【漫画】ハイキュー最終回45巻までの全巻・全話ネタバレまとめ

「ハイキュー」」は単行本全45巻・話数全402話をもって最終回完結を迎えました。

ここでは、ハイキュー全巻のネタバレと、単行本をお得もしくは無料で読む方法をご紹介いたします。

ちなみに…

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【漫画】ハイキュー最終回45巻までの全巻ネタバレまとめ

下記の青文字をタッチすると、その巻のネタバレをチェックできます。

1巻 2巻 3巻 4巻 5巻
6巻 7巻 8巻 9巻 10巻
11巻 12巻 13巻 14巻 15巻
16巻 17巻 18巻 19巻 20巻
21巻 22巻 23巻 24巻 25巻
26巻 27巻 28巻 29巻 30巻
31巻 32巻 33巻 34巻 35巻
36巻 37巻 38巻 39巻 40巻
41巻 42巻 43巻 44巻 45巻

 

【漫画】ハイキュー1巻ネタバレ

「まさに“小さな巨人”!!」

テレビで流れる春野高校バレー全国大会に、隣町の烏野高校が出場していました。

バレーの世界では小柄である170センチという身長の選手が次々と点を重ねる姿に少年・日向翔陽は心を打たれたのでした。

中学三年になった日向は、初めての公式戦に出場します。

しかしその対戦相手は優勝候補の北川第一中学校。

そこには“コート上の王様”と呼ばれる天才セッター・影山飛雄がいました。

対戦時もその力の差は大きく、ボロボロにやられてしまいます。

それでも日向の勝利への執着とスパイカーとしての身体能力の高さに、影山もただならぬものを感じていました。

影山は試合終了後、日向の能力の高さを認めつつ「お前は3年間何をやってたんだ!?」とだけ日向に声を掛けます。

その言葉に返すことができませんでしたが、体育館からの帰りに影山を見つけた日向は「お前がコートに君臨する“王様”なら、そいつを倒しておれが一番長くコートに立ってやる…!!」と宣言。

