【漫画】転生したらスライムだった件17巻の続き80話以降をお得に読む方法

【17巻発売日】3月31日
【収録話】第75話〜第79話

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【少年シリウス3月号掲載】

ガビルは神官ヘルメス相手に槍を振るい、圧倒しますが、スフィアは神官長ミッドレイに投げ飛ばされます。

スフィアが、ヤムザが一番の強敵だと思っていたと言うと、ミッドレイはこうみえても自分はミリアの遊び相手が務まると自負します。

さらに自分たちは竜を祀る民だと言うと、ガビルはヘルメスが槍の下から姿を消していることに気づきました。

さらにミッドレイが自分たちは龍人族、ドラゴンが人化して人と交わった末裔だと明かします。

スフィアは確かにミッドレイの強さは魔素の多さより技量によるものだと認め、それなら自分はもっと強くなれるはずだと言います。

そしてつづきだと言うと、ガビルとともに構えました。

ヤムザとアルビスの戦いは拮抗していました。

ヤムザは自分の分身をつくり出す魔宝道具を使用すれば逆転できると考えますが、ゴブタと狼鬼兵隊（相方の狼と一体になった兵）が加勢すると一気に不利になります。

さらにアルビスが天蛇眼でヤムザを見ることでヤムザの動きが封じられ、真の姿となったアルビスは雷でヤムザを追い詰めました。

降伏を勧告されたヤムザは受け入れようとします。

しかしそこでクレイマンの洗脳が発動、ヤムザは謎の宝珠を口に入れます。

ヤムザは分身体が影響して二体の暴風大妖渦（カリュブディス）となりました。

魔法の効かない暴風大妖渦相手にテンペスト軍は手こずり、アルビスはこのままでは全滅すると考えます。

暴風大妖渦は尾でアルビスを狙います。

それはアルビスに直撃する直前、紅丸によって両断されました。

さらに斬り口を黒炎で焼くことで再生を防ぎます。

紅丸は完全体になってから遊んでやりたいが時間がないと言うと、手を伸ばします。

直後、黒炎が爆発を起こし、二体の暴風大妖渦を爆炎が包みます。

敵はもちろんのこと、アルビスたち味方も呆然とその光景を見つめます。

終わりだ、紅丸はそう言いました。

【少年シリウス4月号掲載】

ゲルドはフットマンらに逃げられてしまいました。

ベニマルはその報告を聞き、戦闘記録は十分とれたと言い、指揮に戻るよう指示します。

その後、一番厄介な相手だと感じたミッドレイのところに赴きました。

ベニマルにクレイマン軍は壊滅したけれど戦う意思はあるかと聞かれたミッドレイは、戦ってみたいと言いますが、ヘルメスが止めました。

それから大群を送り込んだ方法を聞かれたベニマルは、リムルの新しい魔法だと答え、ウチの大将はなんでもアリなのだと笑いました。

魔王達の宴では、クレイマンが嘘の弁論を語っていました。

クレイマンいわく、カリオンがリムルを魔王にさせようと画策したと言います。

さらに復活させたヴェルドラを使ってファルムス王国軍を全滅させた、魔王の定員に入るためクレイマンを狙った、ミュウランはその過程で殺されたとつづけました。

巨人ダグリュールがカリオンはどうしたと聞くと、ミリムの逆鱗に触れて国ごと葬られたと答え、リムルはここで始末すべきだと結びました。

リムルが口を開きます。

クレイマンは嘘つき、ミュウランは生きているし魔王の座に興味はない、カリオンは謀略を考えるタイプでもない、それにヴェルドラはただの友達だと言います。

クレイマンは驚き、反論しようとしますが、ギィが話に割って入ります。

ここには見届け人が揃っている、クレイマンを倒せたらリムルを魔王と認めると言いました。

クレイマン領にきたシュナとソウエイとハクロウは、死霊の王「示指のアダルマン」と戦います。

アダルマンの操るゾンビたちは強く、ハクロウとソウエイの力をもってしても手こずります。

そこでシュナが前に出て、アダルマンを倒すと宣言し、神聖魔法を展開します。

