、大河原がやってきました。

発掘団を従えてきた大河原は、彼らに遼河への攻撃を指示するのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

74話

遼河は盗掘団が所有している武器に、ブルータスの剣(Aクラス)を発見。

ブルータスの剣はシーザーを暗殺した時に使われたもの。

等級が上の遺物でも倒すことができる遺物です。

他にも色々な高性能遺物が揃っており、遼河1人で全員を相手にするには骨が折れそう。

仕方なく逃げ出す遼河と柳。

背後から攻撃が襲ってくるものの、何もしていないのに勝手に回避することに成功。

なんと盗掘団の遺物が遼河への攻撃を拒否したのです。

「あの方は遺物文化財候補だぞ!」

遺物の世界では遼河が遺物文化財候補であることが周知されており、遼河に攻撃すること=冒涜とされている様子。

思わぬ恩恵を受けることができた遼河は柳に、脱出の遺物を用意するよう指示。

すると柳がポケットにしまっていた遺物たちが騒ぎ出しました。

どうやらTKBMの遺物たちがいつの間にか、絵画遺物の中に収納されていたようです。

「遺物がなくなった」

とTKBMの連中もざわついています。

武器を失ったTKBMは銃で遼河に攻撃を仕掛けるものの、すべて無効化されてしまいます。

するとそこにソフィーがやってきました。

それと同時に柳も、脱出の遺物の用意が完了。

遼河はネロの遺物を大河原に投げ渡し、そのスキにとんずら。

「これで俺たちの取引は完了。あとで言いがかりつけるなよ」

と言い残し。

遼河と取引などしていない大河原ですが、これはすべて遼河の作戦。

”取引”という言葉を耳にしたソフィーは、怒りを燃え上がらせ大河原に詰め寄るのでした。

「やはりあなたが犯人だったのですね!」

激しい口論が繰り広げられている中、遼河たちはホルトン家のハワイの別荘に離脱。

そこにはアイリーンの姿もあります。

セキュリティはバッチリだから、安全は確保されているとのこと。

アイリーンが夕食を準備している間、遼河は盗聴器で盗み聞きをしていました。

遼河はネロの遺物に盗聴器をつけており、大河原やソフィーの会話がすべて筒抜けになっています。

はじめは有益な会話こそなかったものの、大河原の無罪がわかりそうになると、ソフィーは会話の内容を変えたのです。

「なぜオークション会場に姿を現さなかったのか?」

と尋ねるソフィー。

大河原はオークションに出品されるアイテムが”偽物”であることを知っていました。

今手にしている遺物も、シーザーの遺物ではなく”ネロの遺物”です。

なぜそう断言できるのかというと、大河原がすでにシーザーの遺物を所有しているから。

ここで大河原は機密事項としている特別な内容を、ソフィーに話し出しました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

75話

太陽がジリジリと照らす浜辺にある別荘にて、柳は不満を漏らしています。

「目の前には太平洋の浜辺があるのに、自分は部屋の中でカビ臭い骨董品いじりなんて…」

その傍らで遼河は書類作業をしています。

今回手に入れた遺物も合わせて、所有している遺物のクラスと遺物を記録しているよう。

使える遺物は1軍とし常に持ち歩き、それ以外は爆破用に別にする、そして製品作りに使えそうなものはエドワードに送ろうと考えていました。

すると遺物の中に、”ピヒョンの古いネックレス(Cクラス・消耗性遺物)”を発見。

ピヒョンとは韓国の三国遺事であるピ・ヒョンランのこと。

ピヒョンは亡霊を呼び出すことができた、と言われています。

そして雪が呼び出す死霊型遺物のキルダルは、ピヒョンが呼び出した亡霊の一人でした。

以前キルダルが遼河を攻撃しなかった理由は、遼河がピヒョンのネックレス(主の遺物)を持っていたから。

「普段の使い道はないものの、雪を相手にする時は役に立つ」

と考える遼河。

そして遼河は柳に、ピヒョンのネックレスの復元も指示するのでした。

その後。

休憩がてらリビングに向かうと、アイリーンがテレビを見ていました。

テレビでは日本に関するニュースが放送中。

国会議員が多数失踪し、国政に支障が出る事態になっているとのこと。

遼河は近々、2番目の七大墓が出現すると察知。

今度はクレオパトラの遺物のようです。

クレオパトラは七つの大罪の中で”色欲”の属性を持つ墓。

そしてクレオパトラの遺物は権力を持つ男に興味を示す特性がありました。

つまりクレオパトラの遺物の特性により、国会議員たちが失踪しているのです。

ただアイリーンいわく、失踪したのは国会議員だけではないよう。

”ある地方都市の住民”も失踪していました。

国会議員だけでなく、一般人も老若男女問わず失踪。

「確かにちょっとおかしい」

と感じた遼河は、直接行って事態を確認することに。

アイリーンも同行しようとするものの、遼河はそれを拒否。

「力を使ってリスクが発動したら危険。それに次第にリスクのレベルが上がってきているから心配」

と言ってアイリーンを説得しました。

そしてクレオパトラの色欲に負けそうになっている柳も、今回は同行させないことに。

柳にはニューヨークでの復元作業を指示しました。

遼河は別荘で遺物の仕分け作業を完了させ、1軍の遺物を中心に詰め込み単独で日本へ向かいます。

日本へ到着後、遺物のオーラを追って移動してみると、さっそく違和感を感じる遼河。

夏休み時期ではなく平日にも関わらず、大勢の人で賑わっている状態。

しかも服装もバラバラ。

スーツ姿の会社員や学生、パジャマ姿の人までいます。

「遺物に操られて来たヤツらだな」

と確信する遼河。

この近くに失踪者がいることは間違いなさそうですが、そもそもクレオパトラの遺物はだれかれ構わず引き寄せるものではありません。

クレオパトラの遺物じゃないのか?また未来が変わったのか?

と遼河が焦ると、いきなり地震が発生。

古墳化が始まり、地上型墓が出現したのです。

そして遼河は再び確信しました。

この墓を作ったのはクレオパトラの遺物ではない、と。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

76話

「地上型墓に閉じ込められました。クリアするまでは脱出できません」

軽井沢にて突如として現れた墓。

遼河のウインドウには次々とメッセージが表示されます。

  • 閉じ込められたすべての人が遺物の影響を直接受ける
  • 精力が上がり、理性を失い暴れる

”色欲の墓”ということもあり、人々はみな狂っています。

さらに遼河が所持している<ハーレムの遺物>も発動し、遼河のもとには大勢の女性が寄ってきます。

するとこのタイミングで表示されたメッセージにより、遺物の正体が明らかに。

スケコマシの「ピョン・ガンセ」と、生涯寡婦「オンニョ」の遺物。

しかし人々から追われている遼河。

大きな木の上に登り、なんとか一息つくことができました。

そして遺物のことを考えます。

ピョン・ガンセとオンニョは民謡・パンソリに登場する主人公。

有名ではあるものの、Sクラスとしては少し物足りなさを感じます。

「七大墓の遺物ならSクラス以上のはず」

そんなことを考えていると、女たちが斧を持ち出し木を切り倒そうとします。

すると荒縄が登場。

荒縄は空へ舞い上がり、遼河は空中からの逃走を試みます。

しかし思わぬトラブルが。

「善人だけが天に昇ることができます。遼河は業が深く天に逃げることができません」

というメッセージが表示され、雷に打たれて落下。

荒縄のおかげで地面への直撃は免れたものの、女達に捕まってしまいました。

ただ荒縄が女達を振り払い、なんとか事なきを得ます。

そのスキに再び逃げ始めると、遼河に遺物が話しかけてきました。

「なぜ正気を保っていられるのか不思議だわ」

と話すオンニョの遺物は、かなり強力で邪悪なオーラを放っています。

一方その頃。

ハワイのホルトン家別荘では、アイリーンがニュースを見ています。

「軽井沢に現れた墓が、七大墓の一つだと確認された。京都の墓以上に強力な遺物が感知されている」

遼河のことを心配するアイリーン。

すると遼河が残していった”マヤ神官 チラム・パラムの書の遺物”を手にしました。

この遺物は、対象が遭遇する危険を単語で教えてくれるもの。

アイリーンが遺物に手をかざすと、貞操という単語が浮かび上がりました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

77話

色欲の墓に柳もやってきます、

欲に身を任せ軽井沢までやってきた様子。

足取り軽くウキウキ気分で進む柳ですが、辺りに誰も人がいないことに肩を落とします。

すると次の瞬間、柳の横を男たちが全速力で駆け抜けていきました。

「女どもが向こうにいるから」

という話を聞き、柳も一緒になって走り出します。

ただいきなり地中から、将軍標の遺物が飛び出してきました。

「欲望をむき出しにする場だというのい走ってばかり。我が手伝ってやる!」

将軍標の遺物は身体から眩い光を放ち、柳以外の男たちはそれを直視してしまいます。

偏見を捨てろ、幸せを遠くで探す必要はないと遺物が述べると、男たちの行動は一変。

なんと目をハートにして柳を追いかけてきたのです。

その頃。

遼河は追ってをまくことができ、水車のある小屋を発見。

中には雪がいました。

雪は鋭い目つきで遼河を睨みつけ、

「あんたのせいでどれだけ私が苦労したと思ってるの?」

と因縁をつけてきました。

雪は何が何でも色欲の墓の遺物を手にするべく、ナイフを手に遼河に襲いかかろうとします。

しかし遼河は荒縄を用い、雪を縛りつけようとします。

雪VS荒縄

雪は遺物”フィン・マックールの袋(A級)”を使い、その中に荒縄を閉じ込めました。

その後、遼河は自ら雪に近づいていきます。

ただ足払いを喰らって倒れてしまい、雪に馬乗りにされます。

「おとなしく差し出す方が見のためよ…その肉体を!」

なんと雪は遼河の身体に興味津々。

ナイフで遼河のTシャツを切り裂き、よだれをダラダラ流します。

どうやら雪はオンニョの遺物に取り憑かれている様子。

雪の支配力をもってしても、オンニョの遺物には敵わなかったよう。

遼河いわく、いくら支配力が強くても遺物に直接取り憑かれたら、どうしようもないとのこと。

そして雪が唇を近づけてくると…

次の瞬間、正体不明の破産の力が襲いかかり、雪は弾き飛ばされました。

「アイリーンがここにいないのに破産の力?」

と想いつつ、これをチャンスと見た遼河は、雪から遺物を引き剥がそうとします。

雪を押し倒しリードして…という流れで身体を弄り、ホルスターの中に入っていたオンニョの遺物を発見!

オンニョの遺物は足袋の形をしており、B級の帰属性遺物でした。

相手がB級であれば、遼河の相手ではありません。

遼河は剣でオンニョの遺物を一刀両断。

ただ疑問が生じます。

「七大墓の遺物なのに、こんな簡単に壊れるか?」

と。

そこで遼河はオンニョの遺物を脅し、墓のクリア条件を吐かせました。

クリアするには、墓の本当の主人に会う必要があるとのこと。

つまり、オンニョの遺物とピョン・ガンセの遺物は、墓の主ではなかったのです。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

78話

オンニョの遺物たちは、人間をからかうのを手伝ってくれと依頼され、色欲の墓にやって来たとのこと。

遼河は主の居場所を尋ねるものの、オンニョの遺物は口を割ろうとしません。

そこで遼河は力技で吐かせようとしますが、

「話したら主に殺されるし、話さなかったらあんたに殺される」

と言い、なかなか埒が明きません。

するとそこに柳が物凄い勢いで突っ込んできました。

男どもに追われていた柳は遼河がいる小屋に逃げ込み、すぐさま扉を閉じます。

「そういえばピョン・ガンセが近くにいるんじゃない?」

と呟くオンニョの遺物。

小屋の外からは男どもの叫び声が聞こえ、扉をドンドン叩き柳を呼び出しました。

しかし次の瞬間。

将軍標の遺物が小屋の扉を破壊し、男どもが小屋の中へ進入。

目をハートにした男たちは鼻息荒く、柳に襲いかかろうとします。

ただ、ここで遼河が登場。

「命が惜しくなければかかってこい」

遼河が男たちを威嚇している一方、将軍標の遺物はオンニョの遺物を心配していました。

誰がお前を傷つけたんだ、と。

そして将軍標の遺物=ピョン・ガンセの遺物であることが分かり、ピョン・ガンセは遼河に対し激しい怒りをあらわに。

とはいえ遼河の前に手も足も出ず…。

遼河はピョン・ガンセの遺物を簡単に一刀両断。

これにより男たちの洗脳も解かれ、小屋から出ていくのでした。

その後、遼河はピョン・ガンセに対し主の居場所を尋ねました。

居場所を話そうとするピョン・ガンセをオンニョが止めようとしますが、ピョン・ガンセは生き延びることが優先だと言い、主の居場所を伝えることに。

しかし…次の瞬間。

雪がフィン・マックールの袋でピョン・ガンセの遺物を捕獲。

遼河はピョン・ガンセと荒縄を返すよう言いますが、もちろん雪は応じるはずもなく。

キルダルを召喚し、その隙に逃げ去ろうとします。

ただ、死霊型遺物であるキルダルは遼河に通用しません。

遼河はキルダルを軽く一蹴し、雪の攻撃も防御。

この勢いで雪は倒れ込んでしまいます。

観念した雪はフィン・マックールの袋を遼河に差し出すのですが…

次の瞬間、遼河の背後からナイフが飛んできました。

ナイフをコントロールしていたのは雪。

「ナイフ(銀の懐刀)は、三橋茉奈がくれたものだろ?」

と尋ねると、雪の反応から間違いなく三橋茉奈がくれたものだと確信。

三橋茉奈は四天王の一人。

  • 戦争王 キイラ
  • 布教王 アリ
  • 征服王 大河原
  • 貪欲王 三橋

貪欲の遺物を扱う最強最悪の敵だと、遼河は話します。

銀の懐刀を目にした遼河は、三橋が動き出したことを察知。

そして雪と三橋が繋がっていることを、悪い知らせだと言いました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

