【漫画】初恋ゾンビ最終回17巻ネタバレ感想や無料で読む方法

〜「初恋ゾンビ」最終17巻のあらすじここから〜

目の前にいる男性の初恋相手――ただし叶わなかった初恋の相手が見えるようになってしまった主人公・久留目タロウ。

彼自身も叶わぬ初恋の相手・イヴにつきまとわれながら生きる事になっていましたが、タロウ本人も事情を知った周囲の人達も、このままではいけないと感じ始めます。

それは初恋ゾンビのイヴもまた同じなのか、タロウが普通に生きている女の子――幼馴染の江火野芽衣と恋をできるように応援。

イヴの原型となった指宿凛々澄とも手を組んで、タロウと江火野が上手くくっついてくれるようにと裏工作を始めました。

しかしタロウはやはりイヴを、そして指宿を忘れることができなくて……？

〜あらすじここまで〜

〜初恋ゾンビの最終回ネタバレここから〜

江火野とのデートを通じて、自分達はきちんと生きている事を、そして自分は江火野を女の子として好きになっていることを改めて自覚するタロウ。

ただ、自分が江火野の事をそんな風にしっかりと見られるようになったのは、傍にいて自分を変えてくれたイヴのおかげなのだとも実感します。

だからイヴと一緒に生きていきたいというタロウに、江火野は「それはイヴちゃんが望んでいない」と反論。

イヴが自分達をくっつけるために協力しているのだと教えられたタロウは、彼女に裏切られたような気持ちになってしまいました。

その想いはイヴを失恋ゾンビのようなどす黒い姿に変身させる事に……。

黒化したイヴは指宿と別れてタロウの前に現れると、「指宿くんに騙された」と嘘をついて、江火野と指宿をタロウから遠ざけようとします。

自分は指宿に無理やり消滅させられそうになったのだと泣いて訴えるイヴを見て、「お前はずっと一緒にいていいんだ」と慰めるタロウ。

ですがイヴの暴走や、タロウに信じてもらえなかった事がショックだったからか、指宿はその後すぐに転校してタロウたちの前から姿を消してしまいました。

指宿の家に行っても会う事はできずに落ち込むタロウを、イヴは裸になって慰め、誘惑してきます。

さらにその姿を今の指宿とそっくりなものに変えてタロウに覆いかぶさってくるのですが、タロウはそんなイヴから後ずさり、「お前は誰だ？」と問い詰めました。

それに対するイヴの答えは……「偽者のイヴだよ」という予想外のもの。

イヴは幼女の姿――幼いタロウが英語教室に通っていた頃の指宿にも変身してみせると、タロウが忘れてしまった当時の指宿の言動を再現。

あのお別れの時、幼い二人は互いにその恋心を告白し合い、両想いになっていたのです。

しかしそのタイミングでタロウの初恋ゾンビを見る能力が発動してしまい、本物のイヴと初恋ゾンビのイヴを同時に目撃したタロウは混乱。

驚いて転んだタロウは指宿に思い切り頭をぶつけてしまい、今の状況が生まれてしまったのでした。

本来ならば誕生した瞬間には消滅していたはずの、初恋ゾンビのイヴ。

しかし消滅するどころか、その後すぐに指宿が引っ越してしまった事で失恋ゾンビ化します。

と同時にタロウの初恋ゾンビを見る能力は一時的に失われてしまったため、タロウはずっとそれに気付いていませんでしたが、失恋ゾンビ化したイヴはずっと彼の傍に漂っていたのです。

ところが、タロウが再び初恋ゾンビを見る力に目覚めたタイミングで、イヴは失恋ゾンビから普通の初恋ゾンビへと戻る事が出来ました。

そうしてタロウに恋をしてもらえる理想のイヴとして生まれ変わったのですが、イヴ自身とタロウの精神的成長によってそれにも次第にほころびが……。

そして今、再び本来の失恋ゾンビの姿に戻ったイヴは、タロウが知っているイヴと同一人物とは思えない歪んだ存在になってしまいました。

そこに江火野が現れて、「初恋ゾンビを消滅させるには、初恋を成就させるしかない」という一番まっとうな解決法を改めて提案。

「イヴの気持ちにもきちんと向き合ってあげて」と江火野に背中を押されながら、タロウは指宿にもう一度会いに行く事を決意。

自分の恋心よりもタロウや指宿の気持ちを優先してくれる江火野に対して言葉にならないほどの感謝をしながら、指宿を探して走り出します。

そしてようやく見つけた彼女に、イヴから教えられた11年前の真実やイヴの失恋ゾンビ化を全て告白。

さらに指宿が女の子だと気付いていた事も、これまで何度も彼女にドキドキしていた事も洗いざらい伝えていきます。

そうして最後に「俺は、キミに恋がしたくてたまらなかった」と指宿を口説きました。

そのちょっとおかしな愛の告白に指宿は笑いましたが、彼女もまた涙を浮かべながら「これから始めたいって、そう望んでもいいのかな」と呟きます。

イヴに許してもらえるかを心配する指宿に、タロウは「喜んでくれるよ」と答えて彼女の手を握り、ここで一から関係を築き上げていこうと約束するのでした。

二人は姿を見せないイヴを探して、思い出の地であるあの英語教室へ。

そこには失恋ゾンビ化が解けて綺麗になったイヴの姿が。

タロウはそれを見てホッとしますが、指宿には既にイヴの姿が見えなくなっていました。

指宿に初恋ゾンビが見えていたのは、失恋ゾンビ化したイヴが彼女に呪いをかけていたからでした。

そのイヴが失恋ゾンビから元に戻れたことで、指宿にかけられた呪いも解かれ、もう彼女には初恋ゾンビを見る事が出来なくなっていたのです。

イヴは元に戻れたお礼をタロウと指宿に伝えると、幸せそうな笑顔を浮かべてタロウの心の中へと還っていきます。

「ただいま」と言ってタロウの胸の中に消えていくイヴを、「おかえり」と抱きとめるタロウ。

イヴが消滅して静かになった英語教室で、タロウはそのまま涙して動けなくなってしまいましたが、そんな彼を指宿がそっと後ろから抱きしめました。

その後、タロウは初恋ゾンビを見る能力は残ったため、以前と同じようにクラスメートの初恋ゾンビや失恋ゾンビを見つけては恋愛相談に乗る生活を続けていました。

江火野はそんなタロウとも普通に接し、彼の指宿の仲も応援。

そして晴れてタロウと結ばれた指宿は日本に残る事に決め、今は普通に女の子として別の高校に通っており、タロウとごく普通の恋人同士として一緒に過ごしていくのでした。

〜初恋ゾンビの最終回ネタバレここまで〜