【漫画】紅茶王子 最終回25巻ネタバレ感想や無料で読む方法

〜「紅茶王子」最終25巻のあらすじここから〜

満月の夜、白磁のカップに銀の匙。

紅茶に映る月の影。紅茶の国英国のたわいもないおまじない。

風早学院に通う吉岡奈子、染谷雪子(通称そめこ)、内山美佳(通称ハルカ)の三人は、春の最初の満月の日に月の影が映った紅茶を飲むと願いが叶うというおなじないをした結果、紅茶王子という妖精を呼び出してしまいました。

奈子はアールグレイの紅茶王子、ハルカはアッサムの紅茶王子の主人となりました。

紅茶王子は人間の「ささやかな幸せ」という願い事を3つ叶えるまで自分たちの世界に戻れないのでした。

奈子はハルカの呼び出したアッサムの紅茶王子に惹かれていき、アッサムもまた奈子に好意を寄せるようになります。

ですが二人の間には人間と紅茶王子という越えられない壁がありました。

そんな中、紅茶王子が人間になれる方法があると知る二人。

ですがそれはあまりにもひどい条件でした。

果たして二人は無事に結ばれることができるのでしょうか。

〜あらすじここまで〜

〜紅茶王子の最終回ネタバレここから〜

奈子に好きだと気持ちを伝えたアッサム。

奈子もまた、自分がずっとアッサムに惹かれていたことに気付き、二人は互いの気持ちを確かめ合います。

しかし紅茶王子が人間になる為の唯一の方法、それは関わった全ての者の記憶から消えてしまうというものでした。

最初は奈子もアッサムの記憶が自分から消えてしまうことを嫌がりましたが、アッサムは「オレが覚えてるから大丈夫だ!人間になったらお前を見つけ出して、またすぐオレのこと好きにさせるから」と告げます。