アダルマンは驚き、魔物に使えるはずがないと言います。

シュナは奇跡を信じて願う者なら誰にでも使えると返し、生前のアダルマンの聖職者としての未練まで見抜きます。

アダルマンは霊子崩壊を発動し、シュナを道連れにして死のうとしますが、シュナは霊子暴走を引き起こして魔法を上書き、見事アダルマンを含むアンデッドたちを葬りました。

シュナはソウエイたちを振り返ります。

そしてクレイマンの城を制圧しなければと言って歩き出しました。

【少年シリウス5月号掲載】

原初の悪魔にして最初の魔王ギィ・クリムゾンはリムルたちの諍いを傍観していました。

彼は闇の大精霊から派生した七柱の悪魔族の最初の一人で、冥界を統べる王でもあります。

ちなみに悪魔には性質によって色があります。

「原初の赤（ルージュ）」であるギィは、召喚主の望みである敵国を滅ぼしたあと召喚主の国も気まぐれに滅ぼし、真なる魔王となりました。

それは数万年前の出来事、彼の名前はそのときの人間の断末魔からつけられました。

ギィはクレイマンに魔王だったら戦えとけしかけ、リムルは戦いの場をつくり出して挑発します。

するとクレイマンはミリムに戦うよう命令を出し、リムルを襲わせます。

リムルはまずいと思いますが、ミリムが笑っているのを見て不思議に思います。

またクレイマンに対しては、自分が相手だと弱い者いじめになるから部下に任せると言い、シオンに殴らせます。

クレイマンはシオンにボコボコにされました。

激昂しつつも超速再生したクレイマンは、自分の手駒を用意して応戦させました。

巨大狐「九頭獣（ナインヘッド）」VSランガ、クレイマンとその人形VSシオン、ミリムVSリムルという構図になりました。

ラミリスはギィに数で不利だ、加勢させろと迫ります。

するとギィはベレッタに向かって、マスターは誰だ、リムルとラミリスの二人に仕える者を従者とは認められないと言います。

ギィはリムルとの契約を思い出しますが、唯一の主はラミリスだと決め、彼女が望むからリムルに加勢したいと言いました。

ギィはベレッタの悪魔としての色を聞いたあと、道理で判断基準が狂っていると言いました。

ベレッタが参戦したあと、ギィはベレッタと同色で自分よりも強い「原初の黒（ノアール）」について想いをはせます。

そしてギィは「お前も動くのか」と呟いて笑いました。

原初の黒ディアブロは、三人の捕虜を心身ともに隷属させます。

そのあとヨウムに早く国盗りのような些事を終えて、主を出迎えたいと言いました。

その主リムルは今、最強の魔王で親友のミリムと戦っていました。

【少年シリウス6月号掲載】

リムルはミリムの攻撃をかわしながらラファエルの解析を聞きます。

ラファエルはミリムにかけられている呪法は見つけられなかったと言い、何かを伝えようとしますが、ミリムの攻撃が激しすぎてリムルはつづきを聞けません。

とりあえずは魔素吸収攻撃で時間を稼ぎ、シオンが術者クレイマンを倒すのを待つことにしました。

クレイマンは魂を宿した人形をけしかけますが、魂喰い効果を持つシオンの大太刀で一刀両断されました。

一方、ランガからリムルにＳＯＳが入ったとき、リムルがミリムの罠にかかりそうになります。

そこで突如ヴァルドラが乱入。

召喚経路を逆走するという荒業でやってきたようですが、その用件はマンガのカバーと中身が違うということでした。

リムルはとりあえずミリムの相手をヴェルドラに頼み、ランガのところに行きました。

ヴァルドラはミリムのことを「我が兄の一粒種か」と言い、対峙してすぐにリムルが気づいていないミリムの意図を察しました。

ランガがリムルを呼んだのは、ランガが相手している狐が戦いたくないと助けを求めていたためでした。

リムルは狐と対峙し、すぐにクレイマンによって施されていた支配の呪法を発見、解呪しました。

今度はソウエイから通信が入ります。