影山はそれを笑うことなく「勝ち残りたかったら強くなってみろよ」と返しました。

そして、春。

日向は烏野高校に進学し、念願のバレー部に入ろうと期待を胸に体育館に向かいます。

が、そこにいたのは影山でした。

驚きの再開をしている最中、主将・澤村、副主将・菅原、2年の田中が登場。

主将達との話の最中に日向と影山は喧嘩を始めてしまい、澤村は互いがチームメイトだと自覚するまで練習に参加させないと体育館から締め出してしまいます。

チームワークを証明するために、日向と影山は勝負を申し込みました。

勝負の相手は同じ1年の月島、山口。

月島は人を煽るのが得意で、その中で影山が“王様”と言われる所以も話しました。

横暴な独裁者。その横暴が行き過ぎてベンチに下げられた。

トスを上げた先に誰もいないのは心底怖いと影山は認めます。

しかし日向は自分にはトスが上がるから関係ないと一蹴。

「おれにトス、持ってこい!」という日向に苦戦しながら、菅原のアドバイスで「ボールは俺が持って行く!」に影山はたどり着きます。

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【漫画】ハイキュー2巻ネタバレ

日向に「一番のスピード、一番のジャンプで飛べ」と指示を出す影山。

影山は日向のジャンプ、スイングに自分のトスを完璧に合わせてスパイクを成功させます。

まっすぐに影山の言葉を信じられる日向に、影山は少々困惑し、失敗しながらも速攻の精度を上げていきます。

その結果勝利を収めることができ、正式にバレー部への入部が認められました。

そんな中、バレー経験ゼロの顧問・武田先生が県ベスト4の青葉城西との練習試合を知らせに来ます。

その条件として提示されたのが“影山をセッターとしてフルで出すこと”でした。正セッターである菅原は動揺することなくそれを飲みます。

そんな菅原に影山は「次は実力でレギュラーを取ります」と宣言。

経験の差と仲間からの信頼の部分で不安を抱えていたのでした。

青葉城西は影山の母校・北川第一の選手のほとんどが進む高校。

中学の時と同じではない影山を見せてやりたいと菅原は笑いました。

日向は影山に“最強の囮”と言われ、さらに日向が機能しないと総崩れになると言い放たれます。

経験の少ない日向のプレッシャーは最高潮。

試合当日も、北川第一出身の金田一に与えられた余計な情報で、影山の前でミスをしたら下げられてしまうと思い込んでしまいます。

追い込まれた日向に訪れたのは失点したらセットが終わってしまうという状況でのサーブ。

極度の緊張から放たれたサーブは、見事に影山の後頭部にヒットします。

影山に激怒されはしたものの下げられることはなく安堵する日向。

2セット目からは通常運転に戻ります。

影山が自分のミスを日向に謝るのを見て金田一は驚きを隠せません。

日向影山コンビが機能し2セット目は勝利。

3セット目が始まる頃、青葉城西主将・及川が現われます。

影山が手本にしたという実力の持ち主。

及川は試合の終盤にピンチサーバーとして出ただけですが、そのサーブの威力とコントロールは最高峰とわかるものでした。

試合後、金田一と影山は「次は(も)俺達が勝つ」と互いに宣言。

影山が「俺達」と表現したことに金田一は驚き、そしてほんの少し悔しさも感じています。

守備力の課題が浮き彫りになりますが、澤村は烏野の“守護神”が戻る頃だと言います。

それと同時に、武田先生は指導者獲得に動いていました。

影山は県内一の強豪・白鳥沢学園を受験していましたが、一般で入ろうとすると超難関校。

白鳥沢にはあっさり落ちて烏野に入学したのでした。

烏野を選んだのは、無名だった烏野を春高全国大会に導いた名将“烏養監督”が復帰する噂を聞いてのことでした。

しかし体調不良により復帰の目途は立っていません。

武田先生はその“烏養監督”の孫に熱心に指導を頼んでいたのでした。

翌日の放課後、影山がサーブコントロールの練習中、突如現れた生徒は完璧なまでに影山のサーブを取りました。

彼が烏野の“守護神”西谷だったのです。

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【漫画】ハイキュー3巻ネタバレ

突如現れた西谷に、日向は驚きを隠せませんでした。

それは、162センチの日向よりも身長が低かったからです。

小柄ではあるものの、賑やかさは誰にも負けていません。

しかし、烏野エースの東峰が部活に戻っていない事を知ると一転、激しい怒りを露わにして東峰が戻るまで自分も戻らないと、体育館を出て行ってしまいます。

それを追いかけた日向は、西谷に「リベロはレシーブがうまいからやれるポジション」「主将が“守護神”と言ってた」と話し。

極めつけに「西谷先輩!」と呼ぶことで見事西谷の心を掴み、部活に戻らないがレシーブは教えてくれることになりました。

日向は西谷が戻ることで“旭さん”というエースが存在することを知ります。

武田先生は名将烏養監督の孫こと、烏養繋心の下に指導者のお願いに通ったり、音駒高校との練習試合を取り付けたりと顧問としての努力を一生懸命しています。

その一方で、日向影山コンビが東峰旭の元に部活に戻って欲しい気持ちをぶつけにいっていました。

東峰はブロックを打ち抜くイメージができなくなって、シャットアウトされるかそれに臆して自滅する自分が過ると話しました。

しかし偶然、覗いた体育館で日向・影山コンビのプレーを見て、音駒高校との練習試合を知ります。

澤村からも菅原や西谷もわだかまりは持っておらず、バレーが好きなら戻る理由には十分と言われました。

武田先生はというと、音駒高校との練習試合を餌に烏養の元に向かいます。

昔からの因縁の相手との対決にとうとう烏養が動きます。

早速練習に参加した烏養は、烏野町内会チームとの練習試合を行います。

そこに東峰が遅刻で現れますが、事情を全く知らない烏養は東峰を急かして町内会チームに入れます。

気まずそうな東峰でしたが、菅原は「もう一度トスを上げさせてくれ」と町内会チームに入ります。

そして西谷も言葉は掛けず町内会チームとして参加するのでした。
一か月ぶりの体育館に、東峰はこの場所が好きだと再確認します。

3月にあった県大会。

伊達高校のブロックに完全に捕まった東峰は、トスを呼ぶのをやめてしまいました。

試合後、ブロックフォローができなかったと悔やむ西谷に、東峰はスパイクが決まらなかった苛立ちをぶつけました。

その後部活をさぼった東峰に西谷が部活にでなかったことを聞きに行きました。

西谷の問いに、東峰は本心とは違うことを言ってしまいます。

二人の口論を聞きつけた教頭の前で花瓶を割ってしまったことで西谷は謹慎していたのでした。

その口論の際に西谷から問われた「アンタはまたスパイク決めたいって思わないのかよ!」の言葉。

あの時は答えなかったが、この練習試合のコートの中で「もう一回打ちたいと思うよ」と誰に言うともなく発します。

それを聞いた西谷は「それが聞ければ十分」と優しく笑いました。

それでも東峰が打ったスパイクはブロックにつかまってしまい、嫌な記憶が過りそうになった時。

西谷が完璧にブロックフォローを決めます。誰に上げるか迷った菅原に、東峰がトスを呼び、見事打ち切ることに成功しました。

そのワンプレーで東峰は完全に自分の中のわだかまりを消化することができたのでした。

日向影山の変人速攻を含め、烏野メンバーに可能性を感じる烏養。

エースと対峙することで、エースへの憧れを強くしていく日向。

身長とパワーがあったら…と考えずにはいられませんでした。

試合中にそんな考え事をしていたためか、東峰のスパイクをおでこにモロに受けてしまいます。

笑ってごまかす日向でしたが、影山に「自分が囮なんて格好悪い。自分に東峰さんみたいな身長とパワーがあればエースになれるのにと思ってるんだろ」と図星を突かれます。

羨ましくて何が悪い、と日向も言い返してしまいました。

影山はそれに返すことはなく、町内会チームに次は日向に上げることを宣言。

日向には「俺が居ればお前は最強だ」と言い放ちました。

ブロックを躱すことでスパイクを決める日向。

エースが打ち抜いた1点と躱して決めた1点は同じ。

それでも自分の役割が格好悪いと思うかと影山は日向に問います。

日向は吹っ切れたかのように「思わない!」と答えました。

試合後、東峰に「敵チームに一番恐れられる選手が一番カッコイイと思わないか?負けないからな」と言われ、さらに吹っ切れたようでした。

メンバーも全員揃い指導者も決まってGW合宿を迎えます。

合宿のロードワーク中、日向は孤爪研磨と出会います。持ち物からバレー部なのを察知した日向は、人懐っこく話します。

“クロ”が迎えに来た研磨は、日向に「またね」と言って去っていきました。

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【漫画】ハイキュー4巻ネタバレ

烏養曰く、音駒高校は昔から守備力に優れたチーム。

突出して攻撃力があるわけではないが、プレーが“しなやか”とのことでした。

そんな烏養の悩みはセッターをどうするか。

エース東峰との信頼関係が強いとしても、影山はそれを軽く飛び越えてしまうほどの実力がありました。

武田先生に「菅原君が“3年生だから”というのがあるんでしょうか?」と問われ認めます。

菅原はその光景を見て練習後に烏養の元に訪れます。

一つでも多く勝つために影山が必要なら、迷わず影山を選ぶべきとの言葉を烏養に言いました。

そんな菅原に驚きながらもその気持ちをしっかりと受け止めた烏養は、勝ち進む為に自分ができることは全部やると約束します。

その会話を聞いていた澤村と東峰も、一回でも多く勝つと誓うのでした。

音駒戦のスターティングは、澤村、日向、田中、東峰、月島、影山と発表されました。

東峰が抜けていた間は縁下がメンバーに入っていたのですが、西谷は東峰に「縁下に申し訳ないと思っているんじゃないか」と言います。

それを聞いていた縁下は、過去に練習から逃げたことがあると話しました。

烏養前監督が一時復帰していた時に、練習がきつくて逃げだしていたのでした。

それまでは楽しむバレーだったのが、烏養元監督が来たことで勝つバレーになったことに馴染めなかったのです。

しかし、やっぱりバレーがしたくて戻った縁下含めた2年生3人を澤村は許したそうです。

そして迎えた音駒戦当日。

顔合わせの際に研磨がいることに日向は驚きます。

研磨の方は、日向のTシャツに書かれた学校名から烏野とわかっていたのであからさまに目を逸らしていました。

音駒主将の黒尾鉄朗は人当りのよい笑顔を振りまいていますが、澤村は“食えない奴”と判断します。

黒尾も澤村に同じ感想を抱きましたが。

いざ試合が始まると、変人速攻含めて烏野の攻撃が次々決まります。

その光景をコートの中から静かに観察していく研磨。

1セット目中盤、音駒タイムアウト中に研磨の作戦が動き出します。

犬岡に日向を追いかけるよう指示します。

犬岡はだんだんと日向の動きについてくるようになります。

そしてとうとう日向は犬岡のブロックに捕まってしまいました。

2セット目が始まっても、犬岡は日向についてきます。

ブロックに捕まるほど心は折れるもの。

それなのに日向は不敵に笑いました。

ブロックに捕まって何をしていいかわからなかった頃とは違い、影山と力を合わせれば打開できると感じていたのでした。

その中で日向は影山のトスを目視します。

菅原から今までトスを見て打っていないことを聞いた烏養は、驚いて慌ててタイムアウトを取ります。

影山に柔らかめのトスを出すように指示し、影山はそれに応えます。

ミスを連発しますが、チームメイトの温かい言葉で折れることなくチャレンジを続けます。

そしてアウトになったものの日向はブロックを避けたスパイクを打ちます。

日向にも技術の向上が求められるものの、変人速攻と普通の速攻を使えるようになれば幅は広がります。

練習試合には負けてしまいましたが、収穫の多い一戦になりました。

音駒の山本猛虎が、烏野マネージャー清水潔子のファンになったことで田中との奇妙な友情が生まれたり。

どこか冷めている月島に黒尾が絡んでみたり。

西谷が夜久にリベロとして尊敬の意を表したり。

ちょっとした交流が各所でありつつ合宿は終了しました。

日向は研磨に試合の感想を問いましたが、研磨からは「別に普通」との返事しかもらえませんでした。

日向は研磨に「悔しかった」「楽しかった」等別のことを言わせてみると叫びます。研磨は驚きながらも了承しました。

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【漫画】ハイキュー5巻ネタバレ

5月中旬。

インターハイ予選の組み合わせが発表されます。

烏野がある宮城県は、地区予選がないためいきなり県大会から始まります。

全国大会に出場できるのは1位のみ。音駒にリベンジするためにはこの県大会で優勝しなければなりません。

県内最強なのが、牛島若利がいる白鳥沢学園。

それ以外にも、守りと連携に優れた「和久谷南」、“鉄壁”の「伊達工業」、及川徹率いる「青葉城西」など、強敵揃いだと烏養は話します。

その折、武田先生が組み合わせを持って体育館に現れました。

二回戦目には伊達工業と当たり、烏野のブロックのシードにいるのは青葉城西。

勝利を掴むべく、それぞれの思いを胸に一丸となります。

そして1年の山口もある思いを抱き嶋田マートに向かいます。

烏野町内会チームで見たジャンプフローター。

それを教えてもらえるよう頼むのでした。

同じ1年の中で、これから先も自分だけ試合に出られないのは嫌だとしっかりと嶋田を見据えて言いました。

インターハイ前日。

練習後に清水が烏野の横断幕を広げて見せました。

“飛べ”と書かれた幕に一同感激します。

さらに清水からの「がんばれ」の一言に、澤村までも感涙してしまいました。

こうして士気は十分。

本番を迎えます。

第一試合に当たる常波高校には、澤村の中学時代のチームメイトの池尻がいました。

試合前に池尻は澤村に弱気なことを言いかけますが、中学の試合中に澤村が言った「勝とうとしなきゃ勝てない」という言葉を思い出します。

その試合で負けた後、澤村だけが悔しさを押し殺していたことが少し羨ましかったと池尻は話します。

そして、弱気発言を取り消し、澤村に宣戦布告します。

澤村もそれをまっすぐに受け止めるのでした。

青葉城西も視察に来る中、試合が始まります。

何度も言われた“堕ちた強豪”“飛べない烏”。

武田先生は「“飛べない烏”がまた飛ぶところを会場中に見せてあげましょう!そして、言ってやるのです!“見よっ。古兵烏野の復活だ”と!」と鼓舞しました。

まず田中、東峰のパワー系攻撃を見せます。

そわそわしている日向にもトスは上がります。

高さ勝負のMBに日向が居るのを疑問視していた会場がそのジャンプに驚きました。

常波と烏野では、烏野の実力が遥かに上でした。

諦めムードの常波でしたが、池尻が呟くように「勝とうとしなきゃ勝てない」言った一言で、メンバーが勝ちに行く気持ちを取り戻します。

それでもストレートで勝敗は決まりました。烏野の勝利です。

この勝利を人一倍噛み締めたのが日向でした。

ずっと勝利に飢えていた日向にとって、公式戦での勝利は何ものにも代え難いものだったのです。

初戦後、会場では日向の活躍が噂されていました。

二回戦目の伊達工業の耳にもそれは届きます。

伊達工業は東峰が部を離れた原因。

それを知る面子に緊張が見えます。

菅原は日向と影山に頭を下げ「エースの前の道も切り開いてくれ…!」と頼みました。

コートが伊達工に染まっている空気感に烏養も少し焦りを見せていました。

が、それを払拭したのは西谷です。

いつも通りの西谷から発せられた「背中は俺が守ってやるぜ」の一言で烏野の空気がいつも通りになりました。

伊達工は一本目から日向の速攻についてきます。

ギリギリで躱せはしたものの、東峰も田中も伊達工のブロックに捕まります。

そして日向の速攻も伊達工の壁に捕まってしまいました。

しかし影山は焦る様子もなく「次は絶対に決まる」と日向に言います。

変人速攻の使いどころを理解していた影山。

その変人速攻に“壁”はついてこれるはずもなく、さらに初めて見るスピードに会場中が湧きました。

どんな位置からも変人速攻を繰り出せる事に気づいた伊達工はタイムアウトを取りますが、完璧な対策を取れたわけではありません。

選手も監督も日向を止めることに集中します。

日向中心に攻撃を回すことで、全員にそれが染みついていきます。

そんな折、東峰のバックアタックが決まります。

開けたその視界に、東峰は道が開かれた感覚を理解しました。

日向は「10番!!」と自分を徹底マークしにきた伊達工に、囮のカッコよさに気づきます。

手持ちの武器を晒した烏野ですが、試合はまだ1セット中盤なのでした。

勝負はここからです。

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【漫画】ハイキュー6巻ネタバレ

伊達工から見事1セットを勝ち取った烏野。

日向の速攻に慣れ始めた様子を見て、2セット目はローテーションを2つ回してスタートすることになりました。

伊達工ブロックの要である7番・青根と多く当たることになる月島に東峰は声を掛けます。

それに対して月島は、日向が後衛の間を無難に凌ぐのが自分の役目だと言います。

誰も月島が青根に勝つことに期待していないと笑っていました。

会場が“烏野10番”に注目する中、コート内で東峰は先ほどの月島の言葉に返事をします。

「伊達工相手に凌ぐことだって十分に凄い。攻撃の要は日向影山だが、自分たちがここを繋ぐことが勝ちに繋がっている」と話します。

エースである東峰は伊達工のブロックに捕まります。

それでも二度と折られてたまるかと果敢に攻めました。

2セット目は烏野リードで展開されるものの、少しでも気を抜けばひっくり返されるような点差。

烏野マッチポイントのところで日向が後衛に、伊達工青根が前衛に上がるターンでした。

東峰がラスト1点を決めるべく闘志を燃やします。

ラリーが続く中、ネット際の押し合いに負けた東峰でしたが、それを西谷が足でカバーするスーパープレイを見せます。

誰に上げるか少し迷っている様子の影山の耳に「もう一回!」「決まるまでだ!」と菅原と東峰が叫びます。

影山はそれに応え、東峰の得意なネットから少し離した高めのトスを上げます。

それを見事打ちきり、ボールはネットインして2セット目も取り、伊達工業から勝利をもぎ取りました。

翌日には大王様こと及川率いる青葉城西との試合です。

練習試合ではピンチサーバーとしての及川しか見ていないため、セッターとしての及川は烏野にとって未知です。

そして始まる青城戦。

開始早々から及川のツーアタック、スパイクモーションからのセットと見せつけられ、田中と日向は動揺します。

しかし澤村は冷静なもので、及川が凄いのはわかっていたことと一蹴します。

反撃の一手目、影山はツーでやり返し、及川に負けたくない気持ちを前面に押し出していきます。

しかし影山はサーブを盛大にミスしてしまい、及川はお手本と称して強烈なジャンプサーブを打ち込みます。

まず狙われたのはリベロの西谷。西谷は及川のサーブのコースも読み完璧に上げます。

それに安堵する烏養と武田先生でしたが、完璧に上げたことでもう西谷がサーブで狙われることはないと、違う不安が脳裏を過りました。

そして数プレーの観察の後、及川は不敵に微笑みタイムアウトを要求しました。

変人速攻と普通の速攻のサインに気づいたのです。

変人速攻の時は“来い”、普通の速攻の時は“くれ”。試合ビデオと数プレーの観察で確信したのです。

さらに、サインに気づいたことを影山に気づかせるのも及川の作戦の内でした。

及川の狙い通り、影山のプレーに焦りが見え始めます。

烏野の流れが悪くなったタイミングで及川は追い打ちのようにサーブで田中を狙いに行きます。

1本レシーブミスしたタイミングで烏野はタイムアウトを取ります。

烏養は田中に上に上げればいいとアドバイスします。

そして影山に、及川と戦っているのではない。“青葉城西”と“烏野”が戦っているのだと諭します。

タイムアウトが明けても及川のサーブは乱れることなく田中を狙います。

連続失点に心が折れそうになるところで烏野二度目のタイムアウト。

田中は自分から一瞬ビビったとみんなに謝る。

狙われ続けた田中は折れることなくスパイクを決めきり、自分で流れを切ることができました。

それでも離された点差に影山は焦りを抑えることができません。なんとかしないと…と、表情も硬く険しくなっていきます。

一人で何とかしようとしすぎと、及川は静かに影山を見ていました。

焦りはプレーにも表れ、烏野の攻撃が嫌な早さになっていきます。

余裕がなくなり、及川に翻弄されている影山を見て、日向も苦々しい表情になっていました。

烏野の流れを変え、影山に冷静さを取り戻させるために、菅原が投入され影山はベンチに下がりました。

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【漫画】ハイキュー7巻ネタバレ

何か言いたげな面持ちでコートに入った菅原でしたが、軽い感じでコート内の一人一人に挨拶をします。

そして「一本切ってくべ」と笑うと、全員つられて笑顔になります。

その光景をみていた日向は菅原の気配りに感心し、影山に顔は怖いしピリピリして声も出さなくなっていると指摘しました。

会場も青城も菅原の実力は未知。

影山に“ポジションを取られた3年”菅原への警戒は薄いようです。

しかし、菅原が投入されてから流れが変わります。

コートの外から見て得た情報を指示、実践していきました。

月島や日向に積極的に声を掛け褒めます。

影山が抜けても崩れない烏野に青城はリズムを崩します。

青城リードは変わらないものの、烏野が立て直してきたのを良しとしない及川。

いい流れで2セット目にいかせたくはなかったのですが、金田一の速攻を日向がブロックします。

惜しくもアウトになり1セット目は青城が取りましたが、菅原が入ってから日向までもが考えて動くようになったことを、及川は警戒します。

2セット目のスタートもセッターは菅原。

影山はそれに何を言うわけでもなく、菅原からアドバイスを受けます。

菅原は影山に「お前が控えていることがすごく頼もしい」とコートに向かいました。

菅原がコート内で月島を褒めるのを見て、日向は嬉しそうに自分も褒めてもらえるのを言います。

面白くない顔をしていた影山に、縁下が「声を掛けながらスパイカーそれぞれの表情や今日の調子を見ている」と教えます。

特に月島は付き合いも浅く、単純な性格ではないから気遣っているとも付け足しました。

縁下からのアドバイスで影山は自分に足りないものに気付いたようです。

2セット目は均衡した状態で中盤まで進みましたが、青城にブレイクを許し影山が交代で呼ばれます。

交代になるのを察知した菅原、澤村、東峰。

東峰は菅原に次の一本を自分に寄越せと言いました。

絶対決めると宣言した通り青城ブロックを打ち抜く東峰。

菅原と影山が交代します。

コートに入った影山は菅原を手本に精一杯の笑顔を向けます。

が、慣れない笑顔は何か企んでいるようにしか見えません。

その小さい努力に澤村は思わず感動します。

セット間に菅原に聞いた日向との速攻のサインもうまくいき、平常心を取り戻した様子の影山。

仲間とのコミュニケーションも取れ始めていましたが、月島とだけはお互いにけん制しあったままでした。

タイムアウトの際、影山は月島にトスの感想を聞きます。

月島は反発しながらも自分にも考えがあると伝えました。

影山は素直にトスを修正して月島の“考え”を理解したのです。

烏野がセットポイントでサーブは及川。

及川が凹ませたい相手その2の影山。

同じ中学だった二人。

上を目指す及川は後輩である影山の実力に苛立ち、仲間の存在を忘れかけていた時期がありました。

それに激怒した岩泉によって普段の及川に戻ることができています。

及川と岩泉には信頼関係がある。

青城ピンチの時、及川は岩泉に上げると読んだ影山は月島にブロック誘導します。

影山の読みは当たり、岩泉をどシャットして2セット目は烏野が取りました。

機械的思考だった影山が、様々な要因を加味して考えるようになったことに及川は苛立ちを見せます。

そしてファイナルセット。

プレーごとに存在感を増す日向影山コンビに翻弄されます。

及川も日向を早く後衛に回したい気持ちが先立ちます。

烏野が青城と点数が並び、青城はタイムアウトを取らざるを得なくなりました。

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【漫画】ハイキュー8巻ネタバレ

青城の対応は早く、日向のブロードを捨てます。

その対応の早さに動揺した一瞬で青城はリードします。

烏野の流れが悪くなった対策に投じられたのはなんと山口。

ピンチサーバーとして投入された山口自身、何が起こっているのかわからない様子でした。

ジャンプフローターサーブを練習し始めてほんの少し。

まぐれ当たりでも…という願いは叶わず、ネットにかかってしまいます。

ここ一番というところでの山口の失敗が烏野メンバーに、逆に火を点けました。

20点台に乗った青城を追う烏野。

互いに必死にボールに喰らいつきます。

どちらも譲らず30点台まで得点は伸びました。

後半になってからは要所要所で青城・国見の頑張りが目立ちます。

北川第一では囮にも飛ばない国見が、うまいのに本気ではないように見えていた影山。

一方及川はそれを“効率良く・燃費良く・常に冷静”と裏武器として評価していたのです。

その国見の変化と試合中に見せた笑顔に、影山は及川に敵わないのではないかと一瞬不安に陥ります。

しかし今の影山にも信頼できる仲間がいます。

その仲間の言葉で立ち直ります。

仲間に囲まれた影山を及川は本当に厄介と思います。

急速に進化する影山に負けるのかもしれないと。

31-32の青城リーチでラリーが続きます。

影山はそのラリーの出口を日向に託しました。

しかしその変人速攻は青城の3枚ブロックに捕まります。

そしてフォローも間に合わず烏野コートにボールは落ちました。

―飛雄。急速に進化するお前に俺は負けるのかもしれないね。でも、それは今日じゃない。

及川はひどく冷めた目で、勝敗の瞬間を見つめていました。

整列に向かいながら、岩泉は及川に最後の速攻が変人速攻の方だと何故わかったのか問いました。

及川は烏野の中で影山が進化したからだと答えます。

やっと信頼を覚え始めた影山に、本当に追い詰められたピンチ。

そこに与えられた貴重なチャンスの選択肢は“今の”影山には一つしかないと及川は分析していました。

2セット目のラストの及川の攻撃を影山が読んだことで、及川はその考えを確信したのでした。

最後のトスが完全に読まれてしまったことを影山は日向に謝ります。

日向はそれを「おれに上げたのが間違いだったみたいに言うな!」と影山に掴みかかりました。

そこに二人を呼びに来た武田先生は、「負けは弱さの証明ではなく試練ではないのか。そこに這いつくばったままならそれこそが弱さの証明である」と話します。

日向と影山はそれを受け止めて立ち上がります。

インターハイが終わった3年生には春高まで残るかの選択がありました。

本人の意思と学校側の思惑。

武田先生は5年後10年後に後悔しない選択を、と3年生に求めました。

その選択を知らない2年生以下は体育館で3年生を待ちます。

いつもと変わらない様子で現れた3年生は、春高で全国を目指すことを宣言しました。

今回のインターハイの結果は、1位白鳥沢、2位青葉城西。

今よりもっと上を目指さなければいけません。

そんな中、武田先生が東京遠征の話を持ってきました。

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【漫画】ハイキュー9巻ネタバレ

武田先生が持ってきた東京遠征の話に部員全員のテンションが上がります。

今回は音駒高校だけではなく“梟谷学園グループ”と言われる、関東にある数校でできているグループへの練習参加ということになります。

全員の士気が上がる中、清水も静かに自分もかんばると決意します。

バレー部にマネージャーは清水1人。

もう1人マネージャーの確保に動き出しました。

遠征の話が具体的になる中、武田先生は期末テストで赤点を取り補習がつけば遠征参加が物理的に無理と話します。

その話に目を背けたのが、田中、西谷、日向、影山の主力メンバー。

赤点回避のために、澤村が4人に勉強アドバイスとサポートをすると言いました。

日向と影山は月島にも勉強を教えてくれるようにお願いしました。

もちろん即答で断る月島でしたが、山口の優しさもあって少し面倒をみてくれるようです。

2年の赤点組には縁下が先生となり、各自遠征にむけて勉強に力を入れていました。

日向に部活に入っていない人リストを頼んでいた清水は、それを元に勧誘をしていました。

そして女子1人を体育館に連れ出すことに成功します。

緊張の中、体育館に連れてこられた谷地仁花は、部員の勢いに少々押され気味です。

翌日、月島に勉強の質問を断られた日向と影山が、進学クラス在籍である谷地の下に現れます。

名前を覚えてない自分にネガティブな思考になる谷地ですが、日向はものすごい勢いで自己紹介と影山の紹介。

勉強を教えて欲しい事をまくし立てます。

それを了承した谷地は教えながらバレー部の話も色々と聞きました。

放課後、恐る恐るですが体育館に現れた谷地。

練習を見学しながら清水の想いを聞いていました。

そして練習後に日向達に正式に入部を進められましたが、即答はできません。

自分では役に立てないのではないかと思っているのです。

迷いながらも翌日の練習試合にもきちんと参加する谷地。

ユニフォームを着てコートに向かう烏野メンバーに見とれます。

プレーする姿、攻撃が決まったとしても満足していない姿を目の当たりにします。

その本気を見た谷地はますます“自分が役に立てるか”を考えてしまいますが、日向の“村人Bには村人Bのカッコよさがある”という言葉で自分にできることを考え付きました。