79話

激しく崩れ去る水車小屋。

雪いわく、自分に気を取られている間キルダルが水車小屋を壊していたとのこと。

しかし遼河は、絵画遺物を使って水車小屋の瓦礫を吸収。

なんとか圧死を避けることができました。

するとそこへ、再び雪が急襲。

右手にナイフを握りしめ、恐ろしい表情で遼河に飛びかかってきます。

「油断した。このままじゃ一発喰らってしまう」

と遼河が危機を感じたその時、ウインドウにメッセージが表示されました。

「不明な破産の力が相手を攻撃します」

破産の力によって雪は吹き飛ばされ、遼河はピンチを脱することができました。

ただ、破産の力の使い手は分かりません。

もしかしたらアイリーンの遺物に隠された機能があるのかも…と思いつつ、遼河は雪に近づきフィン・マックールの袋を奪取。

そして荒縄・オンニョ・ガンセたちを救出しました。

さらに遼河は約束通り、ガンセから主のもとへと案内してもらうことに。

目の前に現れたゲートに入る遼河と柳。

雪とキルダルも追いかけるようにゲートへ向かいました。

ゲートを出るとそこは洞窟。

先にはまだ扉があります。

扉はかなり巨大で、高さ10メートルほどはありそう。

扉に近づくと狐型のドアノブが声を発しました。

「この扉を開けるには条件がある」

ドアノブいわく、扉を開けられるのは”純潔な男だけ”とのこと。

墓の周りをあんな事にしておいて、ここにきて純潔だなんて…と反論する柳。

すると雪たちも登場。

女である雪は、性別の時点で条件から外れています。

このままでは誰一人条件を満たすことができないと判断した遼河は、扉の破壊を試みます。

勢いよく扉に走り寄ると、いきなりウインドウにメッセージが。

「条件が完璧に一致します。まごことなき純潔です。扉が開きます」

なんと扉が開いたのです。

遼河は混乱しつつ、扉の中へと向かいました。

扉の中には幻想的な風景が広がっています。

小さな宮殿とその周りには水辺。

しかもお宝も置かれています。

そして遼河たちが宮殿に向かうと、ようやく墓の主人が出現するのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

80話

ついに出現した、色欲の墓の主人。

洞窟の装飾や遺物の衣服が中国風のことから、遼河は色欲の墓の主人が”妲己(だっき)”だと推測。

妲己は遼河のことを弄ぼうとしています。

すると遼河のウインドウにメッセージが表示。

「色欲の遺物が誘惑能力を使用します。生気を吸われると命に危険が及びます」

次の瞬間。

妲己は身体から妙なオーラを噴出。

耐性を持っている遼河は大丈夫ですが、柳は一瞬にして妲己の虜に。

目はハート、鼻血も流すほど。

しかし遼河が頭にゲンコツをお見舞いしたおかげで、柳はなんとか正気を取り戻します。

ただカバンの中の遺物たちも、妲己のオーラにやられている様子。

「男どもはダメだ。雪なら使えるかも」

と判断した遼河は、雪との共闘を提案しました。

すると…

なんと雪も妲己の魅力にやられていたのです。

妲己の肌ツヤに見とれ、柳を生贄に差し出してその秘訣を聞こうとします。

こんな状態では、まともに戦えるのが遼河くらい…。

遼河は剣を取り出し妲己に近づくものの、この剣も妲己の影響を受けています。

「遺物が妲己に惑わされているから、普段の倍の支配力を消耗する」

と察した遼河は、秒速で妲己との決着をつけようとします。

しかしそう簡単にはいきません。

遼河は妲己の身体から現れた狐の尻尾に捕まり、身動きが取れなくなります。

妲己は九尾の狐と関連付けられており、”封神演義”にも狐の妖怪が妲己に化けたという物語が記載されています。

そして妲己は遼河を喰らおうとするのですが…

不純な味がすると顔をしかめ、丸呑みしようとします。

遼河のウインドウにはこのようなメッセージが。

「遺物が麻痺を使います。純潔を奪おうとしています。生気を吸われると墓をクリアできません」

このままではマズイと思いながらも遼河は、妲己に口づけをされます。

するといきなり、ウインドウの表示にバグが発生。

いきなり破産の遺物が暴走し、洞窟内が爆発したのです。

爆発によって生じた穴から登場したのはアイリーン。

「遼河が危ないと予知書に出ていて」

とのことで、わざわざサポートに来た様子。

妲己はアイリーンの力に恐怖を感じ、正面衝突は避けなければならないと判断。

そこで妲己はアイリーンに取引を持ちかけたものの、これが逆効果。

かえってアイリーンの力を高めてしまうのでした。

その結果…

妲己は力を失い、狐の姿に戻ってしまいました。

逃げ去る妲己を追いかける遼河。

妲己を追い詰めると荒縄で捕獲し見事、色欲の墓を完了しました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

81話

場面はパンドラ本部。

七大墓の遺物が先に2つ奪われたため、これから対策会議が行われるところ。

そこにはロックフェラーの姿もあります。

パンドラ所属の発掘団の不甲斐なさを嘆きつつ、会議室へと向かいます。

すると会議室には、オースティン・ロックフェラーの姉「イブ・ロックフェラー」がいました。

なぜここにいる?と尋ねるオースティンに対し、イブは言いました。

「あなたが無能だから。お前はもうここから外れなさい。これからは私が指揮する」

と。

すでに総括理事会でも決定したようで、オースティンはSPに掴まれ会議室を追い出されるのでした。

その後イブは、遼河の素性を確かめます。

パンドラシステムによると遼河は、現在ランキング1位の遺物使用者とのこと。

一刻も早く対策を講じようとするイブでしたが、パンドラ事務局が先に手を打っていました。

リチャード事務総長を中心に準備中の遺物法案があり、それなら確実に遼河を抑え込める、と。

そして日本はこの法案を実施していました。

つまりこのままいけば、遼河は拘束できると推測しています。

一方その頃。

遼河は東京にある家にいました。

柳、アイリーン、そして両手を拘束した雪を引き連れて。

三橋茉奈とつながっている雪を、そう簡単に解放するわけにはいきませんでした。

そして遼河たちは遺物の状態を確認。

カバンを開けると真っ先にオンニョとガンセが飛び出てきました。

色欲の墓がなくなったことで、オンニョトガンセは行く宛がありませんでした。

そこで遼河についてきて、家来にしてもらおうと考えていたのです。

仕方なく家来にしようとしたものの、アイリーンとの関係にちょっかいを出してきたので、ゴミ袋に包んで外へ放り投げるのでした。

肝心の妲己はというと、おとなしくカバンから出てきました。

すると妲己の狐の匂いを追いかけ、アヌビスもものすごい勢いで登場!

「総帥に煮え湯を飲ませて逃げた妲己じゃないか!」

と言って。

妲己とアヌビスは激しい口論を展開。

ただ妲己の評判がよくないと判断した遼河は、荒縄に妲己の監視を指示しました。

その後、友人である剛がやってきました。

すると剛は、健さんに起きたことを遼河に報告するのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

82話

健さんとは旬の恩人。

余裕がないにも関わらず、孤児だった遼河の面倒を見てくれた兄貴分です。

アパートの廊下を歩いていると、隣の部屋で住民とパンドラのスタッフが口論をしていました。

住民は健の妻・知子で、私たちは好きで墓を消したのではない、と説明しています。

しかしスタッフは、お気の毒ですが罰金と遺物所有税は払っていただきます、と。

するとそこに遼河が割って入りました。

遼河はスタッフに事の経緯を尋ねます。

スタッフいわく、この家で古墳化現象がり、家長が届けも出さずにクリアしたとのこと。

「それで?何が問題なんだ?」

と言わんばかりの態度を取る遼河。

今の日本では一般人の墓破壊と発掘は違法とされており、墓発掘や遺物使用も許可を受けないといけません。

無許可で墓を発掘したり遺物を使用すると、罰金刑や懲役刑に処させるのです。

遼河はこのことを知りませんでした。

そして知子に対して合計1500万円の罰金が課せられることに。

「私は遺物なんて使ったことない!」

と知子は反論。

するとスタッフたちは強引に家宅捜索を開始しました。

捜索開始早々、蛇口からは金色に輝く水が…。

「気味が悪くて触ってない!お店は貯めたお金とローンを組んではじめた」

と説明する知子。

パンドラのスタッフも見逃すつもりはありません。

ここで遼河が動きます。

遺物を使ってスタッフの服に火をつけると、思い切り蹴飛ばしました。

スタッフたちは火を消すべく蛇口をひねるのですが…

なんと蛇口から出てきたのは油。

かえって火の勢いが増し、スタッフたちは大パニック。

スタッフたちはパンドラの曖昧な基準を認め、土下座して助けてくれと懇願しました。

遼河が指をパチンとすると、火はすぐさま消化。

遼河が使っていたのは”幻覚遺物”