クレイマンの本拠地を落としたという報せでした。

リムルが速すぎると驚くと、シュナにのされたアダルマンが寝返り、それとともにアンデッド数千も下ったため制圧が容易だったという説明がなされました。

またゲルドから胃袋を通して、あるものを受け取ります。

そしてクレイマンがシオンやベレッタに手駒を次々と潰されて呆然としていると、リムルはこれで手詰まりかと問いました。

クレイマンは少しの沈黙のあと笑い、魔王だからこそ上品に優雅に敵を葬ってきたと言います。

それから手で顔を抑え、体を変形させながら、久しぶりに自分の手で敵をひねりつぶしたいという高揚感を思い出したと言いました。

変形後のクレイマンは手や角が増え、禍々しい姿となり、額に三日月が記された仮面をつけました。

リムルは見直したと言うと、「魔国連邦国主リムル＝テンペスト」と名乗り、決着をつけようと促しました。

クレイマンも「喜狂の道化（クレイジーピエロ）クレイマン」と返し、リムルを殺すと宣言しました。

強化されたクレイマンですが、それでもリムルに攻撃は当たりません。

リムルは距離を取った後、クレイマンの城の宝物庫から取ってきた記録媒体を見せます。

そこにはカリュブディスの件の報告や部下の口封じなどが入っていて、クレイマンはそこで自身の軍が壊滅したことを知りました。

リムルは記録媒体の中の会話に出てきた「あの方」とは誰だと尋ねます。

しかしクレイマンは答えず、リムルを黒い糸で包み、人形化しようとしました。

その様子を見ていたフレイは数か月前にミリムの人形化に手を貸したことを思い出します。

それからクレイマンには不愉快な思いをさせられたけど、もう永くはなさそうだと思ったところで、リムルの重い一撃がクレイマンに入りました。

クレイマンはどうしてミリムすら支配した呪法が効かないのだと言います。

そこでミリムと戦っていたヴェルドラが「かめはめ波」ならぬ「かめドラ波」を放出、クレイマンが驚き、あれは誰だと問います。

リムルは改めて友達のヴェルドラだと言いました。

クレイマンは他の魔王たちが自分を疑っていると感じます。

そのため、この場を逃れる最善の手を考え、ミリムに狂化暴走（スタンピート）を命じます。

しかしミリムは、「何故そんなことをする必要があるのだ？リムルは友達なのだぞ」と言いました。

ミリムは操られているフリをしているだけでした。

さらにはライオンの被り物をしていたカリオンも姿を現し、フレイも手のひらを返しました。

リムルは驚きますが、ラファエルは報告しようとしたと言いました。

怒ったクレイマンはフレイに襲い掛かろうとします。

しかしあっさりミリムに迎撃されました。

ミリムはギィに頼んで結界を解いてもらいます。

リムルは空間が拡張されたままだと気づき、ギィはまだ戦闘があると考えているのだろうかと考えます。

ミリムもドラゴンナックルを受け取ります。

ただ戦闘態勢にはならず、フレイやギィ、ラミリスなどと話を始めます。

するとカリオンがミリムに、自国を派手に吹き飛ばしたことを問い詰めます。

ミリムが誤魔化そうとするとリムルが間に入り、クレイマン軍との戦いではなるべく捕虜にするよう伝えてある、それを労働力に加えて町を再建させればいいと言いました。

クレイマンは地に伏したままそれらの会話を聞いています。

そしてティアに無茶したら駄目だと言われたこと、フットマンに自分たちに頼るよう念を押されたことを思い出します。

自分は中庸道化連の一員として彼らに近付きたかった、だから無理をしたと思います。

それから魔王カザリームから紹介された「あの人」こと「ユウキ」に、世界を手に入れて面白おかしく暮らそうと誘われたことを思い出し、かつてないほど力を欲します。

するとクレイマンに変化が現れます。

その様子を見たリムルは、どうやら本物の魔王に覚醒したらしいなと言いました。

覚醒したクレイマンはカザリームから言われたことを思い出します。