日向の助けもあって入部の決心をした谷地。

まず自身ができることとして遠征費用が足りないという話を聞いてしまっていた為、寄付を募るポスターを作成します。

そのポスターのおかげで、寄付の問い合わせの電話が武田先生のもとに来ました。

谷地の入部問題も終わり、後はテストに全力を注ぐのみ。

休日に勉強を教わった帰り、日向と影山はロードワーク中の牛島若利と出会います。

影山は自分は烏野バレー部で、白鳥沢の偵察をさせて欲しいと真っ向から言います。

牛島はそれに動じるでもなく、ついてこられるならついて来いとロードワークを再開します。

かなりのハイペースで走っているにも関わらず、ついてくる2人に牛島は興味を持ちます。

白鳥沢に着き影山は自身の名前を名乗ります。

牛島は“北川第一のカゲヤマ”は白鳥沢にいらないとはっきりと言いました。

しかし及川は白鳥沢に来るべきだったとも言います。

青城を“痩せた土地”と表現する牛島に、日向は苛立ちを感じました。

ぴりっとしたその空間に、体育館からこぼれたボールが飛んできます。

そのボールを回り込んでジャンプし、キャッチした日向の身体能力には牛島も驚いた表情浮かべます。

日向と影山は牛島に宣戦布告をして白鳥沢を後にしました。

そして迎えた東京遠征。日向と影山は1教科赤点を取り、補習を受けてからの参加になります。

田中の姉・冴子が補習終わりの2人を東京まで送ります。

日向が憧れた“小さな巨人”の同級生と言う冴子に、少しだけ“小さな巨人”の話を聞くことができました。

東京では他の参加校に烏野は平凡なチームと評価されていました。

そこに補習組2人が遅刻で到着。

その変人速攻を見た他校は評価を変えます。

音駒にも長身の灰羽リエーフが新顔としています。

強い相手に刺激された日向は、自分自身も強くなりたいと思います。

そして、影山に変人速攻の時に目を瞑るのをやめると話したのでした。

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【漫画】ハイキュー10巻ネタバレ

今のまま打たせてもらう速攻ではダメだという日向。

2人はぎくしゃくし始めます。

先ほど、東峰に上がったトスを日向が打とうとし、空中で接触してから烏野自体に緊張が走っていました。

音駒の猫又監督はそれに気付き烏養に告げます。

烏養はどう声を掛けていいか悩んでいましたが、武田先生が「他校を“敵”と見るか“師”と見るか。弱いということは伸びしろがある」と笑います。

それを全員が前向きに捉えたようでした。

サーブに力を入れている生川高校。

コンビネーションの森然高校。

全国を戦う梟谷学園。

手本になるチームは揃っています。

その練習試合の合間、日向と影山は菅原が見守る中話し合います。

今までの喧嘩とは違い、影山は冷静に客観的な事実として変人速攻に日向の意思は必要ないと言います。

ほんの少しのズレが致命的なズレになると。

その言い分に、菅原も話を聞いていた烏養も影山の話に理解を示します。

ですが日向はブロッカーや相手の位置、顔が見えると話します。

烏養は稀にブロッカーの指先までくっきり見えるスパイカーが居るのを思い出します。

もし、日向がそれだったら。空中でボールを捌くことができたら。と考え始めます。

その日の午後から結局日向と影山は会話をすることなく遠征は終わります。

次回は夏休みの合宿。

烏野に戻った日向は、影山にトスを上げるよう頼みます。

何度も失敗する日向に影山は苛立ち、来月から始まる春高予選で完成された速攻と現時点で全くできない速攻の、どちらが武器になるか日向に問います。

日向はそれでも自分で戦える強さが欲しいと、とうとう殴り合いの喧嘩にまで発展してしまいました。

烏養に連れられ、日向は烏養元監督の自宅にいました。

低身長だから空中戦を制したいという日向に烏養元監督は“小さな巨人”を重ねます。

そして速攻という攻撃においての絶対的主導権は日向だと言い切りました。

そして当面の日向の課題は、空中でのボールの対処ということで烏養元監督の下、練習をすることになります。

一方影山は何となく立ち寄った、ちびっこバレーボール教室で甥っ子の付き添いで来ていた及川に会います。

そして、日向が自分の意志で打ちたがっていることを相談しました。

及川は影山に、日向が欲しいトスに100%応えているか、応える努力をしたのか考えたかと言います。

攻撃の主導権を握っているのは日向で、勘違いしたままなら独裁の王様に逆戻りだと言って去りました。

「スパイカーが打ちやすい以上に最高のトスは無い」との烏養元監督の言葉で、烏養は何かに気付き影山に連絡を入れます。

そして影山にスパイカーの最高打点で止まるトスを要求します。影山は難易度の高いその要求を飲み練習に励みます。

日向と影山だけでなく他のメンバーも自分たちに課題やチャレンジを課してレベルアップをはかっています。

が、月島だけはいつもと変わらないようでした。

迎えた東京合宿。

久々に日向と影山が共にプレーをします。

日向は影山のトスが変わったこと、影山は日向が空中で対処できることに気付きます。

そして他のメンバーも前回には無かった攻撃を試していきます。

始めたばかりでかみ合わないところばかりですが、猫又監督は急速に成長中と笑顔で見ています。

しかし、月島だけは変化が見られないことも見抜いていました。

そんな月島は練習後の自主練に誘われます。

その面子は、音駒の黒尾、梟谷の木兎と赤葦。

黒尾に煽られむきになってそこに参加する月島。

木兎に“読み”はいいけど弱々しいと指摘されます。

黒尾は日向にいいところ全部持ってかれると煽りましたが、黒尾の予想と反して月島は、日向を敵わない存在として見ていることがわかりました。

全員が本気でバレーに取り組む中、1人浮いたような状態の月島を山口は心配していました。

小学生のころにいじめられていた山口。

その場所に居合わせた月島が言った「カッコ悪」という一言。

いじめっこ複数に対して1人でそれを言えた月島は、山口にとってひどくカッコよく見え、こんな風になれたらいいと憧れた存在になったのです。

小学生だった月島は、中学からバレー部のエースだった兄・明光を誇らしく思っていました。

明光は烏野高校に進み、ひたすらに部活に時間を費やしていました。

月島は明光からの話で、明光を烏野のエースと思っていました。

そして山口と共にこっそり見に行った試合。

ベンチにもいない明光は2階応援席にいたのでした。

それを見た月島は一言「カッコ悪い」と呟いたのでした。

それを思い出しながら、山口は月島を追いかけます。

そして「最近のツッキーはカッコ悪いよ!」と感情をぶつけます。

身長も頭脳も持っているのに、何故ここからは無理と線引きしてしまうのかと。

それに対して月島も苛立ちを見せ、絶対に1番になんかなれないのに何を原動力に動くのかと山口にぶつけます。

そんなカッコ悪い月島に、山口は「そんなモンッ。プライド以外に何が要るんだ!」と叫びます。

月島はその言葉に冷静になったものの納得はできないと黒尾、木兎、赤葦の下に向かいました。

そして、1番になれないかもしれない“たかが部活”にどうしてそこまで必死にやるのか問います。

その問いに木兎は、月島がへたくそだからバレーが楽しくないんじゃないかと答えます。

“俺の時代来た”ぐらいの瞬間が有るか無いか。その瞬間がきた時が月島がバレーにハマる瞬間だと言い切りました。

合宿3日目。

梟谷戦で木兎のスパイクに対して手に当てるだけでいいと烏養は指示を出しました。

それに対し月島は「止めなくてもいいんですか」と発言します。

それには烏養もメンバーも驚いた様子。

月島は黒尾に習ったブロックを脳内で反芻しながら対木兎に飛びます。

そのブロックの変化に木兎はもちろん、烏養や猫又監督も気付いたのでした。

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【漫画】ハイキュー11巻ネタバレ

合宿遠征3日目。

烏野のミスも少なくなってきており、皆うまくなっていると日向は少し焦っていました。

日向と影山の新しい速攻はまだ一度も成功していません。

気持ちよくスパイクを打てていない日向に対し、影山は無意識で打てるトスを上げます。

しかしそれを怒った日向が「やめんな!」と言ったことで影山の迷いは消え、二人の仲も元通りになりました。

影山は1人でトスの練習をしているので、日向は黒尾や木兎達の自主練に混ざりに行きます。

そこでは月島も黒尾にブロックを教わっています。

そしてその自主練の中で日向は木兎から空中での戦い方を学びます。

木兎は日向を気に入り、必殺技としてフェイントを教えました。

それを合宿最終日の梟谷戦で披露する日向。

梟谷はもちろん、烏野一同も驚きました。

そのプレーに触発されたかのように、木兎も超インナースパイクを見せます。

全体的に調子が良くいい流れで試合は進みます。

影山も自身の調子がいいのを感じ、今なら新しい速攻ができるかもしれないと感じていました。

失敗したらいい雰囲気を壊してしまうかもしれないとも考えていましたが、日向はやる気で飛び出してきました。

それに引っ張られるように影山は新しい速攻を成功させました。

それでも毎度成功するわけではなく、2人が不調のタイミングで“先輩”が魅せます。

西谷のトスからの東峰のバックアタック。

ファーストテンポのシンクロ攻撃。

新しい武器をどんどん試していきます。

それを見ていた菅原もまた新しいことを思いつきました。

烏野が好調になってきたところで、木兎もかなり熱くなってきています。

が、から回ってミスを連発してしまいました。

それにすぐいじけてしまう木兎でしたが、“しょぼくれモード”に慣れている梟谷メンバー。

エース不調でもチームが崩れることはありません。

梟谷がリーチの状態。

烏野は梟谷がどういうチームかわかった頃。

木兎から意識が逸れる頃と読んだ赤葦は、ラストのボールを木兎に託します。

打ちたくてソワソワし始めていた木兎は見事に打ち切り梟谷が勝利します。

それを褒める梟谷メンバー。

木兎はあっさりと普段通りのテンションに戻りました。

落ちるのも早いけど、上がるのも早いが故に、全国で5本の指止まりのスパイカーだとマネージャーは分析しています。

この合宿遠征を通じて、烏野の攻撃は全国相手にも通用するということが証明されました。

合宿があったからこそ得られた進化もありました。

春高予選前日まで、それぞれが自分の武器に磨きをかけます。

月島家には兄の明光が帰ってきていました。

少し気まずそうな月島でしたが、明光は自身のバレー観を話しました。

月島は木兎が言っていた“その瞬間”が明光にもあったのだと理解しました。

さあ。春高予選開幕です。

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【漫画】ハイキュー12巻ネタバレ

春の高校バレー宮城代表決定戦一次予選。

会場では烏野が噂になっています。

試合前にトイレに行った日向は、対戦相手の扇南の選手とばったり会います。

全国に行くという日向に扇南・十和田はせいぜい良い“思い出作り”しようぜと言いました。

合宿を通し、様々なタイプの猛者とみっちり連戦してきた烏野。

全てのハイレベルさにずっと慣れたと烏養は言います。

その言葉通り、動きに迷いはなく落ち着いたプレーで終始リードします。

十和田は試合前から負ける意識でいましたが、試合中に頑張ることはカッコ悪くない事とわかり頑張りを見せます。

しかし烏野はストレートで危なげなく勝利。

次の試合へと駒を進めます。

次の相手は角川学園。

1年の百沢は身長201センチあります。

日向は自身との身長差に弱気になっていましたが、影山は何も気にしていない様子でした。

百沢の高さはやはり圧倒的で、スパイクはブロックの上から打たれ、フェイントをかけようにも百沢のブロックの高さに捕まります。

実力は素人同然なのですが、それをカバーできる身長が百沢にはありました。

百沢中心の攻撃で角川がリード。

百沢は日向の身長で必死にジャンプして何もできていない姿を見て“バレーって単純”と述べます。

しかしこれまでの百沢のスパイクを観察していた澤村と西谷。

コースの打ち分けができないことを見抜き、レシーブをクロスに寄せて拾っていきます。

さらに影山の調子も良好で、変人速攻解禁となり烏野の反撃が開始されました。

自分より小さい選手が自分の上から打ってくる。

百沢にとって経験したことのない光景です。

バレーが単純と言った自分の言葉に、どこが単純なのだと問います。

烏野の多彩な攻撃に押される角川学園。

それでも百沢は自分のできることは点を獲ることだけと必死にプレーしました。

2セット目のラスト。

速攻以外の日向のスパイクであれば止められると思う百沢。

日向は百沢の指先を狙い、見事ブロックアウトで得点して角川学園にストレートで勝利しました。

危なげなく一次予選を突破し、代表決定戦に進出することができます。

これから代表決定戦まで、またレベルアップにいそしむ烏野メンバー。

影山は青城に忍び込み、及川のプレーを見て“俺は一生及川さんに勝てないかも”と日向に言いました。

しかしその表情は落胆しているわけではなく、その及川の3年間が詰め込まれた青城とやれる最後のチャンス。

チームとして絶対に勝つと宣言しました。

牛島のスパイクを止められるのか日向と話していた月島は「月島で無理ならおれがやってやる…!」と言われました。

それに苛立った月島は、明光のチームの練習に参加したり、烏養にブロックのコツを聞いたり前向きな行動に出ています。

山口のジャンプフローターも形になってきているのか、西谷でも取れないサーブに山口自身も驚いているようでした。

10月下旬。

とうとう代表決定戦が始まります。

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【漫画】ハイキュー13巻ネタバレ

10月25日。

宮城県代表決定戦が開始されました。

1回戦目の相手は条善寺高校。

さすがに代表決定戦ともなると、皆いつもより緊張しているように見えます。

が、日向は普段と変わらず月島の新しいスポーツグラスに食いついていました。

明光が月島に試合に集中できるからと贈ってくれたもので、それを掛けた月島の表情は頼もしさもあります。

“アソビ”がモットーという条善寺のプレーはトリッキーなものが目立ちます。

型にはまらない攻撃は読みにくさもあります。

練習では2対2をひたすらやっているという条善寺メンバーは“誰かがやってくれる”という意識がなく、何でも熟せるという特徴がありました。

その1セット終盤に差し掛かった頃、顔面ブロックをして鼻血を出してしまった影山はベンチに下がります。

そしてそれと一緒に日向もベンチに下がりました。

影山というセッターが居ないと日向を入れておく意味が無いと他校は分析していました。

それは日向も承知しており「試合も出たいし練習もしたい。やることがいっぱいだ」と落ち込む様子はありません。

1セット目はそのままのメンバーで続行し、烏野のシンクロ攻撃を真似ようとした条善寺のミスで1セット目は終了します。

続く2セット目。

日向・影山のコンビミスをフォローしたり、条善寺・照島のスパイクをきっちり取る澤村。

澤村が日向影山コンビに「俺にはド派手なプレーは無理だけど“土台”なら作ってやれる」と言った言葉に照島は前主将の背中を思い出しました。

条善寺への対処もして行き、試合の流れは烏野に向いていきます。

それに伴い条善寺のミスが目立ち、条善寺タイムアウト。

具体的な策が無い事に、マネージャーの美咲が喝を入れます。

気合とテンションだけでは何ともならない。

“アソブ”事と“考えない”事はイコールではないと話しました。

それに条善寺の顔つきが変わります。

条善寺はそれでも烏野に追いつくことはできず、試合は終了します。

烏野がストレートで勝利です。

2日目の相手は和久谷南高校。

守備力と粘りは音駒に近いと言います。

烏養はこの和久南を“相性が悪い相手”として見ています。

自分のペースを守りながら隙を伺って対処してくる、音駒や青城のような試合運びをしてくるチームでした。

そして和久南の中島は空中戦のテクニックがありました。

スパイクの角度を変えて、大きく弾かせる工夫をしています。

それにはさすがに月島も嫌なスパイカーと思ったようでした。

