漫画「線は、僕を描く」は単行本全4巻、話数全32話で完結しました。
第59回メフィスト賞を受賞した小説「線は、僕を描く」が原作となっている本作は、悲しみから抜け出せずにいた青年が水墨という未知の分野を通して命を見つめ、再生していく物語です。
水墨というジャンルに馴染みのない人でも分かりやすい構成で、漫画家堀内厚徳先生の美しく繊細ながらも生き生きとした作画がさらに物語の良さを引き立てました。
ここでは、「線は、僕を描く」最終回(最終話)のネタバレや感想、最終4巻を無料で読む方法などをご紹介していきます。
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【漫画】線は、僕を描くの最終回4巻のネタバレ
「線は、僕を描く」は単行本全4巻をもって最終回を迎えました。
最終回4巻では、果たしてどのような結末が描かれているのか?
さっそく最終回(最終話)のネタバレを見ていきましょう。
〜線は、僕を描くの最終回ネタバレここから〜
一人で暮らすようになってから来ることがなかった自宅に青山は千瑛を連れて帰ってきました。
電気や水が出ると千瑛が言うと、青山は叔父が家を手入れしてくれているのだと思います。
青山はこの家は変わらないと言うと、両親を亡くしたあとの話を始めます。
叔父の家に住むようになってからも学校帰りはこの家に来ていた、何時間も両親のことを考えてたと言い、この家が変わらないのは、自分に変える力がなかったからだと思い立ち上がります。
青山は棚にしまってあった両親の写真を出して見つめると、ここからはじめないといけないと考えました。
両親の写真は棚の上に飾り、その横には菊を活けて千瑛と一緒に手を合わせます。
青山はいつか胸の痛みがなくなり幸せになったとしても、独りだったときの気持ちを忘れたくない、それを絵にしたいと口にします。
千瑛は青山の横顔を見つめます。
“湖山先生のように命にそのまま触れるような僕はそんな絵が描きたい”
そう言った青山に千瑛はあなたならできると言って微笑み、青山は千瑛がいてくれてよかった、千瑛の絵が好きだと言いました。
そしていってきますと言って家を出ました。
その後、二人はそれぞれの場所で絵を描きます。
水墨界の栄えある賞「湖山賞」を受賞するために、互いに持てるもの、学んだこと全てを画仙紙上にのせました。
とうとうやってきた授賞式の日、髪を切った青山は、湖山や千瑛と出会った一年前とは比べようのないほどすっきりした顔で授賞式の会場へと足を踏み入れます。
結果、湖山賞を取ったのは千瑛でした。
会場に掛かっている千瑛の描いた牡丹の絵は美しく、隣に立つ千瑛も同じくらい美しく、凛としていました。
ただ青山は湖山から賞状を手渡され、くしゃくしゃの顔で泣く千瑛の顔こそ今までで一番綺麗だと感じます。
青山は誰よりも千瑛の受賞を喜び、笑顔で拍手を送りました。
しかし会場を出ようとした瞬間、湖山が壇上から青山の名前を呼びました。
壇上には翠山もいて、青山の絵に審査員特別賞翠山賞を受賞させると言うと、そこで青山の描いた菊の絵を発表しました。
青山の絵を見た人々が素晴らしさにあまり静まり返ります。
湖山が賞状を手渡すと千瑛が拍手を始め、周りの人たちも称賛の声とともにそれに続けます。
青山は自分だけの力じゃない、出会ったすべてがお手本だったと思い、深々と頭を下げて賞状を受け取りました。
授賞式の後、マスコミに囲まれる千瑛を見ながら青山は会場を出ました。
一年前には気づけなかった桜の美しさに見惚れていると、西濱や茜、翠山に声を掛けられます。
翠山は青山の絵を技術だけでも才能だけでも描けない、きちんと生きた人だけに見える世界だと評すると、青山は嬉しそうな顔をします。
つづけて青山は一年前、ここに桜が咲いていることにも気が付かなかったと話します。
そこで西濱が青山の描いた絵の前で千瑛が待っている、あの絵の前で話がしたいんだろうと言いました。
走って会場に戻った青山は、今度は湖山に呼び止められます。