死体から作られた妖死族（デスマン）クレイマンは戦闘には向かない、ただ策謀によって軍団を指揮することに長けている、だから魔王になれと言われました。

今、覚醒して魔王となったクレイマンは高笑いして喜びます。

カリオンがそのオーラに驚き、リムルに加勢しようかと言いますが、リムルは自分の席は自分で用意すると断ります。

それからギィの結界を再現し、ラファエルからクレイマンの進化は覚悟が影響していると聞かされます。

リムルはクレイマンの行動を読みます。

クレイマンはここから離脱したいと考えている、だからこそ「逃がさねえよ」と決め、「暴食之王（ベルゼビュート）」でクレイマンの攻撃をあっさり喰らいます。

それから星幽体（アウトボディー）ごと喰らうから逃げられないと伝え、クレイマンを吸収しました。

クレイマンは中庸道化連の仲間に助けを求めますが、カザリームの名を言いかけて口をつぐみ、リムルの中に消えました。

ギィはリムルが魔王と名乗ることを認めると言い、ラミレスやミリムたちも賛成します。

ヴァレンタインは反対するとヴェルドラが前に出ます。

しかしヴェルドラは侍女らしき女性に向かって躾がなっていないと言います。

するとミリムがヴェルドラに向かってバレンタインは正体を隠している、今の魔王が代理なのは内緒だと耳打ちしますが、リムルや侍女には丸聞こえでした。

侍女は二人を睨みつけたあとで正体を現しバレンタインと呼べと言いました。

従者の一人は彼女をルミナスとも呼んでいます。

リムルはルミナスといえばルミナス教、西方聖教会、ヒナタとも関係があるのかと思いました。

魔王代理ヴァレンタインことロイは一足先に帰ります。

そこでラプラスと遭遇しました。

ラプラスは初め逃げようとしますが、ヴァレンタインがクレイマンの死を告げてあざ笑うと殴りかかります。

友達を笑うなと言って何度も殴りつけます。

ヴァレンタインは反撃しようとします。

しかしラプラスの手にヴァレンタインのコアがありました。

ラプラスはコアを握りつぶしたあと騒ぎを聞きつけて駆けつけた増援とも戦います。

クレイマンの死を知ったらフットマンは怒るだろう、ティアは泣くだろう、だから自分は笑おうと思います。

ラプラスは敵の返り血を浴びながら笑いつづけます。

足元に死体が連なる中、「お前は本当に馬鹿やったなクレイマン」と思いました。

【少年シリウス9月号掲載】

ワルプルギスの再開準備中、リムルたちは別室で待っていました。

ベレッタがリムルに自分とラミリスをテンペストに置いて欲しいと頼みます。

自分の主はラミリスと決めたけれど、テンペストにいればいつかリムルの役にも立てるかもしれないと言います。

リムルは保留だと返し、そこでワルプルギス再開が知らされました。

円卓に座った魔王たち。

ギィが何か言いたい奴はいないかと尋ねます。

するとフレイとカリオンが魔王の地位を返上してミリムに仕えると言います。

ミリムは慌てて拒否しますがフレイたちに押し切られる形で話はまとまりました。

ふとリムルが十大魔王ではなくなったと呟くと、新しい名称についての議論が始まります。

こちらは中々まとまらずあーだこーだの言い合いとなります。

そこでヴェルドラがこういうのはリムルが得意だと言います。

リムルは笑顔で嫌がります。

するとギィは円卓を真っ二つにして圧をかけ、顔を近づけて耳を甘噛みして脅迫するので、リムルは仕方なく引き受けました。

名称はすぐに浮かびました。

見上げたときに見えた星空をヒントに「八星魔王（オクタグラム）」と付けました。

その名は魔王たちにも気に入られ、新たな魔王の時代が幕開けしました。

ギィ、ミリム、ラミリス、ダグリュール、ルミナス、ディーノ、レオン、そしてリムルです。

名前が決まったあとは支配領域の分配について話し合います。

その際にレオンから、クレイマンが支配していた傀儡国ジスターヴは死んだ前の魔王のものだったという話が出ます。

