【漫画】大安仏滅 最終回2巻ネタバレやお得に読む方法

〜「大安仏滅」最終2巻のあらすじここから〜

父親の治療費のため、バイトを掛け持ちしていた青木だが、若狭セレモニーの若狭社長と出会うことで若狭セレモニーの正式な社員となった。

個性的な故人や家族、ブライダルクライアントに囲まれて青木青年は日々奮闘中。そんな折、病気療養していた父親が帰宅することになった。

それは最後の時間を家族と過ごすため。様々な人を見送ってきた青木だが、自分の父との最後は…。

〜あらすじここまで〜

〜大安仏滅の最終回ネタバレここから〜

「加代子、文彦、まず最後まで一緒にいてあげられなくてごめんなさい」

父親のエンディングノートに目を通す文彦。

エンディングノートには加代子・文彦と過ごした幸せな時間や、長生きしてくださいという内容が書かれていました。

そんな中文彦は、仏教で言われていることを回想。

仏教では一般的に、人は死んだら三途の川を渡り、7日ごとに裁きを受けると言われています。

そして7回目の49日に閻魔様から、浄土行きか地獄行きの裁判を受けるとのこと。

「父さんも今ころ大変だったりして…」

と思いながらも空腹を感じ、冷蔵庫にあった魚肉ソーセージを炒めて食べることん。

すると母親も起きてきました。

眠れなくて起きていたようです。

文彦が作っていたのは父親の得意料理”ムッシュタコイカ”

口にした母親は懐かしさを感じた後、もう本物の味は食べられないんだねとつぶやくのでした。

そして後日。

この日は父親のお葬式が行われます。

会場には南国の花や、ゴルフ場をイメージした飾りも置かれていました。

短期間で大変だったんじゃ…と恐縮する文彦たち。

するとこっちに来いよと声をかけられ向かってみると、そこには君嶋の姿が。

「僕は会計と客さばきが得意だから」

と言い、文彦のためを思って受付を買って出てくれたのです。

その後、お葬式が滞りなく進められていきました。

焼かれて骨になった父親。

喉仏の骨を見た文彦は、本当に合掌している仏様みたいだと思いました。

”人の体の中には仏様がいる。仏様、どうか49日後、無事に父親が浄土へ行けますように”

場面は変わり献杯のシーンへ。

献杯は和食ではなく、ハンバーグやオムライス、エビフライにナポリタンと、まるでお子様ランチのようなメニュー。

かと思えば他の人には、なめこおろしが入っていたり。

「全部、治彦さんの好物だ」

母親がいわく、献杯のメニューはすべて父親の好物なのだそう。

ムッシュタコイカもありました。

すると文彦はなにかに気づきハッとします。

視線の先にはシェフと牧師の姿が。

2人は文彦の話を覚えており、献杯のメニューにムッシュタコイカを入れていたのです。

そしてお葬式がすべて完了。

文彦は若狭に深々と頭を下げ感謝を伝えました。

「あの時、若狭さんと出会って逃げなくてよかったです。あの時、僕を車に乗せてくれてありがとうございました」

と。

そんな文彦に若狭は言います。

「全部自分が決めたこと。お前の力になりたいって人たちがこれだけ集まったのは、全部お前の力だ」

この言葉に文彦は涙を流し、心の中で父親に感謝を伝えました。

1人で立てなくなった時に肩を貸してくれる人と出会わせてくれてありがとう…。

それから数年後。

若狭セレモニーには一生懸命働く文彦の姿がありました。

〜大安仏滅の最終回ネタバレここまで〜