烏養が対策を考えていますが、コート内では澤村がしっかりと指示や鼓舞をしていて、その頼りがいのある姿に烏養も安心しています。

均衡した試合ラリーが続きます。

獲った方に流れが来るとわかる、長いラリー。

必死でボールに喰らいつく澤村と田中が激しく接触。

澤村はコートに倒れてしまいました。

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【漫画】ハイキュー14巻ネタバレ

田中と接触した澤村。

幸い意識はあるものの、武田先生は大丈夫であることの証明をしてきなさいと、医務室へ行くよう促します。

自分のせいでと気を落とす田中に、澤村は逆に笑顔で謝りました。

しかし、東峰に「頼むぞ」と言った表情には悔しさが見えます。

そんな澤村の状況に3年生の表情は引き締まります。

大黒柱の澤村の代役として投入されたのは2年・縁下。

澤村の代役としての不安が縁下を襲いますが、月島は代役に縁下が選ばれるのは当然と受け取っています。

縁下に謝る田中にも喝を入れ、きちんと鼓舞もしていきます。

澤村に技術で敵うわけがないと思う縁下ですが、与えられた役に立ち向かう姿勢を見せます。

過去に練習から逃げ出した縁下ですが、さぼっている時期の方が辛いと感じて部活に戻っていました。

逃げ出した方がしんどいのを知っているからこそ立ち向かうのでした。

澤村離脱で流れを持って行かれたくない烏野は、ピンチサーバーに山口を投入。

緊張の中で打ったサーブはネットイン。

周囲は湧きますが、山口は浮かない顔をしていました。

ミスを恐れた山口は、次のサーブではジャンプフローターを止めてしまいました。

3年生の力もあり1セット目は取りましたが、山口のサーブを見ていた烏養は激怒します。

しかし山口の表情から何かを感じ取っていた縁下が「たぶん自分で一番わかってます」とフォロー。

山口はサーブから逃げた自分を激しく後悔していました。

2セット目は波に乗り切れず和久南に取られてしまいます。

3セット目、絶対に落とせないと縁下は緊張した表情です。

澤村ならできていた地味でも大事なプレーができていない自分を責めますが、その思考に気付いた田中が縁下を鼓舞します。

縁下も必死で自分を落ち着かせ、中島のブロックアウトに対処できるよう田中と東峰に自分の考えを伝え実行します。

ブロックアウトに備え深い場所で守った縁下は、狙い通りにそのボールを上げることに成功しました。

そのレシーブに西谷も「ナイスレシーブ」と声を掛け、縁下の表情が変わります。

それを見ていた烏養は縁下に迷いがなくなったと感じました。

あと1点というところで烏野に焦りが見えます。

澤村不在によって烏野が崩れるのを待っていた和久南。

崩れかけたように見えましたが、縁下が日向に冷静さを取り戻すよう掛けた一声で崩れることはありませんでした。

和久南には勝ちましたが、伊達工と青城の試合を横目にする縁下の表情はとても硬いものでした。

その時、澤村が烏野メンバーの下に戻ってきました。

どうやら次の試合には出られるようです。澤村が戻ったことに安堵した縁下は、自分の心の弱さに逆に悔しくなるのでした。

青城と伊達工。

勝った方と次戦当たります。

3年生が残る青城か、大型セッターを搭載した伊達工か。

勝敗の行方を見守ります。

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【漫画】ハイキュー15巻ネタバレ

伊達工・黄金川は未熟さが目立つものの、高さのある選手。

新しい鉄壁に、及川も面倒臭い相手だと言います。

それでも青城はリードを守り続け、ラストは岩泉が黄金川のブロックの真ん中を打ち抜くスーパープレイで青城が勝利しました。

準決勝の相手は青城。

前回、全力を出し切って負けたのもあり、烏野メンバーはいつもよりピリピリした空気になっていました。

リベンジに燃える烏野の雰囲気が変わったと及川は感じます。

そんな及川のサーブから試合開始。

最初から青城と互角に渡り合う烏野には、前回の変人速攻がどシャットされてしまった印象を拭いたいところです。

熱くなりすぎている日向を影山は冷静にさせ、あの絶望の1本を払拭させる攻撃を決めました。

コースの打ち分けができるようになった日向に、松川がブロックに付きます。

そのブロックは止めるブロックではなく、コースを絞るブロック。

パワーのない日向に対して、コースを絞って拾うという対処をしてきます。

しかし烏野の対応力も上がっており、青城はイマイチノリきれない状態で烏野がリードします。

そのタイミングで及川のサーブ。

集中している及川から放たれたボールは澤村と西谷の間を抜けていきました。

が、アウト。

烏野がセットポイントです。

ラッキーと笑う澤村ですが、さらに威力を上げてきたそのサーブに内心驚いています。

24-23で青城が取ればデュースの場面。

青城に京谷が投入されました。烏野が初めて見る選手です。少し毛色の違う雰囲気の京谷は、金田一に上がったトスを横取りした挙句にアウト。

烏野が1セット先取です。

京谷の危険プレーに岩泉が叱り飛ばします。

及川の言葉には返事をしない京谷ですが、岩泉には従う性質のようです。

2セット目は京谷がスターティングからいました。

ネットのほぼ真横からの助走で、超インナーに打ち込んでくる京谷。

ポテンシャルは高いようです。

しかし、京谷投入から青城は綺麗に噛み合わなくなっているようにも見えます。

それでも乱暴に見える攻撃も決まっており、リズムも変わっています。

澤村は「あれは俺達の知らない青城だ」と警戒しました。

京谷の攻撃に磨きをかけていく及川。

流れを持って行かせない為に菅原投入です。

京谷の動きを制限させるようにサーブを打っていく菅原。

それだけではなく、菅原と影山がスイッチして影山が攻撃に下がります。

菅原の投入から3連続得点しましたが青城の対処は早く、京谷をレシーブから外してきました。

さらに京谷を中心に攻撃を回す青城。

手のかかるスロースターターだが、エンジンがかかれば強いと青城監督はニヤリとします。

再び青城に流れが向く中、闘志がみなぎった山口が万全の状態で烏養を見つめていました。

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【漫画】ハイキュー16巻ネタバレ

2セット目。

23-18の青城リードで試合は進みます。

和久南戦後、烏養の下に謝りに行っていた山口。

自身の役割への理解と反省、そしてもう一度チャンスをくれるよう頭を下げていたのです。

そんな山口がピンチサーバーで投入されます。

決意の中で放ったサーブは見事な変化を見せてイン。

山口のサーブから3連続得点で青城がたまらずタイムアウトを取りますが、山口の勢いは止まらず23-24で烏野が逆転します。

しかし青城もただでやられるわけもなく、岩泉のスパイクで流れは切られてしまいました。

デュースが続き26-26。及川のサーブが炸裂します。

最早スパイクと同等の威力で烏野を崩し、青城が2セット目をさらっていきました。

試合はファイナルセットにもつれ込みます。

互いの高い実力が拮抗しているからこそ、少しでもバランスを崩された方が致命傷を負うと両監督は感じていました。

そんな折、月島が京谷をどシャットします。

田中は2セット目から京谷を狙ってブロックアウトを取ったり、京谷がいる狭いストレートを敢えて抜いたりしていました。

それに対抗し京谷も田中がいるストレート側に打ってきていたのを月島は気づいて、ブロックを田中と入れ替わったのでした。

そのプレーが功を奏し、京谷のスパイクはアウト。

青城に嫌な空気が流れます。

タイムアウトを挟んでも京谷の調子は戻らず、すぐにベンチに下げられてしまいます。

苛立っている様子の京谷に矢巾が声を掛けます。

ずっと練習に来ていなかった京谷が戻ってきて、あっさり試合に出ていることが不満だと言いました。

しかし、及川ら3年は戦力になるならと受け入れた。

レギュラーに選ばれたのだからそれ相応の仕事をしろと言いました。

そして「先輩の晴舞台に泥を塗ったら絶対に許さねえからな」と京谷に詰めました。

仲間とうまくコミュニケーションが取れていない京谷に矢巾は“頼むから力貸してくれよ”と思いをぶつけたのです。

その光景を見ていた青城監督はすぐに京谷をコートに戻します。

コートに戻った一発目、及川は京谷にトスを上げました。

京谷は緊迫した表情でスパイクに飛びます。

京谷は青城の練習に出ず、社会人チームの練習を転々としていました。

そんな中で会った大人に、チームから逃げていると指摘されたことがありました。

チームは頼もしくもあり煩わしくもあり、力強い味方であり重圧。

自分がチームを向き、チームも自分を向く。

それができたならチームも自分もぶつかりあって強くなる。

さらにそれができたらラッキーと思え。

そういうチームはそうそうあるもんじゃないと、京谷は教えられていました。

重圧を感じるトスを打ち切った京谷に「よく打った」と及川は声を掛けます。

京谷はそれに短く、でも確かに返事をしました。

京谷がチームの一員として機能し始めたことで、青城が持ち直してきます。

またも拮抗した試合運びになりました。

終盤になるにつれて凄みを増す及川のサーブ。

相当なプレッシャーがあるにも関わらず、澤村が上げて1本で切ります。

それでもまだ23-24で青城リードのまま。

最後の勝負に菅原が投入されました。

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【漫画】ハイキュー17巻ネタバレ

菅原はサーブで岩泉の揺さぶりをします。

菅原が入ったことで“何かやる”と思ってしまった青城は、影山のツーアタックを予測できずに烏野マッチポイントを迎えました。

獲り返したい青城とこのまま獲りきりたい烏野。

烏野にチャンスが訪れ、シンクロ攻撃を仕掛けました。

緊張した面持ちの青城。東峰のスパイクを花巻が上げますが掴みきれず乱れました。

それを追いかけた及川は、無言で岩泉を指差します。

そして、コート外からタイミングの早い超ロングセットアップ。

ジャストなレフト位置に上がったボールには、岩泉が入ってきています。

ドンピシャのトスにブロックは追いつきませんが、澤村が意地で拾い、田中がそれを繋げます。

ギリギリのラリーの中、烏野に再度チャンスが訪れました。

インターハイのラスト同様、日向に上がったボール。

あの時とは違い、日向の目にはブロックがはっきりと見えていました。

レシーブを構える及川でしたが、ブロックに当たって軌道の変わったスパイクを受けきることができずに、ボールはコートに落ちました。

そして試合終了。烏野の勝利です。

負けた及川に牛島が“もう道を間違えるな”と忠告します。

取るに足らないプライドの為に道を誤ったと。

自身がいるチームが最強という牛島に、及川は自分の選択が間違いだと思ったことは一度もないと言い切りました。

「取るに足らないこのプライド、絶対に覚えておけよ」と及川は言いましたが、牛島は理解ができない様子でした。

帰りのバスの中。

澤村は夢を見ていました。

1年生の澤村達は、希望に満ちた表情でバレー部に入部しました。

全国大会を夢見ていましたが、強豪の名が過去の物になっていた烏野は、インターハイ予選で2回戦敗退の実力しかありませんでした。

ちゃんとした指導者もなく、状況にもがいていたあの頃の夢でした。

10月27日。決勝戦当日。

烏野や他のチームがやろうとしているのが“掛け算”のチーム構築に対し、白鳥沢は“足し算”。

牛島という一本の最強の矛でただ単純にぶっ壊す。

それが白鳥沢と烏養は表現しています。

そんな白鳥沢と戦う決勝戦は5セットマッチ。

烏野にとって初めての経験です。

スタミナの心配もある中、試合は開始されます。

牛島の最初のスパイクに反応する西谷。正面で捉えたと思いきや、ボールは大きく弾かれました。

左利きの回転にトップクラスの火力が搭載された牛島。

西谷はそれに3本で慣れて見せると言います。

月島のブロックもまだ牛島に対応しきれません。

牛島にブロックに飛んだ際、目が合いました。

そのスパイクで突き指した月島でしたが、先ほどのプレーで牛島に負けるのが当然と思ってしまった自分に、少し苛立った様子を見せます。

再度牛島のサーブが回ってきました。

月島は自分がサーブレシーブのないポジションな事に安堵していました。

そして、このセットは落とすのは仕方ないと西谷を見ると、西谷は諦めの色などないギラギラした表情で牛島のサーブを待っています。

そして先刻の宣言通り、牛島のサーブを上げて見せたのでした。

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【漫画】ハイキュー18巻ネタバレ

牛島のサーブを完璧に捉えた西谷。

一気に波に乗りたいところですが、白鳥沢も天童の一人時間差や五色のキレキレのストレートなど、牛島以外の攻撃力も高く点差を詰めることはなかなかできません。

日向のスパイクを上げた牛島は自分に「よこせ」と強烈な一発を決めます。

天童はそれを見て、自分にしか興味が無い牛島が張り合ってると面白がっていました。

1セット目は16-25で白鳥沢が危なげなく勝利。

セット間に天童は牛島に日向のことを気に入ったのか聞くと「根拠のない自信は嫌いだ」と答えます。

そんな牛島に天童も他のメンバーもちょっと驚いた様子でした。

続く2セット目。序盤から天童のブロックが冴えます。

ゲス・モンスターと呼ばれる天童のブロックは読みと直感の“ゲスブロック”。

天童はその読みが恐ろしく鋭く、それに反応できる身体も持っていると烏養は言います。

規則性のない動きをする天童に対し、影山は“一糸乱れぬ”美しいフォームで天童に一切読ませないトスを上げます。

読みが外れることもありますが、全部1人で止める気持ちでいる予測不可能な天童の動きには苦戦します。

対する烏野ブロッカーは理性の塊のような月島。

徹底したリードブロックでワンタッチを重ねていきます。

2セット目は拮抗した試合運びになっており、烏野は白鳥沢に喰らいついていました。

21-20烏野ビハインド。

月島は、3枚ブロックの時のタイミングを自分に任せて欲しいと言いました。

月島の合図で揃った3枚ブロックは、牛島のクロス側をきっちりと囲います。

ストレート側をきれいに抜いてくる牛島ですが、抜けた先にいるにはスーパーリベロ西谷。

鳥肌が立つような完璧なレシーブを見せました。

「ブロックで戦えなくてもこれならウシワカと戦える…!」という菅原に、山口は微妙な表情を見せています。

白布がツーで返し24-23で白鳥沢セットポイント。

烏野は踏ん張りを見せ、デュースに持ち込みます。

月島の指示で日向がワンタッチを獲ったり、影山もツー返しをしたりと白布にストレスがかかっていきます。

デュースは28-28まで続き30点台に届きそうです。

焦りがでてもおかしくない中、月島は耽々とワンタッチを重ねていきます。

相手セッターにブロックを欺いてやったという快感も達成感も与えてはならない。

執拗に執念深く、且つ敏捷に。

絶対にタダでは通さない。

牛島のスパイクは月島のブロックに当たりますが、きく弾かれます。

しかし日向がそれに追いつきフォロー。

ボールを繋ぎます。

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【漫画】ハイキュー19巻ネタバレ

どちらも譲らず、29-30で烏野がマッチポイントを迎えます。

牛島がスパイクを放つも、西谷がしつこく拾います。

ボールは再び白鳥沢に返ります。チャンスボールになりますが、これまでしつこくワンタッチなどで、攻撃がすっきり決まっていなかった白布は、ほんの僅かにトスが乱れます。

それを待っていた月島。

とうとう牛島をどシャットしました。

たかがブロック1本。

たかが25点中の1点。

たかが部活。

月島はガッツポーズを決めます。

大きな歓声の中。木兎の言っていた“その瞬間”が月島に訪れたのでした。

これで2セット目をさらった烏野。

牛島をどシャットしたことでテンションの上がっている烏野メンバー。

喜ぶ東峰と澤村に、西谷のレシーブや変人コンビのブロックガン無視攻撃が白布へのプレッシャーになったと静かに答えました。

2人に「そこまで考えてたのか。怖っ」と言われたり、日向や田中に賑やかに絡まれたりしていましたが「たかが1点です」といつも通りの様子の月島に、和んだ様子の烏野メンバーでした。