スタッフたちは遼河に恨みを抱いてアパートから去っていくのでした。

その後、事件の顛末が語られます。

一ヶ月前、健の家に遺物が現れ、家が墓に変わりました。

しかし一般人の発掘が制限されているため、そのまま見守ろうとしたのですが…

遺物が娘の桃にちょっかいを出し始めたので、健は遺物をぶっ叩きました。

これにより墓を攻略したと判断され、蛇口から金の水が出るようになりました。

話が終わると遼河は、蛇口の水問題を解決するべく動き出します。

ただスタッフが来たら面倒だから、まず優先するのはパンドラの問題。

遼河はエドワードに電話をし、”おかしな法律”のことを尋ねました。

法律はパンドラ事務局が推進したもので、ジャン・リチャードが必死に進めていたとのこと。

しかし遼河は違和感を覚えました。

「遺物税の話が出たのは、パンドラ発足から10年は経ってからのはず。いくらなんでも展開が早すぎる」

遼河はリチャードに、法案を提示したやつら・賛成したやつらのリストを送るよう依頼。

いよいよ反撃開始です。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

83話

遼河はアイリーンの兄・ジョージに電話し、パンドラに入ってくれと指示。

しかしジョージは拒否します。

自分の仕事で忙しい、それにパンドラの議席はすでに埋まっている、と。

すると遼河はジョージに対し、天下のホルトン家がその程度の力もないのか?と挑発。

ジョージは声を荒げて反論しますが、やはり遺物=悪魔の代物と考えていました。

そこで遼河はジョージを冷静に説得。

「パンドラのような団体があることで、遺物の危険性を抑制できる。けど今のメンバーでは無意味だから、ジョージのような”正義の味方”が内部に必要」

だと。

そしてパンドラの議席にはもうすぐかなりの空席ができるといい、半ば強引に電話を切るのでした。

その後。

遼河がアパートに戻ると、部屋で剛がうずくまっていました。

どうやら雪が脱走したよう。

ただ雪には発信機と付けているためいつでも見つけられると判断し、遼河は柳に遺物の復元を指示。

遼河が取り出したのはネロの遺物です。

エドワードが送ってくれたリストにはかなりの大人数が載っていたので、まとめて相手にするならネロの”黄金宮殿”が最適だと考えたから。

しかしまだ、ネロのメンタルは回復しきっていません。

遼河に負けたことでメンタルが崩壊し、未だに引きずっている状態だったのです。

とはいえ今回の作成には、ネロが必要不可欠。

そこで遼河は柳に、同じ芸術家としてメンタルケアをしろと指示しました。

「復元しなら遺物のメンタルも治癒してやれ」

そう言って部屋を出ると、外出していたアイリーンが帰宅。

遼河はアイリーンにも協力を要請しようとしましたが、ある懸念がありました。

それがアイリーンのリスク。

今回の作戦は、200人以上のパンドラ議員を一度に懲らしめるというもの。

この時にアイリーンのリスクが発生したら…と考えると、すぐに協力を要請することができなかったのです。

「どんなリスクが生じるか、カバーできる範囲なのかどうか…」

を抱える遼河。

しかしこれまで生じたリスクから、次のリスクを予測できるのでは?と考えました。

最初のリスクは体臭、次は酒、そしてキス。

意外と淫乱なのか!?と思いつつ、前世のように破壊的なリスクではないと判断し、遼河はアイリーンに正式に協力を要請しました。

場面は変わり、パンドラ日本支部。

パンドラ内では今回の規制の話題で盛り上がっています。

罰金としてたくさんの金をむしり取った、パンドラ本部でも肯定的な反応とのこと。

するとそこに、焦った様子で2人のスタッフがやって来ました。

「先日の後援会の件が露呈しました!」

事件として知られてしまい、警察が動き出したとの報告でした。

これまで行ってきた不正が一度に暴かれたことに焦りと驚きを隠せない議員たち。

もちろんこれは、アイリーンの破産の力によるものでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

84話

遼河はアイリーンの”破産の力”に加え、パンドラ日本支部がある場所にネロ皇帝の黄金宮殿を出現させました。

これにより中にいる人々を全員、黄金宮殿に閉じ込めることに成功。

黄金宮殿の中には日本支部だけでなく他の支部や、パンドラ本部の議員の姿もありました。

そして遼河とアイリーンも宮殿内に赴き、議員たちにこう言いました。

「集まったか愚鈍ども!それじゃ出席を取るとするか」

遼河はスマホのメモに書かれた議員の名前を1人ずつ読み上げます。

ただあまりに数が多いので、今日のVIPであるジャン・リチャードの名前を最後に呼びました。

集まった人数は268人。

リチャードは遼河に攻撃を仕掛けようとするものの、ネロによって阻止されます。

「無礼な!神聖なる我の宮殿で騒ぎを起こすとは!」

ネロは遼河の失策だと言いますが、遼河はネロに反論。

お前みたいな優れた芸術家がこいつら(芸術など知らない者ども)に教えてやらないとだろ、と。

するとネロは上機嫌になり、遼河への好感度を上げました。

さらにネロは黄金宮殿の規律を強化。

これにより該当領域は遼河の完全支配空間となり、使用者により黄金宮殿の装いが変わる使用になりました。

遼河は黄金宮殿を迷路へと変化させます。

遼河いわくこれはただの迷路ではなく、ネロが設計した迷路にアイリーンの破産の力を加えた”災厄の迷路”とのこと。

さらに遼河は、人の墓に入ったのだから入場料を一人あたり1億ドルもらう、と言いました。

当然拒否する議員たちですが、ここは遼河の支配空間。

議員の口座から勝手にお金が引き出され、抗うことができません。

とはいえ議員たちは、何でこんなことをするんだ?自分たちはお前に何をしたというんだ?と叫びます。

遼河は議員たちに言います。

「俺じゃなくて健さんに手を出した”俺の知り合いに手を出した罪”成立だ」

と。

さらに続けて言いました。

「すべての遺物はいずれ俺のものになる。だから”未来の俺の所有物に手を出した罪”も成立だ」

納得いかない議員たちですが、迷路を攻略しないことには宮殿から脱出できません。

そんな中、1人の議員が遼河に交渉を持ちかけました。

彼は入場料とは別に追加金を払うから、ここから出してくれと言います。

すると他の議員たちもこれに乗り、中には情報を渡すという議員もいました。

遼河はこの交渉を受け入れました。

ただ情報を渡す場合は有益なものでないとダメ、という条件を付けて、

議員は我先にと情報を渡していきますが、リチャードが叫びました。

「これはヤツの策略だ!力を合わせて出口を探す方が生産的だ!」

と。

しかしリチャードの声は届きません。

リチャードは議員の反感を買ってしまい、他の議員に情報として不正を暴かれてしまいました。

このような形でいいのか?と疑問を持つアイリーンに、遼河は説明します。

「金や情報はいくらでもリカバリーできるけど、暴露しあって壊れた人間関係はそう簡単に修復できない」

そして遼河はスマホのカメラを議員に向け、暴露の様子を録画しました。

さらにリチャードは大河原の不正を暴露。

そこからは不正の暴露合戦がはじまり、その間に遼河は姿をくらますのでした。

結果、議員たちは厄災の迷路に入らざるを得なくなりました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

85話

パンドラ議員の暴露合戦はSNSに投稿され、またたく間に世間に拡散。

そのせいでパンドラに対する批判が高まっています。

テレビで放送を見ているジョージ。

すると遼河から電話が。

いったい何をやったんだ?と尋ねるジョージに対して、遼河は言いました。

「ニュースを見たならもうわかってるはず。これで空席ができた」

と、

しかしジョージの姿勢は変わらず、やはりパンドラに入るつもりはなさそう。

そこで遼河は続いての手段に打って出ました。

遼河はジョージに一本の動画を送信。

その動画では、ホルトン夫婦が病気になった理由を暴露する男性の様子が映し出されています。

「夫婦が病気になった背景には、オースティン・ロックフェラーの仕業!」

動画を見たジョージは詳細が気になる様子。

遼河いわくロックフェラーはまだパンドラにいる、それにパンドラにはロックフェラーより悪い奴がわんさかいる、とのこと。

するとジョージは態度を一変。

ロックフェラーやパンドラに対し正義の鉄槌をお見舞いするべく動くことに。

そんなジョージに遼河は、自分の信頼できる部下を何人かサポートに送るのでした。

ジョージとの話し合いを終えた遼河は、柳とアイリーンが待つ部屋に戻ります。

しかしアイリーンの様子がどこかおかしい…。

リスクが生じてしまい、我を忘れて暴れそうになっています。

そして遼河の姿を見た瞬間、獣のように襲いかかってきました。

夢中になって遼河に抱きつき、キスをするアイリーン。

しばらくしてリスクは収まったものの、今度は涙を流しながら遼河に謝罪するのでした。

夕焼け空の下、2人で歩く遼河と柳。

アイリーンの遺物やリスクについて話をしています。

「リスクが発動し理性を失うたび遼河に襲いかかるのは好意があるから…」

と考える遼河。

柳は遼河に対し、いつから付き合うんですか?とちょっかいを出します。

遼河は今のところ特に付き合うつもりはなさそう。

そして遼河と柳は健さんの家に到着。

水道管に住み着いていた遺物を除去し、これにより通常通り水道が使えるように。

除去した遺物<投金灘に投げ捨てた兄妹の金塊(C級-一般クラス/帰属性)>は、遼河がもらいました。

投金灘は、金を投げた渡し船という意味。

付着したところに黄金が発生する効果のある遺物です。

その後、健さんも帰宅し、久しぶりにみんなだ夕食を食べてから別れました。

お腹いっぱいで帰宅した遼河。

寝室に入ると、ベッドの中に誰かいる様子。

荒縄かと思って声をかけ布団をはぐると、そこにいたのはなんとアイリーン。

キャミソール姿ですやすやと眠っていました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

86話

「アイリーンがなぜ俺のベッドに」

と考える遼河。

そして一つの仮設を立てました。

普段のアイリーンならこんなことはしないから、リスクがまだ終わっていないのかもしれない。

このままではキス程度じゃ済まないと思った遼河は、足音を立てないようにしてその場から逃げようとします。

しかし…

アイリーンが目を覚まし、遼河の名前を呼びました。

ベッドから起き上がり、力をむき出しにして近づいてくるアイリーン。

逃げるタイミングを見失った遼河はアイリーンに捕まり、ベッドに押し倒されます。

マウントを取られた遼河は身動きが取れません。

そこで遼河は覚悟を決め、アイリーンと深く口付けを交わしました。

するとアイリーンの遺物が叫びます。

「何をやってる人間ども!恥ずかしがれよ!」

遼河が積極的になった結果、アイリーンの遺物はすぐに当惑。

遼河たちに有益なことをしたから腹の虫が収まらなくなったようですが、すでに手遅れでした。

しかし翌日。

思いもよらない出来事が…。

なんと寝室には山のような金塊が現れています。

アイリーンは窒息しかけていたものの、なんとか無事でした。

すると遼河のウインドウにメッセージが表示。

「ミダスの遺物の<富の能力>が発揮されました。新たな能力を引き出すことに成功しました」

これによりアイリーンは、破産の能力・富の能力、両方の能力を使えるようになったのです。

そして遼河はアイリーンの本領を確認するべく、柳たちを連れて人気のない山奥に向かいました。

山奥に到着すると遼河はヤナギに、ゴッホの絵の遺物からカラスがくれた夕顔を取り出すよう指示。

「兄の瓜を割るとS級の災難が降りかかるけど、アイリーンの力を使えば100%弟の瓜を出すことができる」

そう確信していた遼河。

そしてアイリーンが夕顔に向けて力を放ちました。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

87話

瓜は黄金に変わり、中を割ってみてみるとさらに黄金の瓜が大量に出現!