初めて声を掛けてもらった一年前と同じだと思っていると、湖山は美しい絵が描けるのはそれが美しいとわかるからだと言います。
そしてそれが気づけるようになったのが青山の一年だったのかもしれないと言いました。
青山は微笑み、千瑛の下に走ります。
絵の前にいた千瑛を呼ぶと、千瑛は花がほころぶような笑顔を青山に向けました。
そのころ、古前と川岸にも受賞の報告メールが入り、斉藤には西濱から電話を入れました。
電話を取った斉藤は二人の受賞の報せを聞くと嬉しいと言い、その顔は以前よりも随分穏やかです。
菊の絵の前に立った青山と千瑛は、受賞を喜びをかみしめたあと、以前約束していたお弁当屋さんに行くことにしました。
青山の家には、初めて描いた春蘭の絵が飾ってあります…。
〜線は、僕を描くの最終回ネタバレここまで〜
以上が「線は、僕を描く」の最終回(最終話)ネタバレです。
【漫画】線は、僕を描くの最終回4巻を無料で読む方法
「線は、僕を描く」の単行本は全4巻となっています。
先ほどは「線は、僕を描く」の最終回(最終話)のネタバレをご紹介してきました。
とはいえ、最終回(最終話)を読むなら、イラスト付きの漫画の方が何倍も楽しめます。
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【漫画】線は、僕を描くの最終回巻を読んだ感想
【『線は、僕を描く』漫画化情報14】週刊少年マガジン11号で最終回を迎えました。前代未聞の水墨画漫画連載は、美しく結実いたしました。堀内厚徳さん、マガジン担当の方々、原作・水墨画監修・提供の砥上裕將さん、ありがとうございました!泣いた!#線は僕を描く#センボク#マガジン#堀内厚徳 pic.twitter.com/NN7B01ZHmi
— 講談社 文芸第三出版部 (@kodansha_novels) February 12, 2020
線は、僕を描く最終回!
水墨画がテーマの小説原作の漫画でしたが、もっと人気出てほしかった。
他の少年漫画がラーメンやパスタなら、この漫画はそうめん!
分かりやすさや盛り上がりより必要最低限の表現や腹八分目の満足感が持ち味!
その大人の味が分かると面白いんだけどなぁ。#マガジン #漫画— ナナミセカイ (@nanamisekai0917) February 13, 2020
「線は、僕を描く」
マガジンでの連載は最終回だったけど、少しでも「書」に関わる者としては、本当に共感出来る、「絵画」とは違う美しさ、儚さ、って素敵だなって思いました。
ペンや筆で「書く」という事が少なくなった時代たからこそ、皆さんに読んで欲しいと…#週刊マガジン #線は僕を描く pic.twitter.com/lqLSI6CKso— 🦊ゆめりあ🌹 (@I4FNesznBaGpfss) February 15, 2020
『線は、僕を描く』ていう小説のコミカライズ版がこの前最終回を迎えたんですけど、いい意味でマガジンらしくない作品でとても良かったです。
脆さと青さの集合体って感じ。— 奏太 (@souta_panda420) February 18, 2020
線は、僕を描く – 原作・水墨画監修/砥上裕將 漫画/堀内厚徳 / 【最終話】線は、僕を描く | マガジンポケット https://t.co/uipNC2iYrI 最終回。お疲れ様でした。
— 大王岡@競馬と漫画と将棋が三大栄養素 (@DAIOUOKA) March 6, 2020
【漫画】線は、僕を描くの最終回4巻のネタバレと感想まとめ
単行本全4巻、話数全32話で完結した漫画「線は、僕を描く」の最終4巻を無料で読む方法をご紹介しました。
傑作小説を原作とした本作は、両親を喪った悲しみを見つめ続けた青年青山が水墨に出会い、美しい姉弟子千瑛と湖山賞を巡って切磋琢磨していく1年間の物語でした。
水墨や出会った人々を通して青山は前を向くようになり、最終話で青山と千瑛は二人揃って受賞するという結末になりました。