それと反対に、白鳥沢サイドではピリッとした空気が流れます。

自身のミスはただのミスではないと白布は頬を叩き、冷静さを取り戻しました。

3セット目は白鳥沢リードで進みます。2セット目を引きずるどころか、どんどん目が据わっていくような白布。

中学の試合で見た、圧倒的な力でねじ伏せる牛島の高さとパワー。

それに魅せられ、白布は白鳥沢に進むことを決めています。

華やかさがあるセッターに憧れが無いわけではないですが、白布にとって最高にカッコイイバレーは最高の形で、全国トップクラスの大エースを立てることでした。

冷静さを取り戻した白布は崩れることなく牛島を立て、3セット目は白鳥沢が獲り返しました。

コートチェンジの際、牛島は日向に「高さで勝負できないのに技術も稚拙でどうするんだ?」と声を掛けました。

ムキになっている牛島を天童は面白がって見ています。

4セット目。

月島の指示でいつもよりクロス側を締めたブロック。

西谷の視界を確保する目的もあり、西谷は牛島のスパイクをきっちり捉えます。

しかし相手は強豪白鳥沢。

それだけで優位には立てません。

トリッキーな技と連携で点を獲りに行く烏野と、研ぎ澄まされた個の力で叩き潰してくる白鳥沢。

戦い方は違えども、力ずくで点を獲りにいく点では同類。

鷲匠監督はコンセプトの戦いと言います。

気の抜けない点差。

高さがあるのが羨ましいと思いながら、日向はブロックに飛びます。

助走から入ったそのジャンプはまるでスパイクに入るようです。

攻撃でも守備でも全力で飛ぶことが、今の日向の最強の武器。

存在を主張し続けるには跳ぶしかないのです。

ここまで警戒されていなかった日向のブロックは、確実に白鳥沢を揺さぶっています。

月島もここで一人時間差を披露し、21-23で烏野リードです。

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【漫画】ハイキュー20巻ネタバレ

ここぞという場面で一人時間差を決めた月島。

烏野のブレイクですが、すぐに白鳥沢が獲り返します。

22-23の烏野がリードですが、一瞬たりとも気が抜けません。

白鳥沢も獲れそうなセットなだけに、牛島の温存を迷う展開です。

激しい試合展開に両社のスタミナが不安になってきたところで、影山が月島とコンビミスをします。

咄嗟にフォローし烏野マッチポイントですが、影山のスタミナ切れに不安が過りました。この4セット目を落とすと

終わってしまう烏野は、逃げ切ろうと必死になりますが白鳥沢にブレイクを許してしまいます。

白鳥沢マッチポイント。

そしてこの崖っぷちに牛島のサーブで緊張は極限に達しています。

西谷のレシーブと影山月島のブロックでピンチを脱し、日向が前衛に上がりました。

烏野ブレイクで白鳥沢が追う展開。影山のスタミナ切れでトスが乱れますが、日向が咄嗟に左で合わせてイン。

何とか4セット目を獲り、最終セットまでもつれ込みました。

最終セットのスターティングは影山に代わって菅原が入ります。

緊張する菅原に、東峰が「迷ったら俺に集めればいい」と頼もしい一言を掛けます。

5セット目は15点までです。

絶対に離されてはなりません。

菅原のトスを完璧に読み煽りをかける天童ですが、菅原は笑顔でいなします。

“うちの連中はちゃんと強い。でもそこで止まるな”と、菅原は西谷を呼びます。

そして西谷セットアップのリベロ以外、全員シンクロ攻撃を仕掛けます。

菅原が打ったスパイクで烏野ブレイクです。

牛島の父・空井崇はバレーの2部リーグの選手でした。

婿養子として牛島家に入ったものの、だいぶん前に離婚しているそうです。

そんな父からバレーを少し教わっていました。

空井がいた当時の白鳥沢は全国制覇をしており、空井は幼い牛島に自身のチームのエースの話をしていました。

“こいつに上げれば絶対に決めてくれる”と思う奴だったという言葉に、幼い牛島はそういうふうになりたいと思ったのでした。

リベロからのシンクロ攻撃には感心する牛島に、10番は怖いんだねと天童は言います。

否定する牛島に“何かヤだなー”は牛島にとって新しい感覚なのではとも話しました。

最終セットに入っても、牛島のスパイクモーションは美しさを保っています。

3連続ポイントに喜ぶ白鳥沢メンバーに、牛島は「ノッてきた」と言いました。

5-4で白鳥沢逆転。ノッている牛島ですが、月島は忍耐強くワンタッチを取りに行きます。

月島のブロックも終盤でも衰えることなく、頼もしさが光ります。

しかし、牛島のスパイクに触った右手小指の付け根が切れて出血してしまいました。

医務室に向かう月島は、唇を噛み締めて感情を抑えていました。

牛島のサーブで6連続得点を許してしまい、8-5で烏野が白鳥沢を追います。

東峰スパイクのブロックフォローに入った日向は、手で受けることができずに頬でボールを受けました。

顔面レシーブを心配する菅原と田中に、日向は「鼻血が出たらベンチ下げられるから」と、敢えて頬で受けたと答えます。

それを聞いた牛島は、天童に指摘されていた自身に湧いている“何か嫌だ”を認めます。

そして、初めて明確に日向を叩き潰したいと思うのです。

影山がコートに戻り、早々に強烈なサーブを放ちます。

チャンスボールになったそれを、影山はそのままセット。

日向が真下打ちを決めて1点差まで詰め寄りました。

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【漫画】ハイキュー21巻ネタバレ

白鳥沢が二桁に乗ります。

瀬見のサーブでさらに点差は開き9-12。

烏野は2回目のタイムアウトを使いました。

烏野応援団に不穏な空気が流れますが、精一杯声を張り上げて応援します。

しかし会場に響き渡る白鳥沢応援団が歌う校歌。

空気が持って行かれそうになる中、牛島のスパイクに日向の反応が遅れました。

それでも日向は跳び、ブロックというより超至近距離レシーブと言っていい位置で牛島のスパイクを止めます。

これで烏野も二桁に乗り、さらに攻撃の姿勢を崩しません。

サーブには山口。

五色のタッチネット、何とか入った成田の速攻で並びます。

そして五色のレシーブミスでとうとう烏野が逆転しました。

焦る五色に、牛島は「お前のその実力で何を焦る必要があるんだ」と声を掛けます。

五色はそれで冷静さを取り戻し、白鳥沢が逆転しマッチポイントを迎えました。

緊張の中、烏野が得点しデュース。

鷲匠監督も烏野の数の攻撃が有効と認めざるを得ません。

自身も小柄な選手だった鷲匠監督。“高さ”に妬ましさを感じると同時に、強烈に憧れてもいました。

しかし、小柄でも戦える術が欲しかったわけではなく、自分も全てをねじ伏せるシンプルな強さが欲しいと願っていたのでした。

その“シンプルな強さ”を持つ牛島が強烈なスパイクで白鳥沢マッチポイント。

14-15。

主ぐるしい空気に烏野が包まれそうになった時、烏養が大声で喝を入れます。

そして月島がコートに戻ってきました。出血は止まったものの、脱臼していた小指の痛みは何一つ変わってはいません。

それでも月島は最後まで戦ってみたいと、ブロックに飛びました。

自身がブロックに飛ぶだけでなく、田中にもブロックの指示を出します。

長い戦いに、白鳥沢も烏野も足に限界が近づいてきています。

両者限界を越えて戦い、とうとう20点台に突入しました。

ここで烏野は超攻撃型ローテ。

ですが、守備が一番薄いローテでもあります。

全てはブロックにかかっていました。

これまでリードブロックを貫いてきていた月島の反応は序盤よりも早くなってきています。

烏野チャンスボールを決めきれず、白鳥沢にチャンスが回ります。

牛島に上がったトス。

月島は「止めます」と指示を出し、この試合始めてストレートを締めにかかりました。

しかし牛島は体勢を崩しながらもクロスに打ち換えます。

それを影山がかろうじでレシーブしチャンスは繋がれました。

そして日向は自らタイミングを遅らせ、シンクロに紛れることでバックアタックを決めることができました。

烏野の勝利に会場が悲鳴と歓声に包まれます。

烏野メンバーは号泣。烏養は月島に「今日はお前がMVPだ!」と強く言いましたが、月島の表情は決して喜んではいませんでした。

烏野は歓喜の涙、白鳥沢は悔し涙。

“ラスト、ムキになったね”と天童に指摘された牛島は「俺はお前より強いと言いたかった」話しました。

そして牛島は日向と影山に「次は倒す」と宣言しに行きました。

月島は1本しか牛島のスパイクを止められなかったことを“カッコ悪い”と思っていましたが、山口があっさり“カッコ悪いわけないじゃん。バカなの”と一蹴しました。

全国を決めた烏野。全国で音駒に会うことを楽しみにしています。

それにはまず、音駒も代表に残らなければなりません。

春高・東京代表決定戦、

準決勝。梟谷対音駒が始まります。

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【漫画】ハイキュー22巻ネタバレ

合宿で切磋琢磨した2チームの対決。梟谷・木兎は気合十分です。

黒尾は木兎を調子に乗らせないことを第一としています。

気分好調の木兎は夜久にきれいにレシーブされましたが、そのレシーブにも“燃える”と闘志に満ちた表情をしていました。

音駒は梟谷にリードを許しますが、それは“いつもの事”。

研磨は静かに観察し、木兎は本日ストレートが絶好調でクロスにいる夜久を意識していると分析していました。

ストレートにはブロック、クロスには夜久のフォーメーションに、木兎はスパイクアウトになります。

しかし1セット目は梟谷に軍配が上がりました。

2セット目。

互角の勝負を繰り広げていきますが、木兎のスパイクが1セット目のように気持ちよく決まることが無くなっていきます。

サーブや返球も赤葦を狙い、梟谷が万全の態勢で攻撃できないようにしかけていきます。

しかし梟谷にはそれをカバーできるオールラウンドの木葉がいました。

簡単には崩れないように見えます。

それでも音駒のじわじわと守備の穴を埋めて整えていくスタイルに、とうとう木兎が調子を崩されました。

打っても打っても拾われ、ディフェンスを意識しすぎるとブロックに捕まる。

なまじストレートが調子よかった木兎は、クロスの打ち方を忘れたと言います。

赤葦はまだ“不調”ではないと考え、立て直すために道は自分が作るから何も考えずにただ気持ちよくクロスを打って下さいと木兎に言いました。

音駒前衛にいるのはリエーフ。

それならば黒尾と比べれば圧倒的に欺きやすい。

リエーフを欺いた赤葦は、宣言通り木兎の道を作りました。

これで気持ちよくクロスを打てた木兎は完全復活です。

粘りの守備を見せる音駒ですが、完全に復活した木兎は超インナースパイクも見せて勝利をもぎ取りました。

全国への切符を獲得するためにもう後がない音駒。

開催地枠獲得のため次戦、戸美学園と戦います。

黒尾は戸美・大将は注意すべきと言いました。

猛虎の妹・あかねは戸美に関して“堅実なプレースタイルで相手の自滅を誘うチーム”と分析しています。

しかし、それだけではありませんでした。

試合が始まると、リエーフと猛虎に煽りを入れてきます。

審判には聞こえていないようで、大将の礼儀正しい姿勢にも好印象を覚えています。

大将にフェイントを連発され、守備が前になってしまった猛虎の顔面に強打を打ち込んだ際もしっかりと頭を下げていました。

猫を被った相手に、研磨も“思ったよりメンドくさい系”と呟きました。

そんな戸美に激しくイラついていたのはリエーフと猛虎。

ムキになったプレーが見られます。

ジャッジも戸美寄りで嫌な空気が音駒に流れる中、ボールを深追いした夜久が足を負傷してしまいました。

夜久の代わりのリベロは芝山。その芝山を戸美は狙ってきます。

口数の減る音駒でしたが、研磨は静かに「ダイジョブなんじゃない?」と全員に声をかけました。

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【漫画】ハイキュー23巻ネタバレ

研磨は試合の勝敗についてさほど興味がありません。

あるのは冷静な分析。

その研磨が“可”と言ったことで、音駒の空気が戻ります。

音駒の“穴”を狙う戸美ですが、黒尾は簡単にそうはさせません。

リエーフを狙った大将のスパイクをどシャットします。

芝山も落ち着きを取り戻し、音駒のリベロとしての実力を見せます。

リエーフもどシャットを見せますが、黒尾はそれに対して思うところがある様子。

ですが口にはせずに2セット目を逆転で奪取しました。

2セット目、リエーフの攻撃が目立ちます。

本来のエースである猛虎はあまり活躍できてはいません。

その猛虎を完全に潰すべく、戸美は猛虎に的を絞ってきました。

しかし、猛虎は耽々とレシーブをこなしていきます。

夜久が離脱したことで猛虎にはいい意味で余裕がなくなり、煽りに噛みつく暇もなくなっていたのです。

猛虎は崩れることなくスパイクを決めます。

音駒リードで終盤に差し掛かりますが、リエーフのブロックはやはり腕を振ってしまいます。

黒尾はレシーブが取りにくくなる事を考えていますが、リエーフがノッてきているところに水を差すべきではないとも考えていました。

審判のジャッジは相変わらず戸美寄り。

試合中の“優等生”は姑息と言われ、他校からの評判は悪いものでした。

それでも勝ち上がってきた実力はきちんとあります。

簡単には勝たせてくれそうにありませんでした。

23-23。

黒尾は爪を負傷し芝山と交代します。

芝山はリエーフに「後ろにいるから」と声をかけますが、リエーフは意味がわからず当たり前のことと流しました。

そんな芝山がレシーブミスをした際、リエーフは“サーブミスを除いたら誰か一人のせいって事はなかなかない”と思いました。

そう思うと同時に、先ほどの芝山の言葉の意味を理解します。

文字通り、プレーは繋がっている。そう飛んだリエーフのブロックは、腕を振ることなく理想的な形です。

その時、リエーフは自分の左側を抜けたら芝山がいることに気付き、芝山もボールは絶対“ここ”に来るとわかったのです。

黒尾がリエーフに言っていた“チームワークがハマる瞬間”でした。

これで戸美に勝利した音駒は全国大会出場が決定しました。

東京代表決定戦の優勝は井闥山学院。

この井闥山学院、梟谷学園、音駒高校が全国大会に進むことになります。

11月中旬。

全国大会出場を控えている烏野メンバーですが、いつも通りの和やかな空気が流れていました。

そこに武田先生が影山に全日本ユース強化合宿の知らせを持ってきたのです。

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【漫画】ハイキュー24巻ネタバレ

全日本ユース強化合宿に召集された影山。

他に宮城県内の有望な1年生を集めた“疑似ユース合宿”には月島が召集されました。

どちらにも呼ばれなかった日向は悔しくてたまりませんでした。

12月某日。

影山はユース合宿、月島は1年生選抜強化合宿の会場にいました。

選抜の方には、

  • 白鳥沢・五色
  • 伊達工・黄金川
  • 青城・金田一と国見
  • 角川・百沢

が参加していました。

そして月島の横に、何食わぬ顔で日向が並んでいました。

選抜合宿のコーチでいた条善寺・穴原が烏野に連絡を入れます。

激しく怒られる日向でしたが、鷲匠監督が「ボール拾いが一人増えるぐらいかまぁねえよ」と日向が合宿の場所にいることを許しました。

穴原は日向を推薦していたのですが、鷲匠監督は日向を全く認めておらず、影山というセッターが居ない日向に価値を感じないと言い放ちました。

日向はそれでもボール拾いとして参加することを決意しました。

選抜合宿2日目には、牛島や天童も練習相手として参加しました。

選抜に押し掛けた日向に「お前は何をやっている?」と牛島は問います。

何をするか探すため、サポートをしながらコート全体を観察し始めました。

こうしてコートの外から全てを観察することで、コートの中には情報が詰まっていることを知ります。

自主練にも率先してボール拾いとして参加し、トスからもスパイクのコースがわかることを体感します。

合宿参加組以外のメンバーはサーブに重点を置いて練習をしていました。

全国大会までに少しでも個々の技を磨きます。

合宿3日目。

ボール拾いから着々とコースを見分けていく日向。

穴原はその動きが初日と別物と感じていました。

今までにない感覚を吸収していく日向の姿を見ると、月島も“何かやらなければならない”という気持ちになってしまうと考えていました。

いつも飄々としている月島が日向を自主練の付き合いを頼み、さすがの日向も驚いて二度見してしまいます。

日向が“見えている”スパイカーとわかっている月島は、ブロックを磨くために協力を依頼したのでした。

ユース合宿では、宮侑、佐久早、星海などさすがの能力の選手が集まっています。

その中でも身長の低い星海が影山の目に止まりました。

身長は170センチ程度ですが、日向よりも跳んでいると影山は言います。

そのジャンプを間近で見た影山が驚かなかったことに憤慨している星海に、影山は“参考になる”と返します。

そして自身のトスの感想をアタッカーに聞く影山を見た宮侑は、影山に“おりこうさん”と笑いました。ユースの方も曲者揃いです。

春高まで1ヶ月を切り、仕上げに伊達工と練習試合が組まれました。

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【漫画】ハイキュー25巻ネタバレ

黄金川は手を抜いているように見える国見が苦手です。

楽しようとし過ぎという黄金川の言葉に、日向は気づいた事があるようです。

全員がキツイと感じる2対2の練習。

百沢は浮かない顔をしていました。参加者の中で一番経験の浅い百沢は自分の未熟さに苦しんでいます。

思わず日向に「お前が選ばれれば良かった」とこぼしてしまいました。

日向は2メートルの身長なんて最高に凄い才能だと励ましています。

それに加えて、百沢にお願いをしました。

次の2対2でも追い詰められていく百沢。

それを見ていた日向は「楽していこうぜ」と叫びます。

百沢は日向のお願い通りにファーストタッチを高く上げます。

自身を楽にし、仲間にも時間を作らせるパス。日向は国見のプレイを見てそれに気付いていたのでした。

最終日、再び白鳥沢のメンバーとの練習試合。

日向は観察を怠らず、牛島にもアドバイスを求めに行きました。

こうして日向はコートの中にある情報を吸収して合宿を終えました。

解散の際、金田一が日向に影山の事を聞きました。

中学の時のことを気にしているのは影山だけではなかったのです。

日向はそれを“ケンカ”と言い、譲れなくてケンカするのは当たり前だとも言いました。

そして始まる伊達工との練習試合。

さらにレベルを上げている伊達工のブロックに慣れるのが一つの目的にもなります。

完成されたバンチリードブロックはまさに壁。

あらゆる攻撃に対して、必ず束でブロックにくるプレッシャーは相当なものでした。

良いブロックはセッターにもプレッシャーになります。

その強さを心地よいと感じている影山は自身の調子のよさは感じているものの、攻撃はうまく決まりません。

レシーブ後にバックアタックの邪魔になっている西谷に対し、影山は「邪魔っす」と言いました。

今までプレー中の西谷に文句を言う人間が居なかったこともあってか、烏野の空気が悪くなります。

影山の言い分にすぐに西谷は納得しましたが、田中や月島は影山の態度に思うものがあるようです。

攻撃がうまく決まらない度に、影山の空気はピリついていきます。

伊達工のブロックの強さは自分を引き上げてくれる強さと感じ、ノッてきたところで切れる。影山はとうとうセット間に「俺は良いトス上げてます!もっと決めて下さい!」と感情を露わにしてしまいました。