アイリーンの”富の遺物”の力により、瓜が増殖したよう。

そしてもう一つの大きな瓜を割ると、中から大天使が現れました。

どうやら”大当たり”で、5体以上の大天使が遼河たちの前に顔を出しました。

しかし…

遼河が「早く上位遺物を出せ」と言うと、大天使たちの様子は急変。

みな一同に武器を持ち、遼河に襲いかかってきます。

さらに大天使たちと同時に鬼も出てきました。

遼河のウインドウにはこのようなメッセージが。

「正しくない方法で瓜を割ったため、凶が出ました。罰を受けます」

鬼は遼河を”欲深き者”と言い、一斉に襲いかかってきます。

大天使たちも同様に。

遼河たちは応戦することなく、ひとまず猛ダッシュで逃げることに。

鬼が投げた斧を遼河は見事に交わし、斧は木に当たって落ちます。

そして遼河が斧を見てみると、どうやら遺物のよう。

ここで遼河は作戦変更。

逃げるのを止め武器を持ち、鬼や大天使たちに反撃に出ます。

遼河はいとも簡単に鬼・大天使を一蹴。

「お前らが持ってる遺物を奪えば”大当たり”だ」

遼河は力技で遺物を奪い取ろうと考えたのです。

さらにアイリーンを呼び、”破産の力”で追撃。

これにより天使たちの力が弱まり、鬼たちは戦意を喪失。

そして天使がSS級の遺物、鬼がS級の遺物を置いて逃げていきました。

ひとまずこれにて一件落着…かと思いきや。

遼河は残っていた瓜を割り、出てきた魔物を再度撃退。

この流れを何度も繰り返し、なんども遺物を奪い取るのでした。

一方そのころ。

市街地にある高層マンションの一室で「ジョシュア」という男性が格闘ゲームをしています。

黒猫のパーカーのフードをかぶりながら。

そんな時、ジョシュアのもとに報告が。

「所有なさっている土地の価格が暴落しました。株式も紙くずに、美術品も灰になりました」

イラつくジョシュアですが事前に、予言でこうなることを知っていました。

自分にまで火の粉が降り注ぐとは思っていなかったものの、犯人が遼河であることも予言で伝えられていたようです。

ジョシュアは部屋を飛び出し、遼河への復讐を決意。

「俺に手を出したことを航海させてやる。俺には”予言の遺物”があるからな」

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

88話

部屋を飛び出したジョシュアは、大河原とリチャードのもとへ向かいました。

ジョシュアは”ノストラダムス”と”デルポイ神殿の遺物”を持っており、運命王という異名の持ち主。

その頃、大河原とリチャードは口論の真っ最中。

リチャードの暴露動画を大河原は目にしており激怒しています。

「この時は仕方なかった。遼河に殺されないためにも」

と弁明するリチャード。

口論を続ける中、ジョシュアが部屋に入ってきました。

ジョシュアは部屋に入るなり言います。

「みんな剛力遼河のせいで頭を悩ませているんだろ?俺にいい作戦がある」

そして大河原の下にいる、フランシスコが作戦実行に最適とのこと。

フランシスコは”乞食の遺物”の所有者。

戦闘力こそ低いものの、遺物の使い方次第では遼河に対抗できると考えていました。

しかし大河原はジョシュアの提案に疑問を投げます。

「予言の遺物で弱点を見つけ攻撃するのがお前のスタイルのはず。今回の作戦は普段のスタイルと違いすぎる」

と、

実はジョシュアは、遼河の未来を読むことができていなかったのです。

デルポイ神殿の遺物を使い遼河の情報を集めようとしたものの、何一つ情報が出てこず。

それで仕方なく今回の作戦を考えたという流れ。

ジョシュアの話を聞いた大河原は、しぶしぶ提案を受け入れるのでした。

一方そのころ。

遼河とアイリーンは相変わらず天使・鬼退治を続けていました。

大量の遺物をゲットし、すべてゴッホの遺物で回収。

瓜は全部叩き終えました。

そして家に帰り、遺物一つを確認していきます。

遺物のほとんどはS級〜A級の上級で、攻撃用・防御用・医療系・資源系など幅広く揃っていました。

ただ唯一、”オーディンのカラス ムニンの涙”という消耗性遺物のクラスが分かりませんでした。

カラスからのプレゼントだろうと推測する遼河。

カラスに効果を問いかけても当然無視されるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

89話

遼河が遺物の仕分け作業をしているころ、シリアに巨大な墓が出現していました。

パンドラいわくシリアの墓は、三番目の七大墓とのこと。

すでに多くの発掘団が集結し、墓の周りにベースキャンプを設置していました。

「こんな急に現れるなんて…」

とつぶやく遼河。

まだ遺物の整備が整っていないこともあり、今すぐ墓に向かっても先手を奪うことはできないと判断。

これまでは墓が出る前に情報を得ていたものの、今回は情報もありません。

そこで遼河は今回は後手にまわり、もし誰かに攻略されたらそいつから遺物を奪う方針にしました。

様子見を続けたところ、今回は墓の情報がやけに詳しく報道され続けました。

特に発掘団同士の争いが発生したとの報道が多かった様子。

おそらく遺物の影響だろうと推測する遼河ですが、同時に遺物の正体も気になるのでした。

後日。

柳がスマホを持って遼河のもとにやってきました。

柳いわく、今回の墓は”嫉妬”とのこと。

それゆえ今回はマスコミ各社が争って記事を出し合ったのです。

そして遼河は、”嫉妬”の墓ならなおさら急ぐことはないと言いました。

「墓の難易度が高いのもあるけど、発掘団同士が争っているせいで攻略も遅れるはず」

と推測したからです。

遼河は引き続き遺物の整備を優先し、墓の攻略はそれから行うことに。

すると部屋にアイリーンが。

「リチャードがシリアの墓をほとんどクリアしたとインタビューで答えてる」

と報告するアイリーン。

遼河はパソコンでリチャードのインタビューを見てみます。

リチャードは確かに「攻略できる」と言っていますが、遼河はなぜリチャードがシリアの墓にいるのか?疑問に思いました。

ネロの黄金宮殿で完膚なきまでに叩きのめしたのに…。

とはいえ、インタビューや報道の内容を鵜呑みにするのは危険とつぶやく遼河。

ただ遼河の心中は、リチャードやシリアの墓のことがやけに気にかかり、嫌な予感さえしていました。

この日の夜。

柳は必死に遺物の修繕・復元作業を薦めています。

全然終わりそうにない…と不安を述べると、どこからか黒い物体が出現。

さらに地震が発生し家中にヒビが入ります、

「邪な何者かがあなたの仲間を拉致しようとしています」

というメッセージが遼河のウインドウに表示。

地震がおさまり柳のもとに向かうと、何者かに連れ去られていました。

その頃。

柳はシリアの墓にいました。

荒縄など遼河の遺物たちと共に。

明るくなっている方へと進んでいくと、そこには黄金宮殿のような内装の建物が。

しかし中に入った瞬間、バイオリンやピアノ、チェロ、トロンボーンなどの楽器を抱えた三面六臂の遺物が出現。

荒縄と一緒に逃げ回る柳ですが、その遺物は恐ろしい表情で追いかけてくるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

90話

とある部屋に逃げ込み、遺物から隠れることに成功した柳と荒縄。

「貴様が勝つか我が勝つか勝負だ」

と言い、遺物は部屋の前から去っていきました。

それを確認した柳はとりあえず一安心。

しかしこのままでは脱出できません。

スマホも使えず、遼河と連絡が取れません。

ただ柳はひらめきます。

「遺物のネットワークを利用すれば、遼河と連絡がとれるかもしれない」

と言って張り切る柳でしたが、大きな声と音を出してしまったせいで遺物に見つかります。

場面は変わり遼河たちのシーン。

「いなくなったのは柳と近くにあった遺物たち」

と状況を確認している遼河とアイリーン。

ハムラビ法典、金の斧、銀の斧、海賊の剣…普段よく使っていた遺物ばかりが無くなっていました。

ただ、帰属性遺物である荒縄は召喚できるかもしれないと言い、さっそく試してみることに。

しかし遼河のウインドウにこう表示されました。

「召喚できない領域にいます。奪われたくないという嫉妬の属性が強いです」

”嫉妬”の文字を目にした遼河は久しぶりに、鄭和の地図の遺物を開きました。

そして柳のパーカーを取り出し、このパーカーの主人の居場所を捜し出せと指示。

そんな中、遼河のスマホに一通の電話が。

相手はリチャード。

柳がいなくなったことを知っており、黒幕はリチャードだったよう。

「嫉妬の墓の中に入れてやった」

と言います。

同時に地図遺物が柳の居場所を示しましたが、遼河はリチャードに望みを尋ねました。

リチャードの望みは遼河の遺物。

少人数で墓を攻略するための”特別な遺物”を持っているのかわかるから、それをよこせと言います。

それを聞いた遼河は大爆笑。

柳たちは奪えてもボロアパートにある遺物は奪えないのか?と挑発します。

そして遼河はリチャードの企みをすべて推測しました。

「特殊遺物は正体が分からないから奪えないんだろ?効果も分からないから迂闊にても出せない。柳を拉致したのは交渉材料にするため」

と。

リチャードは逆上し、電話を切ってしまいます。

するとこのタイミングでネロが登場。

新作の執筆を始めたのだな!と尋ねてきますが、遼河はそんなことなどしていません。

思い当たる節がないものの、ネロは一枚の紙を見せてきました。

そこには荒縄からのメッセージが。

「助けて!この墓はとんでもない」

柳と荒縄のメッセージを受け取った遼河は、立ち上がり動き出すのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

91話

場所はシリアの嫉妬の墓付近。

遼河とアイリーンはそこにいました。

すると遼河のウインドウにメッセージが表示。

「辺りから貪欲のオーラを察知しました」

どうやら三橋も来ている様子。

三橋に見つかると厄介だと判断した遼河はいったん足を止め、墓へ入る他の方法を考えます。

必ず入り口から入る必要はない、三橋の探知範囲の外から墓の一部を破壊して、そこから入ればいいと。

ただそのためには、墓のオーラが弱い部分を探す必要がありました。

かなりの時間を要するため、ひとまず車に戻る遼河とアイリーン。

その様子を建物の上から眺めている桃李と中露連合の戦闘員。

戦闘員はスナイパーライフルを構えており、雪は彼に攻撃を指示。

そしてライフルの引き金を引くのですが…

その瞬間、遼河は遺物のオーラを察知!

狙われていることに気付き、瞬時に防御遺物を取り出しました。

これにより銃撃を防ぐことに成功。

さらに煙幕で雪たちの目をくらまします。

遼河たちを取り逃がした雪たち。

すると建物がいきなり崩れ始めます。

なんと半径50mの範囲がネロの空間に変わり、雪たちの前にネロが出現。

さらにネロは尊敬している遼河を台上に召喚するのでした。

ただこれは逆効果。

遼河は再び銃撃を受けてしまうものの、防御遺物ですべてガード。

遼河は発掘団の中に雪の姿を見つけ、あいつは俺がやるとネロに言います。

ネロは遼河の意見を受け入れ、他の団員は自分の舞台の観衆として招待することに。

雪と2人きりになった遼河。

「中露連合と三橋に協力しているのは弱みを握られているからか?」

と問いかけます。

遼河は前世の記憶で、雪が借金に苦しんでいたことを知っていました。

父親と兄が借金を作り、それを押し付けられていたのです。

そして遼河は雪に提案を投げます。

「俺が肩代わりするから部下になれ」

と。

しかし雪は提案を聞き入れず、すぐさま攻撃を仕掛けてきました。

するとここで、ムニンの涙が効果を発動。

遼河は効果の対象者を雪とし…。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

92話

防御遺物が限界を迎える直前、遼河は一瞬のスキを見計らい、雪にムニンの涙を使いました。

ムニンの涙の効果は抜群で、雪を一撃で倒すことに成功。

しかし喰らったあとの苦しみ具合が凄まじく、このまま死ぬのでは?と心配になるほど。

雪の頭の中には、ある記憶が走馬灯のように流れています。

初めて見る光景だけど既視感を感じる…

盗掘団の社員証、部屋いっぱいの遺物、そして言い合いをしている遼河とユリアン。

そして雪は遼河の腕に抱かれ、嬉しそうに顔を赤くしています。

社内から白い目で見られていたチームだったものの、そんなこと関係ありませんでした。

実質的な成果がトップクラスだったため。

そんな中、迎えた最後の墓。

強力な魔物にに手も足も出なず、メンバーは全滅。

このタイミングで雪は目を覚まします。

最後の墓で死んだはずの遼河が今、目の前にいる。

「団長、無事ですか?足は??」

と叫びつつ、目の前の遼河に対し団長じゃないと言います。

雪の声を聞いた遼河は、ムニンの涙の効果を把握します。

ムニンの涙は、前世の記憶を呼び起こす効果がある遺物。

ムニン=記憶という意味があります。

そしてムニンの涙の使用可能回数は10回。

この回数は遼河の団員と同じでした。

「部下たちの記憶を呼び起こせってことか?チームを復活させて復讐しろってか?」

と遼河は推測。

すると雪もハッキリ目を覚まし、遼河に抱きついてきました。

団長と叫びながら。

遼河は雪に、思い出した記憶について尋ねます。

雪いわく、

  • 最後の墓は他の墓とまったく違う
  • 最初にユリアン副団長が死んだ
  • 遼河は雪をかばった時に足を負傷
  • 最後に雪自身も死んだ
  • 魔物の正体は蛇

とのこと。

また遼河との出会いについても話しました。

遼河と雪が出会ったのは、雪が初めて13チームに来た日。

雪の話を聞く中で遼河は、自分の記憶と一致していることを確認。

他人の記憶が移ったり、偽物の記憶が植え付けられたことはなさそう。

そして遼河は自身の前世についても話しました。

蛇に殺される直前、謎の遺物が現れ時間を巻き戻したことを。

また、雪に対してこう言います。

「忠誠は強要しない。自分の人生だから自分で決めろ。ただし次、敵として会った時は容赦しない」

と。

遼河の言葉を聞いた雪は、さっき借金を肩代わりするから部下になれって言ったじゃない、と告げます。

そして雪は遼河について行くことを決意。

遼河も約束通り借金を肩代わりするのでした。

晴れてチームとなった遼河と雪は、共にネロのもとへ向かいます。

ネロが相手をしていた団員はすべて気絶していました。

取り巻きを排除した遼河たちはいよいよ墓の中へ。

柳たちの救出へ向かうのでした。

ただ…

柳の名前を聞いた雪は顔が青ざめていきます。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

93話

雪を仲間に入れた遼河。

アイリーンと合流し紹介し合うと、雪が指を指し驚きます。

「破産王と手を組んだの!?」

アイリーンは過去に経済恐慌を起こした前科があるものの、それは過去の話だと遼河はフォロー。

しかし日本語で話しているとはいえ、アイリーンはなんとなく雪が自分のことを嫌いだと察知。

ただ、それは自分も同じだと。

アイリーンは遼河にささやきます。

「敵じゃないの?遼河さんを襲った人でしょ?」

遼河は安心してくださいと言います。

雪もアイリーンも遼河に好意があるので、お互い敵視するのも納得。

そして車に乗り柳の救出へ、

柳は遺物を活用し、遼河に詳細を報告しています。

柳いわく、嫉妬の墓の主人は”アントニオ・サリエリの遺物”とのこと。

サリエリはイタリア出身でオーストリアの宮廷音楽家として活躍した人物。

ベートーベンやシューベルトなどの弟子を育て上げたものの、モーツァルトに激しい嫉妬心を抱いていたことで有名。

後世において戯曲や映画の題材になるほど。

そんな中、ネロの遺物が「少し前に新作小説の新たなエピソードがアップされていた」と言います。

内容は、

  • いきなり見知らぬ兵が蹴撃してきた
  • 主人公が結局捕まる
  • 「墓にはまた別の主人がいるよう」

というもの。

何かあったのか?と思いながら、遼河は車を走らせるのでした。

一方そのころ。

柳は突然現れた魔物から逃げている最中。

しかしサリエリの遺物の部下にしてはおかしい…。

服装がサリエリの時代と合っておらず、手にしている武器も楽器ではなく斧や剣。

すると荒縄が柳にぐるぐる巻付き、大急ぎで逃げ出しました。

追手をまくことができたものの、柳と荒縄は言い争いを始めます。

「誰が1人で行けと言った!?」

「しつけがなってないな」

そんな言い争いをしていると、追手に気づかれてしまいました。

結局、柳たちは捕まってしまい、サリエリもやってきました。

サリエリいわく、追手は自分の後援者とのこと。

そしてサリエリは柳を仕留めようとするのですが…

このタイミングで遼河たちが到着!