そして必ず人間になって奈子の傍に戻って来ると誓うアッサムを信じ、奈子は紅茶の国から人間界へと帰って来ます。

人間界へと戻った奈子は、そめこたちにアッサムが人間になって戻ってくると伝えます。

その発言に大喜びのそめこですが、同じ紅茶王子のアールグレイは紅茶王子が人間になる為の条件を知っている為、慌てます。

ですが奈子から「自分は人間になるけど、それは逃げてるんじゃない」というアッサムからの伝言を聞き、泣きながら納得します。

そして奈子、そめこ、ハルカは、お茶会同好会に新たな部員であるハルカの妹と皐月が入部するのを見届け、安心して無事に風早橋学院を卒業します。

アッサムが人間になる代わりとして、ダージリンの紅茶王子に復帰するという条件を呑んだ怜は自分がいなくなることを周囲に告げ、お店をやめようと準備していました。

表向きは日本を発ち、スリランカへ行くという怜に奈子は涙ぐみながら「紅茶の国」だねと言います。

そんな奈子に怜はアッサムから預かったというアッサムの母親、アリヤの形見の指輪を渡します。

ですが奈子は自分は全部忘れてしまうから指輪を失くしてしまうかもしれないと不安がります。

しかし怜は「彼がきっと君を見つけてくれるから」と安心させるように言い、そしてダージリンの紅茶王子として紅茶の国へと帰って行きました。

高校を卒業し、大学へと進学した奈子ですが自分がまだアッサムのことを覚えているという事実に、彼がまだ紅茶王子のままであると実感します。

その頃、紅茶の国ではゴパルダーラはまだアッサムを人間にするということを認めず、許さずにいました。

アッサムを自分とアリヤの子どもとして育てた彼は、血の繋がりのないアッサムのことを本当は大事に思っていて彼を手放したくなかったのです。

そんなゴパルダーラの元へ、紅茶王子として復帰したダージリンは毎日通い、説得し続けていました。

ダージリンとダージリンの愛したアリヤと、二人の子どもであるアッサム。三人を大事に思っているがゆえ苦しむゴパルダーラに、ダージリンはもう終わりにしようと諭します。

そしてゴパルダーラにあなたはアリヤと愛し合った、と言うダージリンですがゴパルダーラはそれはアリヤが自分の子どもを育てる為に吐いた偽りの愛だ、と冷たく否定します。

そんなゴパルダーラにダージリンはアッサムの持っていた指輪の話をします。

アッサムはダージリンに自分の「父親」から贈られた品だから、お前もいつか花嫁になる娘に贈りなさいとアリヤから言われた指輪であると告げたのでした。

ですがその指輪はアッサムの本当の父親であるはずのダージリンの知らない指輪でした。

その指輪はゴパルダーラがアリヤに贈った指輪だったのです。

アリヤはアッサムにゴパルダーラが「父親」だと教えていたのでした。

アリヤの愛を知ったゴパルダーラ。

ダージリンはそんなゴパルダーラに微笑みながら語ります。

「私や貴方がアッサムを忘れても、あの子が皆を忘れることはない」と告げ、ゴパルダーラを優しく抱きしめます。

そんな中、紅茶王子の仕事を再開したセイロンとオレンジペコー。

二人はいつものように喧嘩になり言い合いになります。

言葉遣いの荒いペコーに誰の影響かと呆れる紅牡丹。

「誰ってそりゃ…あら誰だったかしら…」と疑問を浮かべるペコー。

そのまま人間界に呼ばれたセイロンとペコーはその場から消えます。

取り残された紅牡丹はなぜか心に穴が空いているような気分になります。

人間界では新しくお茶会同好会に入部した皐月と唯、そして紅茶同好会の熊笹と三笠が奈子の指示通り、春の最初の満月の夜にお茶会をしていました。

ライバル部同士、火花を散らせる皐月と熊笹。

その瞬間、紅茶を入れたカップの中から二人の妖精が現れます。オレンジペコーとセイロンでした。

皐月はペコーの主人に、熊笹はセイロンの主人となり紅茶の国に戻ったはずの二人はまた奈子たちと再会を果たすのでした。

そして大学へ進学した奈子はハルカ、そめこ、アールグレイと共にお茶会同好会のサークル活動に勤しんでいました。

そんなある日、突然褐色の美青年が入部したいとやって来ました。

アッシャー・A/L・ゴパルダラと名乗った美青年はシンガポールから来たインド系の留学生だということでした。

初めて会ったはずなのになぜか、ドキドキする奈子。

そしてアッシャーがいれてくれたマレー式のミルクティの美味しさに驚愕します。

そのままバイトがあるからと出て行ってしまったアッシャーに、そめこは奈子が彼を意識していると嬉しそうに騒ぎます。

実はアッシャーは人間となって戻ってきたアッサムだったのですが、記憶を失くした奈子たちは気付きません。

一方、記憶を持ったままのアッサムは、自分が渡したはずの指輪を奈子が持っていないことに落ち込みます。

そして怜のやっていたお店の新しいマスターが決まりそうだと聞いた奈子たちはさっそくお店へと向かいます。

ですが、そこにはなぜか大学で会ったはずのアッシャーの姿がありました。

驚く奈子たちに、彼はバイトで雇われたと説明する奈子の母親。

そんなアッシャーに奈子は混乱して帰ろうとしますが、アッシャーは思わず奈子の腕を掴んで引き留めようとします。

咄嗟のことに蹴りを入れて逃げようとする奈子。

ですがアッシャーは座り込みながら「ゾウ足キック健在」と呟きます。

それを聞いた奈子はカバンからケータイを取り出し、ストラップに付けていた指輪を彼に見せます。

「知らない内に持っていたの。これ、あなたの？」と聞く奈子。そんな奈子を抱きしめたアッサムは「お前のだ」と笑って告げるのでした。

〜紅茶王子の最終回ネタバレここまで〜