中学の事が思い出された影山は咄嗟に謝ろうとしますが、日向が“王様の何が悪いのか”“影山が何を言おうが納得しなかったら言う事聞かない”と割って入りました。

烏養もスパイカーが打ちやすいトスはコミュニケーションで探っていくものだが、ケンカしないという事ではないと言います。

東峰は影山の態度に怒るわけでもなく、自身がやろうとしている事を教えました。

田中もキツめに自分のやりたいプレーを言います。

今まで影山はスパイカーの”癖“にも合わせてきました。

それを敢えて外し、月島の打点を引っ張り上げます。

影山のには吹っ切れた表情が浮かんでいました。

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【漫画】ハイキュー26巻ネタバレ

影山はメンバーに向かって、「他人の気持ちはわからないし言葉選びも間違う。でも、最高のセッターになるように努力する」と言いました。

澤村は「お前はずっとそうだろ」と笑います。

影山が慣れないコミュニケーションを取ろうとしたり、それを温かく見守ってくれる3年生がいる環境。

武田先生はそんな環境を安心して見ていられました。

伊達工の我慢強いリードブロックはなかなか日向につられてくれません。

それを見ていた烏養は日向に“紛れる”よう指示を出しました。

最後までブロックの選択肢にあり続ける。

そうすることでブロックが処理すべき情報量を増やすことができます。

その“紛れる”の後のマイナステンポは今まで以上に映えました。

それでも超速攻に反応してくる青根と黄金川。

意図的なのか直感なのか、日向は“紛れる”タイミングにマイナステンポで飛び出して黄金川を釣りました。

東峰のブロックとタイミングをずらしたスパイクもラストにやっと成功します。

また一段階成長した練習試合でした。

新年。

最悪の初夢で目覚めた澤村。

3年生揃っての初詣に向かいます。

やけにテンションの高い菅原に、口数が少なすぎる東峰。

その空気感にみんな緊張しているのだと清水は思いました。

勝利を神頼みした3人に、清水は神様の助けがなくても大丈夫とほほ笑むのでした。

1月4日。

とうとう全国大会に出発です。

前乗りした烏野は軽い練習をしますが、やはり全国大会となると緊張が見られます。

そこで宿に帰った際に、烏養は滝ノ上に頼んでいた烏野ファインプレー集を全員に見せました。

いい自分をイメージできるようにということです。

外に走りに行った影山日向、それに付き添いを命じられた月島。

いつもと変わらず勉強をする菅原。動画を見て気分を上げる東峰と山口。

それぞれの方法で気分を落ち着かせ、翌日を迎えます。

1月5日。東京体育館。

全国から集まった強者が集う中、音駒とも再会しました。

さすがの黒尾も全国大会には緊張しているようです。

開会式が終わると、割り振られた体育館に移動してアップをします。

試合時間が迫り再度会場に移動。

途中で寄ったトイレで日向の荷物が間違えて持って行かれてしまい、シューズが無い事態に陥ります。

それを取りに走る清水。

中学では陸上をやっていたこともあり、足には自信がありました。

高校で陸上を辞めた清水は、澤村の誘いでバレー部マネージャーになっています。

なんとなく始めたマネージャーも、時間が経つにつれてチームメイトは“他人”ではなくなっていきました。

日向のシューズを手に走り、考えます。

自分がコートに立つわけでもないし、ユニフォームを着るわけでもない。

でも今ここが自分の最前線だと。

何とかシューズは試合前に日向の下に届きました。

春高全国。

一回戦目は神奈川県代表・椿原学園です。

今までで体験したことのない広さの体育館に、影山のトスワークが乱れます。

影山は静かに「修正する」と言いました。

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【漫画】ハイキュー27巻ネタバレ

影山のトスワークが整うまで少々時間がかかります。

椿原にリードを許しますが、早めに山口が投入され点差を縮めます。

ミスにも焦ることなく整えることに集中した影山のトスは、1セット終盤に差し掛かろうとういところで完全に整います。

その超速攻の速さに会場が一瞬静まります。

反撃に向かう烏野を、応援席では前主将・黒川と前々主将・田代が見守っています。

完全に整った影山のプレーに、武田先生は“世界が影山くんを見つけますよ…!”と誇らしげにしています。

烏養は口では大袈裟と言いながらも、内心は違いました。

しかしここは全国大会。

椿原にも強さと意地があります。

ラリーが続く中、椿原・寺泊のストレートが炸裂します。

そしてそこには日向がいました。

今までのようなラッキーではなく、確実に上げに行ったその動き。

その後も椿原のプッシュにも反応しました。

確実に読んでいたと感じられるその動きに、澤村や影山、月島も気付いていました。

じりじりと点を重ね、23-21で烏野がリードします。

そこでピンチサーバーに呼ばれる木下。

緊張の中で打ったサーブは惜しくもアウトになってしまいます。

狙ったところに打てたし、自分にしては上出来と心を静めますが、悔しさが表情に出ていました。

烏養はそんな木下の成長を感じています。

そして24-23で烏野セットポイント。

椿原にピンチサーバー・姫川が投入されます。

1年生でこれが公式戦デビューということでデータにはない選手です。

同じピンチサーバーの山口と木下は、緊張で強張っている姫川を見て“自分より緊張している”と少々同情的な表情です。

緊張のままサーブに入った姫川はアンダーハンドサーブ。

今までにないサーブに緊張が走りかけましたが、姫川のサーブはミートせず。

寺泊の後頭部に直撃してしまいます。

こうして1セット目は烏野が取って終了。

姫川にとって悪夢のような一球でした。

自身のミスに死にそうな表情をしている姫川でしたが、メンバーはそれを責めることはなく、むしろ明るく振る舞っていました。

2セット目中盤。

再び姫川がピンチサーバーで投入されます。

1セット目とは打って変わって引き締まった表情の姫川。

アンダーハンドでサーブが放たれます。

高く高く上がったボールは“天井サーブ”。

真上から落ちてくるボールを見上げると、照明が視界を邪魔します。

天井サーブで3連続得点を許してしまう烏野。

4連続になるかというところで、西谷が天井サーブをいなして流れを切ります。

24-23で烏野がセットポイント。

王手をかけます。そこに投入されるのは菅原。

落ち着いたプレーでうまくカバーしていきます。

そしてラストは東峰のバックアタック。

烏野高校、全国大会一回戦勝利です。

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【漫画】ハイキュー28巻ネタバレ

二回戦に駒を進めた烏野。

音駒も無事に初戦突破したようです。

サブアリーナでは梟谷の初戦が始まっていましたが、開始間もなく木兎が“しょぼくれモード”になっています。

サブアリーナで観客が少なくテンションが上がらないという木兎に、メンバーは呆れつつもいつもの事と淡々とプレーしていきます。

木兎もソワソワしてきた頃、赤葦の口説きと日向の応援で復活を遂げます。

調子を取り戻した木兎と、そもそも土台が崩れない梟谷はストレートで初戦を突破しました。

チームメイトに“たまに木兎スルーしてもいいんじゃない?”と言われる赤葦ですが「絶好調の木兎さんは見ていてとても気持ちがいいですから」と笑うのでした。

試合の合間に寄った売店で、日向は星海の存在を知りました。

そんな星海が在籍する鴎台の試合を目の当たりにし、日向は「春高に来れてよかった」と言いました。

そんな鴎台ももちろん一回戦を勝ち抜いています。

春高1日目。40チームが姿を消しました。

宿に戻った烏野一同は翌日の試合に備えます。

その烏野が宿泊している宿の隣には新山女子が泊まっています。

そこには田中の幼馴染の天内叶歌が在籍しています。

夜に叶歌とばったり会った田中。

縁下らに散々“脈がある”と言われていたのもあり、先走って叶歌を振るというイベントを経て春高2日目に突入していきます。

この2日目を烏野と音駒が抜ければ、目標としていた“ゴミ捨て場の決戦”が現実のものになります。

ここで当たるのが兵庫県代表の稲荷崎高校。

優勝候補の一つです。

影山がユース合宿で会った宮侑がいます。この相手に絶対に勝たなければなりません。

烏養は口では音駒との因縁の対決は昔の因縁ではないと言っていますが、内心は烏養元監督に見せたいと願っていたのでした。

この稲荷崎が厄介なのは宮侑だけではありません。

ポイントゲッターの尾白アラン、センスの塊と言っても過言ではない角名倫太郎。

侑の双子である治は侑の“補完”ができる選手。

高校バレー界最強ツインズ“宮兄弟”として有名なのです。

その背を押すのが稲荷崎の大応援団。

コート内の選手とリンクし、味方には静寂と集中を、敵には喧騒と動揺を与えてきます。

稲荷崎、烏野共にセッターがユースなのもあり、そちらに実況が持って行かれる最中、日向が“ドン”のジャンプを試します。

打つのを忘れてしまう日向でしたが、最高到達点が急に変わる事を影山は想定していません。

しかしその状況にも影山は不敵な笑みを浮かべます。

稲荷崎の落ち着いたプレーに対し、日向のワイドブロードが炸裂します。

その攻撃に侑は「かっこええなぁ…!」と目を輝かせていました。

稲荷崎の応援団はブーイングが烏野サーブに何の影響も与えないのを見て、今度はだんだんと速くなる拍子をつけてきました。

観客全員が意図に気付かず手拍子を合わせます。

勝手にリズムを作られることで、烏野サーブに乱れが生じました。

この拍子が邪魔くさいと烏養が感じていた時、烏野応援団に太鼓を持った冴子らが到着したのでした。

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【漫画】ハイキュー29巻ネタバレ

稲荷崎の吹奏楽団の応援に対抗し、冴子率いる烏野太鼓の応援が烏野チームの背中を押します。

勝手に作られていたリズムにも対応し、日向のテンションも上がってきているようです。

後衛に回っていた日向は、スパイカーの動きや月島の動きからレシーブの位置取りを完璧にしますが、手が間に合わず足に当たって上がりました。

優勝候補に対して悪くない戦いを見せている烏野。

10-7で稲荷崎がリードしていますが、焦りは見られません。

そんな中。侑は治に“攻めるタイミングは逃したらあかんよな”と言います。

そしてその次の攻撃で宮兄弟が見せたのは、日向影山の変人速攻でした。

宮兄弟が使う変人速攻に動揺したのは日向の方でした。

熱くなったらダメという烏養に対して、影山は自分は普通と涼しい顔をしています。

今までの影山ならば全部自分で何とかしようとしていましたが、今の影山は“最善と思うトスを上げるだけ”に変化していたのです。

変人速攻嫌いの月島が宮兄弟の変人速攻を止めますが、それでも厄介なことに変わらないと月島は言います。

そんな月島は攻守共に好調のようです。

月島の打点を引き上げた影山のトスワークに、侑はユースの時からの変化を感じていました。

月島が後衛に下がり、烏養から日向に治へのコミットが指示されます。

1本目はたまたまシャットできたものの、それ以降はワンタッチすら取れません。

治とのネット際の押し合いにも負け、日向は悔しそうな表情を浮かべていました。

そこに烏養は“紛れる”の解禁を言います。

熱くなっている日向に、スパイクもサーブも熱くなってはダメと言います。

治が日向のブロックが怖くないと言ったのを聞き、日向は1枚ブロックで一番嫌だった人を考えます。

クロスをがっちり塞いできた青城・松川のブロックが思い出されました。

そこでクロスにしっかり跳んだ日向。

ストレートには西谷が控えています。

治のストレートを綺麗に上げた西谷。

そこから“紛れる”で1点獲り返します。

22-22でピンチサーバーに山口が投入されます。

集中が乱れてしまう山口でしたが、何とか持ち直して放ったサーブはサービスエースになりました。

一歩リードしたのもつかの間。

すぐに稲荷崎が追いついてきます。

強烈なサーブに何とか反応する澤村でしたが、ボールは大きく弾かれてしまいます。

ネットをくぐりそれを追いかける影山。

ボールはまだつながっています。

諦めている余裕など無いのです。

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【漫画】ハイキュー30巻ネタバレ

コート外から上がった難しいボールを強打で打ち込む東峰。

ブロックアウトを取りセットポイントを握ります。

しかし田中がどシャットされてデュースになります。

全員がノッている中で自分が何もできていないと感じ始める田中。

侑のサーブが田中を狙いますが、西谷がそれを受けます。

角名のブロックも鋭さを増し、今まで抜けていたところが抜けなくなってきていました。

“俺は今日何をした。何ができた”考え始めてしまう田中が放つストレートはアウトになってしまいます。

今までに無い程、追い詰められた表情を浮かべる田中。

トスを呼ぶも、月島は東峰にボールを託します。

本格的に落ちかけていた田中に、日向が田中のブロックのプレーを褒めます。

真ん中のブロックは1人になることが多いからサイドに誰か来ると心強いと。

それにおだてられた田中は気持ちを持ち直します。

半年に一回ぐらいメンタルが限りなくマイナスになるという田中ですが“平凡な俺よ。下を向いている暇はあるのか”と再び全力でトスを呼びました。

それに応えるように上がったトスを、田中は超インナースパイクで稲荷崎コートに打ち込みます。

ノータッチでコートに突き刺さり、烏野が1セット目を稲荷崎からもぎ取ります。

1セット目が終わった田中は普段通りに戻っており、そのメンタルの強さに月島は少し呆れていました。

さて、音駒高校は2回戦目、早流川工業と当たっていました。

早流川工業の監督は音駒・猫又監督の元教え子です。

お互いに守備が堅いチームですが、早流川の作戦は研磨の体力を削ぐことでした。

時間をかけて研磨を潰すことは、音駒も承知で対戦しています。

早流川の選手も時間を掛けって研磨をじわじわと削っていく我慢強さを持っています。

確実に研磨の体力は削がれ、2セット目終盤にはとうとう足がもつれてしまいました。

その光景に、流れが来ていると感じる早流川サイド。

それでも焦らないように音駒をさらに乱していきます。

23-23になり、早流川が音駒の乱れたと思わせるレシーブが、ブロックを引き離すための意図的な返球だと気づきます。

それがたまたまなのか、序盤からなのか。

研磨は早流川が思うほど疲れてはいないのではないか。

早流川メンバーに疑心暗鬼が生まれます。

研磨の作戦ではここで早流川の焦りが露わになり勝ち急ぐ瞬間に、音駒がブレイクして勝利をさらう予定でしたが、絶妙なタイムアウトで早流川が崩れることはありませんでした。