遼河は雪に耳栓を渡し、サリエリの前に立ちました。

サリエリは音で攻撃をしてくる遺物。

それゆえ耳栓が効果的なのです。

とはいえ耳栓をしていてもやかましいサリエリの攻撃。

遼河は雪に柳の救出を指示し、自分はサリエリに立ち向かいます。

「楽器ならさぞかしよく燃えるだろうな」

とつぶやき、火打ち石で火を放ちました。

火は見事サリエリに命中!

サリエリは激しく燃え上がり、悶え苦しみます。

さらに雪がキルダルを召喚し、後援者たちを一蹴。

そして柳を救出し、安全な場所へと避難させました。

遼河はサリエリに「見かけ倒しで大したことないな」と告げます。

しかし次の瞬間。

炎が瞬時に鎮火され、身体の傷も全回。

「”あの方”と一緒なら我は無敵だ」

サリエリのこの言葉から遼河は、やはり他に遺物がいると察知。

そしてサリエリの頭上にはチェス盤の遺物が出現。

どうやらチェス盤の遺物が魔物の群れを作り出していたよう。

遼河は雪から絵画遺物を受け取り、中から武器を取り出しました。

「望むところだ」

遼河はサリエリとチェス盤遺物に立ち向かうのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

94話

サリエリはオーケストラの出演者を大量に召喚。

数十人以上の集団が遼河を取り囲みます。

すると遼河のウインドウにメッセージが表示。

「パトロンがお抱えの芸術家を援助しました。芸術がか暴れ始めます」

サリエリが演奏を始めると、それに呼応するようにオーケストラ団員も演奏を開始。

遼河は防御遺物で必死に防ぐものの、音圧に圧倒されます。

まるで四方から殴られているような音圧。

ここで遼河はハムラビ法典を使用!

サリエリたちの攻撃はすべて跳ね返され、さらに遼河が剣で一撃。

サリエリは腕を負傷すると、

「音楽家にとって腕は命なんだ」

と遼河に対して激怒。

遼河はサリエリを挑発するように言います。

「実力も才能もないんだから、やめてしまえばいい」

と。

この言葉にサリエリは逆上。

そして遼河はサリエリに対しても、ネロと同じような精神攻撃が有効だと考えました。

「お前よりモーツァルトの方が素晴らしい」

遼河がサリエリに対しそう告げると案の定、サリエリは怒り狂います。

そして音楽家だというのにピアノなどの楽器を遼河に投げつけ、次々と攻撃。

オーケストラ団員は雪が対処することになり、遼河は攻撃を交わしながらサリエリに近づいていきます。

モーツァルトへの嫉妬をあらわにしながら、遼河に攻撃を続けるサリエリ。

しかしサリエリの攻撃は一発も当たりません。

遼河は攻撃をすべて交わし、トドメの一撃をサリエリに喰らわせました。

するとチェス遺物も連動してダメージを受けたようで、瀕死の状態に。

次の瞬間。

建物が音を立て崩壊をはじめました。

「総帥 貪欲の遺物が憤怒しました」

というメッセージもウインドウに表示。

嫉妬の墓だというのになぜ貪欲の遺物が…?と思いつつ、遼河は雪を連れて脱出を試みます。

しかし、これまで黙っていた貪欲の遺物が動き出します。

サリエリから墓の指揮権を奪い取り墓を支配。

墓の罠が再発動し、より威嚇的に変化。

サリエリをはじめ他の遺物たちは貪欲の遺物に力を奪われ、動けなくなりました。

さらに遼河たちの身体も身動きが取れなくなります。

そして貪欲の遺物は「使える遺物がここにあるな」と言い、嫉妬の攻撃を仕掛けてきます。

すると仲間になったはずの雪が嫉妬の気持ちに支配され、遼河に対して敵意をむき出しに。

さらに遼河が持ってきた遺物たちもお互いに嫉妬しあい、使い物にならなくなっています。

遼河が対処法を考えていると、そのスキを狙って雪が襲いかかってくるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

95話

雪の攻撃をひたすら避け続ける遼河。

手持ちの遺物がすべて狂っているため、現時点では為す術がありません。

「なぜ貴様は嫉妬に支配されない?」

と遼河に問いかける貪欲の遺物。

すると貪欲の遺物は遼河に近づき、さらに濃い煙を噴射。

本体は香炉のような形。

遼河は本体に近づき破壊を試みるものの、そう簡単にはいきません。

「総帥が嫉妬の威力をより高めます。調和を乱す嫉妬の属性が極大化します」

遼河にウインドウにはメッセージが表示。

そして遼河の身体は言うことを聞かないばかりか、勝手に動き始めました。

自ら刀を握り、首筋にあてがう遼河。

雪も同じ状態。

このままでは2人とも自害…

と思ったその時。

柳が駆けつけ遼河たちを救出。

なぜか柳は貪欲の遺物の効果を受けておらず、いつも通りの状態。

遼河から奪った剣で香炉を叩き割り、足で踏みつけます。

おかげで遼河と雪も解放されました。

このスキに脱出を試みる遼河。

ついでに墓の遺物もかっさらいます。

しかし貪欲の遺物はまだ生きていました。

そして柳が嫉妬しない理由を把握。

「自分自身には嫉妬する価値すらないと考えているのか」

悔しそうに歯を食いしばる柳ですが次の瞬間、持っているカバンの中からまばゆい光が。

どうやら貪欲の遺物がカバンの中の遺物を奪い取った様子。

今日のところはコレを返してもらって終わりにしてやる、と告げる貪欲の遺物。

ただ、どこからともなく荒縄が登場!

奪われようとした遺物を捕獲し、遼河に渡しました。

貪欲の遺物が奪い取ろうとした遺物は、”ムネモシュネの記憶のコイン”

パンドラの議員から奪った遺物でした。

ムネモシュネはギリシャ神話に出てくる記憶の女神。

神クラスの遺物で、高性能なメモリー型遺物です。

前世では三橋が持っていたものの、なぜか現代はパンドラ議員が所有。

遼河は、おそらくスパイとして送り込んだパンドラ議員が自分のテロに巻き込まれたのだろう、と推測。

つまり三橋は初めから、遼河を狙って監視していたということ。

そして雪いわく、三橋が自分に命令したとのこと。

「遼河を殺してムネモシュネの遺物を取り戻してこい」と。

ムネモシュネの遺物は自ら貪欲の遺物のもとへ向かおうとするものの、遼河が手の中で握り込み阻止。

さらに、この遺物を持っていると後で厄介になると判断し、脱出用の穴を開けるための道具として活用するのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

96話

大爆発を起こし、墓を脱出することに成功した遼河たち。

ただこの墓に貪欲の遺物本体はいませんでした。

本体がここにいない!?と驚く柳に、遼河は言います。

「本体がいたらこの程度じゃ済まない。厄介な遺物だから」

するとそこに車に乗ったアイリーンが到着。

遼河たちはすぐさま車に乗り込み、墓を退避。

貪欲の遺物はまたの機会ですが、嫉妬の遺物を手に入れることができました。

  • 宮廷音楽家 サリエリの楽譜集(S級ー英雄伝説クラス/帰属性遺物)
  • カトリーヌ・ド・メディシスのフォーク(S級ー英雄伝説クラス/帰属性遺物)

サリエリの楽譜集は音で攻撃する遺物。

カトリーヌのフォークは詳細こそ不明ですが、遼河は”バフ型”の遺物と推測しています。

そんな話をしていると、車の前に大量の中継車が出現。

大爆発があったことで一斉にかけつけたようです。

遼河はアイリーンに、車を戻すよう指示。

「嫉妬の墓の遺物は俺たちのモノだと宣言する」とのこと。

面倒なことになると警告する柳ですが、これは柳のためでもあると言います。

嫉妬の墓に柳をぶち込んだのはリチャードのせい、だから今のうちにリチャードと決着をつけると。

「リチャードの悪行を世界中に報道してやる。絵を盗作したこともばらしてしまえ」

遼河は自分がフォローするからと、柳に声を掛けるのでした。

というのも柳を部下に引き入れる時、リチャードに奪われた画風と評判を取り戻してやる、と約束していたから。

一方そのころ。

リチャード本人はTV番組に出演中。

嫉妬の墓の最も深いところまで行った、とアナウンサーから紹介されています。

遺物の調整が終わり次第墓に向かうと話すリチャードですが、時すでに遅し。

ここで中継車とつながり、画面には遼河と柳の姿が映されます。

「今回の七大墓の遺物も俺がもらった」

と話した後、リチャードの悪行を暴露し始めます。

  • リチャードは柳を殺そうと墓に閉じ込めた
  • 墓の最深部まで入ったのは、その場に柳を召喚するため
  • フランシスコという人間が召喚能力を持つ遺物を所有している

続いて遼河は柳にバトンタッチ。

柳は顔を真っ赤にしながら、リチャードにされた事を暴露。

  • リチャードは自分の画風を盗んだ
  • 独特の画風はもともと自分のもの
  • リチャードの遺物の能力に奪われた

スタジオは騒然とします。

リチャードは必死に弁明しますが、過去のスキャンダルもあったため、簡単には信じてもらえません。

遼河は不敵な笑みを浮かべ、リチャードに説明を求めるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

97話

遼河の挑発にリチャードは激怒。

しかしアナウンサーもリチャードに言いました。

「事実無根というなら、ハッキリ説明した方がみんな納得するのでは?生放送だからいい機会です」

カメラマンなど裏方スタッフもリチャードをじっと見つめます。

逃げ道を失い、後のないリチャード。

引いたらさらに疑われると思い、椅子に座り直し弁明をはじめました。

「柄を盗んだ事実はない、むしろ自分が盗まれた側」

ここで場面は変わり、とあるホテルへ。

ホテルの一室では遼河が柳に防御用遺物を装備させています。

そして”ジークフリートが浴びたドラゴンの血”を使おうとします、

が、柳は待ってくださいと抵抗。

墓から戻った柳はすぐさま、カトリーヌとサリエリを復元。

そして遼河はカトリーヌと、柳はサリエリと契約を交わしました。

ここで柳は考えます。

「もしかして自分が遺物を使わなければいけない事態が起きるのか?」

と。

その通りだと言う遼河。

万が一柳が単独で拉致された時に備えて、防御用・脱出用遺物を準備したのだとか。

さらに半ば強引にドラゴンの血を浴びせます。

すると次の瞬間。

柳の身体に異変が発生。

どうやらリチャードが柳を召喚しようとしている様子。

遼河は柳の身体に密着し、一緒に召喚されようとしました。

そして全身がまばゆい光に包まれると、リチャードたちが待つ場所に召喚されました。

驚くリチャードは遼河を排除しようと、すぐさま攻撃を仕掛けます。

しかし遼河の防御遺物ですべて防がれます。

また、遼河は柳に指示を出しました。

「なんでもいいから攻撃遺物を使って、召喚遺物を持っている”フランシスコ”を攻撃しろ」

柳は言われるがまま適当な攻撃遺物を使って攻撃。

おなら爆弾にダーツの矢、さらにはサリエリの音攻撃。

ただ一気に遺物を使いすぎた反動で、柳は意識を失ってしまいます。

遼河は柳に預けた脱出用遺物を探します。

そしてリチャードが襲いかかってこようかというタイミングで、この場から脱出することに成功。

翌日。

ニュースではこの一件が報道されていました。

<都心で銃撃戦発生 ジャン・リチャードと関連?>

というタイトルで、リチャードが必死にもみ消そうとしている様子も流れました。

またフランシスはサリエリの攻撃を喰らい続けたせいで入院し、生死の境をさまよっているのだとか。

しかしこれで終わりではありません。

遼河はリチャードに対し、さらなる不幸をもたらそうとしているのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