リムルはその魔王がデスマンなら今も生きている可能性があると気づき、前の魔王の名を尋ねます。

レオンは呪術王カザリームだと答え、200年前に自分が殺したと言いました。

一方、リムルの考えたとおり生きていてユウキの秘書となっているカザリーム。

彼女はフットマンたちにクレイマンの死を伝えていました。

フットマンやティアが動揺する中、ラプラスはクレイマンをアホだと言います。

フットマンはその発言に怒りますが、カザリームやユウキはそれがラプラスなりの悲しみ方だとかばいました。

その後、ユウキはクレイマンに託していた軍や宝はリムルに奪われた、全ての作戦を休止すると言います。

ただやられっぱなしは癪だとつづけます。

そして手は出さないけれど口は出す、一つ仕掛けると言いました。

【少年シリウス10月号掲載】

「魔王達の宴（ワルプルギス）」は無事終わりました。

何人かは帰り、残った魔王はギィ主催の食事会に参加します。

リムルは黒毛虎の煮込みシチューを気に入り、リムルが持っていった酒はみんなに好評でした。

リムルは絶品コースのメニューをラファエルに解析させます。

帰ってしまったルミナスとはいずれ話そうと思いました。

そのころ、神聖法皇国ルベリオスにいるヒナタは、幸せそうな人たちを眺めながらも教会に入ります。

すると法皇が出迎えました。

ヒナタがロイかと聞くと、法皇役をしているルイだと答えます。

ルイは昨晩ロイが殺されたと言います。

ヒナタは侵入者の顔を見ていたためあいつがロイよりも強いのかと少し驚きます。

ルイはこれからルミナスが帰還する、問題を報告しなくてはと言いました。

ヒナタはルミナスたちとの出会いを思い出します。

××年前、聖騎士になったヒナタは完璧に見えたルベリオスの実態を知ります。

法皇の正体は吸血鬼ルイ、ルベリオスが打倒しようとしている鮮血の魔王はルイの双子の弟ロイでした。

ロイの所業に嘆く人々が教会に助けを求め、教会は血を引きかえに救済を与えるというシステムです。

ヒナタは二人に斬りかかり、相討ちになりました。

そこに唯一神と崇められるルミナスが登場。

ルミナスはルイとロイだけでなくヒナタをも回復させ、試練を与えます。

ヒナタは「簒奪者（コエルモノ）」によって試練を乗り越えたあとルミナスに挑み、敗れ、配下となりました。

ルミナスが帰還しました。

ルイとヒナタにワルプルギスのことを説明し、ヴェルドラの愚痴を言います。

それからリムルたちの街は天魔大戦の勃発を早めかねないという話になります。

天魔大戦とは、500年周期で天使が襲来して発展した都市を攻撃するというものです。

ルミナスは彼らが天使の的になるのなら対策も取りやすい、放っておこうと言いました。

ヒナタはリムルを殺そうとした件に触れます。

誤解していた、話を聞くべきだったと言いました。

その後、一人になったヒナタはリムルの情報をよこしたある商人を思い出し、自分の目でリムルを見極めようと決意しました。

一方、街に戻ってきたリムル。

リグルドとディアブロ、街の人々が出迎えます。

彼らは一斉に跪いたので、リムルはいつ練習したのだろうと思いました。

【少年シリウス11月号掲載】

シオンとディアブロがリムルの秘書の地位を巡って言い争い中。

リムルはふと何でディアブロが戻っているのだと思い、尋ねます。

するとディアブロはにこやかに笑い、全て計画通り、経過を報告したいと言います。

リムルは不安になりつつ耳を傾けます。

報告はファルムス王国の王城に異形の姿となって箱詰めされたエドマリス王を届けたところから始まります。

王宮は大騒ぎとなります。

そこで田口省吾の体に入り、ディアブロに下った魔導士ラーゼンが事情を説明。

ファルムス軍と魔物たちの戦いによって暴風竜が復活した、兵たちはみんな生贄となって暴風竜に喰われたと、事前に打ち合わせ済みの嘘を話します。