どちらも守りに定評があるチーム。

長い長いデュースの末、30-32で音駒が2セット目も勝利して3回戦目に進みます。

先に3回戦に駒を進めた音駒が見守るは烏野の試合の行方。

2セット目はなかなか点差を詰められず、14-7の烏野ビハインドでした。

1セット目で西谷はジャンプフローターを取るのが苦手と侑は判断しており、徹底してジャンプフローターで西谷を狙っていたのでした。

リベロである彼にとって、おそらく初めての“狙われる屈辱”です。

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【漫画】ハイキュー31巻ネタバレ

侑のジャンプフローターが西谷を狙い続けます。

木下との練習中にペナルティとして行っていた指立てをして平常心を保とうとしますが、満足いくレシーブはできませんでした。

やっと取った一本も、治のセットアップの速攻。

動じない月島でしたが、角名のスパイクを止めることはできません。

侑のサーブはアウトになることで切れましたが、対応ができていないのに変わりはありませんでした。

角名のスパイクの技術にアランの破壊力のあるスパイク。

稲荷崎の攻撃は容赦なく烏野を襲います。

19-9でとうとう10点差まで離されてしまいますが、アランを疲れさせる作戦を取っている烏野はタイムアウトを取りたくありません。

何とか食らいつく烏野。

稲荷崎のピンチサーバーに理石が呼ばれます。

ミスを恐れた理石は“入れていく”サーブを打ちます。

これは烏野のチャンスとなり、1点を奪取しました。

その理石の逃げのサーブに味方であるはずの稲荷崎応援団からブーイングが飛びました。

ヒリつく会場の空気に影山も高潮していきます。

日向曰く“穏や影山”らしく、色々とキレキレの状態になっている様子。

2本連続でサービスエースを決めます。

流れの変化からか、アランが打ったスパイクがとうとう“嫌なアウト”になります。

しかし簡単には崩れない稲荷崎のエース・アラン。

それでも確実に稲荷崎コートには嫌な雰囲気が漂い始めていました。

そこで稲荷崎はアランを下げ、キャプテン・北を投入します。

北が投入されたことにより、稲荷崎コートがピリッと締まります。

北は目立つような選手でなく、派手さもありません。

しかし確実に流れていた嫌な空気を静かに止めるのでした。

北は幼い頃に祖母から言われた事をきっかけに、何事も“ちゃんと”やる人間でした。

体調管理、掃除・片付け、あいさつ、バレーボール。

北の祖母は“神さんはどこにでも居るからな。誰かが見とるよ”と言っていました。

その言葉の通り、稲荷崎から声がかかり、そのキャプテンになることができています。

北は“結果”は副産物でしかないと思っていてもキャプテンに選出された際には涙を流していました。

その北の役割は“絶望の継続”です。

北の投入により流れを再び引き寄せた稲荷崎が2セット目をさらって行きました。

セット間、西谷は珍しく無口でした。

木下は西谷に、練習中の癖が出ていたと指摘します。

3セット目は侑のサーブから始まります。

変わらず西谷が狙われ、自身の反応の遅さに“怖いと思っている”と自覚します。

3セット序盤。

先にタイムアウトを取ったのは稲荷崎でした。

そのタイムアウトの最中、西谷が自分の幼い頃の話を始めました。

小学生に上がるまでビビりで、何もかもが怖いと思っていたのでした。

侑のサーブが来る時に“怖い”と思ったことが懐かしいと西谷は言います。

西谷祖父が“怖がることはもったいない”と言い、西谷の怖いものを克服させていました。

幼い西谷が祖父に怖い事を克服できなかった時はどうするのか問うと、祖父は“助けてもらう!”と答えたのでした。

侑のサーブが回ってきます。執拗に狙われる西谷に、木下が西谷に「前!」と叫びます。

西谷に染みついていた1歩下がってアンダーのパターン。

木下の言葉に練習を思い出して前に出る西谷。オーバーで上げたボールに影山は「ナイスレシーブ」と言いました。

こうして侑のサーブを1本で切った西谷は、木下に向けてガッツポーズをしたのでした。

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【漫画】ハイキュー32巻ネタバレ

小学生からバレーをやっていた宮兄弟。

2人はスパイカーをカッコイイと思っていましたが、バレー教室にいた元全日本セッターの“打たしたる”という言葉に、侑はセッターのカッコよさに気付きました。

治の方が一枚上手で、それを侑が追いかけている構図の中、治がセッターに抜擢されました。

元来負けず嫌いの侑は練習を重ねてセッターの座を治から勝ち取ります。

メキメキとセッターとしての腕を磨いていく一方で、その態度の悪さから仲間に嫌われる侑。

それを気になどせず突き進んだ先に、ユースがありました。

3セット目。

お調子者で時に高圧的な侑ですが、セッターとしては献身的。

低く上がってしまったボールの下に滑り込み、オーバーでセットします。

そのセットアップを見て、影山も全国の舞台に来れて良かったと言うのでした。

侑のそのプレーは、ピンチサーバーの理石の気持ちも動かしました。

自身の中途半端さを恥じ、次に呼ばれた際には強烈なサーブでサービスエースを取りました。

烏野はなかなか攻めきれず、稲荷崎の調子が加速していきます。

治がセットアップする変人速攻には会場全体が大きく湧きました。

点差は大きく開かないものの、稲荷崎の攻撃はノリにノッてきます。

烏野が焦りを意識し始めた時。アランのスパイクを日向が完璧にレシーブします。

日向を知るチームメイトも画面越しのライバル達も、驚いたような、それでいて何が起きたかわからないような表情をしていました。

稲荷崎サイドは、この1本を取られたらいけないと本能的に感じます。

烏野のカウンターは阻まれ、稲荷崎に点を獲られてしまいました。

烏野にとって心が折れる1本。

…になるはずでした。

烏養はすかさずタイムアウトを取り、声を掛けますが全員に負の感情がうず巻いていました。

そんなピリッとした空気の中、日向は先ほどのレシーブを影山に自慢します。

勝敗よりも自身のプレーに喜んでいる姿を見て、烏野メンバーに笑顔が戻ります。

そのやり取りを見ていた治は、日向を“飯食うみたいにバレーしよる”と侑に言いました。

うまそうに喰う奴見てると、周りもみんな腹減ってくんねん。

侑は烏野が息を吹き返すのを感じていました。

“次取るやつ見てろ!”と笑う先ほどの日向が烏野メンバーの頭に過ります。

負けたくない。

勝たなきゃならないではない。

目の前の1本の殴り合いを制する。

烏野コートにはもう、敗北を気にする人間はいません。

1本1本を全力で獲りに行きます。

稲荷崎も負けられません。

試合はデュースを繰り返し、27-26の稲荷崎マッチポイントまで来ていました。

何度も越えてきた崖っぷち。腹を据えた烏野は食らいついていきます。

角名とマッチアップしている月島は、この人のスパイクを叩き落せたら…と考えていました。

しかし、それをあっさりと諦めてもいます。

その代わり“いろよ”と背中の日向に思います。

そして日向もしっかりと月島の望む位置取りをしていたのでした。

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【漫画】ハイキュー33巻ネタバレ

月島のブロックを躱した角名のスパイクでしたが、日向がそれをまたレシーブします。

稲荷崎の守備も堅く、カウンターは簡単には決まりません。

疲労が蓄積し、身体が思う通りに動いてくれなくなってきていました。

それでも両者どちらも譲れない戦い。

30-31で烏野がリーチです。

長く続く戦いに早く決着をつけたい。

相手の体勢が整う前に攻撃を…と、リズムが速くなってしまいます。

烏養はゆっくりと声を張りますが、コートの中には届いてはくれませんでした。

その時、烏野コートに高く上がるファーストタッチ。

味方を楽にする、呼吸をさせるボールを日向が上げました。

体勢が整った烏野はシンクロ攻撃を仕掛けます。

しかしブロックに阻まれ、やっと返したボールは稲荷崎のチャンスとなりました。

そこで稲荷崎は宮兄弟の変人速攻を使ってきました。

動揺する烏野でしたが、その攻撃に反応したのが日向と影山でした。

2人のブロックは宮兄弟の速攻を阻み、烏野が稲荷崎に見事勝利したのでした。

負けてしまった稲荷崎。

宮兄弟は北に謝ろうと声を掛けますが、北はそれを制しました。

最後の速攻が間違っていたと思わないし、北も決まると思ったと言います。

今まで“ちゃんと”やってきたから、後悔はない。

しかし“どや俺の仲間すごいやろってもっと言いたかったわ”と仲間に優しい表情で言いました。

その言葉に涙するメンバーと、孫の代まで自慢できる後輩になると宣言する宮兄弟。

こうして稲荷崎の春高は終わりました。

春高男子三回戦。

とうとう全国の舞台で烏野と音駒が戦います。

烏養元監督と猫又監督は中学でのライバルでした。

猫又監督が東京に引っ越し、高校で全国大会に行った際に再会しています。

しかしその舞台で戦うことなく卒業し、やがてお互いに母校でコーチをしている事を知りました。

全国の舞台で戦うことを夢見ていましたが、その夢が叶うことなく烏養元監督も猫又監督も引退しました。

そして2年前に監督に復帰した猫又監督。

烏養元監督は病院で試合を見守る中、烏野コートには孫の烏養繋心。

夢の決戦はもうすぐ始まります。

練習試合では音駒に負け越している烏野。

そんな烏野を相手にしても研磨は“可”とは言いません。

存分に警戒して挑んでいるのです。

烏野と音駒が最後に練習試合をしたのが10月。

それからさらに進化をしている烏野をどう倒す。

黒尾の表情も気合が入ります。

進化したのは烏野だけではありません。

音駒も進化しています。

そんな音駒はシンクロ攻撃を仕掛けるのでした。

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【漫画】ハイキュー34巻ネタバレ

月島は音駒のシンクロ攻撃にも動じずワンタッチを取ります。

烏野のカウンターは黒尾がどシャット。

互角の戦いをしますが、まだまだ戦いは静かなものです。

そこにスパイスをもたらしたのがピンチサーバー山口。

まだ影山もサービスエースを取っていない音駒から、本日1本目のサービスエースを取ります。

そして2本目。

山口のサーブで音駒は少し乱れます。

そこで月島のどシャット。

見事にサーブ&ブロックが決まります。

山口とハイタッチした月島に、黒尾が「最近のバレーはどうだい」と問います。

月島はそれに「極たまに面白いです」と答えるのでした。

1セット中盤。

音駒の守備が仕上がり始めます。

相手の攻撃をきっちり攻略してカウンターを仕掛けるのが音駒。

対して攻撃を攻略できなくてもカウンター“は”ねじ込んで来るのが烏野です。

烏野には影山がいるからです。

しかし、いつもなら決まるところでの攻撃が、音駒の守備に阻まれます。

最後の最後まで粘る守備には、点は取ったはずなのに拾われた感が残ります。

そしてコートの中では研磨が静かに作戦を組み立てていました。

完成した音駒の守備には穴がありません。

東峰はブロックの落ちかけるところを狙ってスパイクを打ち込みます。

ボールは大きく弾かれ、音駒守備も追いつけません。

烏野の多彩な武器が要所で光ります。

音駒が烏野を追いかける図式で試合は進みます。

音駒のレシーブが乱れた際、研磨は素早くボール下に移動します。

これまでAパスが返った時以外はアンダーで上げていたのを知る研磨を知る面々は、動いた事自体に驚きを隠せません。

勝ち進むごとに相手も強くなり、研磨も強くならざるを得ない。

しかし今日は相手に引っ張られているのもあるだろうと猫又監督は笑いました。

研磨は日向狙いでサーブを打ちますが、日向はもうレシーブの穴ではありません。

続くリエーフのサーブも日向がきっちりとレシーブします。

しかしそのサーブは日向の動きを封じるものでした。

レシーブに入ることで攻撃に移れなくしていたのです。

そして東峰のブロックとのタイミングをずらしたスパイクにもいち早く対応してきます。

それを察知した瞬間、音駒の守備が少し下がったのです。

ブロックアウトになるかというボールも拾われ、フェイントも拾う音駒の守備。

烏野が打っても音駒は拾い、レシーブが乱れようとも攻撃をねじ込む烏野は1セット目から長いラリーになります。

そして烏野が“勝ち”を意識した頃合いで、研磨が烏野のミスを誘うプレーを冷静にしました。

攻撃意識が高い烏野全員が攻撃態勢に入ろうと動き出し、人が交錯するポイントへの研磨の返球。

そこでまさかのお見合いで1セット目は音駒がさらっていくことになります。

2セット目。

日向の速攻で烏野が先制します。

その日向に研磨は“面白いままでいてね”と笑顔を向けました。

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【漫画】ハイキュー35巻ネタバレ

3セットマッチの試合で1セット目を落とすのは初めての事でした。

その事実に谷地は不安を覚えています。

均衡を保つ試合の中、烏野のエンジンもかかってきます。

東峰のノータッチエースが炸裂し、烏野が湧きます。

派手にやり返す烏野に対し、音駒は静かに嫌なところに返球してきます。

2セット目もラリーが続き、はた目には音駒の粘り強さが目立っています。

しかしその試合を画面越しで見ていた天童は、音駒だけが粘っているかのような実況に不満を漏らしていました。

毎回しつこくスパイカー全員が囮で跳ぶ。

粘っている場所が地上か空中化の違いで、空中が縄張りの烏野の方がキツイと言います。

そしてそれを音駒もわかっていると。

長い長いラリーを制したのは烏野ですが、2セット序盤というのに疲労困憊です。

7-10で烏野がリードを守っています。

互いに触発され加速していく試合。

山口を投入しますが流れを持ってくることはできません。

中盤を過ぎても烏野はなかなか気持ちよくポイントを取れていません。

そしてとうとう日向のスパイクが“嫌なアウト”になってしまいます。

リエーフは日向に“自分のブロックにビビったのだろ”と煽りを入れてきますが、日向は無意識でアウトになっていたため原因がわかっていませんでした。

春高2日目の夜。

音駒サイドミーティングでは、対日向の作戦が練られていました。

フローターサーブ組には日向の動きを邪魔するように指示。

日向自身だけでなく、西谷も使って日向の動きを封じていたのでした。

レシーブに入る西谷が日向の助走路にいることで日向はブロードに入れません。

烏野が感じている以上に徹底した日向潰しをやっていたのです。

そして、烏野が気付かない部分にも研磨は予測していました。

レシーブに対する意識が上がっている日向は、自分が取らずとも“迷い”が生じる。

その一瞬の迷いが一歩の遅れを生み、100%のジャンプができなくなってしまう。

日向の身長では99%では戦えません。

100%で跳べない日向に影山は興味がないとも研磨は言い切っていました。

明確に日向を足止めしているわけではないかれども、ここまで存在感のない日向は初めてと黒尾は感じています。

研磨の思惑通りに事は進んでいても、研磨の表情は冴えません。

日向は自分を見もしない研磨に、これまでの試合では見せたことのない悔しさを感じて唇を噛み締めていました。

日向に“面白いままでいてね”と言い、己の策で日向を封じて「面白い翔陽が終わっちゃうのは悲しい」と矛盾した言葉を発する研磨でした。

そして20-19。

とうとう音駒が逆転します。

今まで幾度となく道を作ってもらった烏野メンバーが、日向に道を作るべく動きますがうまくいきません。

それでも日向は折れることなく、レシーブも囮にも入ります。

その様子に研磨も困惑し始めていました。

影山も日向が万全に動けないことでストレスを感じていました。

プレーが制限される窮屈なバレー。

影山は日向に“道”を作るため、高いトスを上げました。

センターオープン。

そのトスに目を輝かせた日向は、“ドン”のジャンプで高く跳ぶのでした。

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【漫画】ハイキュー36巻ネタバレ

日向に上がったオープン。

少し合わずスパイクは失敗してしまいますが、研磨は新たな情報に困惑します。

そんな研磨の思考が整わないうちに、日向に2本目のオープンが上がりました。

今度のスパイクはきれいに決まりました。

日向は低身長ながらジャンプ力があります。

人より高く跳ぶということは空中にいる時間が長いという事。

“いつものタイミング”でブロックを飛べば、先に落ちるのはブロッカーになります。

日向の新しい武器の登場に、音駒は犬岡を配置します。

これでリエーフと犬岡の高さのあるブロックが日向の相手になりました。

そのブロックにはブロックアウトを狙うスパイクで対応する日向。

研磨は自分の予想の上を行く日向を目の当たりにしたのでした。

それでも点数は24-24の崖っぷちには変わりません。

音駒のピンチサーバー球彦の天井サーブを1本で切ることでチャンスを繋ぎます。

犬岡の高さには月島の高さで応戦。

烏野のシンクロ攻撃に音駒もシンクロ攻撃を返してきます。

猛虎のスパイクを受けた日向を見て、研磨は“やっぱり翔陽は戦う度に新しい”と思うのです。

日向のレシーブはそのまま音駒のコートに落ち、2セット目を手にすることができました。

セット間にチームメンバーにマメに話しかける黒尾を見て、研磨は「よくしゃべるなあと思って」と口にしました。

小学生の時に隣に越してきた黒尾は、研磨よりも人見知りで引っ込み思案でした。

親の勧めもあって遊んではいましたが、いつも無言でゲーム。

研磨が他にやりたいことはと問うと、黒尾はバレーボールを持ってきたのでした。

そして黒尾のバレーに付き合ったり、一緒にバレーボールのDVDを見たり。

黒尾の口車に踊らされたりしながら2人はお互いを尊重しながら仲良くなっていったのでした。

さあ、3セット目が始まります。

このセットをどちらが取るかで勝敗が決まります。

スタートからラリーが繰り広げられます。

画面越しに見ている烏養元監督も大喜びです。

夜久のレシーブに感化され、西谷の動きもミスがありません。

黒尾は黒尾で、月島に“徹底ネチネチブロック”はみんなが嫌がる。

それを見て“間違ってなかったと思ったんだよね”と不敵に笑います。

黒尾と勝負になるのはネット際だけ。

月島はそう思いながらプレーしています。

月島のスパイクを取れなかった黒尾が悔しそうにしているところに、月島は無邪気な笑顔を向けるのでした。

互いに刺激しあい、感化されていく目の離せない試合。

見ている側も息の詰まるような攻防に会場が湧きます。

その目まぐるしい試合の中で、選手の読み合いも加速していきます。

日向のフェイントを読み、前に詰める研磨。

“殺った”と研磨は確信しましたが、日向が放つのはロングプッシュ。

見事に日向がラリーを制します。

ぺしゃっとコートに倒れる研磨に黒尾が心配して駆け寄りますが、研磨の口からは「たーのしー」とこぼれます。

その一言に目が点になる音駒に対し、日向は大きくガッツポーズをしました。

実況も会場もわけがわからないようですが、黒尾は楽しそうに笑うのでした。

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【漫画】ハイキュー37巻ネタバレ

烏野の攻撃が加速していきます。

決着を着けたい気持ちと、まだ終わりたくない気持ちとの間でプレーは進みます。

それでも終わりは確実に近づいています。21-24。

烏野がリーチを掛けます。田中のスパイクに飛ぶリエーフと研磨。

研磨に接触し慌てるリエーフに「バカ!ボール!まだ落ちてない!」と怒ります。初めて見せる研磨の様子に、

猫又監督は何を感じているのでしょうか。

くるしい。しんどい。終わらないで欲しい。

烏野も音駒も必死でボールを追います。

田中の強烈なスパイクも上げてみせる音駒。

会場がどよめく中、研磨がセットアップに入ります。

が、ボールについた汗で滑り、音駒コートにボールは静かに落ちました。

こうして烏野勝利で因縁の対決は幕を閉じたのでした。

これまでバレーボールに熱を持たなかった研磨。

試合が終わると黒尾に「おれにバレーボール教えてくれてありがとう」と言いました。

思いがけない言葉に、黒尾は慌てて目頭を押さえます。

コートの中で互いを賞賛し合う中、病室の烏養元監督も満足そうに笑い、猫又監督に向けて静かに手を差し出すのでした。

梟谷はストレートで勝利し、準々決勝進出を決めています。

“魔の3日目”と言われるこの日。

烏野も梟谷ももう一戦控えています。

梟谷の相手は“3本指のエース”桐生がいる狢坂高校です。

そして烏野の相手は“小さな巨人”星海がいる鴎台高校に決まりました。

先に試合が始まったのは梟谷学園VS狢坂高校。

強豪同士の対決となります。いつになく調子の良い木兎の士気も十分で試合開始となります。

梟谷の攻撃1本目。

木兎を警戒しているであろう狢坂の裏をかくべく尾長に上げますが、予想に反してどシャットを喰らってしまいます。

反して狢坂はエース・桐生を使い、その威力を存分に見せつけてきます。

桐生はできるだけ利き手に体重を乗せる打ち方をしており、パワー重視でブッ放す系のスパイカーでした。

桐生は中学の全国大会で牛島と戦ったことがありました。

エースとして頼られる桐生と牛島。

執拗なマークに桐生は折れてしまいました。

それに対して牛島は崖っぷちに立ってもなお“エース”としての役割を果たしており、それに打ちひしがれる思いでした。

そんな桐生に対し、仲間は“頼り過ぎた”と謝ります。

しかし桐生は自身の不甲斐なさを痛感し、全部呼び、全部打つと決めたのでした。

そんな桐生についた二つ名は“悪球打ち”。

ボールに合わせて助走歩数も変え、それでもジャンプ力もパワーも落とさない強靭な下半身を持っています。

桐生が活躍する一方、木兎はまだ目立ったプレーがありません。

その最中、赤葦がツーアタックを読まれ18-12で狢坂に大きく離されます。