98話

遼河は雪と契約書を交わしています。

遼河がリーダーを務める盗掘弾への入団契約書。

これは表の契約書、裏ではハムラビ法典でも縛ると遼河は言います。

そんな話をしていると、柳が起きてきました。

柳は昨日、遺物を一度に使いすぎたせいで気絶し、意識を失っていました。

のそのそと食事に向かう柳。

すると雪が遼河に問いかけました。

「あいつの記憶は戻さなかったの?」

と。

遼河柳の記憶を取り戻すこと事態が問題と言い、その詳細を回想し始めました。

柳はリチャードに画風を奪われ芸術会を追われた後、ひねくれてしまいました。

結果、詐欺師の道を歩むことに。

パンドラかが柳に対し”詐欺王”の称号をつけるほど。

性格もかなり歪んでいたので、記憶を取り戻すのは気が進まないとのこと。

遼河の回想が終わると、荒縄がやってきます。

「人間にしてくれ!約束しただろ!」

荒縄はテンション高めに柳に詰め寄ります。

しかし今日は頭が痛いと断ると、荒縄は柳の体を縛り上げるのでした。

場面は変わりとある空港。

リチャードのスマホには大河原から電話が来ています。

「君のせいでフランシスコは完全に使い物にならなくなった!」

リチャードの失態を激怒する大河原。

リチャードは頭を抱えて話を聞きます。

おとなしく戻ってきて遺物の復元でもしていろと言われ、リチャードは分かったとうなずきます。

しかし電話を切った途端、態度が急変。

遺物を奪われ、柳にもいちゃもんをつけられ、復元なんてしている場合ではないと。

そしてリチャードは三橋に連絡を取ることに。

ここで場面はダマスカスへ。

三橋のもとには、レバノンに現れた二つの墓の発掘が成功した、という報告が入ります。

さらに遼河たちが嫉妬の墓を脱出した、という報告も。

「あの墓は私の遺物が徹底して監視していたはずだけど…」

とつぶやく三橋。

すると三橋の周りをオーラが包みます。

「仲間の体を爆破して墓に穴を開けた。爆破された遺物が我々が探していた遺物だった」

とオーラは三橋に語りかけます。

三橋が遼河に対し敵対心を持ち始めたところで、リチャードから連絡が入ります。

「リチャードが協力してくれたおかげで、嫉妬の墓を問題なく監視できていた。少しは礼儀を尽くさないと」

と話し、三橋はリチャードの対応をすることに。

しかしリチャードよりも優先するのは、遼河のことでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

99話

「なぜ協力してくれないんですか!?」

リチャードは電話越しに三橋に言います。

今すぐ4番面の墓にシフトして今度こそ成功すれば、盗作問題なんて忘れ去られるのに…と考えるリチャード。

しかし三橋は非協力的。

私達にも準備する時間が必要、あなたも先に解決する問題はあるはずと、三橋は言います。

先に解決するのは盗作問題、共同発掘に支障が出ると。

そして三橋は一方的に電話を切りました。

リチャードは激怒。

何が何でも盗作問題を解決しようと動き始めるのでした。

一方の遼河たちはニューヨークへ帰還。

墓を攻略したことで一躍有名人となっており、メディアの取材対応を行っています。

さらにエドワードの人脈も活用し多くの取材に応じ、リチャードが出てこれないよう外堀を埋めていました。

「リチャードが使っているのは”ヴィドックの鏡の仮面”。この異物を使うと標的と全く同じ人間に変装できるが、今回はそれが弱点になる」

と遼河は考えています。

柳の画風で絵を描くには、柳の姿に変わらなければなりません。

なのでリチャードは人前で絶対に絵を描くことができないのです。

メディア対応を終えると、遼河たちはカフェのテラス席で軽食。

これで効果があるのか?と不安を感じている柳に、遼河は効果を確認することに。

ネットやSNSでは確実に話題になっており、効果は間違いなく出ている様子。

しかし…

真っ先にアップした特集記事が削除されています。

「リチャードが裏を回している可能性がある」

とは推測。

リチャードに対抗するかのように遼河はその後も、数々のインタビューに対応していきます。

それでも記事はすぐさまされ、記事事態が公開されないこともありました。

さらにリチャードの反論記事が増えてきました。

腐っても有名人であるリチャード。

リチャードの反論はまたたく間に注目を集め、遼河はこのままではマズいと思うように。

そこで遼河は対抗策を講じるため、”マリー・アントワネットの首飾り”を手に取りました。

リチャードに対する悪意のデマを作り出すために。

遼河は雪を呼び出し、リチャードが肉眼で見えるところまで潜入してから、この遺物を使えと指示。

雪はメディア・スタッフになりすまし、意図も簡単にリチャードに接触。

無事”マリー・アントワネットの遺物”を使うことに成功しました。

ただ…

リチャードに関する悪意は増えたものの、盗作の記事は一つしか出てきません。

それ以外はどうでもいいようなデマで、盗作の記事がまったく目立ちません。

ここれは一筋縄ではいかないな…と遼河が肩を落としていると、何者かからメールが届きました。

「面白いことになっているな。俺が手を貸してやるよ」

メールを読んでも遼河は相手がわかりませんでした。

しかしその後、面白いように状況が一変。

リチャードの盗作を報じるメディアが急増し、世界各国で話題になったのです。

この状況を見た遼河は、協力者が風聞王”ウェイド・ハルマン”なのでは?と推測しました。

マスコミとメディアを思うように操作できる男。

ただ善人からは程遠い人物。

なぜ自分たちに加担したのか分からないながら、これは追い風だと笑みを浮かべる遼河なのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

100話

風聞王”ウェイド・ハルマン”のおかげで一気に形勢逆転となった遼河たち。

遼河はハルマンの企みに気づきつつ、この状況を逃すまいと発信を強化。

「人々の前で直接絵を描いて弁明するべき」

という意見をメディアを通じリチャードに告げました。

人々は遼河の意見に賛同。

さらに遼河は証人を増やすため、柳の大学の同級生・ジェームスに連絡。

「聞きたいのはあの時の真実。今こそ真実を話すべきなのでは?」

と遼河はジェームスに言います。

その後も同じように1人ずつ証人を増やしていく遼河。

次第に証拠資料が集まってきて、柳も嬉しそうな表情を見せます。

しかしこれからが本番です。

遼河はリチャードにとどめを刺すべく、いよいよ本格的に動き出しました。

一方リチャードは激怒を続ける日々。

買収したはずのメディアも手のひらを返し、昔の教え子たちも意見を変えたりしています。

そして家の外に出ると、溢れんばかりのメディアの姿が。

「俺が連れてきたんだ」

メディアの後ろから現れたのは遼河です。

遼河はこの場ですべて告白するよう命じます。

それに対しリチャードは、

「潔白が証明できたら遺物をすべて渡せ」

と言ってきました。

図々しいと感じながら、遼河はリチャードの提案を受領。

そしてすぐに会場が設置され、会場にはマスコミだけでなく美術関係者などが大勢押し寄せました。

そんな中、柳は不安そうな様子。

「リチャードも画家。遺物なんて使わなくても自分のマネをして絵を描けるかもしれない。勝利を確信してるから遺物を賭けさせたんだ」

と不安を吐露します。

ただ遼河は余裕そう。

リチャードは自信がないからこそ無意識に、突拍子もない条件を提示しただけ、と言います。

柳は相変わらず不安そうですが、勝負が始まります。

テーマはリチャードの代表作<幻想の中の公園風景>

不安そうな柳とは対照的に、リチャードは自信満々。

「柳の絵は何十回と見てる。遺物がなくても絵くらい描ける。似てさえいれば勝ちだ」

と心の中で呟きます。

しかし…

時間が経つにつれ会場内がザワついてきました。

リチャードの絵が絵といえないようなもので、観客からは真面目にやれと言われる始末。

「遺物のリスクがかなり進行してるんだろ?」

遼河はリチャードを指差し言いました。

さらに続けて遼河はリチャードが使っていた遺物と、その効果をメディアの前で告白。

リチャードは完全に逃げ場を失うのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

101話

逃げ場を失ったリチャードに対し、集まったマスコミはカメラを向けます。

しかしリチャードは逆ギレ。

「これは策略だ!名誉毀損だ!」

と。

さらにまばゆい光を放つ遺物を取り出し、周囲の目をくらまします。

遼河は荒縄にドアを封鎖するよう指示。

次第に光が弱まってくると、なんとリチャードの姿が消滅していました。

「この部屋にいた誰かに変身している可能性があるから、マスコミのみなさんを1人ずつ確認させてください」

遼河はそう言い、調査を進めることに。

ドアが封鎖してあるため外に出ることはできず、瞬間移動系の遺物なら光で目をくらます必要はないから。

マスコミの面々はとても協力的で、スムーズに調査を進めることができました。

しかしリチャードの姿は見つからず…。

すると遼河はあることに気づきます。

部屋の壁に飾られた石像。

その中にリチャードらしき顔の石像がある。

遼河がじーっとその石像を見つめ続けると、石像はダラダラ冷や汗を流し始めます。

結果、リチャードは遼河に見つかり警察に逮捕されることに。

パンドラ本部にいたジョシュアは、ニュースでその事実を知り頭を抱えました。

「フランシスの次はお前か!また七大墓の遺物まで奪われたし」

と。

そしてすぐ他の手を打つべく外に出ようとするのですが、扉を開けるとジョージの姿がありました。

ジョージはジョシュアに用がありパンドラまで来た様子。

「ロックフェラーを手伝って俺の両親を殺そうとしたんだってな。よく聞いてるよ」

ジョージはそう言って不敵な笑みを浮かべるのでした。

一方その頃。

遼河たちはリチャードをこらしめた祝杯をあげています。

しかし柳の表情は浮かない様子。

そこで遼河は雪に”あるもの”を渡すよう指示。

柳が受け取ったものは、個展の開催案内です。

開催場所はニューヨーク。

「濡れ衣も晴らしたし、胸を張って画家活動をしろよ。金は全部俺が出すから、作品作りに集中すればいい」

と、遼河は柳にエールを送ります。

すると柳はボロボロ嬉し涙を流しました。

さらに遼河のウインドウにメッセージが表示。

忠実な部下を得たことによりカリスマ性が身につき、支配力があがります。

新なスキル<調練>を習得。

またここで遼河は、柳に暴露話。

個展の収益配分は、遼河9:柳1。

この事実を知った柳は遼河に激怒するのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

102話

遼河のもとには久しぶりにエドワードから連絡が。

重要な情報をメールで送ったから、今すぐ見てくれとのこと。

メールのタイトルは「遺物使用者等級」というもの。

  • 王ー4段階
  • 師ー3段階
  • 士ー2段階
  • 見習いー1段階

このようにパンドラは遺物使用者に等級をつけ始めたのです。

パンドラはこれまで、墓と遺物にしか等級をつけていませんでした。

遼河はこの機会に、自分たちの等級をチェックしてみることに。

遼河は王クラスで、称号は”強奪王”

王クラスは他にも、

  1. 破産王 アイリーン
  2. 運命王 ジョシュア
  3. 征服王 大河原
  4. 風聞王 ウェイド

の名前がありました。

”強奪王”の称号に納得いかない遼河は、パンドラ議員になったジョージに電話。

ジョージいわく称号をつけたのはパンドラシステムの遺物で、議員たちも満場一致で賛成したとのこと。

そして称号を変える事はできず数日後、マスコミから発表されるそうです。

渋々電話を切る遼河。

その後、柳と雪の称号を調べてみると、2人とも師クラスに入っていました。

  • 偵察師 雪
  • 頓馬師 柳

遼河は2人に対し、次は王を目指せと指示。

王の称号は遺物時代の支配者の称号。

単なる称号に留まらず、王クラスだけが与えられる”王の秘宝”があると話します。

そのためには出来る限り、自分たちの周りの人間が秘宝を占有する必要があると。

秘宝は全部で15個。

現段階で王は5人だから、空席はまだ充分あります。

そして師クラスは180人。

倍率にして18倍。

そんな時、遼河のスマホに非通知で電話がかかってきました。

電話の相手は風聞王ウェイド。

「実はお前に同盟の提案をしようと思って連絡した」

とウェイドは言います。

しかし遼河は即答で拒否し、電話を切ろうとします。

遼河はウェイドが持っている遺物が気に入らないとのこと。

ウェイドが持っている遺物は”ゲッベルスの遺物”