さらにレイヒムが現れ、ラーゼンと自分は英雄ヨウムに助けられたと言い、ヨウム一行を王宮内へと案内。

英雄ヨウムの登場で王宮にいる貴族たちは少し落ち着きます。

ヨウムはリムルの説得に成功した、王を元に戻す薬ももらったと言います。

さらにヴァルドラ復活でファルムスはピンチ、ただテンペストの盟主リムルはヴェルドラと交渉可能な存在、ファルムスと和睦する意思があるとつづけました。

一部の貴族は反対します。

ラーゼンが影に控えているディアブロが静かに怒っていることを察し、その貴族を氷漬けにします。

結果、和睦の提案を受けることとなりました。

ディアブロはまず王を元通りにします。

それから講和条約締結のために3つの道を提示します。

1つは王の退位と戦争賠償をする道、1つはテンペストの属国になる道、1つは戦争の継続という道です。

さらにディアブロは1週間しか待たない、返答がなければ戦争を継続すると圧をかけ、丁寧にお辞儀をして立ち去りました。

報告を聞き終えたリムルはとりあえずお茶を飲みます。

箱詰めの王を見せたこと、賠償金の請求額が星金貨1万枚だということに驚いたもののこれでうまくいけばいいと思います。

さらにディアブロが戦争の継続は無理だし、属国にもならない、だから実質一択なのだと補足すると感心します。

なるほど、ヨウムを国王派にして、内戦が起こりそうなときはヨウムに戦力を貸せばいいのかと言います。

ここでハルナが抹茶プリンを運んできました。

ヴェルドラがディアブロからプリンを受け取るのを見たリムルが理由を尋ねます。

するとそこでヴェルドラがワルブルギスの情報をディアブロに流していたこと、その対価がプリンだと判明。

それからディアブロが講話の条件を読み上げるところでヴェルドラが話しかけてしまったことが分かると、さすがのリムルも怒ります。

ヴェルドラはしばらくおやつ抜きとなりました。

【少年シリウス12月号掲載】

エドマリスは臣下たちの前で賠償に応じるか、戦争を継続するしかないと言います。

そこにリムルが魔王となったという報せが届くと、決まりだなと言い、王冠を取ります。

賠償に応じて自身は退位する、後継者は弟のエドワルドを推すと言いました。

エドワルドは内心ほくそ笑み、ラーゼンはここまで予定通りだと思いました。

一方、テンペストにシュナとソウエイが戻ってきました。

背後には元死霊の王アダルマンとその配下も一緒です。

アダルマンはうっとりしながらリムルに「神よ…」と言いました。

リムルは死霊たちが浄化されないよう封印の洞窟に案内、後処理をしているハクロウは後で迎えにいこうと思いました。

その晩にはベニマルも帰還。

リムルに対し、ミリムが吹き飛ばした獣王国の首都の市民も受け入れることになった、捕虜の大部分はゲルドに預けたと報告します。

数日後に和睦協定を締結させたディアブロが一時金である星金貨1500枚をもって戻りました。

ディアブロがリムルに今後の予定を話します。

新王エドワルドは残りの賠償金を支払いたくないから先王に責任を押し付けて動く、そこでヨウムに阻止させる、新王の不誠実さを糾弾することで内乱が始まると断言しました。

さらに数日後には捕虜を連れたガビルたちが戻ってきました。

ガビルは龍人族の強さを褒め、ミリムからの手紙を渡します。

手紙には今度遊びに行くときは国の者を連れて行くから料理を教えてくれと書いてありました。

ワルブルギスから1ヶ月。

リムルは新参者の扱いに悩むゲルドのグチを聞いたり、ハクロウを迎えに行ったりします。

それから幹部たちを集めて会議をしました。

リムルは魔王になったこと、支配地域がジュラの大森林全域になったことを伝えます。

すると森に住む者たちが改めて挨拶に来るだろうと言われます。

リムルはまとめて来てもらった方がいいから祭りをしようと提案。

みんなは大喜びで準備に取り掛かりました。