赤葦は中学時代バレーは好きでも嫌いでもありませんでした。

言われたことを一生懸命やる、そんな選手でした。

進路を決めかねている赤葦はたまたま高校の試合を見に行き、梟谷の木兎を知ります。

そして漠然と“スター”だと思ったのです。

そんな木兎に引っ張られるようにバレーに没頭した赤葦にとって、ツーアタックでの失点は大罪でした。

焦る赤葦ですが、木兎は折れていません。

超インナークロスを叩きこみ狢坂を黙らせると「いい加減、ただのエースになるよ」と仲間に言うのでした。

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【漫画】ハイキュー38巻ネタバレ

木兎の攻撃、存在感が増していきます。

その背中が“遅れんじゃねえぞ”と言っているかのようです。そして木兎に引っ張られるように梟谷のディフェンスも冴えてきています。

しかし一人取り残されたような感覚の赤葦の頭に、影山や宮侑への嫉妬が湧きました。

自分でその思考を止めようとしますが、監督が気付き赤葦をベンチに下げました。

赤葦の変化を感じていた木兎は、赤葦に「今まで負けてもいい試合はあった?」と声を掛けます。

ベンチに下がった赤葦は、木兎の言葉や監督の言葉、コートの中を見つめて冷静さを取り戻していきます。

1セット目は梟谷の猛追むなしく25-23で狢坂が獲ります。

2セット目。

赤葦はコートに戻ります。

重要なのは常に“次自分にできる事とすべき事”。

目の前の一球を見る事。そう切り替えた赤葦の動きは練習通りに戻っていました。

木兎のプレースタイルに、梟谷を知らない観客も惹きこまれていきます。

会場に広がる木兎コール。

稲荷崎がやっていたそれと同じで、勝手にリズムを作られてしまうところなのですが、木兎にとっては追い風となります。

勢いに乗った梟谷はそのまま2セット目を獲り返し、

3セット目に突入します。

狢坂コーチは、桐生と木兎の相性が悪いと考えていました。

木兎が怯えも焦りもなくプレーする姿を見ると、桐生は自分の小ささが浮き彫りになるような感覚になるのです。

自分には全く自身のない桐生ですが、仲間に恵まれた自身はあります。

それを胸に3セット目を戦います。

3セット目中盤。

さすがの木兎にも疲れが見えます。

しかしそんな中でも“遊ぶ”木兎に桐生の表情が締まります。

その桐生の頭の中は木兎についていくことで精一杯。

ネガティブな事を考える余裕もありません。その桐生を含めたコートにいる全員が木兎に引っ張られて調子を上げているのです。

どちらも懸命に戦いますが勝敗は必ずつきます。

3セット目も梟谷が獲り決着がつきました。

試合終了後、赤葦は1人ベンチに腰掛け“怖かった”と試合を振り返っていました。

そんな赤葦に木兎が声を掛けます。

試合中に余計なことを考えたという赤葦に、木兎は理由がわかっているなら次に対策できるし大丈夫と答えました。

赤葦は涙を流しながら返事をしますが、そのまま木兎へのダメ出しも忘れません。

木兎と話すことで落ち着いた赤葦は、木兎と共に笑顔で仲間の下に戻るのでした。

烏野があたる鴎台は、星海だけが要注意ではありません。

全国トップクラスのブロックを誇るのが鴎台です。

レベルMAXにした伊達工にユースクラスのエースが居るのが鴎台と烏養は言います。

その鴎台との試合の前に、日向の前に憧れた“小さな巨人”が現れます。

冴子の計らいでしたが、小さな巨人はもうバレーをしていないと日向に言いました。

コートに入った日向は、影山に“あんまりがっかりしてない”と言いますが、影山は“やっとかよ”と当たり前のように返していました。

試合開始早々、鴎台の2メートルの壁の上を日向が打ち抜いていきます。

先制を獲った烏野に対し、鴎台は星海で1点を獲り返します。

小さなスパイカー対決が始まります。

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【漫画】ハイキュー39巻ネタバレ

鴎台のブロッカー昼神のブロックポイントに注目が集まります。

鴎台のハイレベルなブロックは昼神がいるからではありません。

完璧なバンチリードブロック。

ブロック全員が伊達工の青根だと月島は例えていました。

月島のブロックに昼神も“やるね”というわりには余裕の表情です。

その月島は星海のスパイクをどシャットします。

“よく跳ぶチビ”の特性を理解し、ブロック完成のタイミングをしっかり計算していたからでした。

しかし星海もそれで大人しくはなりません。

次はブロックアウトを狙いポイントを稼ぎます。

幼い頃から身長の低かった星海。

父と兄は高身長で自分の背の低さを母親に嘆いていました。

母はそんな星海を笑い飛ばし、大きくなる方法はないけれど強くなる方法はあると教えました。

そして“強い”に一番乗りなのが星海なのだとも教えていたのです。

星海が優れているのはスパイクだけではありません。

レシーブ、トス共に完璧。“全部”上手いのです。

自分より強いものに出会って己を“弱い”と自覚します。

星海は自分が弱い事をとっくの昔に知っていたのです。

鴎台のブロックが完成する前に何とかしたい烏野。

しかし鴎台もブロックを主砲に合わせて配置してきます。

堅実で落ち着いたプレーの鴎台に、烏野の攻撃はなかなか波に乗れません。

牛島や宮兄弟と対峙した時のような絶望感はないのに、どこをどう抜けていけばいいのか見えない感覚になる菅原。

不安になる自分に日向の声が聞こえ、ネガティブな気持ちを取り払おうとするかのように声を大きく張りました。

1セット目ラスト。

日向の斜め跳びに鴎台のブロックがわずかに動揺します。

パイプで東峰がスパイクに入りますが、2mの白馬がそれを止めます。

日向に釣られても2度飛びで間に合ってしまう身長なのでした。

こうして烏野はこのセットを落としてしまいます。

セット間に先ほどのパイプについて早くも反省が出ます。

白馬の守備範囲にあるパイプでは止められてしまう可能性が高いので、攻撃の早さだけでなく幅にも意識と共通認識ができます。

2セット目。

ローテを回してきた鴎台に対し、烏野は月島と日向を入れ替えてスタートします。

この開始ローテにも両監督の思惑が隠され、静かに火花を散らします。

鴎台の最強ローテに日向をぶつける策を烏養は取ったのです。静かに感じる閉鎖感を何とかしたい。

そこに放たれるのは日向のワイドブロード。

風穴が少し開いたような感覚です。

烏野攻撃の起爆剤が日向です。

鴎台もそれを重々承知して、日向を機能させないようにしています。

完全に波には乗れていない烏野ですが、1セット目よりは攻撃が決まっています。こ

のまま波に乗れるか。主砲が振るわない中、日向、影山、月島の1年メンバーが烏野を支えていました。

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【漫画】ハイキュー40巻ネタバレ

14-14で烏野は互角の戦いを繰り広げています。

そんな中、影山は珍しく“入れていく”サーブを放ちます。

白馬はそれに対して動揺します。

バレー歴が浅そうな白馬は、サーブレシーブから外れた隅で狙われないようにしていました。

そこに来た“自分でも取れそうなボール”に一瞬迷いが生じたのです。

結果、お見合いになりエンドラインギリギリにイン。

烏野が逆転します。

少し開いた風穴から何とか追い風を得たい烏野ですが、エース・東峰のアタックはブロックに捕まってしまいます。

重圧が東峰にのしかかります。

烏野の攻撃が上手かろうがそうでなかろうが、昼神のゆるい空気は変わりません。

今はそんな昼神ですが、中学はもっと違った選手でした。

ミスするな。負けたくない。

それに囚われ、仲間の事もそんなに好きではありませんでした。

ミスをすることを恐れていた昼神は、その苛立ちを自分にぶつけてしまいます。

ミスをするこの手が悪いと、石壁にこぶしを擦り付けているところを星海に止められます。

そして、星海に“バレーあんま好きじゃないや”とこぼしました。

星海はそれを咎めることなく“やめればいいんじゃね?”と軽く返します。

その一言に昼神は救われ、いつでもやめれるというとわかってまたバレーをやってみようと思えたのでした。

ミスの罪悪感から放たれた昼神は、機械のように情報選択をします。

それに捕まり続ける東峰のプレッシャーは相当なものです。

しかし落ち込みそうになった時に、菅原や澤村の言葉に救われます。

さらにブロックフォローする西谷にも救われ、自分は仲間に支えられていると痛感しました。

そんな自分ができることは、とりあえず1点は獲れるということ。

東峰の体から緊張が消えた瞬間でした。

そして見事に鴎台のブロックからスパイクで1点をもぎ取りました。

何とかブロックを自分に振り向かせたい日向は、自身の動きを考えます。

“速さ”なのか“高さ”なのか。辿り着いたのは“速さ”と“高さ”。

マイナステンポのドンジャンプで影山にトスを要求します。

影山もそれに応えトスを上げます。

速さはもちろん、一段と高さのあったその速攻には、さすがの昼神も“嫌なの見ちゃったな…”と表情が引き締まります。

烏野の攻撃も加速していき、24-22で烏野セットポイントです。

そこに投入される山口。うまく鴎台を乱し、月島の読み通りにラストは星海に上がります。

「止める!」と跳んだ月島。

星海の目には月島の指先が映ります。

ブロックアウトを狙ったスパイクでしたが、月島はそれを読んで避けたのです。

星海のスパイクはアウトになり、烏野が2セット目を獲り返しました。

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【漫画】ハイキュー41巻ネタバレ

ブロックアウトを狙ったスパイクが避けられてしまう事を知った星海は考慮しなければならないことが増えます。

そんな中、最終セットが始まります。

タスクフォーカスを常に全員がやっている鴎台はずっと“普通に強い”チームでした。

ブロックを振り向かせたい日向は、序盤から紛れる事でなりを潜めています。

その光景に宮侑は“気持ち悪い”と怪訝な表情を浮かべていました。

日向がなりを潜める一方で、星海のクイックのセットアップ、レシーブ、スパイクと存在感を全面に出したプレー。

星海オンステージに崩れを知らないバンチブロックはなかなか突破できません。

そして日向が動きます。

幅から高さへシフトした動きに、わずかに鴎台ブロックが動揺します。

あくまでも高さで勝負を挑む日向の姿に、星海と画面越しで見守る鷲匠監督は何かを感じたようでした。

紛れ続けた日向が魅せるマイナステンポ+ドンジャンプ。

鷲匠監督はそれを見守りながら“大きい身体が羨ましかった。

でっかいってのは強くて格好いい”と話します。

それをずっと持ち続けた40年。

その40年より、プレイヤーだった刹那の時間が湧くのです。

“高い所から全部見渡す”一番格好いいバレーが、自分にもできると叫び出すのです。

高さ勝負に打ち勝った日向の姿に、鷲匠監督は小さくガッツポーズをしたのでした。

日向も星海も己の体格の不利を熟知し、自分は弱いと知っている人間でした。

存在感を増す日向の動きに、とうとう鴎台のブロックが分断されます。

日向に釣られたブロックは田中に上がったボールを完全に追うことができません。

綺麗に決まったスパイクに田中と日向はガッツポーズをします。

そして日向は最強の囮である自分を心から誇りに思うのでした。

日向のプレーに何かを感化されたのか、星海にも変化が見られます。

倒さなきゃならないと思い戦っていたが、今日は“倒してみたい”と昼神に言いました。

ここで日向は斜め跳びで畳みかけます。

思わず飛びついた鴎台ですが、トスが上がる先は田中。

完全に振られます。その姿を月島も負けずと気合を入れます。

疲労が蓄積している状態ですが、日向に負けてたまるかと思うのです。

烏野と鴎台のスーパープレイに会場が湧きます。

烏野の空気がイケイケになり、日向のバックアタックが決まってラリーを制します。

このまま波に乗れるかというところで、日向に異変が起きます。

コートの中で立ち上がれなくなった日向は熱を出していたのです。

39度の熱。

試合を続行したいと懇願する日向に、武田先生が静かに「今これ以上君を試合に出すことはできません」と通告します。

そして淡々“いつも万全でチャンスの最前列にいなさい”と日向の目をしっかりと見て言いました。

コートを去ることになった日向に、星海は「俺はお前を待っている」と叫びます。

日向はコートに深々と一礼し、体育館を後にしました。

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【漫画】ハイキュー42巻ネタバレ

日向が抜けたことで更に表情の引き締まる烏野。その空気に鴎台も引き締まります。

これから病院に向かう日向のもとに研磨が励ましに来ました。

日向は研磨からタブレットを借り、画面の向こうの試合を見守りながら会場を後にします。

日向にブロックをぶち抜くイメージをもらった田中は鴎台から点をもぎ獲ります。

全員が必死になり戦います。

足がつった月島の代わりに山口が投入され必死に喰らいつきますが点数は23-24で鴎台のマッチポイントです。

そしてラスト。星海のスパイクを西谷は掴みきれず、ボールは静かにコート内に落ちました。

とうとう、終わってしまったのです。

コートの去り際、烏野3年生は全員でコートに深く礼をします。

影山はその姿を黙って見ていました。

敗北に泣く者はいない烏野。普段と同じような会話の中、澤村が月島に礼を言います。

月島はそれに“早く帰って鴎台のブロックの録画を見たい”と言います。

入部からバレーボールに冷めていたような態度を取っていた月島の成長に澤村の目には涙が溢れました。

そして最後のミーティング。

澤村の後輩に向けた言葉の中、不意に影山が口を開きます。

「俺はこのチームでもっと上へ行きたかったです」

コート上の王様と言われた影山が口にしたチームへの言葉に全員が驚きを隠せません。

菅原はその影山の成長を喜び、号泣してしまいました。

会場を後にした烏野メンバーは宿に戻りました。

いつものように全員でご飯を食べる中、日向は1人部屋に隔離されています。

烏養はそこに食事を届け、優しく日向を鼓舞しました。

こうして春高は静かに幕を下ろし、3年生は卒業を迎えます。

2017年。

大学3年になっていた谷地は高校を思い出していました。

谷地にとって初めての春高は準々決勝敗退。

2年初夏インターハイ予選で伊達工に敗れるも、秋には春高出場を決めています。

その春高では3回戦目、3年生になった宮兄弟の前に敗退。

最後の春高では準決勝に進出するも井闥山に敗れ全国3位で終わりました。

卒業後、影山はVリーグへ。

谷地、月島、山口は大学に進学しています。

そして日向はブラジルにいました。

自身の修行の為にビーチに挑戦したかった日向は、白鳥沢・鷲匠監督の助けもあって期限2年でブラジルへ行くことが決まったのです。

ブラジルに来た当初、ビーチの難しさやルームメイトとの関係に悩み、孤独を感じていました。

不安を払拭するべく海岸に向かうと、ビーチバレーを楽しむ人たちが。

そこに混ざり遊んでいると、不意に日本語が聞こえてきました。

振り返った日向の目に飛び込んできたのは及川でした。

単身アルゼンチンに渡っていた及川は、所属するチームの遠征で近くに宿泊していたのです。

及川と共にビーチバレーを楽しみ、“できない”をクリアして笑い合いました。

別れ際には“チビちゃん”と呼んでいた及川は“ショーヨー”と呼び直し握手を交わします。

その出会いで気力を取り戻した日向は、ニンジャショーヨーと呼ばれるまでになっていました。

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【漫画】ハイキュー43巻ネタバレ

エイトールとコンビを組んだ日向は順調に勝利していました。

ブラジルのビーチバレーは個人にスポンサーが付きます。

日向のスポンサーに付いているのは研磨でした。

研磨は大学生ながら会社を起ち上げており、つまんなくなったらやめると不敵に笑っていたのでした。

試合に勝ったら恋人にプロポーズするというエイトールに、生活がかかったバレーを意識します。

日向のルームメイトのペドロも試合を観戦していました。

小柄な日向からは想像がつかないジャンプを見て驚いています。

それだけではありません。及川の“相手にどう見られているかも計算”という言をきっかけにそれを考えるようにもなっていたのです。

駆け引きの上手さと素早さが“忍者”と言われる所以でしたが、対戦相手は“仙人”。

風を味方にしたようなプレーに、日向とエイトールは負けてしまいました。

しかしエイトールは恋人からの逆プロポーズを受けて祝福ムード。

こうして数々の経験をした日向は日本に戻るのでした。

日本に戻った日向は、MSBYブラックジャッカルのトライアウトに参加する予定。

そのBJには宮侑、木兎、佐久早が在籍していました。

無事にBJ入りできた日向はVリーグの試合に出るべく会場に入りました。

注目の試合に続々と懐かしい面子が会場に揃います。

BJが戦う相手はシュヴァイデンアドラーズ。

影山、牛島、星海が在籍しています。

中学以来の日向と影山の公式戦が始まります。

影山達から木兎達までの三世代は妖怪世代と呼ばれ、活躍している選手が多くいます。

日向にとってこれがデビュー戦です。

影山のサーブから試合は開始され、高校からさらに成長したサーブを放ちます。

しかし成長したのは影山だけではありません。

そのサーブを綺麗に上げたのは日向でした。

そのまま日向がスパイクに入ります。そして侑との変人速攻まで魅せます。

日向の“上へ向かう力”が鍛えられた結果なのでしょう。

ジャンプの完成までの速度が上がっていました。はやく・高く跳び、空中に長くとどまる。

ブロッカーから見ればかなりブロックしづらいものです。

観客の度肝を抜いた日向ですが、他の面子も黙ってはいません。

木兎のスーパーサーブを星海が上げ、牛島がパワーで叩き込みます。

鷲匠監督も笑顔で牛島を見ていました。

佐久早も負けてはいません。

手首の異常な柔らかさからのスナップで、嫌な回転をかけたスパイクを放ちます。

侑は牛島の左回転より質が悪いとほくそ笑んでいました。

しかしADには世界のエース・ロメロがいます。

妖怪世代には負けじとスーパープレイを見せつけます。

そして日向も静かにレシーバーとして駆け引きを始めます。

そしてタイムアウト中、ロメロは日向が“ニンジャショーヨー”だと気づきます。

誘って打たせるそのプレーに、観客席の澤村も高揚しているようでした。

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【漫画】ハイキュー44巻ネタバレ

存在感のある日向のプレーに、会場も実況も注目しています。

全部やらなきゃならないと思っていた高校生の日向。

それを実現し、セットアップもやってのけます。

日向を見て“何でもできる”と感心する鷲匠監督の妻。

鷲匠監督は優しい眼差しで日向を見ていました。

成長した日向のプレーを存分に発揮し、第一セットはBJが獲ります。

影山は幼い頃からバレーボールに接して成長してきました。

影山の祖父がママさんバレーのコーチをしており、それに着いて行っていたのです。

ボールをいっぱい触れるポジションがやりたいという影山に、セッターというポジションを教えたのも祖父でした。

長く試合をやっていたい影山は、試合で手を抜いてしまいます。

それに対して祖父は、強くなればもっと試合ができて、もっと強い誰かが現れると教えたのでした。

そして影山に様々な事を教えた祖父は、影山が中学の時に亡くなってしまいます。

それから孤独にバレーを続け、烏野の仲間に出会えたのでした。

影山は強くなった日向にもワクワクしていました。

スパイカーを回す影山は決して目立ちはしません。

“いいセッティング”に徹している影山に烏養も感心していました。静

かですが、確実に自由にスパイカーを操っていく影山。

タイムアウトの際、侑は日向に“翔陽くんのせいや”と言います。

スパイカーのご機嫌を伺う“おりこうさん”だったのが、烏野メンバーが影山に応えたことで“好きにやっても大丈夫”と思わせたと。

影山を“起こした”のは烏野メンバーのせいと日向に詰め寄っていました。

影山は孤独な王様ではなく、脅迫(しんらい)と自負を手に、強靭なスパイカーを伴ってコートを統べる王様になっていたのでした。

そして第二セットはADが獲ります。

第三セット。

両者ノッてくる中、侑のサーブが光ります。

スパイクサーブ、ジャンプフローターサーブ。

高校の時とルーティンは変わらず、エンドラインからの歩数で見極められると思った時。

ジャンプフローターのルーティンからスパイクサーブを放ちました。

今の侑は三刀流になっていたのです。

走り出した侑のサーブに、ADはたまらずタイムアウト。

タイムアウト明けにやっと侑のサーブを切ります。

そして木兎も絶好調。

きっちり絞められたストレート側を敢えて抜くスパイク。

アンテナに当たってしまいますが、それでもADは喜ぶことができません。

そして自身がストレートが絶好調すぎするのを自覚し、木兎は超インナークロスに打ち換えます。

自分で立て直しができている木兎の姿を、赤葦は嬉しそうに見ていました。

さらに星海も魅せます。

ブロックアウトを狙ったスパイクが避けられそうになった際、

強打に戻すことをやってのけます。一瞬の駆け引き。

高校の頃とは大きく成長した妖怪世代の戦いは続きます。

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【漫画】ハイキュー最終回45巻ネタバレ

※発売後に更新

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【漫画】ハイキュー最終回45巻までの全巻・全話ネタバレまとめ

「ハイキュー」45巻までの全巻・全話ネタバレをまとめてご紹介してきました。

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