ゲッベルスはヒトラーの側近でナチスの手先だった人物。

優れた宣伝術を持っていましたが、その結果が大戦などを引き起こしたのです。

「俺と手を組んで七大墓を発掘しよう!パンドラの最新動向や王の秘宝についての情報も教えてやる!」

とウェイドは遼河を必死に説得します。

遼河は王の秘宝に関する情報に興味を持ちました。

するとウェイドは、同盟にあたって先立って処理して欲しいヤツがいると言いました。

その人物とはユリアン・ミラー。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

103話

遼河が開催したオークションに参加したミラーは濡れ衣を着せられ、確保されていたものの、すでに解放されあちこちで邪魔立てしている様子。

ただ遼河はミラーが、雷の遺物を持っていることなど知りませんでした。

ウェイドは電話で渡せる情報はここまで、同名に承諾したら直接会ってもっと詳しい情報をやると言います。

「わかった。会って話そう」

と伝える遼河。

気に食わない奴じゃないんですか?と尋ねる雪に対し遼河は、得られるものが結構ありそう、いざとなれば裏切ればいいと言いました。

その後。

遼河は飛行機にウェイドを乗せ、詳しい話を聞くことに。

プライベートジェットに驚くウェイドですが、遼河に諭され話を初めます。

ウェイドはまず、ミラーが雷の遺物を使っている動画を見せました。

ミラーは何の関係もない発掘団まで手当たり次第に遅い、遺物を破壊しているとのこと。

ウェイドの連合でも被害を受けたチームがありました。

「先に奴を片付けてくれ。本当の目的である墓の発掘はその次だ」

とウェイドは依頼。

遼河は依頼を受けることにしました。

そしてそのままミラーのもとへ向かうのでした。

たどり着いたのはシリア。

雪いわく、ここは布教王・アリのテリトリーとのこと。

遼河は布教の遺物は今自分が持っているから、アリは布教王ではないと言います。

とはいえアリ本人がシリアにいるのは間違いなく、従者の数もかなり多そう。

現状を整理すると、

  • シリアにはミラーやアリがいる
  • 中小発掘団連合との三つ巴が起こっている

という形。

また遼河は、ミラーが所有している遺物を”インドラの遺物”と推測していました。

インドラとはインド神話の雷と戦争の神。

ただ酒淫で、しょっちゅう戦争でコテンパンにやられていたなど弱点も多い神なのだそう。

その頃。

ミラーは砂漠で発掘団を蹴撃中。

発掘団が所有している遺物をすべて没収していました。

ミラーに従っている団員たちは、ミラーが遺物で人助けをする、という言葉を信じてついて来ている様子。

すると団員の1人が報告にきました。

「発掘団連合に関する新たな情報です。剛力遼河が合流したという噂があります」

報告を聞いたミラーは、遼河と出くわす前にできるだけ多くの悪質発掘団を処理するよう動き出すのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

104話

発掘団連合本部に訪れている遼河たち。

助っ人として契約書を交わすところですが、遼河はずっと契約書に目を通したままサインを書こうとしません。

「いつまで読んでるつもりですか!今は一刻を争う状況ですぞ!」

と声を荒げる担当者に対し遼河は、

「それはそっちの都合。俺にはよく検討する権利がある」

と反論。

さらに雪も意見します。

「墓で発生する利益は7対3。連合が7でうちが3ってことですか?」

と。

この配分には雪だけでなく遼河も不満を持っていました。

契約するならうちが9、そっちが1だと言い放ちます。

さすがにこれには発掘団も黙っていません。

他のスタッフも部屋にやってきて、今すぐ同盟は取り消してしまえと言います。

ただ他に対策がないのも事実。

ユリアンも遼河たちに刺激を受け、さらに暴走をしているよう。

その結果、連合は遼河の提案を渋々受け入れることになるのでした。

そしてすぐさまユリアンのもとへ向かう遼河たち。

砂漠に広がる青空の下、一部だけ黒い暗雲が立ち込めています。

雷の遺物を使うため、その周辺には黒い雲が発生するのだとか。

遼河はすでにユリアン対策を考えており、いざとなれば脱出遺物で退避すると言いました。

その後。

遼河たちはユリアンのもとに到着。

「なぜ手当たり次第にキャンプの奴らを襲うんだ?」

と尋ねるとユリアンは、

「奴らの正体を知ったら仕方ない」

と返答。

連合を構成するスタッフの大半は遺物を利用して、自分の利益だけを追求する奴ら。

その過程で住民たちが被害を被っているから、襲うのは当然と言います。

しかし遼河はウェイドが所属する連合を手を組んでしまったから、お前を止めると一言。

すると次の瞬間。

ユリアンは雷の遺物で遼河に攻撃。

遼河は咄嗟に回避し、”三匹の子ブタのレンガの家”を出しました。

これにより落雷を防ぐことができます。

そして遼河は家の中から柳に電話をし、今だ外に出せと指示。

柳は絵画遺物の中から大量の女性を召喚。

彼女たちは遼河の信者のようで、大急ぎで遼河のもとへと走っていきます。

ユリアンの攻撃は次第にエスカレートしており、レンガの家が崩れ始めていました。

それでもなお、遼河はユリアンを挑発。

「女たちが近づいてくることに気づかれないよう、意識を俺たちに向けておかないと」

と雪に説明します。

遼河の推測通りユリアンが躍起になっていると、女性の群れがユリアンの前に登場。

さすがにユリアンともいえど、無関係の一般人に手を出すわけにはいきません。

「それじゃ本番開始といくか?」

遼河はユリアンにそう言うのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

105話

ユリアンが攻撃を仕掛けようとした時、空からインドラの声が聞こえてきました。

「女だ!女が押し寄せてくる!」

遼河いわくインドラは女好きで、このままではここにいる女全員が危険な目に遭うかもしれないとのこと。

女に危険がおよべば、英雄として活躍しているユリアンの株が暴落してしまいます。

すると次の瞬間。

興奮したインドラが女目掛けて雷を放ちました。

これに対しユリアンは身を挺して攻撃を防ぎます。

しかしインドラは攻撃の威力をあげ、ユリアンは吹き飛ばされてしまいました。

ユリアンが倒れたスキに遼河は、女たちに指示を出します。

「あいつが地面に落ちた今がチャンス。あいつを誘惑しろ」

遼河じゃなきゃ嫌だと拒否する女たちですが、誘惑に成功した者は俺とフルコースデートと提案されると、我先にとユリアンのもとへ向かいます。

女に囲まれたユリアンは身動きが取れません。

「マスコミが喜ぶだろうよ」

と呟き、カメラでその様子を撮影する遼河。

これにて作成は成功…かと思いきや。

なんとユリアンは周りの女たちに対して攻撃を仕掛けました。

雷の力を完璧にコントロールし、単に気絶させただけ。

遼河とユリアンは再び対峙。

遼河が防御遺物を装備し、ユリアンに言いました。

「房総しようとするインドラを抑えるのに、既にかなりの力を使っているだろ?」

ユリアンは冷や汗をかきながらも、遼河に襲いかかります。

しかし実は、ユリアンよりも先に遼河が攻撃を仕掛けていたのです。

というのもユリアンが地面に落ちた時、ピョン・ガンセとオンニョの遺物がユリアンの背中に張り付いていました。

ユリアンには効果なしですが、インドラには効果抜群。

暴走したインドラをユリアンは抑えることができず。自爆してしまいました。

その結果ユリアンは荒縄に拘束。

そして遼河はユリアンに言いました。

「俺の仲間になれ」

契約書を目にしたユリアンは、あまりに不都合な条件に仲間入りを拒否します。

しかし女たちに襲われている写真をチラつかせられると、仲間入りを検討せざるを得ませんでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

106話

遼河とユリアンは正式に契約を交わし、晴れて仲間になりました。

ただユリアンは不満げな表情。

「お前のような悪党の手下に成り下がったんだから」

と不満を吐露します。

またユリアンは、発掘団連合は悪どい奴らで力も強大、黙視するわけにはいかないと言います。

発掘団連合の詳細を把握していない遼河はユリアンに、詳細の説明を求めました。

ユリアンいわく、発掘団連合の詳細はこうです。

  • 発掘団連合は烏合の衆に見えるが巨大勢力になる可能性がある
  • 発掘団連合の中心人物はウェイド
  • ウェイドは”ゲッベルスの遺物”を持っている
  • 連合の目的は”ヒトラーの遺物”を見つけること
  • 2津の遺物を利用してパンドラ以上の勢力を作ろうとしている

話を聞いた遼河は荒縄の拘束を解き、俺は本当にあいつら(連合)と手を組んだわけじゃないと弁明。

「俺も風聞王(ウェイド)は気に食わない、これから奴らを裏切る瞬間をリアルタイムで見せてやる」

とユリアンの肩を叩き言いました。

遼河はこれから墓に行き、発掘団連合よりも先に攻略することを目論んでいます。

連合は遼河tおユリアンが戦っていると思っているだろうから、そのスキに攻略してやると。

そして遼河はユリアンも車に乗せ、柳・雪とともに墓へ向かいます。

そんな時、ウェイドから着信が。

「場所を移動したようだな。助太刀しようと思って来たんだが誰もいなかった」

と尋ねるウェイドに対し遼河は、今は移動中と報告。

少し待っててくれと伝え電話を切るものの、情報伝達の早さに驚きます。

やはり風聞王だけあって誰よりも早く情報を手にしているよう。

とはいえ今やることは墓の攻略。

遼河は爆破遺物で開けた穴から墓の内部に入っていきます。

ただこの墓は七大墓ではなく、大きな通常の墓。

そこで遼河は一刻も早く墓を攻略するべく、遺物で墓の内部を次々と破壊し、罠を迂回しながら進むことに。

正攻法を使わない遼河にユリアンは困惑するものの、遼河はそんなのお構いなしに破壊を継続。

またこの墓は疫病の遺物が集まっているため、奥に進むほど汚く・臭くなってきました。

するとユリアンが異変を口にします。

「俺にも墓と遺物の情報を知る術があるが、何かに邪魔されているみたいに今は全く使えん」

と。

諸葛孔明の遺物が妨害されている…?と疑問を感じた遼河は、それは確かに変だと呟き、速度を速めて先へ進んでいきます。

そして大きな部屋に到着。

遺物を呼び出していたであろう井戸も爆破させるのですが…次の瞬間。

「誰だ!こんなマネをするのは!」

井戸だけでなく天井からも不気味な遺物が出現。

猛烈な下痢の遺物、おぞましい水疱の遺物というウインドウが表示されました。

遼河は火打ち石で燃やし尽くそうとするものの、ウインドウに追加メッセージが表示。

「総帥が憤怒し力を露わにします。墓が再構成されます。散らばっていた疫病の遺物が集まり始めます」

「扇動の遺物が監視を始めます。悪意に満ちた大衆の視線があなたに注がれます」

総帥と風聞王が一緒に動いているのか?と推測する遼河。

そして墓には地響きの音が鳴ります。

「こいつは…罠にかかったようだ」

と遼河は呟くのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

107話

遼河いわくウェイドは、墓を監視しながら自分のオーラを徹底的に隠しており、最初からこうする腹だったとのこと。

ユリアンも遼河に言われるがまま感知してみると、確かに墓の中にはウェイドのオーラが漂っていました。

扇動遺物がこのような使い方もできるとは…と驚く遼河。

そんな時、墓の魔物の群れが遼河たちに襲いかかってきました。

団員はそれぞれ必死に魔物を対処。

遼河も簡単に一刀両断しますが、魔物は再生する特性を持っています。

そこで遼河はユリアンから遺物をもらい、それを爆弾として使用。

「なんで俺のを使う!自分のを使え!」

と激怒するユリアンに対し遼河は、あとで復元するからと諭すのでした。

そして倒した魔物から、復元すれば使えそうな遺物を奪取。

  • ”医師 ジョン・スノウの伝染病感染経路図”
  • ”ギルガメッシュ叙事詩”
  • ”疫病の神 ナムタルが捨てた病原菌試薬かばん”