リムルが祭りのためにも仕事をしなくてはいけないと思っていると、ディアブロから報告が入ります。

新王エドワルドが兵を集めた、西方聖教会から招集を受けたレイヒムが戻らないと言います。

リムルは西方聖教会が敵に回るのだろうかと心配します。

するとシュナがヒナタと自分たちへの襲撃が同時だったことから、何かを企んでいる存在はいる、クレイマンも黒幕の存在をほのめかしていたと言います。

ただラファエルは、ファルムスとヒナタとクレイマン、全ての黒幕は一つではない可能性があると指摘。

リムルはヒナタも利用されただけかもしれないと言います。

それからヒナタは何を考えているのだろう、まだ自分のことをシズさんの仇だと誤解しているのだろうかと思いました。

一方、当のヒナタは人を集め「法皇両翼合同会議」を行っていました。

議題は暴風竜の復活と新たな魔王の誕生についてです。

【少年シリウス1月号掲載】

合議を取り仕切る中、ヒナタはルミナスと会ったあと、西方聖教会最高顧問「七曜」の試練を受けたことを思い出します。
七曜の役目は組織の監視と部下の育成。
　　　　　
ただ　実際に対峙し、簒奪者で彼らの力を得たヒナタは「かつての偉人」であると感じ、腐敗を実感しました。

今、合議ではリムルが及ぼす影響や対策、それからヴェルドラについての話が出ます。

法皇直属近衛師団のサーレはリムルを取り逃がしたヒナタを暗に非難。

聖騎士のレナードやアルノーはヒナタをかばい、近衛師団のグレゴリーとも一瞬即発な雰囲気に。

ただヒナタは静かに彼らを黙らせ、ファルムスの報告を聞きます。

新王エドワルドが内乱を起こしそうだと聞き、ヒナタはこれもリムルの計画通り、力技ではなく頭も使って来るのは厄介だと思います。

それからヒナタに嘘の情報をよこした男を見つけるため、東の商人の情報収集を頼みます。

さらにルミナスから神託が下りたと言い、ヴェルドラを唯一御せるのがリムル、そのためリムルに手出しするのはやめるよう伝えます。

一同ざわつきます。

そこにファルムスの大司教レイヒムが現れました。

レイヒムはヒナタに促され、リムルが2万の兵を殺したときのことを話します。

一同は再びざわつき、リムルが覚醒魔王なのだと理解しました。

そのとき、突如七曜の幻影が現れました。

ヒナタは内心、大人しく話をまとめたいのに口を出してくるのかと思います。

七曜はレイヒムに伝言があるのだろうと促します。

するとレイヒムはこれを預かっていると言って、水晶玉を取り出します。

水晶玉にリムルの姿が映り、言葉を発します。

それは「相手してやるよ俺とお前の一騎打ちでな」というシンプルな内容でした。

騎士たちは自分たちが行くと息まきますが、師団の人々に止められます。

ヒナタは短絡的すぎる、七曜が仕掛けた罠ではないかと考えますが、それでも行くしかないと思い、一度会って話をしてみると言いました。

七曜は竜破聖剣をヒナタに授けます。

ヒナタはありがたく頂戴すると言いつつも、ルミナスの寵愛を受ける存在を許したくないのだなと彼らの思惑を見透かしました。

一方、リムルはカイジンやベスターが作った全自動魔法発動機の試作品を見ていました。

リムルは感心し、これを街道の定点に設置して結界を張っておけば祭りも安心だと考えます。

カイジンは魔素を集積する効果もあるからエネルギーには事欠かないと言います。

するとヴェルドラが、完成したら好き放題妖気を解放できるのだなと嬉しそうに言うので、リムルは国民が死んでしまうとツッコみます。

ただいつの間にかいたディアブロがヴェルドラの魔素量を抑え込むのは大変なのだとフォロー。

リムルは我慢し過ぎてヴェルドラが爆発するのではないかと不安になり、何とかすると約束しました。

数日後、リムルの下に報告が入ります。

それはヒナタ・サカグリが単騎でこちらに向かっているという報でした。

【少年シリウス2月号掲載】

※準備中