遺物の確認をしてると、ユリアンや雪がいきなり激しく咳き込みます。

さらに柳も。

3人は口から血を出すほどの症状。

遼河のウインドウには、耐性数値が上がります、というメッセージが。

つまり何者かから攻撃を受けているという証拠。

魔物を全滅させたのに攻撃を受けている…となると漂っている空気が原因。

そう確信した遼河はレンガの家を出し、3人を家の中へ避難させます。

そして遼河はすぐ片付けるといい、毒ガスの遺物退治を試みます。

先程と同じように爆弾をばらまき、屋内で大爆発を起こす作戦。

「我とともに自爆する気だな?だが我には関係ない。総帥が我を復元してくださるからな」

と毒ガス遺物は呟きます。

しかし遼河はアイギスの盾を取り出し、大爆発を完全に防ぐことに成功。

アイギスの盾は半壊してしまったものの、遼河には傷一つありません。

さらに遼河は、遺物”ヒポクラステスのミアスマ伝説”をゲット。

この遺物が毒ガスの正体だったようです。

レンガの家に避難していた3人も外に出てきて、遺物の説明を聞きました。

ただ遼河以外の3人は、ミアスマの遺物に感染している状態。

そこで遼河は不老草の実を3人に渡しました。

そのスキに遼河はユリアンから、病原菌試薬かばんを奪い取ります。

「その遺物にはありとあらゆる病原菌が入っているから、決して世に出してはいけない!」

と声を荒げるユリアン。

これに対し遼河は、その逆に使うつもりだと一言。

すると次の瞬間。

なんと病原菌入りのビンを開け、ゴクゴクと飲み始めるのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

108話

ビンを飲み干した遼河は激しい胸の痛みに襲われます。

変異種ウィルス、致命的なカビ菌が体内に侵入し、出血が止まらない状態に。

しかし次の瞬間。

遼河の身体がいきなり光り始め、耐性数値が恐ろしい速度で急上昇。

そして身体が病原菌で満たされると、特定条件を満たした場合にだけ現れる”特殊遺物”が出現。

すると遼河たちの前に、疫病の神が姿を現しました。

資格を備えた者のみが謁見を許されると述べる神に対し遼河は、自分は基準を満たしているはずだと断言。

神はしばらく沈黙した後、遼河が基準を満たしていることを確認。

そして遼河は疫病の神”ナムタル”と契約を結ぶことに成功。

ナムタルとはメソポタミア神話に登場する疫病の神。

60種に及ぶ疫病を操り、冥界の女神”エレシュキガル”に仕えていました。

ただナムタルと契約したことを知ったユリアンは遼河に反発。

「人に害を及ぼす遺物は夜に出してはならない」

と言います。

これに対し遼河は、間違った話ではないとユリアンの意見を肯定。

そこで、ここで使って破壊しよう、最初で最後だと提案しました。

「懲らしめなきゃいけないヤツがいるだと」

と言いながら。

一方そのころ。

墓のとある一室にウェイドたちがいます。

ウェイドはそろそろ解決したころかなと呟き、部下に状況を確認してくるよう指示。

すると次の瞬間。

墓が大きく揺れ始めました。

そしてウェイドたちの前から汚水が流れ込んできます。

この汚水はもちろん、遼河はナムタルを利用し流しているもの。

ウェイドたちは間一髪のところで墓の外へ脱出できたものの、汚水まみれに。

その結果、病原菌に犯されるのでした。

ウェイドを懲らしめた遼河はユリアンとの約束通り、遺物を破壊しようとします。

そんな遼河を見て考えを改めるユリアン。

「お前は人のために喜んで遺物を破壊できる人間だったんだな」

と。

そして遼河はユリアンと協力し、ナムタルの遺物を破壊。

その後、遼河たちも墓の外へ脱出。

ユリアンは遼河たちとは別行動を取ることになりましたが、力が必要ならいつでも呼べと言います。

笑顔で別れるユリアンと遼河たち。

ユリアンを見送った遼河は、再び墓へ入っていきます。

破壊した遺物の残骸を取るために…。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

109話

プールにぷかぷか浮かんでリラックスしている三橋。

すると彼女のもとへウェイドが大慌てでやってきました。

「生きてたのね。死んだと思ったのに」

と告げる三橋に対しウェイドは、医療遺物を持っているなら助けてくれと叫びます。

しかし三橋はウェイドを助けようとしません。

遼河はすべて飲み干しても平気だったのにねぇ…と言います。

これに対しウェイドは必死で反論。

「とにかく俺の役目はすべて果たした。俺がこうなったのは全部お前のせいだ」

と。

それでも三橋は聞く耳を持たず、最後まで遼河に振り回されたお前が悪いと言います。

すると三橋は地中を這うムカデのような遺物を使い、ウェイドの息の根を止めるのでした。

「ゲッベルスの遺物も奪われたくせに、今さらヒトラーを手に入れてどうしようってのよ」

そう言うと三橋は、自ら遼河のもとに出向こうと計画しました。

一方ニューヨークでは。

遼河は疫病の墓の遺物でオークションを開こうとしています。

ユリアンが電話で反論するものの遼河は、危険な疫病遺物は出品していないと言い、オークションが開催されました。

まず出品されたのは”愛の水薬”

少し飲むだけで熱い夜が訪れ、覚めきっていた夫婦関係も盛り上がるとのこと。

価格はどんどん上がっていき、なんとアイリーンが8000万ドルで落札。

アイリーンが遼河に”愛の水薬”を使う…?

そんな憶測を柳から聞いた雪は、柳を呼び出し詳細を聞くことに。

「団長とアイリーンさんって付き合ってるの?」

と聞かれた柳は雪をおちょくります。

すると雪は顔を赤くしながら激怒し、下手なマネしたら骨も残らないと思いなさいと言い放つのでした。

その後、遼河から言われた言葉を思い返し、思わず涙を流す雪。

「私はこれから一体、どうすればいいの?」

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

110話

部屋に戻った遼河たち。

これから不老草農場を拡張しようと計画しています。

そんな中、雪は遼河に尋ねました。

「墓の仕事は当分ないんでしょうか?」

と。

仕事かなければ何日か休みが欲しいとのこと。

遼河は雪の要求を聞き入れたものの、あまりの素っ気なさに雪は寂しそうな表情。

雪が仕事に戻ると、遼河のもとにはジョージから電話が。

「お前、あの墓はすでに発掘届が出されていたのを知らなかったのか?」

ジョージいわく遼河が攻略した疫病の墓は、すでに第三者が発掘届を出していたとのこと。

その人物は美食王ギネス・ハウガー。

ギネスは今パンドラ本部に乗り込んできており、クレームを入れている最中。

ジョージから話を聞いた遼河は、もうあのバカげた制度が施行されているのか…と心の中で呟きました。

<発掘申告制度>

墓の発掘権をパンドラから購入する制度で、パンドラが発掘をサポートし、他の発掘弾の接近などを防いでくれるのです。

ただ実際のところ、世の中の墓はすべてパンドラの所有だから、発掘したければ許可を得ろという意味に近いもの。

発掘届を出すには金が必要で、墓で手に入れた遺物も60%までは徴収。

しかし今の遼河はこの制度に従うつもりはありません。

また、発掘団が10人未満であれば届けを出す必要もないのです。

制度の例外を利用したのが、遼河たちの発掘団。

「美食王にもそう伝えろ」

と言い残し、遼河は電話を切りました。

そのころ。

雪は1人で居酒屋に行き、状況を整理しています。

遼河とアイリーンの関係に嫉妬し、自暴自棄に陥ると、店員さんがビールをプレゼントしてくれました。

嬉しそうに飲み干す雪ですが、なんとこの店員は三橋。

ビールには睡眠薬が入っており、雪は一瞬で眠ってしまうのでした。

▶▶盗掘王の目次一覧に戻る

↓31日間無料お試し期間あり↓ U-NEXTで好きな漫画やアニメを無料で楽しむ

盗掘王を読んでいる方におすすめの漫画5選

関連記事

転生したらスライムだった件は、小説投稿サイトとして有名な「小説家になろう」で連載されていた小説を原作とする人気作品です。 2015年から月刊少年シリウスで漫画版も連載がスタートしています。 さらには2018年にはアニメも放送され[…]

関連記事

「魔法科高校の劣等生 来訪者編」は、月刊Gファンタジー2016年1月号〜2019年7月号まで連載されており、単行本は全7巻となっています。 また、2020年にはアニメ化も。 ここでは、魔法科高校の劣等生 来訪者編の漫画とアニメを[…]

関連記事

月刊コミックゼノンにて連載中の神と人類の一騎打ち壮絶バトル漫画「終末のワルキューレ」 連載開始直後から話題となっていましたが、2018年5月に販売された単行本第1巻は販売直後から品薄となったため、大量に重版が掛ったほどの作品でもありま[…]

関連記事

「出会って5秒でバトル」は、裏サンデーで連載されている人気作品です。 異能力を手に入れた者同士の戦いを描く、異能力バトル物の作品となっています。 ライバル作品の多いジャンルながら、頭脳戦を重視するストーリー描写や特殊な舞台といっ[…]

関連記事

2014年から週刊少年ジャンプにて連載中の『僕のヒーローアカデミア』、通称ヒロアカ。 累計発行部数2500万部を突破し、アニメ化・映画化と人気沸騰中の漫画です。 主人公の緑谷出久がヒーローになることを目指し、仲間と共に成長してい[…]

 

【漫画】盗掘王の配信日時はいつ?

盗掘王の配信日時は、

  • 毎週火曜日
  • 毎週金曜日

毎週火・金に1話ずつ更新されます。

つまり、1週間に合計2話更新されるということ。

サクサク読み進められるのはありがたいですね!

 

【漫画】盗掘王をピッコマで無料で読む方法

ピッコマにて配信中の漫画「盗掘王」ですが、話数によって必要なコインが異なっています。

話数ごとのコインが下記の通り。

話数 必要コイン
プロローグ〜第11話まで ¥0
第12話〜第37話 WEBまでば¥0
第38話〜 51コイン

「WEB待てば¥0」とは、23時間まてば1話ずつ無用で読めるシステムです。

通常はグレーで表示されている部分ですが、この部分が青色に変われば無料で読めるサイン!

しばらく待機する必要があるものの、ただ待つだけで無料で読めるようになります。

とはいえ…

「盗掘王」は40話以上もあるワケですから、WEB待てば¥0を利用して最新話を読むためには、1ヶ月以上も待機する必要があります。

わざわざそこまで待ってられませんよね。

そこで、ピッコマでコインを貯める方法をご紹介するので、ぜひご活用ください!

方法が下記の通りです。

  1. ビンゴ
  2. イベント
  3. 毎日ログイン
  4. 課金

では、各方法の詳細を見ていきましょう。

ビンゴ

毎月1回開催されるイベントで、お手軽にコインを貯められる方法です。

ビンゴを揃えるためには、ピッコマから提示されるクエストにクリアする必要があります。

クエストの内容としては、

  • 指定された作品を読む
  • アカウント登録をする
  • 友達にシェアする

などなど。どれも簡単にできるクエストなので、手軽にコインを貯めることができますよ。

イベント

イベントは不定期開催となっていますが、ビンゴと同じく手軽にコインを貯めることができます。

いつ開催されるか分からないので、毎日欠かさずピッコマにログインするようにしましょう!

毎日ログイン

ピッコマには「出席イベント」という機能があります。

スマホゲームのログインボーナスのようなもので、毎日ピッコマのアプリを起動するだけで、コインやガチャ券などをもらうことができます。

課金

無料の方法ではありませんが、今すぐ大量のコインを手にできます。

お財布と相談して、課金するかどうか?ご検討ください。

【漫画】盗掘王のあらすじネタバレまとめ

「盗掘王」のあらすじと、1話〜最新話までの全話ネタバレをまとめてご紹介してきました!

盗掘王の配信日は毎週火・金曜日。

読むとどんどん続きが気になる漫画なので、ぜひチェックしてください!

↓31日間無料お試し期間あり↓ U-NEXTで好きな漫画を無料で読む

話題の漫画のネタバレ一覧

悪魔だった君たちへ
 
俺だけレベルアップな件
 
快楽殺人姫
 
カラミざかり
 
鬼獄の夜
 
けだものたちの時間
 
社畜と少女の1800日
 
JKハルは異世界で娼婦になった
 
社内探偵
 
獣人さんとお花ちゃん
 
親友は悪女
 
爪痕-それでも結婚、続けますか-
 
盗掘王
 
revenge~替え玉婚~
 

20年夏アニメの原作漫画を無料で読む方法

炎炎ノ消防隊
 
ダンまち
 
魔王学院の不適合者
 
魔法科高校の劣等生 来訪者編
 

20年春アニメの原作漫画を無料で読む方法

アルテ
 
イエスタデイをうたって
 
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった
 
オリンピア・キュクロス
 
かくしごと
 
かぐや様は告らせたい
 
ギャルと恐竜
 
グレイプニル
 
邪神ちゃんドロップキック
 
食戟のソーマ
 
球詠
 
つぐもも
 
波よ聞いてくれ
 
八男って、それはないでしょう!
 
フルーツバスケット
 
放課後ていぼう日誌
 
無限の住人
 
メジャーセカンド
 
本好きの下剋上
 
俺ガイル
 

話題の人気漫画を無料で読む方法

宇宙兄弟
 
ガイシューイッショク
 
鬼滅の刃
 
虚構推理
 
キングダム
 
五等分の花嫁
 
ゴールデンカムイ
 
終末のハーレム
 
終末のワルキューレ
 
SHIROBAKO
 
スラムダンク
 
その着せ替え人形は恋をする
 
出会って5秒でバトル
 
デスノート
 
転生したらスライムだった件
 
東京卍リベンジャーズ
 
ドメスティックな彼女
 
七つの大罪
 
ハリガネサービス
 
ハリガネサービスACE
 
HUNTER×HUNTER
 
バガボンド
 
僕のヒーローアカデミア
 
MAJOR(メジャー)
 
約束のネバーランド
 
ランウェイで笑って
 
Re:ゼロから始める異世界生活
 
ヲタクに恋は難しい
 

続きを読みたい漫画を50音で検索

最終回が気になる漫画を50音で検索